東方混純録♦︎次元を超えた希望   作:秘幻

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激戦苦

夜行「オラオラァ!避けねぇと死ぬぜ!?」

 

 

 

夜行は空に浮かびながら次々と鎌を零侍に向けて振り下ろす。

零侍はその攻撃に防戦一方になる。

 

 

 

零侍(グッ………反撃出来ない………。)

 

 

 

椛「………!零侍さん!!」

 

 

 

零侍の助太刀をしようと走り出すが、そんな椛を止める為に椛の目の前に弾幕が降りかかる。

 

 

 

椛「なっ!?」

 

 

 

アゲハ「行かせはしない。夜行を傷つける奴は行かせはしない。」

 

 

 

すでにアゲハはヤンデレモードに突入している様で、弾幕などの攻撃パターンも変わっている。

その為、華扇も苦戦している。

 

 

 

華扇(まずい、あのままでは零侍がやられるだけだ!)

 

 

 

▽△▽△▽△○△▽△▽△▽

 

 

 

零侍「くそッ!降りて来い!!」

 

 

 

夜行「あぁ?聞こえねぇなぁ!」

 

 

 

零侍「むかつく奴だなぁ!!」

 

 

 

そう言うと零侍は石を拾うと夜行に向けて投げる。

飛んで来た石を夜行は鎌で弾く。

 

 

 

夜行「無駄だっつーの!そんな小細工ぅ!?」

 

 

 

そう言っていた夜行の前を何かがスピードを出しながら飛んでいく。その時に夜行の頬に傷がつく。

夜行の前を飛んで行ったのは零侍だった。石に気を取られたホンの一瞬を狙いジャンプし、斬りかかったのだ。

夜行がいた高度までジャンプで飛んで行くなど人間技では無い。

 

 

 

夜行「………いいぜ、降りてやるよ。テメェをボコボコにする為になぁ!!」

 

 

 

そう言うと夜行は地面に着地した零侍と同時に地面に降りてくる。

 

 

 

零侍「………やっと少し楽な戦況になったか………。」

 

 

 

そう言いながら零侍は頭を抑える。

これだけでもかなり戦いは楽になるだろう。そう思っていたがそれは違った。夜行の動きはキレがあり、さらに苦戦をしいられることになった。

 

 

 

夜行「俺の死之國の餌食になんな!!」

 

 

 

そう言うと夜行は零侍に向かって行き鎌を振る。それを避けるが………。

 

 

 

零侍(!?鎌の柄を離し………これは!?)

 

 

 

夜行は鎌の柄を離し、鎌の柄の先から伸びているワイヤーを掴み引っ張る。すると鎌は予測しずらい動きをして零侍に襲いかかる。

零侍はとっさに刀を自分の前に出してその攻撃を防ぐ。すると夜行はワイヤーをさらに違う方向に動かし、鎌をうねらせる様にして動かす。

 

 

 

零侍「しまっ………ガッ!!」

 

 

 

不規則な動きをしながら降りかかった鎌が顎にに当たり後ろに倒れる。幸い、刃の無い部分でやられたので切り傷などは無い。

起き上がると夜行がこちらを見下ろしているのが見える。

 

 

 

夜行「良かったなぁ?だが、次は無いぜ?」

 

 

 

そう言うと夜行は鎌を飛ばして来る。

その手は食らうかとバックステップで避けるが………。

 

 

 

夜行「………ビンゴ!」

 

 

 

零侍「グアアァ!!」

 

 

 

バックステップで避けて踏んだ地面が吹き飛ぶ。

どうやら地雷の様なものが埋まっていたらしい………。

 

 

 

夜行「戦略とかそう言うのは大嫌いなんだがな、こう言うのって上手く行くとスカッとするよな!」

 

 

 

零侍「………グッ………。」

 

 

 

これが対人地雷などだったら足が吹き飛んでいただろう。

どうやら地雷の代わりに振動感知の弾幕を使った様だ。そのお陰で体の一部が吹き飛ぶと言ったことはなかった。

しかし生身に直撃だった為、ダメージは大きい。倒れている零侍に夜行は歩いていく。

 

 

 

夜行「で?これからどうするんだ?なぁ!!」

 

 

 

零侍「ガッ!!」

 

 

 

夜行は倒れている零侍の髪を鷲掴むと地面に叩きつける。

頭の打ち所が悪かったのか、零侍の視界が霞む。

 

 

 

華扇「やめろぉぉ!!」

 

 

 

アゲハの攻撃を避けきり、華扇が夜行にパンチを繰り出す。そのパンチを夜行は避ける。

しかし、華扇の目的は夜行に一発お見舞いすることでは無かった。

そのパンチを避ける為に動いた隙を狙い、華扇は零侍を抱えるとその場から離れる。

 

