どうも89式小銃です。
今年9月でアズールレーンが7周年を迎えました。色々な情報がある中、空母の天城さんが発表されたのは衝撃を受けましたね。しかもURときました。自分の一番嫁でもある天城さんの空母バージョンを一刻も早く手に入れたいところです。
長文失礼しました。それではどうぞ
新型戦闘機の試験飛行が終了してから翌日の昼頃。
基地近くにある港の埠頭に宮部と栗田中佐、赤城達の姿はあった。
栗田「赤城達が帰ってきてからまだ数日も経っていないのに、あっちはもう艦隊を送ってくるのね」
加賀「あぁ、私もここまで早く艦隊を派遣してくるとは予測しなかったな」
彼女達は遥か西の欧州からやって来る友邦の親善艦隊を歓迎するべく、その到着を雑談を交わしながら待っている。
宮部「(鉄血か…)」
『鉄血公国』
欧州の中央部に位置し、強大な軍事力とユニオンに匹敵する高度な科学技術を元に勇往邁進を続ける軍事国家である。また、重桜と同じくセイレーンとの戦いで得たあちら側の技術を自軍戦力に転用していることで知られている。
宮部は、国の位置やその体制から前世界のナチスドイツのような国なのではと予想していた。
宮部「(もしもそうだとすれば困ったな…どういった感じで接すればいいものか…)」
宮部自身はナチスドイツに対し良い印象を持っていない。彼の国は国内外のユダヤ人を、アーリア人至上主義や背後の一突き論といった宗教的・言説等の理由で大勢虐殺しているからだ。たまに流れてくるナチスドイツによる虐殺の話を聞くと、同じ人間がやっているとは到底思えず反吐が出る思いだった。
もし鉄血のKAN-SENがドイツ人のようにアーリア人至上主義に似た思想を持っていたらどのように接すれば良いか…
赤城「宮部様〜?どうかしましたか〜?」
思い悩んでいると、そんな自分の様子を見かねたのか赤城が心配そうに近づいてきた。
宮部「いえ、大丈夫です。ご心配なく」
赤城「もう宮部様ったら。赤城に隠し事なんていけませんよ?」
そう言いながら、背後から宮部に抱き着く赤城。彼女の息遣いが頬に感じられ、豊満な胸が自身の背中に押し付けられる。
宮部「あはは…本当に大丈夫ですよ赤城さん」
相変わらず、このおかしい距離感には慣れない。この世界ではこの事が当たり前なのかと改めて思ってしまう。
気がつけば悩み事はすっかり消えてしまっていた。
栗田「それにしても遅いわね。予定より2時間過ぎているし何かあったのかしら?」
ボォォォォォォォ
沖の方から長い重低音が聞こえてくる。目を遣ると水平線上に浮かぶ1つの黒点。
加賀「どうやら到着したようだな」
◇ ◇ ◇
数十分後
鉄血からやって来た空母1隻のみの親善艦隊は港の埠頭へ接岸した。
宮部「これがグラーフ・ツエッペリン級空母ですか。凄く大きいですね」
栗田「えぇ。全長262.5m、最大幅31.5mと元々巡洋戦艦として設計された赤城より船体規模が大きいのよ。基準排水量もおよそ33.000トンと赤城にも匹敵するわ」
宮部「そうなんですね」
栗田の豆知識を耳に入れながら、赤城以上に巨大なその船体を見渡す。
ガラガラガラッ
しばらくすると艦からラッタルが降ろされ、それを使って6人の女性・少女が埠頭へと降り立つ。
???「貴殿が代表の者か?」
栗田「えぇ、重桜海軍第48航空隊基地司令兼指揮官の栗田 京子中佐よ。ようこそ重桜へ、あなた達を歓迎するわ」
グラーフ「感謝する。我はグラーフ・ツエッペリンと言う。この名は捨てても構わんが、呼びやすいならツエッペリンとも呼んでくれたまえ。」
栗田「ツエッペリンね。うるさい連中が集ううちの基地だけど、どうぞよろしく」
グラーフ「…しばらく世話になる」
栗田が差し出した手を握り、固い握手を交わす。
この世界に悲観的な想いを抱き、全てを滅ぼしてしまいたいという願いをもつ破滅的な性向の彼女だが、相手には礼儀を欠かさない。
???「久しぶりね、指揮官?」
栗田「あらオイゲンじゃない。久しぶりね、2年ぶりかしら?」
オイゲン「まぁ、そのくらいかしらね。」
銀髪に、ツインテールが特徴の彼女の名は重巡洋艦プリンツ・オイゲン。アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦の三番艦であり、鉄血の指導者である戦艦『ビスマルク』、そして同国指揮官に最も近いKAN-SENとして知られている。
実力も申し分なく、鉄血KAN-SENでトップクラスの戦闘力を持つ、まさに一騎当千と言う言葉が似合うKAN-SENであった。
宮部「(彼女達が鉄血のKAN-SENか…)」
宮部は遠くから栗田達と話すツエッペリンら鉄血KAN-SENの様子を見ていた。
軍服風の服を着用し、いかにも軍人といった厳格な雰囲気を思わせるような鉄血KAN-SENだが、彼女達からは重桜KAN-SENの娘達と同じような優しい雰囲気を感じ、心配は無用だったなと内心呟く。
