ダンまち世界に転生するのは間違っているだろうか 作:厨二病の末路
とても励みになります。
9話目になります。
アーディとエレンとの出会いの回にしようかと思ってたのですが
今の文才でこれ以上人を増やすと確実に空気のキャラが出ると思うのでここではザックを絡ませない事にしました。
大抗争までの日にちの辻褄をつけるのが面倒なので、アストレアレコードの幕間でザックの物語が展開されているものと思って読んで頂けると幸いです。
勿論、後ほど物語には絡ませていきます。
アストレアファミリアの事は充分に語って満足したのか「むふーっ」とドヤ顔をしているアリーゼ。
「ザック!私達の素晴らしさ、もとい私の素晴らしさとスーパー美少女っぷりが分かったかしら!?」
「…ああ、ファミリアとしての在り方は分かったよ。てか、リューさんよ。お前さんの所の団長何とかした方が良いんじゃねえか?」
「カールスさん。アリーゼの事を悪く言うのは許しません。アリーゼはただ…そう、少しアレなだけだ。」
「何のフォローも出来てねえじゃねえか。」
アリーゼだけかと思ったが、リューも違うベクトルでアホだった。
「もう日も傾いてきたし、そこら辺で宿をとるよ。」
「あら、そうなの?良ければうちの
「ちょ、アリーゼ!それは流石に…!」
「いや、大丈夫だ。日銭も少しはあるし、明日からはダンジョンに潜るつもりだから。」
リューも微妙な反応だったので断ることにした。
「…ダンジョンってソロで?」
「そのつもりだけど…」
「ダンジョンに潜る際に所属のファミリアを言及されるわよ?」
「えっ、そうなのか?」
リューにも顔を向けるとコクっと頷いている。
どうしようか…。ファミリアを明かさないとゼウスと約束してしまったし…。考えているとアリーゼが改めて言う。
「うん。やっぱりうちの
そう言ってアリーゼは俺を引っ張っていく。
「ええ!?いや、良いのか?」
「何も気にすることなんてないわ!リオンもきっとザックが来るとドキドキして夜も眠れなくなるから難色を示していただけよ!」
「え?そうなの?」
「そんな訳ないでしょう!アリーゼも適当な事を言わないでください!」
「あら?私リオンの事ならなんでも分かっているのよ?この前だって一緒にお風呂入った時に…」
「アリーゼえええええええ!」
アリーゼとリューが一緒にお風呂…。中身はともかく外見は100点満点の2人だ。想像するだけで笑みが…。
「カールスさん。今すぐ不埒な妄想はやめろ。」
「んええ!?いやー、なんの事でしょう?」
「鼻の下が伸びています。」
「…………すみません。しかし君らが綺麗すぎるのも罪だと思うんだけど。」
「…何かいいましたか?」
「イイエ、ナンデモ」
「もうザックったら!私が超絶ウルトラハイパー美少女だなんてお世辞が上手ね!」
「そこまで言ってねえ!」
そんなやり取りをしながら、アストレアファミリアの
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「さぁ、ついたわよ。ここが私達の
「本当に良いのか?」
「ここまで連れてきてしまったのです。今更無下にもできないでしょう。」
リューも仕方なくという形だが折れたようだ。
「皆の大好きな団長様が帰ってきたわよー!」
「ただいま戻りました。」
「お、お邪魔します。」
入った瞬間とてもいい香りが…。ん?ちょっと待て。
「なぁ、アリーゼ…」
「あら?お帰りなさいませ。団長様とエルフ様。…と?そちらの殿方は?」
「相変わらずうるせーな。ウチの団長は…。と、そこの男は誰だ?」
黒い長髪に着物を着た女性と桃色のショートヘアの
が顔を出す。
他にも獣人、エルフ、ヒューマンの
「アリーゼ?」
「ん?何かしら?」
「もしかしてファミリアの構成員って全員女なのか?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「一言も聞いてねえよ!1番大事な部分じゃねえか!そりゃリューも渋るはずだわ!」
「その点は問題ないわ!」
