相変わらずオリキャラ紹介です。
早く本編始めたい
『いい?二人とも。
お父様やお爺さまのお言葉もあったし、私もし・か・た・な・く認めてはあげるけど。
立場が違う私達や他の人々は、ほんの少しのきっかけで関係が壊れてしまうのよ。
それを忘れないで』
…母の言葉。
幼い私の耳には、くだらない戯言にしか聞こえなかった。
私の家は言うなれば古い貴族。
今の世にないものを研究することを生業とした家だった。
母はその家の一人娘であり、何の気まぐれか日本に留学した際に1日本国民の父と恋に落ち家に迎え入れたのだという。
その話を聞いた時は驚いたものだ。
だって、私の知っている母の…立場やルールを重んじる彼女の姿とはあまりにかけ離れていたから。
…ならばなぜ、母はあんな事を言ったのだろう。
私は、子供ながらにそんな疑問を抱いた。
――――――その答えは、最悪な形で私の目の前に現れた。
そして。
『謝罪など必要ありません。子供のしたことだもの。
変に怒鳴り散らしたり大事にするだなんて馬鹿げている。
ええ、よく分かっていますよ。
だから消えなさい。
そして、この家にも、わたしの大切なあの子達に二度と近づかないで。
わたしがまだ、あの子達の優しい母親でいるうちに消えて』
…あんな恐ろしい母の姿を見たのは、後にも先にもそれだけ。
それからというもの、母は私達を守るために立場的な問題をより一層気にかけるようになった。
今こうしていることさえ、正直言うと奇跡のようなものだ。
…最後に今の家に行くことを決めたのは他ならぬ母だった。
『許してほしいなんて言わない』
『ただ、あの時のように傷ついてほしくなかった』
『せめて親として、あなたを愛していることだけは分かってほしい』
私を抱きしめながら、涙を流しながら。
その綺麗な顔をくしゃくしゃにして、母は私達を送り出した。
私が今ここに居られるのは、母と、家の皆と、そして…
…それでも、私は。
「起きろーーーーーーー。」
「グッはぁ!?」
スパコーーーーン!と景気の良い音が響き。
椅子からガッターーーーーン!と転げ落ちた。
犯人の心当たりはアリアリだ。
「何をするだァーッチサト!
気持ちよく眠っていた兄のデコを雑誌でしばいてくれやがってェ!!」
「気持ちよく…?
その割にはお兄ちゃん、魘されてた。
それに、他の皆はとっくに起きてる。
引っ越しの荷解き、サボるのはいかんぜよ、ベイビー」
「……………あ」
そうでした。
この度長男分の新天地への自立を兼ねて自分達もちょっとした留学のため同行。
そしてそのままフラフラと部屋に入り、簡単に荷解きをして、それで…
「お兄ちゃん、また
「…だったら何だ。
別に今更だよ、あんなもの。
もう環境にも慣れたし金持ちだの庶民だのには飽きたんだ」
「でも、まだ気にしてるのは事実」
「……………気にしてない」
「なら、何でわざわざお金持ちの人が多い学校にしたの?」
「………お前が一人で問題起こしたり妙なやつが近づいてこないか見張るためだ。
ただでさえお前はその…あー…アレなんだからな」
「おかしい。うちの兄はいつの間にシスコンになったのか。
私はお前をそんなにした覚え、ないぞ」
「何目線?」
その後。
チサトが『新しい学校までのルート、覚えておきたい。一緒に行こう』とせがんで来たため、コッソリと抜け出し街を歩いた。
そして、学校に到着…
「………でかいな」
学校案内パンフレットにもその大きさは載っていたが、いざ目の前にすると。
小学校も中学校も、それなりの大きさだったとは思っていたが…これはスケールが違うな。
どれほどの
「―――ッ。」
金だの、金持ちだの、そっち方面の言葉を聞くだけでコレだ。
もはや性分になっているとは言え、どうにかならないものか。
いずれにせよ気分が悪くなってきた。
さっさと帰ろう。
「…で、お姉さんどこ住み?
バイトとかするの?それとも部活?」
「いえ、あの…」
「このタイミングで、しかも同じ学校。
これはなにかの『
折角なのでお近づきに…あ。」
「……………」
(逃)(追)三三三三三
「失礼しました、うちのバカ妹が…」
暫く黙らせるにはちょうどいいや。
「いえ、あの…あまりお気になさらなくても…」
「いえ、本当に非はこちら側にしか無いので!
では、失礼します!
ほら帰るぞ!」
「ムゴムガムグググ(顔が取れない)」
(自力で脱出できるんだ…)
「ぷは。
お姉さん、どうも失礼しました。
良かったら仲良くしてね。
私があんまキレイだからって惚れるなよ、ベイビー」
「帰 る ぞ」
「あーーーーーーれーーーーーーー。」
「新しい友達、早速できた。
いえーい。これから楽しくなりそう」
「どこが!?
絶対悪印象しか持たれないわあんなもん!!
下手なナンパ師でももっとマジな口説き方するだろ!!」
「恋をするとき、人間は皆原始に還るモノ。
つまり私もあのとき原始に還っていたのだ。てへ」
「あれのどこが原始的なのかは一先ずどうでもいいからこの際スルーでいいよ。
あと還りたけりゃお前だけで還れ、そして化石になってこい」
「なら、昔のお兄ちゃんも帰ってきて欲しい」
「…はぁ?
何言ってるんだよお前は。
後にも先にも今も昔も、お前の兄は僕一人だっつーの」
「そうじゃない。
昔の、立場なんて関係なしの…」
「――――――――どの面下げて戻れってんだよ、あんなのに。
第一、母さんが知ったら…」
「違う。お母さんだって本当は、また昔みたいになって欲しいって思ってる。
お父さんだって、それに…」
「…周りがどう思ってたって、自分がどうするかは別の話だろ」
「でも、皆とは普通に話せてるのに…それに、あの手紙の…」
「ああもう、うるさい、しつこい!!
いいから帰るんだっての!!」
「あっ…」
「あら、シャロちゃんお帰りなさい」
「ただいま…いきなり不思議な人に絡まれたわ…」
「あら、新しい学校で?
早速お友達ができてよかったわ」
「いやいや、向こうから一方的に話しかけられただけで…というか、ナンパ?
まあ、どの道高校入ったらほぼバイトの毎日だし…友達なんて殆ど出来ないんだろうけど」
「…ねえ、シャロちゃん。
文通、本当にやめちゃうの?」
「それも同じく。
そもそも会えるかどうかも分からない相手と仲良くなったって虚しいだけよ。
じゃあ、入学式の準備あるから」
「あ………」
「……………」ソワソワウロウロ
「あの…旦那様、奥様が…」
「気にしなくていいよ。
真っ当に子供を心配しているだけさ」
セントルシア・クラウディオ・アニムスフィア
日本人とイギリス人とイタリア人のハイブリッド(割合は全部を5として1:2:2)。
通称セン。
自身が金持ちであることを妙に気にかけているようだが…
176cmのセミロングの金髪に銀のメッシュ、母譲りのオレンジの瞳が特徴。
CV:神谷○史
チサト・フレンチェスカ・アニムスフィア
セントルシアの双子の妹。
こちらは銀髪のロングヘアにオレンジ瞳。
出るとこはかなり出ている。
ゆるゆるほわほわのアーパー系。
身長163cm。
CV:名○佳織