五条先生会心のミス×2
虎杖達は学校に呪霊を祓いに来ていた。
内容は、異界へ通じる鏡に引きこまれる子供達を救え、というものだった。
目的の鏡を見ると、子供達が映っており、三人の大人がいた。
大人は子供を選別しているように見える。
「馬鹿な、夏油傑……!? 死んだはずじゃ」
「誰?」
「すっごい凶悪犯罪者」
「子供達を助けねぇと!」
伏黒が連絡する間に、虎杖と釘崎が救出に向かう。
「げっ 1%を引いたってことかい!?」
「湊くん、どうする?」
夏油は持ち上げていた子供を下ろし、ギョッとした顔をした。大人の一人が問いかける。
「傑くん! 時間稼ぎをして! 森田さん、仕分けを急ぎましょう!」
そうして、湊と呼ばれた青年がぐったりした子供に何ごとか聞いている。
「させるか!!」
呪霊が何体も出てきて、釘崎と虎杖の行手を阻む。
伏黒も電話を終えて、すぐに向かってきた。
「落ち着いてくれないか、私達は敵ではない」
「でも非術師は皆殺しにするんだろ!」
「ひどい!? 私達はこの子達の半分のレスキューに来たんだよ!」
「半分は術師だってか」
「違うよ! こっちの世界の子達! 世界に橋を掛ける呪霊なんだ! 私達と君たちは別の世界の人々なんだよ! 子供達はどっちがどっちかわからないから、聞いて回ってて……! 信じてくれないか!」
「は? 嘘だったらお縄になるって縛るか」
「縛るよ!!」
「は?」
呪術師にとって縛りという言葉は重い。
「マジで縛るのか」
「よくわからないけど、破れない約束なんだろ? それで信じてもらえるなら」
「縛りを知らないってか」
「悟は絶対するなって言ってたけど、ここで交渉決裂して呪霊を傷つけられたら、私達どちらかが元の世界に帰れなくなっちゃうだろ」
「……今から十分間、嘘をつかないと縛ってさっきの事情をもう一回言え」
「今から十分間、嘘はつかないって縛る。私達はバベルの派遣したチーム、百鬼夜行で、この呪霊はおそらく、異世界に道を開く呪霊だと思われる。私たちの任務は、私たちの世界の子供達の保護だ。呪術師もエスパーもノーマルも区別してない」
「エスパー?」
そこへ突如として現れた五条悟は、開幕呪霊を祓いながらも激昂していた。何やら頭を切り抜かれた死体を抱えている。恐怖である。動ける子供たちは一斉に散らばった。同時に空間が壊れて、放り出される。
「お前も偽物か!!! え、ほん、もの?」
「あああああああああああああああ!!!!!」
声を揃えて悲鳴を上げる一同。
「五条先生!! お願いですから、確認してから攻撃してください」
「どっち? ねえ、この世界どっち!??」
「バベルに電話を……! ダメだ、繋がらない!! 異世界だ、しまった!!」
「残念だったわね、私達は助かったけど」
「湊くん、子供の保護は良いのかい?」
「傑くん!」
「でも湊さん、私の死体が!?」
「傑くん、僕の目を見ろ! 君は大丈夫、ここに生きてる。良いね? さ、子供を集めて」
「お前、傑になにしてんの? 洗脳?」
混乱は十分程続いた。
ここ好き、感想頂けたら喜びます。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。
こっそりな感想はこちら
https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。