終末のアルテル   作:スグリ@あれこれ書いたりする人

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今回えっちです。R-18にはならないように気を遣いました。


目覚める小悪魔
アルテルの本性?【性的要素あり】


「アルテル、まだぁ……?」

「もう少し、待ってください」

 

 初めて巨大ロボット同士の戦いをこの目で見たその後の夕方。私は服屋さんでアルテルが服を選び終わるのを待っていた。

 

 身体に巻いている布一枚の下は、素っ裸で。

 

 というのもどうやら私の私服のパーカーなんかはこの世界では生地なんかが貴重で高く売れるらしい。だからあれをそのまま着て街を出歩いたりなんかしてたら、襲われて文字通り身ぐるみ剥がされるなんてこともあるかもしれないそう。

 

 だから今は、私がこの世界で着る服をアルテルに選んでもらってるところなわけで。

 

「お待たせしました。これ、着てください」

「う、うん」

「着替えるなら店の奥を使いな」

「どうも……」

 

 ようやく服が入ったバスケットを渡された私は、店主の女の人に案内されてお店の奥に着替えに行った。

 

 そして渡された服を着る、けど……。

 

「これで、いいの……?」

「ユズ、可愛いです」

「スカート短いしおへそ出てるし、袖もないしかなり恥ずかしいんだけど!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 何この服、セクシー過ぎると思うんだけど!

 

 上はへそ出しのノースリーブの上に丈の短いベストとアームカバー。砂避けのマフラーを巻いて、下は中のスパッツが丸見えのスリット入りミニスカート。

 

 世紀末とか荒野って感じではあるけど、私なんかが着るにはちょっと大胆過ぎる。

 

「ユズのお腹、可愛いから。見せないの、勿体無いです」

「こういうのはもっとスラッとした、モデルみたいな人が着るんじゃないかな。私みたいなぷにぷにぽっちゃりさんだと恥ずかしいだけだって!」

 

 何せ私は自分で言うのもなんだけど結構肉付きのいいむちむちぷにぷにのぽっちゃりさん。体型維持をサボった自業自得だけど。

 

 微妙にお腹のお肉がスカートに乗ってる気がするし、こんな大胆な服を着ちゃったらセクシーさよりも残念さが先に出てしまいそうに思う。

 

「ぷにぷに。ぷにぷに……」

「やだ、くすぐったい……!」

「ユズ、ぷにぷにだから、可愛いです」

 

 アルテルはこれが好きみたいだけどさ。お腹のお肉をつまんだり、ほっぺをすりすりしたり。可愛いけど、流石に人前でこれは恥ずかしい。

 

「アルテル、(さか)るなら宿でやってくれ」

「むぅ……」

 

 調子に乗ってたアルテルだけど、店主さんに怒られるとむすっとした顔で引き下がってくれた。こういう顔も可愛いんです。

 

「今夜……続き、します」

「続き!?」

 

 とか思ってたら恐ろしい宣告が! 続きって何!?

 

 そんな事を言い残してアルテルがお店から出ていくと、店主さんが話しかけてきてくれた。

 

「なんだあんた、アルテルの女かい」

「えっと……まあ、そんなところ?」

 

 それだと恋人とか愛人みたい。まだそんな関係じゃないけど、他に説明も思いつかないしとりあえず今はそういうことにしておこう。

 

「ああ見えてあの子は欲深いからね。夜はせいぜい気をつけるんだね」

「えっ……?」

「まあ悪い子じゃないから安心しな。むしろ今時珍しいタイプの善人だよ、あの子は」

 

 頷くと、なんだか不穏な事を言われた。欲深いから夜は気を付けるって、どういうことなんだろう。まさか、ペット宣言と何か関係が……?

 

 何をされるのか不安だけど、その時はその時。今は考えないようにしよう。

 

「服、ありがとうございました!」

「ああ。またいつでも来ておくれ」

 

 そして店主さんに服のお礼を言うと、外で待ってるアルテルのところに向かった。

 

「お待たせ、アルテル」

「これ、食事です。買ってきました」

 

 どうやら私が店主さんと話している間に、近くにある出店でご飯を買ってきてくれたみたい。渡してくれたのは、何のお肉かわからないお肉の串焼きと薄焼きパンだ。

 

 正直パンは固くておいしくはなかったけど、お肉は獣臭さがありつつもしっかりお肉の味がして、塩を振ってあるおかげで食べやすさもあり結構美味しかった。

 

 異世界らしい質素な食事。これはこれで異世界に来たーって感じで良いよね。お野菜はこれから考えないといけないけど。

 

 

 

 

 

 そしてついに夜が、来てしまった……。

 

「ふふーん♪」

「あの……アルテル、さん?」

 

 宿屋の一室にお持ち帰り、もとい連れ込まれた私を見つめながら、アルテルはベッドに座って楽しそうに鼻歌を歌う。

 

 一体何をされるんだろう。まさにまな板の上の鯉。せめて痛い事じゃありませんように!

 

 震えて待つ私に、アルテルは早速命令を下す。

 

「ユズ。服、脱いでください」

「あっ、これ上着だもんね。マフラーも外だといらないし」

 

 うん、そういえば確かに脱がないとだよね。お部屋の中でマフラーとかベストとか着てちゃだめだよね。うん。

 

「全部、です」

「へ?」

「裸に、なってください」

「なんで!?」

 

 まあ、そんな気はしていました。全部脱がなきゃだめですよね、アルテルさま。ていうか……。

 

「圧が、圧が! ていうかそんな見られたら脱げないから!」 

 

 ヤバい。視線がヤバい。めちゃくちゃガン見されてるんだけど、これで脱ぐの? ねぇ。

 

「見たいです。ユズが、脱ぐところ……」

 

 あっ。これ、脱ぐまで終わらないやつだ。だったら……!

