神人「オラアアアア!!」
神人は神威をソーダーリグの群れに叩きつける。ソーダーリグは人形の様に吹き飛ぶ。その周りでは凌と想鵐も戦っていた。凌は自然を使った攻撃をし想鵐も弾幕を使い戦う。
想鵐「散乱『分鳥』!………えっと、まだいたの?」
想鵐は散乱『分鳥』を撃った後横の女性を見る。彼女は両手に持っている物を使い華麗な動きで敵を倒して行く。手に持っているのはミニマシンガンと呼ばれる物だとその場にいる者は知ることは無い。
テュワナ「勿論、私は貴方について行く。」
想鵐「………興味心だっけ?」
テュワナ「勿論。」
想鵐「………そうか。」
うん、本当に話しにくいなぁ………。と言うより既にストー………なんでも無いです。
凌「数多すぎるでしょこれは!」
神人「そこは何とかしろ!数だけの力だ、いずれ終わりが来る!」
凌も文句を言っている割には敵を減らしていた。確かに大量の敵だが数が減っているのは確か。彼らは効率良く敵を破壊していき、1時間後には辺りを残骸だけにした。
テュワナ「敵の殲滅を確認………! 5時の方向、向かってくる影あり。」
想鵐「………!こっち来た!?」
テュワナ「………!」
想鵐に斬りかかって来た人物にテュワナは刀の様な物を召喚し振られた刀を防ぐ。交わっている刀同士を弾くと斬りかかって来た方も離れる。横では凌と神人も同じ事になっていた。
凌「お前ら………敵か!?」
神人「それしか無いだろ、斬りかかって来ている時点で。」
智里「チッ、今までの奴らより反応がいいな。」
影斗「この人の………刀?」
テュワナ「刀だ。お前のとは違う。」
想鵐「人間?なのに敵だなんて………。」
いきなりの開戦に四人対二人と言った形が出来てしまった。お互いが敵では無いのだが敵と間違えてしまっているのだ。
神人「何の用だ?場合によってはここで切り捨てるぞ?」
智里「そりゃこっちのセリフだ。この地で勝手なことしやがって。」
凌「勝手なことだと?してるのはそっちだろ!」
智里「何だと?」
神人「もういい、倒せば問題無い。」
凌「そうだな。」
そう言って刀を構える二人、智里も刀を構える。
智里「荒っぽいのは苦手だ。」
こうして神人、凌VS智里の戦いが始まった。想鵐とテュワナも影斗と対立していた。
テュワナ「想鵐を破壊するつもりなら容赦はしない。」
影斗「望む所です!俺らにも守るべき者がいます。ここで引くわけには行きません!」
想鵐「はぁ………それはこっちも同じだ。」
そうしてこっちでも戦いが始まってしまった。
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神人「食らえ!!」
智里「………!」
神人が振るった神威をバックステップをして避けるがそれを狙い後ろから凌が霊丸を撃つ。しかし智里の持ち味は驚異の身体能力、バックステップをした後足が地面に付いたと同時にもう一回ジャンプし空中で横ひねりをしながら凌に剣を振る。
凌「飛ん!?あぶね!!」
智里「………!早い。」
神人「これでも食らえ!」
凌は時雨を使いギリギリで智里の斬撃を受け止める。神人は地面に叩きつけた神威を智里の方に再び振るが智里はそれを足場にしジャンプして二人との距離を取る。目標を失った神威は凌の顔の横を通過する。
凌「うおわ!?あぶねーよ神人!」
神人「!!済まん、事故だ。」
凌「事故!?これが事故!?」
凌は自分の横の地面に刺さり地面にクレーターを作っている神威を指差しながら怒鳴る。神人は「事故だって」とか言いながら神威を持っていない手で頭の後ろをガシガシかく。
智里(マジか、神人とか言う奴の持っているあれ………予想以上に危険だな。)