「問題しかねえだろ!」
「少し話をした感じでザックはヘタレだって確信したもの!」
「ぐっ!?」
そう、この男は美女に美女だと言う事は本当に思っている事を口にしているだけなので恥ずかしいとは思っていない。
だが、前世を含めて未だザックは女性未経験者…。手を出す勇気は微塵もないのである。
「綺麗だの、美少女だの、女神様に引けを取らない美しさとか言ってくれるけど手を出す素振りは微塵も見えなかったわ!」
「………そこまで言ってねえよ。」
「故に人畜無害!問題なし!」
俺のツッコミ虚しく1人で自己完結し「フフーン」と胸を張って言う。
確かに童貞だけど、そこまで言われて黙ってられるか…
「そんな事言っていいのかアリーゼ?そこまで言われて黙ってる程俺は男を捨てたつもりは…」
手をワキワキさせながらにじり寄ろうとした。その時
「「「「おい」」」」
ここに居る美少女たちから出たとは思えないドスの聞いた声で制止された。
「すみませんでしたぁぁぁ!!!」
「ちょ、逃げないのザック!」
「ぐえっ」
走って逃げようとしたがアリーゼに襟首を掴まれる。
「どうみんな?この子無害そうでしょ?」
「まぁ、今のやりとりだけでも結構ヘタレそうなのが滲み出てたな。」
「ええ。見た目が可愛い顔付きで女を喰ってそうな気がしましたが、中々のヘタレっぷりでございますねぇ。」
他の面々も口を揃えて「ヘタレ」を連呼していた。
ヘタレ連呼され、しょげていると新しい声の持ち主が現れた。
「もう、皆して男の子をあんまりいじめないの。この子が可哀想でしょう?」
一目見てこのファミリアの主神アストレアだと理解できた。
綺麗に手入れされた胡桃色の長い髪。そして全てを見透すかのような蒼い瞳。優しく包容力のある声。まるで天女のようだ。
…いや、これが女神というものだろうか?
惚けていると微笑むように笑い女神は言う。
「初めまして。アリーゼから聞いてると思うけど、私がこのファミリアの主神のアストレアよ。」
「…!申し遅れました。初めましてアストレア様。私はザック・カールスと申します。」
「そんなに畏まらなくてもいいのよ?」
「とは仰られますが、貴女の様に綺麗な女神にあまり砕けた言葉使いは…。」
「ふふ。嬉しいわ。それでザックは今日どんな用でここに来たのかしら?」
「アストレア様!それは私から説明します!」
俺の代わりにアリーゼが説明してくれる事となった。
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「という事でお世話になったお礼にオラリオに慣れるまで居候させてあげようと思っているんです!」
「なるほど。そういう事なら私は構わないわよ。」
「やったー!流石アストレア様!話が分かる神様!愛してる!」
「本当に良いんですか…?」
そう言って他の眷属達にも目をやる。
「まぁ、良いのではございませんか?今話を聞いた限りでも無害なのは伝わってきましたので。」
「アタシも構わねないぜ。ま、こんだけ女がいりゃアタシみたいなのに欲情するとも思えねえしな。」
「アリーゼがこう言ってる以上仕方ないでしょう。私も異論はありません。」
ほかの眷属達も右にならえであった。
「なら決まりね!これから少しの間よろしくザック!」
「……ああ。ありがとう。それとよろしく皆。」
少し釈然としないがアストレアファミリアに身を寄せる事となった。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
登場するキャラが多くなってくるとやっぱりセリフ回しに違和感が出てきてしまいます。申し訳ないです。
書いてて思ったんですが「都市外から来たのにステータスの更新どうすんの?」って疑問に持ちました。
自分は設定を作ったので納得出来ますが、アリーゼ達の視点からしたらこの疑問は当然になりますね…。
取り敢えず大抗争終わってからステータスの更新を行いに主神の元へ行く、ということにしておきます。(適当)
次回以降もよろしくお願い致します。