スーパーエスパー桐壺の光源氏計画!   作:かりん2022

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剪定

「バベルは呪術師を全力で支援します!」

 

 私は呪術師の事を盛大に宣伝した。

 その看板となるのは夏油傑だった。

 災害救助を呪霊を使って盛大にしていく。

 

呪術界からの反発はあったが、傑は頑張ってくれた。

反発したのは、呪術界上層部だけではなかった。

 

人知れず悪さをしたい呪詛師、迫害されたくない呪術師。

 

それでも、認められたい呪術師もいて、助けを求める、あるいは仲間を求める術師の卵達もいた。

 

 必然的に、私は数多の刺客に襲われることとなった。

 

「非術師め! 覚悟!!」

「サイコキノパーンチ!!」

「バカな!! 呪術ではないだと!?」

 

 このパターン増えてるな。

 不思議なことは全て呪術だと思っている輩が多すぎる。

 

 しばらく、刺客をちぎっては投げ、ちぎっては投げしていると、御三家から茶会の招待状が届いた。

 私は、熟慮の末、出席する事とした。

 

 

 

 

 

 

 

「傑! 久しぶり」

「やあ、悟。久しぶりだね」

「お前がいなくて寂しかったぜ。仕事めちゃくちゃ回されるし」

「バベルと呪術界の諍いがなくなれば、バベルのメンバーが仕事をできるようになるんだけどね」

 

 悟と傑がはしゃぐ中、大人組は重苦しい。

 

「超能力者、と言ったな」

「そうだ、私は呪術師ではない」

「予知能力と念動力が使えると聞いたが」

「心を読むこともできるね」

「えっ まじで!? 俺の心も!?」

 

 ここで悟が驚く。

 

「君の心を読む必要はなかったからね」

「へぇ。俺の心読んで見て!」

「あっ 悟! 局長は超度レベル7のサイコメトラーだから、赤ちゃんの時の記憶から丸裸になっちゃうよ!?」

「マジで?」

 

 身を乗り出していた悟は少し身を引かせる。

 

「局長、エスパーとしては特級術師クラスなんだよ」

「触らなければ大丈夫」

 

 傑の言葉に、私は慌てて補足して悟を安心させてやる。

 

「さっき、全員と握手していたが……!?」

「読もうと思わなければ、表面的に考えていることしか読めんよ」

 

 ガッツリ読んだが。

 にっこりと笑って見せると、禪院家当主は酒を飲みながら問うてきた。

 

「それで、呪霊退治には何か役に立つのか」

「残念ながら、私には呪霊は見えないんだよ。その代わり、色々とサポートができると考えているよ」

「例えば?」

「書類仕事とか、非術師に対しての護衛とかね」

「使えんな。超能力はどうした」

 

 嘲笑してくる禪院家当主。

 

「呪霊との戦闘だけが人間の営みではないよ。とはいえ、実はエスパーもちらほら生まれてきているらしくてね。呪術師とともに、捜索して人類の役に立てるつもりだよ。エスパーも呪術師も、ノーマルも、みんなが笑って幸せでいられる社会の構築。これが私の目標だよ」

「面倒な! エスパーなどいらん!」

「これは進化の流れだと思うね。止められないよ」

「進化……!? これが進化だというのか!」

「そうだね。術師もエスパーも増えていく。私たちに出来ることは、できるだけ生きやすい環境を整えてあげることだけだ」

 

 お茶会が終わり、私達はバベルに帰る。

 傑が警戒した。

 強力な呪霊の気配がするというのだ。

 

「特級呪霊……!!!」

 

 傑は戸惑った後に、私に触れた。

 呪霊が傑を通じて見える。

 

『伝言だ。私は確かに、自分の想像を超える進化を見たかった。だがそれは、あくまでも呪力によるもの。こんな進化は認められない。剪定させてもらう、だそうだ』

 

 戦闘が始まった。




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