すると一人の女性―プリンツ・オイゲンと目が合う。
オイゲン「あら、見慣れない顔ね。新人かしら?」
栗田「えぇ、そうよ。彼は宮部少尉、新人と言っても私の基地でトップの撃墜数を誇る凄腕の戦闘機搭乗員よ」
宮部「はじめましてプリンツ・オイゲンさん。宮部 久蔵です。」
オイゲン「ふーん、面白そうな人物ね」
興味深い目線で宮部を見つめるオイゲン。
宮部「(彼女が重巡プリンツ・オイゲンか)」
その名を聞くと、ラバウルに補給で訪れたドイツ海軍の仮装巡洋艦『ミヒェル』の乗員が自慢するように話していたデンマーク沖海戦のことを思い出す。同海戦でプリンツ・オイゲンは超弩級戦艦『ビスマルク』と共にイギリス海軍と交戦し、巡洋戦艦『フッド』を撃沈、戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』を損傷させた。
普段あまり耳にしない遥か西方の欧州の話だったため、搭乗員や整備員達は乗員の話に釘付けとなり、ドイツ人に次々と別の話題を求めて困らせていたのを思い出し懐かしく感じる。
栗田「ところで聞きたいのだけれど、なぜ到着が遅れたのかしら?」
グラーフ「その件については申し訳ない。途中でセイレーンの航空隊と接敵し戦闘していたためだ。加えて新鋭機と見られる戦闘機3機が重桜の方角に向けて逃走したのだが、それについてなにか知らないだろうか?」
栗田「3機の敵機が重桜に向けて逃走?…その敵機はどんな形状をしていたのかしら?」
グラーフ・ツエッペリンは新鋭機の特徴を話す。それを聞いた栗田は心当たりしかなかった。
栗田「……その新鋭機、多分撃ち落としてしまったかもしれないわ」
???「はぁ!?撃ち落としたですって!?」
栗田の言葉に驚きを隠せない、アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦ネームシップの重巡アドミラル・ヒッパー。金髪のツーサイドアップの髪型にエメラルドのような瞳が特徴のプリンツ・オイゲンの姉である。
栗田「えぇ、昨日新型機のテスト飛行を行っている時に3機のセイレーン機が襲ってきたのよ。その3機の外観の特徴は今話してくれた内容に酷似していたわ。まぁ、新型機に乗っていた宮部少尉が3機とも返り討ちにしたけど」
ヒッパー「か、返り討ちにしたって…?私達でも数機墜とすのに苦労したっていうのに?」
栗田「そう言われてもね…まぁ、宮部少尉が単純に強すぎるだけかもしれないけど」
宮部「?自分は強くありませんよ」
栗田「いやいや。乗り慣れない新型機、しかも機銃に演習弾が半分しか入っていない状態で敵機のエンジンをピンポイントで狙って撃墜するなんて、もはや神の領域に近いわ」
ヒッパー「…宮部って言ったわよね。あんた人間やめてないかしら?」
宮部「あはは…」
その言葉に、ただ苦笑するしかなかった。
赤城「宮部様の困ったお顔…眼福ですわ〜♡」
加賀「姉さま…?」
その後、宮部は長門への謁見式に向かうツエッペリン達及び栗田達と別れ、一人残った峯宮部はある場所へ向かうのであった。
港近くにある丘
普段誰も訪れないそこでは、宮部が芝生の上に仰向けで寝転がっていた。
宮部「(ふぅ、ここは落ち着くな)」
丘からは工廠やガントリークレーンが建ち並ぶ港湾と巨大な桜"重桜"、そしてコバルトブルー色の海が一望できる。
フカフカな芝生が天然の寝床となり心地よい風が吹き当たって、溜まった疲労を解消できるため宮部お気に入りの場所であった。
ガサッ ガサッ ガサッ
オイゲン「あら、また会ったわね」
宮部「あっ、プリンツ・オイゲンさん。謁見式は終わったのですか?」
草を踏む音が背後から聞こえ、振り返るとそこにはプリンツ・オイゲンの姿があった。
オイゲン「オイゲンでいいわ。謁見はたった今終わったところよ、暇だったからここに来た訳。それよりあなたはここで何をしているのかしら?」
宮部「仮眠をしていたところです。ここは誰も来ない場所で、静かに過ごすことができるのでお気に入りの場所なんです」
オイゲン「ふーん、そう」
そう呟くと、無言のまま宮部の顔を数秒間じーっと見つめている。
宮部「?どうかしましたか?自分の顔に何か付いて―」
オイゲン「あなたはこの世界とは違う場所から来たのかしら?」
to be Continue
エスカルゴン閣下のお部屋さん、緋雪さんから☆10を頂きました!!高評価ありがとうございます!!
誤字、脱字、文がおかしい所があればご報告よろしくお願い致します。そして感想、評価、お気に入り登録もよろしくお願い致します。
前書きにある通り今年9月でアズールレーンが7周年を迎えました。5年前から始めたゲームですが、時が過ぎるのは早いものです。アズールレーンがこれからも続きますように。
それではグッバイ
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