でももう一つの原作も取り入れるのでオリジナルも入ります。
なので投稿頻度は遅めです。ゆるして
世間はすっかり春休み。
タマキも一時の帰省から帰り、倒れた人々も回復し、元通りの日常が始まりました。
…回復した人々の枕元に『ほうき少女マジカルアンバー見参!』と書いてある紙が置かれてたのは、ちょっとした怪奇として今も噂になってます。
あ、そう言えば変わったことが一つ。
「いってきま〜す」
「ん。タマキ、今日は何だかオシャレだね」
「へへ〜そう?今から千夜ちゃんとデートだからさ~。
カッコよくなってるなら良かった〜」
…タマキと千夜ちゃんがお付き合いを始めたということだ。
先日の一件で距離が縮まったらしい。
何があったのか話してはくれないけど、とにかくそういうことなのだそうな。
そして、春休みも数日過ぎた頃。
突然チノちゃんから連絡が来ました。
『ココアさんのお姉ちゃん修行に付き合ってあげてほしいんです…』
「お姉ちゃん…修行…?」
なんのこっちゃ。
ひとまず僕とジークの二人でラビットハウスに向かうことになりました。
「へえ。明後日にココアちゃんのお姉さんが…」
「だから成長した姿を見せたいんだけど…
ジークくんにも前に“年上に見えない”って言われてるし」
「……………すまない…」
あー。そう言えばそうだった。
何と言うか、ココアちゃんはその、天真爛漫というか…子供っぽさが抜けてないと言うか…いや子供だけど。
「だがココアも1年間ラビットハウスで働いてきた身だろう?
あの激戦のクリスマスだって乗り越えたんだ、きっと成長しているはずだ!」
「良いこと言うねジーク。それに、ココアちゃんには特製のパンがあるじゃないか。
あれすっごく美味しいよ」
「――――――――お姉ちゃんの本業パン屋さん」
「「あっ……………」」
こ、越えられない壁が…
おまけにそうなったら接客業務でも先輩に当たるのか…う〜〜〜〜〜ん………
そうだ、なら他にココアちゃんが得意なことを上げていけば良いんだ!
ココアちゃんは理系だし数学が…イヤ待て、店の仕事してるってことは計算もできなきゃ駄目だよな…それも駄目かなぁ…
となると他には…うーん。
ココアちゃんって可愛いよな。
あれ、でも姉妹なら見た目にそんな差異はないのか?
でも年齢的に大人びてたりするのかな…大人っぽいココアちゃん…?
「あ、あの、リンネくん?
その…そんなにじーっと見つめられるとその…恥ずかしいよ…」
「…あ、ご、ごめん」
慌てて目を逸らす。
何やってんだ僕のバカ!
「………?チノ、なぜ二人は赤くなっているんだ」
「さあ、何でしょうか…」
「ココアちゃんが妹を欲していると聞いてかけつけた!!」
「「チサト!」」
「さあココアお姉ちゃん!わたしをぞんぶんにあまやかすのだ!!」
「いいよ!さあおいでチサトちゃん!」
「ココアお姉ちゃん!」
「むごぎゅ!?」
………あー。その。なんと言いますか。
チサトの圧倒的なそれが、ココアちゃんの顔面を包み込みまして…
「お姉ちゃんぎゅー」ムギュー
「ムゴムグググー!!」
いかん、このままだとココアちゃんが窒息死してしまう…!
「それで、結局ココアくんの成長を確認する事はできたのかね?」
「…ラテアートがすっごく上手になってた、かな」
「ほう。ラテアートか…そう言えばうちではやった試しがないな。この際始めてみるか」
「やめて!ココアちゃんが自慢できるところまで取らないで!!」
「そ、そこまでか…」
と、その時2階からドスン!と強めの音が…どうしたんでしょうか?
「少し外す。
どうした?何かあったのか!」
「ごめ〜んシロウちゃん。
シロウちゃんのアルバム落としちゃって…」
「…まったく。気をつけてくれ」
「ふふっ、ココア元気にしてるかなぁ…♪」
『ちょっと!待ちなさいってばあ!』
『姉さん、そんなに走ったら危ないですよ…!』
「おやおや?」
何やら向こうから騒がしい声が。
すると…カタカタと速く駆ける四つ足の機械?と、それを追いかける女性の姿が!
これは…
「ほいっ!」
咄嗟に小さな機械の…何だろう。
とにかくそれを確保!
「あ、ありがとうござうわぁ!?」
「ちょっ!?」
バダーン!!と、勢いよく前のめりにその女の人は倒れた。
思わず大丈夫ですか…と声を掛けると、涙目の赤い顔が…
「先程はすみませんでした。
あれ、まだ試作で、たまに暴走するんです…
もう姉さん!だからちゃんと電源を切ったか確認してくださいって言ったじゃないですか!!」
「き、切ったわよ!
切ったのに勝手に…!」
「…姉さん、雑に詰め込んだりバッグに放り込んだりもしてませんか?」
「―――――――――シテナイワヨ」
「姉 さ ん ?」
「ひぃい!?わ、分かった分かったわよぉ!私が悪かったですぅ!!
だからその顔やめてってば!夢に出てくるぅ!!」
おそらく姉妹であろう眼の前の黒髪の二人が、わちゃわちゃと漫才のような会話を繰り広げている。
何だかおかしくって、つい笑いが溢れた。
「ふふっ…二人とも、仲良しなんですね!」
「まあ、仲が悪いってわけじゃないけど…」
「これでも子供の頃から一緒ですから」
「何だか二人を見てるとココアが恋しくなるなぁ…早くつかないかな」
「「ココア?」」
「あ、私の妹のことです!
これから木組みの家と石畳の街に行くんだけど、そこで妹が下宿してて…」
「あら、奇遇ですね。私達と目的地一緒じゃない」
「本当!?」
「はい。学生時代の知り合いがお店をやっていて…よろしければ、私達も同行させてもらってもよろしいでしょうか?」
「もちろん!
それと、敬語もいらないからね!」
「そう?ならラフに話させてもらおうかしら。
よろしくね、ええと…」
「私モカです!保登モカ!」
「モカさんね。
私は
「
よろしくお願いしますね、モカさん」
シロウ「――――――――嫌な予感がする」
それ以外『?』