スーパーエスパー桐壺の光源氏計画!   作:かりん2022

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イフ~原作軸にトリップルート~
五条先生会心のミス×2


虎杖達は学校に呪霊を祓いに来ていた。

内容は、異界へ通じる鏡に引きこまれる子供達を救え、というものだった。

 

目的の鏡を見ると、子供達が映っており、三人の大人がいた。

大人は子供を選別しているように見える。

 

「馬鹿な、夏油傑……!? 死んだはずじゃ」

「誰?」

「すっごい凶悪犯罪者」

「子供達を助けねぇと!」

 

 伏黒が連絡する間に、虎杖と釘崎が救出に向かう。

 

「げっ 1%を引いたってことかい!?」

「湊くん、どうする?」

 

 夏油は持ち上げていた子供を下ろし、ギョッとした顔をした。大人の一人が問いかける。

 

「傑くん! 時間稼ぎをして! 森田さん、仕分けを急ぎましょう!」

 

 そうして、湊と呼ばれた青年がぐったりした子供に何ごとか聞いている。

 

「させるか!!」

 

 呪霊が何体も出てきて、釘崎と虎杖の行手を阻む。

 伏黒も電話を終えて、すぐに向かってきた。

 

「落ち着いてくれないか、私達は敵ではない」

「でも非術師は皆殺しにするんだろ!」

「ひどい!? 私達はこの子達の半分のレスキューに来たんだよ!」

「半分は術師だってか」

「違うよ! こっちの世界の子達! 世界に橋を掛ける呪霊なんだ! 私達と君たちは別の世界の人々なんだよ! 子供達はどっちがどっちかわからないから、聞いて回ってて……! 信じてくれないか!」

「は? 嘘だったらお縄になるって縛るか」

「縛るよ!!」

「は?」

 

 呪術師にとって縛りという言葉は重い。

 

「マジで縛るのか」

「よくわからないけど、破れない約束なんだろ? それで信じてもらえるなら」

「縛りを知らないってか」

「悟は絶対するなって言ってたけど、ここで交渉決裂して呪霊を傷つけられたら、私達どちらかが元の世界に帰れなくなっちゃうだろ」

「……今から十分間、嘘をつかないと縛ってさっきの事情をもう一回言え」

「今から十分間、嘘はつかないって縛る。私達はバベルの派遣したチーム、百鬼夜行で、この呪霊はおそらく、異世界に道を開く呪霊だと思われる。私たちの任務は、私たちの世界の子供達の保護だ。呪術師もエスパーもノーマルも区別してない」

「エスパー?」

 

 そこへ突如として現れた五条悟は、開幕呪霊を祓いながらも激昂していた。何やら頭を切り抜かれた死体を抱えている。恐怖である。動ける子供たちは一斉に散らばった。同時に空間が壊れて、放り出される。

 

「お前も偽物か!!! え、ほん、もの?」

「あああああああああああああああ!!!!!」

 

 声を揃えて悲鳴を上げる一同。

 

「五条先生!! お願いですから、確認してから攻撃してください」

「どっち? ねえ、この世界どっち!??」

「バベルに電話を……! ダメだ、繋がらない!! 異世界だ、しまった!!」

「残念だったわね、私達は助かったけど」

「湊くん、子供の保護は良いのかい?」

「傑くん!」

「でも湊さん、私の死体が!?」

「傑くん、僕の目を見ろ! 君は大丈夫、ここに生きてる。良いね? さ、子供を集めて」

「お前、傑になにしてんの? 洗脳?」

 

 混乱は十分程続いた。




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