 

「これでどうだ、これで!」

 

 思い切って脱ぐ! アルテルは私が恥じらいながらゆっくり脱いでいくのを楽しみたかったんだろうけど、そうはいかない。私は着ていた服をすぱぱーんっと一気に脱ぎ捨ててやった。

 

 どうだアルテル。何でも思い通りにはさせないよ。 

 

 やっぱりゆっくり脱ぐのが見たかったみたいで、アルテルは少しムスッとした表情を浮かべていた。やっぱり可愛い!

 

「ぱんつ」

「うぐっ」

 

 ちょっとストップ!

 

「ぱんつ、脱がないんですか……?」

「これはだめ! 最後の砦! 脱いだらヤバイの、対象年齢とか色々!」

 

 流石にパンツを脱ぐのはまずい。それは多分対象年齢的にダメだ。対象年齢って何の。

 

「わかり、ました……」

 

 よかった。どうやらわかってくれたみたい。

 

 そう思った矢先、何故かアルテルまで服を脱ぎだしてしまった。

 

「えっ、アルテルも脱ぐの!?」

「たくさん、遊びましょう」

「ひぃっ!」

 

 そして殆ど裸のパンツ一枚の姿になったアルテルに無理矢理手を引かれ、小さな身体からは想像もつかない怪力に成すすべもなく私はベッドに押し倒されてしまう。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 アルテルは私の腰あたりに馬乗りになると、恍惚の笑みを浮かべながらこう言ってきた。

 

「教えて、ください」

「な、何を……?」

「どこ、ですか? ユズの……おいしい、ところ」

「アルテル、ストップ! おいしくないから食べないで!」

 

 絶対えっちな意味だ! えっちな意味だよ!?

 

 流石に年下の女の子に性的な意味で食べられるのは一応年上としての尊厳とかプライドが危ない。ここはなんとかやめてもらおうと、アルテルを宥める間もなく……。

 

「だめ、です……」

「ひゃっ!?」

「鳴き声、可愛い……。もっと、聞かせてください」

「だめ、おっぱい……だめぇ……!」

 

 彼女の小さな手が、私のたわわを鷲掴みにして揉みしだく。

 

 ダメだ。これはダメだ。これまで感じた事がないような感覚が頭に押し寄せてきて。

 

 自分でもこんな声が出るなんて知らなかったような甘い声が、私の喉の奥から抑えきれずに出てくる度に恥ずかしさが湧き上がってくる。

 

「今日は、ここにします。はむっ」

「んっ……!」

 

 繊細な手つきで私の胸をいやらしく揉みながら、今度は耳たぶを甘噛み。すっかり仕上がってしまった私の身体は思った以上に敏感になっていて、これだけでも肩をびくんとさせてしまった。

 

「次は……」

「だ、だめっ! そんなところ、きたな……あぁんっ!」

 

 アルテルの舌が、私の耳を舐める。外側を舐め回した後、耳の穴の中へ。くちゅ、くちゅといやらしい音を聞かせながら、私の奥へと入ってくる。

 

「ユズ、甘くて、おいしい……」

「だめだよ、こんな……」

 

 私の心が、私の身体がアルテルに征服されていく。

 

 我慢も利かず、自分の意思に反してアルテルの思うがままに感じて甘い声を漏らす私は、もうすっかりアルテルのものにされちゃったんだと思う。

 

「ユズ。嫌じゃ、ないですか……?」

 

 そんなの今更だよ。ここまでされちゃったら、もう止められる方が辛い。

 

 プライドとかが崩れていくのを感じながら私は今だけは身も心もされるがまま、アルテルに全部委ねて目を閉じた。

 

 

 

 

 

「うぅ……」

 

 朝が来て、チュンチュンと小鳥たちが鳴く中私は目を覚まして重い身体を起こす。

 

「夢、じゃないよね……」

 

 夜のあれが夢だったらと身体を見下ろしたけどやっぱりそこには何も着てなくて、同じベッドで寝ているアルテルもやっぱり裸で。

 

 昨日のあれが夢じゃなかったんだって改めて確認して、思わず顔が熱くなる。

 

「意外と、おスケベさんなんだ」

 

 強くて優しくて、小さな背中がとっても大きく見える頼もしい女の子。なんだか私にとって都合のいいヒーローみたいでちょっと怖さというか不安もあったけど、アルテルのこんな一面が見れてちょっと嬉しかった。

 

 実はかなりのスケベな女の子で、私のことをえっちな目で見てくる。けどそれくらいの方が、私だけに都合のいい一方的なヒーローを押し付けなくていいって安心できる。

 

「仕返しだよ、アルテル」

 

 それはそれとして、昨日は恥ずかしかったんだから。まだすやすや眠っているアルテルの、ぷにぷにとしたほっぺを指でつついて。ささやかながら昨日の仕返しをする事ができたと思う。

 

 そういえば異世界転生してから最初の夜だったのに、アルテルのせいで物思いに耽る余裕もなかったなぁ。ちょっと腹が立ったので、もうひとつつきしておきました。

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