蒼碧の艦隊 2139   作:短号司令官

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絶賛公開中のアレに出てくる奴らです。


暗黒篇
第一話 黒:新たなる侵略


 

西暦2151年

 

冥王星沖

巡視船あおしま

 

「あ〜あ…今日も今日とで退屈ですね……」

 

乗組員の一人がぼやいていると他の乗組員らが突っ込んでくる。

 

「いいんじゃないか?それだけ平和って事で。最近じゃガルマン帝国との戦闘でボラー連邦も領海侵犯どころじゃなさそうだし」

 

「だからと言って気を抜くなよお前達、まだ外宇宙から未知の脅威が襲ってこんとも限らんからな」

 

「はいはい分かってますよ、艦長」

 

「レーダー手、異常は無いか?」

 

艦長はレーダー担当官に聞く。

 

「はい、今のところh…ちょっと待ってください…?」

 

突然ディスプレイに異常を知らせる表示が出てきて、調べてみると今までに計測したことのないワープアウト反応であった。

 

「前方1万5000宇宙kmにワープアウト反応!来ます‼︎」

 

前方にワープアウトしてきた巨大なソレは物凄い速度で接近し、『あおしま』に警告を呼びかけさせる暇を与えなかった。それどころかすれ違い様に謎の赤い光を発しあおしまの機関・通信などのありとあらゆる機能を一瞬にして機能不全に陥れた。

 

「一体……何が起こっているんだ………⁉︎」

 

あおしまの艦長はただ呆然とソレが通り過ぎて行くのを見届けることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

 

日本 宇宙海軍省

 

地球の各地では突然、各地の惑星基地との通信が取れなくなった事に気がつき急いで原因の追及と連絡が取れる月面基地と通信を取る。

 

高野(もしや………奴らが……)

 

高野の言う奴らとは……?

 

それから6時間後、遂に月面基地との通信も途絶し衛星が侵入してきた例の巨大な物体を捕捉した。

 

そしてデータと照合した結果、侵攻してきたのは

デザリアムであることが判明、そして補足したのは重核子爆弾別名:グランドリバースであると推測が立てられた。

 

直様無人艦隊を差し向けるも、まるで歯が立たず敵の大気圏への侵入を許した。

 

防衛本部は直ちに総力を上げて敵の降下予測地点を絞り出そうとしていた。

 

日向「まだ出んのか…?」

 

「もう少し……」

 

高野「急いでくれ、迎撃が手遅れになるやもしれんぞ」

 

「出ました!……ってこれは……⁉︎」

 

観測員の反応にどよめきが広がる。

 

日向「出たか?それで奴は何処に降りる気だ…⁉︎」

 

「そ……それが…」

 

高野「勿体ぶるな!早く言わんか‼︎」

 

「はい……奴の、降下予測地点は………α大陸の中心………央都セントリア…です……‼︎」

 

「「⁉︎」」

 

高野「なっ……なんだと……⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕刻

 

アンダーワールド

東帝国領内

 

央都に続く一本道を歩いていたのはキリト・ユイ・ユウキ・リーファの四人であった。

 

キリト「あ〜あ、疲れた……」

 

ユイ「お疲れ様です、パパ」

 

リーファ「お疲れ様〜キリト君」

 

キリト「おぉ、みんなお疲れ帰ったら飯にしような」

 

ユウキ「お腹減った〜ねぇねぇ今夜何が食べられるの?」

 

魔獣討伐から解放された四人は他愛のない話で盛り上がっていたが、突如としてその日常は崩れ去る。

 

ユイ「パパ……!あれ……!」

 

ふと夕焼け空を見上げたユイが指刺して言う。

 

キリト「どうしたユイ?……」

 

三人は彼女が指刺した方を見て目を疑った。

央都の方に向かって巨大な黒い物体が脚のようなものを広げてゆっくりと、不気味な音を立てながらゆっくり降りて行くのが見えた。

 

リーファ「あれ……何……?」

 

ユウキ「全然いい予感はしないけど、ねぇキリト…僕の見間違えじゃなければいいけどさ……」

 

キリト「なんだ……」

 

ユウキ「アレ…央都の方に向かってない……?」

 

キリト「……いいや、完全に向かってる……急ぐぞ皆‼︎」

 

ユイ「はい…!」

 

リーファ「うん!」

 

ユウキ「分かった!」

 

本能的にただならぬ事が起きていると察した四人は一目散に央都へと帰路を急いだ。

 

 

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