1話にできそうにないお話をまとめてます。
ぐだぐだしてきました。あとコハコハもしてきます。
その①
コハッピー♪衛宮タマキです。
今日も今日とて甘兎庵でまったりしていたら、リゼちゃんがやってきました。
なんでも学校の演劇部でヒロインを演じるとのことで、そっち方面に詳しそうな千夜ちゃんに相談に来たのだとか。
そして出てきたリゼちゃんは…おお。可愛いじゃないですか。
髪型もいつものツインテヘアじゃなく、ウェーブを掛けておろしている。
「ダメだわクリスティーヌさん!全然腰が入っていなくてよ!!」
「ってお前も役に入るのか!腰関係ないし!」
…お花を愛でるんですよね?
どれ、ちょっと…
「ふふーん、ふんふーん…元気に育ってくださいね〜…♪」
「「おお…!」」
千夜ちゃんとリゼちゃんから歓声が。
うちの実家のメイドさんのモノマネだけど、思いの外参考になってるご様子。
あの人、大人しければ本当におしとやかな美人さんなんだよなぁ。
普段の言動があれなせいで…
「普段の緩やかさで周りを和ませ、いざという時にはその魅力を存分に振りまく…タマキさんもどこか乙女らしさを感じますね」
青山さんからお褒めの言葉が。
ここでも何度か見かけてる小説家さんだけど、相変わらずスランプ中みたいね、これは。
その後はファントム役の仮面の代用品がどれも和のものでなんか違う…ってなったり。
シャロちゃんにお嬢様的なおしとやかさを学ぼうとしたり。
その流れで母さんのお話をしたり。色々ありました。
ちなみに母さんはあまりに高嶺のお嬢様らしさが強すぎたとのことで、参考になりませんでしたわ。
…途中でやって来たココアちゃんたちが、何故かイメチェンリゼちゃんのことを『ロゼ』って呼んでたのは引っかかった。
気づいてないの?
教えようとしたら千夜ちゃんに止められたし…まあ面白そうだしいっか!
…ちなみに、セントやチサトに聞いたオハナシだと。
そもそも脚本がリゼちゃんに合わせて変えられていて、軍人らしく武器を取ってファントムと戦ったらしい。
それでいいの?
その②
衛宮リンネです。
本日は皆で映画『うさぎになったバリスタ』を見に行くことになってます…が。
「ココアちゃん何だか眠そうだけど…大丈夫?」
「夕べチノちゃんに修業の成果を見せようと思ってね…コーヒーの銘柄当てクイズを…」
「ありゃりゃ〜。カフェインとりすぎで眠れなかった〜?」
「でも今までずっと起きてられたからきっと今日の夜まで大丈夫だと思う〜………」
「まさか一睡もしてない!?」
「この後映画館に行くのよ!?」
その後、学校を出て映画館へ向かおうとしたら、雨が降り出してしまいました。
降水確率、そんな高くなかったのになぁ…
「小雨の中走るのも気持ちいいよ!
皆で映画館に一番乗りしちゃおう!」
と、ココアちゃんが走り出した。
それを追いかける。
まあ、たしかにコレなら目も覚めるかも…って。
「うわ!?」
「ココアちゃん!?」
雨の中走るのは流石に危なかった!
