どうも89式小銃です。
まずは、27話目が投稿不可能になったことを皆様に謝らなければなりません。
誠に申し訳御座いません…自分のミスで次々回まで書いていた話を消去してしまい、しかもここ最近編集をしていなかったので自動保存にも残っておらず27話目の投稿が不可能になってしまいました…もう一度書くこともできるのですが、多大な時間が掛かり尚且つ内容もそこまで覚えていないため泣く泣く書き直しを諦め、代わりとして『小さくなった天城さん』を3話構成で投稿しようと思います。そのため現在投稿している26話を削除し、新しい26話を投稿することにしました。次回を心待ちしていた皆さん、誠に申し訳御座いません…これからはミスをしないよう慎重に取り組んでいきたいと思っております。
長文失礼しました。それではどうぞ
翌日 真夜中
赤城「(…よし、誰も居ないわね)」
駆逐艦・小型艦寮一階の暗い廊下をコソコソと静かに歩いている赤城。彼女はとあるKAN-SENと取引をするために、指定された取引場所へと向かっていた。
そして、彼女はとある部屋の前に到着し、睡眠中であろう他のKAN-SENにバレないよう静かに部屋の扉をノックする。
「…合言葉はにゃ?」
赤城「…時は金なり」
…カチッ ガチャ
もの凄くダサい合言葉を話すと扉のロックが開き、隙間から寝間着姿の明石が顔を覗かせる。
明石「待っていたにゃよ赤城。…周りには誰も居ないにゃね?」
赤城「えぇ大丈夫よ。それより例の物は?しっかりと確保してあるんでしょうね?」
明石「まぁ待つにゃ。ちゃんと例のブツは確保してあるにゃ」
そう言うと、ポケットから一つの小さい瓶を取り出す。瓶は10cm程の大きさであり、中にはオレンジ色に輝く液体が入っている。
明石「滅多に市場に出回らない特上品にゃ。一般品と比べて効果は抜群にゃから、きっと赤城も満足すると思うにゃよ?」
赤城「よくやったわ明石。これはお礼よ」
頼んだものを受け取り確認すると、懐から数十個のピンク色のダイヤを取り出し報酬として明石に支払う。
ダイヤとは、重桜のみならず世界各国のKAN-SENの間で物品の売買に使用される特殊な通貨である。
明石「ふっふっふっ、毎度ありだにゃ〜」
バタンッ…
商売が成功し、ゲスい表情を見せながら明石は扉を閉める。
赤城「(これを使って宮部様を…♡うふふっ♡)」
瓶を見つめ、今までに無い笑みを浮かべながら天城の屋敷へ帰路につく彼女であった。
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時間が経過し、翌日の昼頃
天城「毎日助かります宮部さん」
宮部「いえいえ、住まわせてもらっているので家事の手伝いは当たり前ですよ。気にしないで下さい」
天城と宮部の二人は、台所にて昼食で使用した食器を洗っていた。
その姿は何も知らない人からすれば夫婦のように見え、二人の距離も心無しか前より狭まっている。
天城「今日は赤城と加賀、それに土佐も居ないのでとても静かですね」
自分達二人の声だけが台所やリビングに伝わる様子を見て呟く。
今日、赤城達の三人は鉄血との合同演習に参加しており、演習は3日に渡って行われるためしばらく帰ってこない。
宮部「そうですね。私が最初に天城さんの家に来た時を思い出しますが、赤城さん達が居ないと少し寂しく感じます」
天城「ふふっ、宮部さんもこの家の生活に慣れてきたようですね。私達の所に入籍しても良いのですよ?あっ、そうなれば宮部さんは私の弟になりますね♪」
宮部「あはは…私には妻と子供が居ますので遠慮しておきます…」
天城「ふふ、冗談ですよ♪」
そうしたイタズラ話を交えつつ手を進め、ようやく食器洗いが終わる。
天城「さてと。家事はまだまだありますが、少し休憩致しましょう」
宮部「はい。ふぅ…やはり疲れますね…」
リビングの椅子に腰掛けると、背筋を伸ばしてリラックスする。軍での仕事も中々大変なものであったが、家事も負けず劣らずであった。自分が居ない間、子供の面倒を見ながら家事をしていた妻は凄いなと感心する。
ふと台所に目を遣ると、天城が冷蔵庫から蜜柑の絵が印刷されたペットボトル飲料水を取り出して飲んでいる。
宮部「天城さん、ジュースをお飲みになるんですね。少し意外です」
天城「そうでしょうか?」
甘味飲料を嗜む天城の意外な姿に少し驚きながら、彼女が口にしたペットボトルに目を遣る。
宮部「…あっ、天城さん。それは赤城さんから―」
ボンッ!!
