この気持ちの正体は
「うーーーーーーーー…」
はろはろー。チサト・フレンチェスカ・アニムスフィアです。
今日はフルールに来てます…
「はーーーーーーーー…」イライライライラ
ただ。シャロちゃんが…
「う゛うーーーーーー…」イガイガイガイガ
シャロちゃんが…
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………」
シャロちゃんがおかしいです。
あ、流石に見かねた店長さんが話しかけてる。
うーん、よく聞こえない…うーん。
しばらく話してたシャロちゃんが戻ってきた。
ふらふらしたままだけど、どうしたんだろう…
「シャロちゃん大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫だって…」フラフラ
「どう見ても大丈夫じゃ、ない。
疲れてるなら休んだほうが…」
「だーかーら大丈夫だってば。
アンタ意外と心配性ねぇ」ナデナデ
(………シャロちゃんが私をナデナデするなんて…やっぱりおかしい。
それにナデナデの仕方もぞんざいだし…)
「というわけでシャロちゃん変なの。
千夜ちゃん、何か知らない?」
『うーん…やっぱり何かあったのかしら…』
…チサトがとうとう千夜に電話をかけ始めてしまった。
でも…確かに自分でも今の自分は変だと思う。
セントがこの前綺麗な女の人と楽しそうに話してるのを見てからこう…なんというか、モヤモヤするというか、イライラするって言うか………
別にアイツが女の人と話して立ってそんなの私には関係ない…関係、ない…
「あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛………」
「また唸り出しちゃった。」
関係ない、って思いたいけど…うん…うう…
あんまり認めたくないけど、でも…
あの時のセントと女の人を見て、イライラして、モヤモヤしてるってことは、つまりその。
要するに、嫉妬してるとか、取られたとかそんな気がしたわけで…
セントと過ごして…色々話したり遊んだり…そんなことしてるうちに、私は…
ガンッ
「シャロちゃん!?」
わあ、チサトのそんなこえはじめてきいたなあ。
ところでさっきからあたまががんがんするし、そのうえでもやもやはとまんないし、なんなのかしらこれ。
「おいチサト!いい加減に仕事にもど…シャロ!?」
!?!!?!?!!!?!??!!?
「お前何やってるんだ!?
何故に柱に頭をガンガン…」
「ギャーーーーーー!?」
「ぎゃー!?」
「ちょっとシャロちゃん本当に大丈夫!?
どこか悪いんじゃないの!?」
「あ、て、店長しゃん…ご、ごめんなさい、迷惑かけちゃって…
あの、きょ、今日だけでいいので早退させてください…失礼します!」
「「「……………」」」
「お兄ちゃん、シャロちゃんに何かした?」
「なんで私に聞く!?」
「………ふむ。ねえ少年、悪いけどシャロちゃんを追いかけてあげて?」
「え?」
「ほら、ほんとに調子悪かったらマズイし…私も私で抜けたこの埋め合わせしないとだから。
お願いしますね〜♪」
…あの人、楽しんでるだろ。
「はぁー…」
結局店を抜け出してきてしまった。
慌てて着替えたのは良いけど、この後どうしよう…
そもそも私がセントのことをす、す…そういう風に思ってるからって、それでどうしろってのよ…
多分向こうは私のことなんて、何とも…
何、とも………
「いやせめて友達ぐらいには思ってるでしょ!!」
――――あ。
つい大声で叫んでしまった。
周囲の視線は痛いし、顔が熱くなっていくのを感じる。
ああもう、本当にもう。
もう帰る!!
「失礼、そこのお嬢さん。
少し道をお尋ねしたいのですが…」
「………」
「…あの、もしもし?
私の声は聞こえています?」
…直前にあんなことしたやつに堂々と話しかけてくるもんだから、思わず面食らって何も言えなくなっちゃった。
…まあ、ちょっと案内するぐらいなら…
「ああ、ったく。
追いかけろって言ったって、今どこに居るのかも分からないんだぞ…携帯の電源も切ってあるみたいだし…」
まあ、少し見ただけでも本当に調子が悪そうだったし…
あと、こっちの顔を見るなり悲鳴はないだろ。ちょっと傷ついたぞ。
その理由も聞いておいて…ん?
居た。
…でも、誰かと話してる。
観光客か…道案内でも頼まれているのだろうか。
その割には談笑している時間が長いような…
あ、笑ってる。
何を話しているんだろう。
自分が知らない相手と話してて、
そんなに笑うなんて、一体…
「………」
「…あれ?セントじゃない。
どうしたのよこんなところまで…ってちょっと!?
何よ急に…!」
シャロと男の元まで近づき、シャロの手を取って強めに引っ張ってその場から離れる。
多少力が強い自覚もあるが、後で謝る。とにかくココから離れたい。
「…セント?今セントと言いましたか?
ねえ、そちらの殿方!」
…さっきの男がなにか言ってるが、知ったこっちゃない。
こっちが誰のせいでこんな気分になってるか分かってるのか。
「セント!セントルシア!
私ですよ!」
「…っ」
ああ、もう、しつこいな…!
「何なんだ一体!こっちはアンタなんて知らな…い…あれ」
「ああ…ああ!やっぱり!
セントルシア・クラウディオ・アニムスフィア!」
「…え?
あの、もしかして、『この喫茶店に住んでる知り合い』って…」
「ええ、ええ!!
まさにこの人!いやあ、懐かしい…!
「………キリシュタリア?」
「ええ。お久しゅうございます。
―――キリシュタリア・ヴォーダイム。
この度、木組みの街にやって参りました」
(もう一つの)原作キャラがまた増えます。
ドンドン増えます。