智里は二人が会話している間にこの後どうするかを考えていた。二人はしばらく討論していたが終わるとこっちに向かって走ってくる。左右に分かれたのを見ると………また挟み撃ちか。
凌「食らえ!」
凌が霊丸を飛ばしてくるのを走りながら避けるが反対側にいた神人が神威でその霊丸を打ち返す、普段の倍の速さを手に入れた霊丸はスピードを緩めること無く智里に向かって飛んでくる。
智里「くっ!?はぁぁ!!」
凌「!あいつ!?」
智里は飛んで来た霊丸を打ち返すか何かするのかと思いきや刀を地面と平行に並べ飛んで来た霊丸を上側で受けるとそれを誘導する様に刀を振り神人にぶつける。
神人「ぐっ!?」
まさかの行動に神人の反応が遅れ霊丸が直撃する。片手で受け止めたものの霊丸の威力はかなりあった。
凌「神人!大丈夫か!?」
神人「大丈夫だ!」
智里「何て防御力だ………。」
凌と智里が刀を交わらせている所へ神人も再び参戦する。
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想鵐「………!テュワナ、そっちだ!!」
テュワナ「………早い。」
想鵐とテュワナは能力を使っている影斗に苦戦していた。テュワナの武器でも影斗を捉えることが出来ない。想鵐はヒット率の高いテュワナに攻撃を任せ想鵐自身は散乱『分鳥』、散乱『苦無』を辺りに放ち影斗に近づかせない様にしていた。
また、能力を使っている影斗も苦戦していた。スピードを出せばそれなりに避ける事や動揺させる事を出来るがそれは逆に足を止めればあの少女の持っている武器に狙い撃ちされ自分の体が蜂の巣にされてしまう危険性もあった。
影斗「どうにかしなければ………一か八か!」
影斗は二人の周りをスピードを出し回っていたがやがて直角に曲がると想鵐に向かって刀を振る。すると少女が予想通り目の前に出て来て防御の体制を取る。そのまま真っ直ぐには振らず振り下ろしていた刀を止めジャンプし宙で回転しながら同時に男の肩に刀を振る。しかし刀は背の部分が当たり斬れなかったがそれなりのダメージを与えられた。男は「ぐっ!!」と言いながら肩を抑えバックステップで俺から距離を取る。
テュワナ「想鵐!!」
テュワナは着地した影斗に蹴りを入れた後想鵐に近付く。
テュワナ「怪我か?無事か?」
想鵐「大丈夫、刀の背で叩かれただけだ。」
テュワナ「………想鵐の仇は私が取る。」
想鵐「いや僕死んで無いからね!?」
影斗「………。」
テュワナ「………勝負。」
テュワナはそう言うと影斗の方に向きミニマシンガンから刀に切り替える。影斗も「望む所です。」と言い走って行き二人共剣を交える。テュワナは影斗の剣技を見ただけで真似をすると言うチートの様な事をする。
影斗「自分の剣技をマネされるってのは何か変ですね。」
テュワナ「お前の剣技はスピード重視なのは見えていた。」
影斗「だからと言ってマネ出来ますか普通?」
影斗はそう言うとテュワナから距離を取り影符『影昇牙』を使い黒い斬撃を飛ばす。するとテュワナは刀を持っていない方の手でミニマシンガンを召喚し影昇牙を全て撃ち落とす。
影斗「早撃ち!?軍出身か何かですか!?」
影斗が驚きながら言うとテュワナの表情が少し変わる。
テュワナ「それは極秘情報、言わない。」
するとテュワナはミニマシンガンで止まっている影斗を集中砲火する。ギリギリの所で影斗は避けるがその後に自分の横に見えたのは爆発する鳥だった。
影斗「しまっ………ぐわ!!」
想鵐「意識をそっちに持ってかれすぎだ、僕も居る事を忘れたな!」
影斗「ぐっ………。」
一旦相手と距離を取る。そもそも近距離の俺に対して遠距離型の二人を相手しろってのが無理なのだろう。荒い呼吸をしていると心の底から声が聞こえてくる。
?(御身はもう戦えぬ………我の力を使うのだ………。)
影斗(………っつ!またか!!)
