ダンまち世界に転生するのは間違っているだろうか   作:厨二病の末路

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5話目です。
ちゃちゃっと進めてオラリオに入っていきたいですね。



少年はオラリオの現状を知る

決意を新たにゼウスとの話を進める。

 

「まぁ、俺の話は腑に落ちたからこれで良いんだがそろそろ本題に入らせてもらっていいか?」

 

「ああ、構わんよ。」

 

「なら遠慮なく、()()()()()()()()()はどうなってるんだ?」

 

「………なに?」

 

ん…?なんで剣呑な雰囲気に…。あっ。

 

この世界について知ってるって事は伏せたままだった。

 

慌てて取り消そうとするも時は既に遅し。

 

「何故お主がオラリオの事を知っておる?そして()()()()と言ったな?どこかの時代のオラリオを知っているかのような口ぶりじゃの?」

 

「いやぁ…あはは。」

笑って誤魔化してみる。

 

「正直に話さんか。」

 

また神威を飛ばされる。まぁこの世界がアニメの世界です!なんて言おうもんなら「何言ってんだこいつ?」という目を向けられるのは目に見えていたのでこれからの事実を掻い摘んで話すことにした。

 

今から7年後の()()()()から2ヶ月間のオラリオのおおまかな記憶が

あるということ。神と眷属の関係性、ファミリアやダンジョンの事を断片的に知識としてあるとゼウスに告げた。

 

因みにある地点とはベルがオラリオに来てから黒いゴライアスを倒すまでの記憶である。

あれ2ヶ月くらいだったよね…?

 

ゼウスは溜息をつき

「そういう大事な事は最初に言わんか、ばかたれ。」

 

「ごめん。この記憶について知る者が現れるとこの世界に…『ある少年』に少なからず影響を与えてしまうと思ったから。」

 

「お主の迂闊で台無しじゃの。」

 

「うっ…。」

 

「ぷぷぷ」とジジイらしからぬ笑い方で笑っている。どうしようグーパンかましたい。

しかし自分の落ち度に変わりないのでグッと我慢する。

 

「そんな事気にする必要は無いじゃろう。」

 

「でも1人の物語を俺が食い物するってのはなんかな…」

 

「お主に喰われるようならそれまでの物語という事じゃ。」

 

「酷い言い草だ。およそ神とは思えないな。」

 

「ガハハ。だってそうじゃろう?これはお前自身が選んで、始めるお前の物語なんじゃから。お前以外の何者にもお前の物語を、邪魔するものなんていない。」

 

「…………」

 

俺自身の物語か。口ではハーレムだチートプレイだの言っていたがこの世界にとっては俺は異物だと心のどこかで思っていた。

だがこの神は好きに選んで生きろと言う。良いんだろうか?

好きに生きても。何を選んで何を捨てても。『少年』の物語の盤上に載っても…。

 

「というかザック。お主の方が喰われるんじゃないかの〜?」

 

また煽ってくる。腹が立つ。が、同時にちょっぴり感謝の感情が浮かぶ。

この神は言うのだ。「さぁ、お前の物語を始めろ。」と

ここでウジウジするのは男ではないだろう。負けじと言い返す。

 

「アホか!俺が他のやつに喰われる訳無いだろーが!

決めた!俺はこの世界で最高の冒険者になってやる!

見とけクソジジイ!」

 

俺がそう言うとゼウスは穏やかな表情を浮かべ言った。

 

「そう。それでいい。剣も女も、人生さえも思い立った時こそ至宝なのじゃから。」

 

 

 

 

興奮した熱を冷まして改めてオラリオの情勢を問う。

 

「で?実際の所はどうなんだ?」

 

「うむ。お前の知るオラリオとは随分かけ離れた状態じゃの。」

 

話を聞くに現在は現在「闇派閥(イヴィルス)」とやらが活発化しておりオラリオ暗黒期と呼ばれているらしい。

治安が悪い状態のオラリオか…。どんな感じなのだろう。

アニメでは陽の当たるストーリーしか目にして来なかったから当然、暗部もあるだろうが、今の状態はそちらがデフォルトという事だ。

そして、当然疑問に思った事をゼウスに尋ねた。

 

「何で今その闇派閥(イヴィルス)とやらが台頭してるんだ?

抑止力になるような奴らならいるだろう?」

 

「………」

 

初めてゼウスが口篭る。

俺は聞いてはいけないことを聞いてしまったらしい。

 

「いや、言いたくないなら言わなくていい。俺が知りたいのは…」

 

「いや、よい。オラリオに行けば理由を必ず知ることになる。」

 

少し食い気味にそう言ってきた。

ゼウスにとってそれは隠す事を恥ずべきだと思ったのだろうか。

おもむろに語り始めた。

 

 

⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

 

かつてオラリオの双璧としてゼウスファミリア、ヘラファミリアが並んでいたこと。

 

古代時代にダンジョンから地上に進出した3体の怪物(モンスター)を討伐する三大クエストの『隻眼の黒龍』に破れ壊滅状態になったこと。

 

そしてロキファミリアとフレイヤファミリアにヘラ共々追放されたこと…。

 

「と、まぁそんな感じじゃのう…。」

 

ゼウスは窓から空を見上げる。

その瞳に映し出すのは怒りだろうか、哀しみだろうか。

それとも別のーーーーーーーーー

 

「何を惚けておる。全くワシのアンニュイな表情をじっと見つめるな。せめて女装してから出直してこい。お主の女装は中々映えると思うゾイ。」

 

「何ふざけた事言ってやがんだこのジジイは。」

 

気を使って茶化してくれたのだろうが、女装なんて死んでもごめんだ。

だが話をしてくれた事には礼を言うべきだろう。

 

「ありがとう。話を聞かせてくれて。」

 

「よい。気にするな。」

 

そしてまた話を本筋へ戻していく。

 

「ロキファミリアとフレイヤファミリアでは抑止力としては弱かった。

故に闇派閥(イヴィルス)が台頭してきてしまった。という事か?」

 

「そういう事じゃ。奴らも弱くはない。じゃがかつてのゼウス、ヘラファミリアと見比べると数段見劣りしてしまう。」

 

「なるほどなぁ…。」

今丸腰でオラリオに向かうのは自殺行為になるか…。

ベルが育つまで待つ?いや、そんな日和見をしてたのでは何の為に転生してきたか分からないし、主人公のひっつき虫とかダサすぎてごめんだ。

 

そしてザックは一つの妙案を思いつく。

 

「なぁ、ゼウス。」

 

「なんじゃ?」

 

「俺を眷属にしてくれねーか?」

 

軽口を叩くように、とんでもない事を言い出すのであった。

 




ここまで読んで頂きありがとうございます。

原作知識がかなり薄いので色々資料を漁りながら書いています。
違和感あると思いますが目を瞑って頂けると幸いです。

恩恵に関してはここで刻んでおかないとアストレア・レコードで
爪痕を残す事が難しくなると思い、決断しました。

正直、ゼウスが恩恵を新たに眷属を増やすとは僕自身も到底思えませんが
ここは特殊能力『ご都合主義』で上手いこと乗り切らせてもらおうと思います。

次回で早速「チート」ステータスにしようと思っています。
構想を練れていないのですが必ず明日中に1話あげたいと思います。

いつもお付き合い頂きありがとうございます。
こんな拙文であっても楽しんで頂けたらとても嬉しいです。
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