手をつかんで転ぶのを阻止…
ツルッ。
「「え?」」
ざっぱーん。
…僕もつられて足を滑らせ、みごとに二人でびしょびしょになりましたとさ。
とほほ。
「ごめんなさい!楽しそうに走ってるから言えなかったけど私置き傘持ってるの!」
「あたしも朝のうちにシロウちゃんに折り畳み傘貰ってあるよ〜ほれ入った入った〜」
…そりゃないぜ。
「あ〜ねみ〜ココアと夜ふかしなんてするんじゃなかった〜」
「マヤさん変な声当てないでください」
「眠いのかチノ?この後映画だぞ」
「そういえばチノちゃんって学校だといっつも眠そうだよね」
「普段から居眠りしてるあなたが言えたことじゃないでしょう」
「仕事中はお客さんにこんな顔見せてないです」
「アスカとシキはもう見てきたんだったな」
「うん!面白かったよ〜」
「笑って泣ける名作とはああいう作品を言うんでしょうね」
「そうか。映画を見終わったら共に感想を語り合おう」
「って言ってもボクもう殆ど内容覚えてないんだけどね!アハハ!」
「「……………………」」
「待ち合わせ場所は直接映画館でいいんだっけ?」
「はい」
「…リゼ先輩もシャロちゃんも、何だか眠そう。
楽しみで眠れなかった?」
「まあ、ちょっとな…ところで待ち合わせ場所は直後映画館でいいんだっけ」
「先輩、会話が無限ループしてますよ。
ホラ、眠気覚ましにコレで顔拭いて。シャロも」
「ん…助かる」
「ありがと…」
その後、映画館にて。
「皆びしょ濡れだね!」
「雨なんて予想外だったもの…でもお陰で目が覚めたわ」
「セント〜チサト〜傘持ってないの?」
「「…あ。」」
「ちょっと。」
「そういえばチノちゃんとジークはあまり濡れてないね」
「途中で合流したティッピーが傘を持ってきてくれたので」
その身体でどうやって持ってきたんだろう…
あれ?ということは二人は…
「俺はもらった傘を使った。シロウに感謝しなくてはな」
あ、さいですか。
(ココアちゃんに勧められて小説も読んだけど…いざ映画になると印象も変わるなぁ)
(…面白いな)
(ふーん………よく分かんね〜)
(ポップコーンおいしい…もう一個買って帰ろう)
(とか考えてんだろうなコイツは…)
その後、映画鑑賞中にココアとチノが泣いていたところにリンネとジークがハンカチを差し出したり、甘兎のメニュー開発をタマキがこっそり手伝ったり、
お腹をすかせたシャロに軽食をおすそ分けするセントとチサトが居たりしたのだが…それは別のお話ということで。
その③
【悲報】青山ブルーマウンテン、失職。
「って何さこのタイトルは」
「いや〜こういう時にはこんな感じが定番でしょ?
ラビットハウスで働いてるらしいし、せっかくだから様子見に行っちゃおうよ〜」
「僕たちも仕事があるんだけどな…」
まあ様子見だけなら…
人生相談窓口?手相占い?
って手相占いの方は千夜ちゃんじゃん。何やってるんですか。
「あ、リンネくんにタマキくん。いらっしゃいませ~!
良かったら相談どうかな?」
「どうかなって言われても…というか何故こんなことに?」
「昔ここのマスターが人の話を聞くのが上手で…私も話を聞くのは好きなので、タカヒロさんやシロウさんを参考にしてみようかと思ったのですが…」
うーん…そもそも人が寄ってきてくれてないぞ。
これじゃあ本末転倒なのでわ?
「じゃああたしがお一つ相談しまーす。
よろしくお願いします〜」
お、タマキなにか悩みでも?
「あたしって言うよりあたしの友達で…
その子ってばすごく整った容姿で、成績だって優秀、スポーツだってバッチリ、なのに周りの女の子にはてんで男として見られてない子がいるんですよ…どうしたら良いんでしょう?」
「難しい質問ですね…そればかりは、周りの方々の心変わりを待つか、その人がより魅了を発揮するかしかないかと…」
「………」ピキピキ(#^ω^)
「千夜ちゃん!なんだかリンネくんが怖いよ!?」
「まあ!なんでなのかしら〜」
「んじゃ、あたしはこれで〜さよなら〜」
「タ――――――マ―――――キ―――――――!!!」
こうして衛宮家組はその場をあとにしたのでした。
「そうだ青山さん!私もう一つ相談があるの!」
「ココアさんが?