 

 

華扇「零侍!しっかりしてくれ!零侍!」

 

 

 

華扇は意識が朦朧としている零侍の体を揺らす。

その姿を確認した椛はアゲハを近づけない様に弾幕を張る。

すると夜行は首を回してゴキゴキと鳴らすと、鎌を持ち直し華扇に向かって勢い良く地面を踏み込み近づくと、鎌を振り下ろす。それを華扇は刃の無い部分を狙って、鎌を弾く。

 

 

 

夜行「やるじゃねぇか!!」

 

 

 

華扇「グッ………!」

 

 

 

意識が朦朧としている零侍を近くの岩に寄っかからせて座らせると、振り向き夜行と対峙する。

すると夜行は弾幕を華扇に向けて放つ。夜行の弾幕を避けると華扇は一気に夜行の足元まで近づくと蹴りを夜行の溝に繰り出す。

 

 

 

夜行「ガッ!?………やるじゃねぇか。」

 

 

 

夜行はよろけるが近づいた華扇の頭を鷲掴みすると、華扇を吹き飛ばす。

吹き飛ばされた華扇は岩にぶつかる。それと同時に岩も粉々になる。

 

 

 

夜行「さぁさぁ!!もっと楽しもうぜ!なぁ!!」

 

 

 

▽△▽△▽△○△▽△▽△▽

 

 

 

アゲハ「皆して夜行をいじめてる。消えちゃえばいい。」

 

 

 

ヤンデレモード全開のアゲハ相手に椛はアゲハの弾幕を避けていた。

正直言うと椛はアゲハが怖い。いや、怖いと言うのは力うんぬんでは無く、こちらを見てる病んでる目が怖い、と言うより顔が怖い。

 

 

 

アゲハ「消えて………邪魔よ邪魔。」

 

 

 

椛「この人何なんですかぁぁぁ!」

 

 

 

そう言いながら避けているとアゲハがスペカ宣言をする。

 

 

 

アゲハ「サヨナラ、『蝶殺するこの想い』。」

 

 

 

すると無数の蝶が姿を現す。それは蝶にしては何処か禍々しいモノを感じる。

椛はその蝶に警戒する、すると無数の蝶は椛に向かって飛んで行く。

 

 

 

椛「これは!?」

 

 

 

椛は飛んで来る無数の蝶に向かって弾幕を放ち、蝶を追い払う。

 

 

 

アゲハ「夜行は誰にも渡さない。ふふふ………。」

 

 

 

椛「どれだけあの人のことが好きなんですか!!」

 

 

 

アゲハ「取って食べてしまいたいぐらい。」

 

 

 

椛「冗談で言ってますよねそれは!?」

 

 

 

そう言うと椛は刀を構え直し、アゲハに斬りかかる。すると肩に刀の刃が入る。

 

 

 

椛(やった!このまま………!)

 

 

 

喜んでいたのはつかの間、アゲハの体は無数の蝶となり、散って行く。

 

 

 

椛「これは………!?」

 

 

 

驚いていると椛の後ろに散った蝶が再び集まって行く。そして人の形を作ったかと思うと再びアゲハがそこに現れる。

 

 

 

アゲハ「無駄、私を斬ることは不可能よ。」

 

 

 

そう言いながら笑みを浮かべる。病んでるのに笑みを浮かべられると、とてつも無く怖い。

 

 

 

 

椛「………どうすれば良いんですかこれ!?」

 

 

 

▽△▽△▽△○△▽△▽△▽

 

 

 

夜行「らぁ!!」

 

 

 

華扇「キャ!!」

 

 

 

夜行の鎌の一振りを避け切れず、腕に切り傷を負う。

腕を抑えながら前を向く。このままではやられてしまうのも時間の問題………そう思っていた次の瞬間、夜行の横から零侍が斬りかかる。

いきなりだったからだろうか、夜行は反応するのに遅れ、ギリギリで零侍の刀を防ぐ。

 

 

 

零侍「………ハァ………ハァ………。」

 

 

 

夜行「あ?お疲れじゃねぇか、邪魔だから引っ込んでろ!!」

 

 

 

そう言うと夜行は回し蹴りを零侍に放つ。

回し蹴りを食らった零侍は吹き飛び、地面を二、三回バウンドする。

 

 

 

零侍「ガッ………。」

 

 

 

地面に倒れている零侍に夜行は歩み寄って行くと、鎌を振り上げる。

そんな夜行の顔は怪しい笑みを浮かべていた。

 

 

 

夜行「じゃあな、クズ。」

 

 

 

華扇「零侍ぃ!!」

 

 

 

零侍「………クソッ。」

 

 

 

ザシュ!!

 

火山の火の粉と共に血が宙を舞う。





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