すごく励みになります!!
「バベルは呪術師を全力で支援します!」
私は呪術師の事を盛大に宣伝した。
その看板となるのは夏油傑だった。
災害救助を呪霊を使って盛大にしていく。
呪術界からの反発はあったが、傑は頑張ってくれた。
反発したのは、呪術界上層部だけではなかった。
人知れず悪さをしたい呪詛師、迫害されたくない呪術師。
それでも、認められたい呪術師もいて、助けを求める、あるいは仲間を求める術師の卵達もいた。
必然的に、私は数多の刺客に襲われることとなった。
「非術師め! 覚悟!!」
「サイコキノパーンチ!!」
「バカな!! 呪術ではないだと!?」
このパターン増えてるな。
不思議なことは全て呪術だと思っている輩が多すぎる。
しばらく、刺客をちぎっては投げ、ちぎっては投げしていると、御三家から茶会の招待状が届いた。
私は、熟慮の末、出席する事とした。
「傑! 久しぶり」
「やあ、悟。久しぶりだね」
「お前がいなくて寂しかったぜ。仕事めちゃくちゃ回されるし」
「バベルと呪術界の諍いがなくなれば、バベルのメンバーが仕事をできるようになるんだけどね」
悟と傑がはしゃぐ中、大人組は重苦しい。
「超能力者、と言ったな」
「そうだ、私は呪術師ではない」
「予知能力と念動力が使えると聞いたが」
「心を読むこともできるね」
「えっ まじで!? 俺の心も!?」
ここで悟が驚く。
「君の心を読む必要はなかったからね」
「へぇ。俺の心読んで見て!」
「あっ 悟! 局長は超度レベル7のサイコメトラーだから、赤ちゃんの時の記憶から丸裸になっちゃうよ!?」
「マジで?」
身を乗り出していた悟は少し身を引かせる。
「局長、エスパーとしては特級術師クラスなんだよ」
「触らなければ大丈夫」
傑の言葉に、私は慌てて補足して悟を安心させてやる。
「さっき、全員と握手していたが……!?」
「読もうと思わなければ、表面的に考えていることしか読めんよ」
ガッツリ読んだが。
にっこりと笑って見せると、禪院家当主は酒を飲みながら問うてきた。
「それで、呪霊退治には何か役に立つのか」
「残念ながら、私には呪霊は見えないんだよ。その代わり、色々とサポートができると考えているよ」
「例えば?」
「書類仕事とか、非術師に対しての護衛とかね」
「使えんな。超能力はどうした」
嘲笑してくる禪院家当主。
「呪霊との戦闘だけが人間の営みではないよ。とはいえ、実はエスパーもちらほら生まれてきているらしくてね。呪術師とともに、捜索して人類の役に立てるつもりだよ。エスパーも呪術師も、ノーマルも、みんなが笑って幸せでいられる社会の構築。これが私の目標だよ」
「面倒な! エスパーなどいらん!」
「これは進化の流れだと思うね。止められないよ」
「進化……!? これが進化だというのか!」
「そうだね。術師もエスパーも増えていく。私たちに出来ることは、できるだけ生きやすい環境を整えてあげることだけだ」
お茶会が終わり、私達はバベルに帰る。
傑が警戒した。
強力な呪霊の気配がするというのだ。
「特級呪霊……!!!」
傑は戸惑った後に、私に触れた。
呪霊が傑を通じて見える。
『伝言だ。私は確かに、自分の想像を超える進化を見たかった。だがそれは、あくまでも呪力によるもの。こんな進化は認められない。剪定させてもらう、だそうだ』
戦闘が始まった。
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