突然、何かが爆発したかのような音が鳴り響くと同時に白く濃い煙が部屋中を包み込む。
宮部「ゴホッゴホッ…!?(これはいったい…!?)」
煙を吸い込み噎せてしまう宮部。
天城「ゴホッゴホッ…!いったい何が起こったのですか…?」
宮部「天城さん!危険ですから動かないで下さい!」
敵からの攻撃の可能性があるため動かないよう天城に伝え、手探りで彼女を探すが中々見つからない。
しばらくして白煙が次第に晴れてきたが、その中から現れた天城の姿に宮部は驚愕した。
宮部「……えっ…?」
天城「?どうしましたか宮部さん?」
なんと、小さくなっていたのだ。
宮部「(えっ?は?え?どういうことだ…?)」
当然、意味が分からない状況に理解できず頭の中が酷く混乱する。
天城「…この姿は一体…?」
しばらくして天城も自身の身の変化に気づき、どんなことがあっても冷静な彼女は今起きている出来事に困惑している。
ガチャ
そんな状況の中、二人が居る部屋の扉が突然開く。
神通「天城さん、昨日の勝負の続きを―」
宮部「じ、神通さん…!?」
天城「あらあら…これは…」
神通「………」
一瞬状況が飲み込めずにいたが、目を閉じて深く深呼吸し現場の状況を冷静に分析する。
神通「天城さん一体何があったのですか?…もしかして宮部さんが―」
宮部「いえいえ誤解です!!こうなったのには訳が…!!」
疑いの視線を送る神通に、必死の弁解を試みる。
◇◇◇ 事情説明中… ◇◇◇
神通「…なるほどですね。今日の早朝、赤城さんから幼体化を引き起こす何かが入っていた飲み物を宮部さんは受け取ってしまって冷蔵庫に仕舞い、今日それを知らなかった天城さんが飲み物を飲んでしまい小さくなってしまった―ということですか」
宮部「はい…まさかこんなことになってしまうとは…」
申し訳なさそうに頭を俯かせる宮部。
天城「宮部さんに落ち度はありません。それにしても、赤城はこんな物を宮部さんに飲ませようとしていたなんて…これはきつーいお仕置きが必要ですね」
宮部の思いを汲み取り慰めるとともに、背筋が凍るような意味深な笑顔を浮かべる天城。小さくなっても本人は変わらないようだ。
神通「それにしても、赤城さんはこれを一体どこから手に入れたのでしょうか?幼体化を引き起こす薬か液体の存在は聞いたことありません。もし作れたとしても、専門知識がない一般の人やKAN-SENでは作成は難しいでしょう」
じゃあいったい誰なんだと、考える三人。
天城「……1人しか思いつきませんね」
神通「はい。十中八九、明石の仕業ですね」
宮部「明石さん…」
基本的になんでも作ることができ、科学の知識も持っている明石が容疑者に浮かんだ。
神通「とりあえず、私は明石に話を聞きに行ってきます。何か分かったら連絡します」
天城「よろしくお願いします神通。私もこの身体を治す方法がないか調査します。宮部さん手伝ってくれますか?」
宮部「もちろんです」
こうして、幼体化した天城の身体を治すため三人は行動を開始するのだが…
_______________________________
数分後
神通「天城さん、予想通りでした。どうやら赤城さんから幼体化薬液の入手をお願いされて明石が購入した模様です。…そして厄介な事に、薬液は強力な物らしく明後日まで効果が持続するそうです」
天城「…分かりました。明石さんの処遇は指揮官様に任せるとしましょう。ありがとう御座います神通」
式神を使った神通との通信を終了し、会話を終える。
天城「しかし明後日まで効果が続くとは困りましたね…この身体では職務に支障をきたしてしまいます…」
想定外のトラブルによって幼体化してしまい以前より動きにくくなったため、担当している仕事ができないと天城は困り果てていた。
宮部「薬の効果が切れるまでサポートしましょうか?」
それを見かねた宮部は、薬の効果が切れる明後日まで手伝うと天城に提案する。
天城「…いいのですか?」
宮部「はい。任せて欲しい事があれば、なんでも自分に言って下さい」
天城「宮部さん…ありがとう御座います」
宮部「いえいえ。では、今日の仕事は何がありますか?」
天城「少々お待ち下さい。…まずは港の第二倉庫で、新調した艤装の備品確認ですね」
宮部「港の第二倉庫ですね。では向かいましょうか」
仕事内容を確かめると宮部と天城の2人は港方面へと歩み出し、宮部にとって忙しい3日間が始まるのであった。
to be Continued
前回から変わらず、不死身の日本トカゲさんから☆9
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