私で解決できる物なら良いのですが…」
「実はね…
最近、友達の男の子と近づくと…不整脈が起こるんだ。
どうしてなのかな…」
「えっ…ココアも?実は私もセントと…」
「シャロちゃんも!?私たち不整脈姉妹だね!」
「なんか縁起悪い!!ヤダ!!」
「…お二人共、それは…」
「青山さん、しー♪
こういうのは成り行きを見守りましょ?」
その④
ジークです。
中学の宿題で、職業インタビューに来ました。
手始めにラビットハウス…なのですが、ココアが起きません。
こんな時は…
「起きてくれ『お姉ちゃん』」
「早く起きなきゃチノちゃんが怒っちゃうよ?『お姉ちゃん』!」
「起きてください『お姉さん』!」
「起きろ『アネキ』!」
「『お姉ちゃん』起きて!」
「「「「「遅刻する(します)よ(ぞ)!」」」」」
ガバッ。
本当に起きた。
喫茶店員としてその辺は理解してるんだな。
「いえ、姉にしか反応していません」
遅刻は良いのか…?いや良くないか。
その後ココアが休憩時間にほかの喫茶店も案内してくれることに。
…
「ここはメインディッシュだからね!最後に取っておくんだよ!」
「私好きなものはすぐ食べるタイプ何だけどな〜」
「私も〜」
「ボクも〜!」
スルーして行くぞ。
やって来たのはフルール・ド・ラパン。
シャロ…さんの働いている店だ。
「うさぎっぽさが負けてる!
しかもこのスカート丈!」
それは問題なのか?
それで言ったらうちの制服なんて一番地味だぞ。
「職業インタビューなら小説家さんも居るよ」
あの人は…青山さん…だったか。
たまにやって来てはうちの料理を小説のネタにできないかと思案しているのを見たことがある。
「ある人にすすめられて賞に投稿したのが運良く…
やりがいはそうですね…
仕事中でも店員さんを観察できます」
「見方がおかしいんですが」
「一歩間違えたら覗き扱いされない?」
一歩間違えなくても覗きっぽいな。
続いてやって来たのは甘兎庵。
タマキがしょっちゅう行っている喫茶店だな。
甘味が名物で絶品なんだそうだ。
「魔女の家でスキルが売ってる!!」
…確かに不思議な名前のメニューだ。
タマキはコレを理解して好きに楽しめるんだから驚きだ。
「最近チノちゃんのお父さんがジャズやってたって聞いて。
音楽もできなきゃって気づかされたの。
でも楽器がないから歌います!」
カラオケ喫茶か?
「
シキとかシロウとか歌上手いしきっとウケるよ!」
「シロウはうちの調理担当ですよ。歌にかまけていられないでしょう。
私もやる気ありません」
「えー。」
その後
「というわけで到着!衛宮さんちです!」
「まあボクたちは見慣れてるけどね」
「まあ自分たちの家でもありますから」
というわけでインタビュー。
とはいえ答えられそうな人は一人ぐらいなのだが。
「この仕事のやりがいってなんですか?」
「自分の出した料理や飲み物を楽しんでいるお客様を見ること…だろうか」
「どうして喫茶点をやろうと思ったんですか〜?」
「おや…父がもともとだだっ広い実家を改造して趣味で始めたのがきっかけでな。
それの手伝いをするようになって…そしてやがて自分もそうなりたいと思い、今に至っている」
シロウがマヤとメグの質問に丁寧に答えていく。
そして、そんな二人の前に一皿料理が…
あれはパスタか。
具材には…しらすと…ワカメ?
「今度出そうと思っている新作でね。
可愛らしいお客様へのサービスも兼ねて、味見していただきたいのだが…」
「「いただきます!」」
二人は嬉しそうにフォークを手にとってパスタを一口。
すぐに顔が綻んだ。
「「おいしい!!」」
「パスタにワカメ?ってちょっと思ったけど、すごく美味しい!」
「シロウさんやっぱりお料理上手なんだね〜」
二人とも喜んでいる。
…あれ、ココアの様子が…
「シロウさんにまでお姉ちゃんの座を奪われる!!」
「誰がお姉ちゃんだ!?」
シロウは性別的に兄なのでは?
「シロウはお兄ちゃんとかお姉ちゃんって言うよりお父さんとかお母さんじゃない?」
「うちの料理番で面倒見もいいですから兄弟というよりは親に近いですね」
「…いや、それなら兄でいい」
年寄り扱いされるのは嫌なようだ…
そんなこんなで、また日々は過ぎていきます。
今日も衛宮さんちにはお客様がひとり。
『いらっしゃいませ!』
第2巻分、終わり。