?(御身の体では奴らには勝てぬ。今こそ………)
影斗(少し黙っていてくれ!)
奴を封じるとぼやけていた視界が元に戻る、しかしその視界に映ったのは目の前にある少女の武器だった。
テュワナ「チェックメイト、貴方は負けた。」
影斗「しまった!!」
こうして少女の武器が火を吹き自分の体が貫かれる、そうなってしまうと思っていた。だがそれは突如現れた乱入者によって変えられた。少女と自分の間で爆発が起きる。それはここだけで無くあちこちで起こっていた。勿論智里さんの方にも。
神人「………!敵の援軍か?」
智里「一体何が?」
影斗「何が!?」
テュワナ「………!」
想鵐「なっ!?」
凌「誰だお前!?」
最後の凌の声で皆凌の方を見る。そこには凌の方を向き立っているフードを被った男がいた。全員が注目する中で彼は話し始める。
???「お久しぶりです師匠。」
凌「………!?師匠?」
想鵐「凌!!」
想鵐はフードの男に召喚『砂暗』を使い砂暗を激突させる。しかし砂暗は剣の一振りで斬られる。
想鵐「剣!?一体何処から………。」
智里「よく分からんが邪魔をするな!」
智里が走って行き蹴りを食らわすが剣を盾にされる。そして智里の体は爆発によって吹き飛ばされる。
智里「ぐはっ!?何で爆発する!?」
???「待って下さい!別に争いに来たわけじゃ無いです!!」
そう言いフード付きのコートを捨てる様に脱ぐ。するといち早く反応したのが凌だった。
凌「………文月か?」
守「そうです!お久しぶりです師匠!!」
凌「おぉ!久しぶりだな!お前もあの白男に連れて来られたのか?」
そう言うと守は「あははは………」と後頭部をかきながら申し訳なさげに笑う。そして辺りを見回しながら言う。
守「で、何故皆さん戦ってるんですか?皆さんは味方ですよ?」
一同「「「「「「………え?」」」」」」
全員が唖然とする中で守は「え?この反応は??」とパニクっていた。その中テュワナが反応する。
テュワナ「………!下から敵反応。」
すると『それ』は地面から姿を現した。
智里「………何だこいつ!?」
想鵐「え?なっ!?ミミズ!?」
神人「馬鹿こんなデカイミミズがいるか!」
想鵐「じゃああいつは一体何なんだ!?」
神人「知るか、んなの!!」
凌「おー、面白そうだけど巻き込まれる気は無い!」
影斗「ミミズー!?」
守「あははは………ついて来ちゃったらしい。」
テュワナ「………迷惑。」
彼らの前に現れたのは地面から突き出て来た巨大な鉄のミミズだった。いや、ミミズと称するにもいささか違和感を感じさせる様な姿だった。そのミミズはしばらく体をうねらせていたが上からの目線で彼らを見つけると戦闘体制に入る。
『ピギャアアアアアアアアアアアア!!!』
一同「「「「「「………!」」」」」」
頭から突っ込んで来るミミズを全員かわす。しかし突っ込んで来るだけで無くそのまま体を地面に潜らせる。
影斗「お互い敵じゃ無いと分かりましたし、協力しませんか?」
影斗の提案に皆あっさりと答える。
神人「勿論だ、これ以上面倒事は御免だ。」
想鵐「そうだな、目的が同じならば協力するよ。」
智里「だそうだ、俺らも協力するぞ。」
凌「味方は多い方がいいもんな!」
守「俺は特に言いませんよ?」
テュワナ「想鵐と同じ、同意だ。」
影斗(……そう言えばこの人って何なんだろ………?)「分かりました、それじゃ………。」
全員地面に潜ってから距離を取って出てきた巨大ミミズに視線を変える。
守「まずはあいつです!!」