ダンまち×ドラクエ   作:スターゲイザー

38 / 88
第38話 ツンツン、ツンツン

 

 

 

 

 

上層10階層でミノタウロスの集団を一掃し終えたリリルカ・アーデは何時でも次の魔法を発動できるように両手に持っていた『ピオラの杖』から片手を放し、杖先を地面につける。

 

「…………新手はなさそうですね」

 

 一番元気なアルス・クラネルが率先して魔石を集め、珍しくドロップアイテムが無いことに残念がっている間も警戒は怠らない。

 

「しかし、なんだってミノタウロスの集団が上層に?」

「分かりません。通常ではありえないことです」

 

 考え込んでいるリリルカの斜め後ろで、何時もとは全然様子が違うベル・クラネルにヴェルフ・クロッゾが気づいた。

 

「おい、ベル。大丈夫か、凄い汗だぞ」

「え、あっ、本当だ。全然、気づかなかった」

 

 汗を拭っているベルの手はどこかぎこちない。

 

「さっきからベル様、どこかおかしいです。もしや体調が――」

「普通だよ。なんともないって」

「ですが……」

「さっきの戦闘でも問題は無かったんだ。ちょっと疲れてるだけだよ」

戦争遊戯(ウォーゲーム)前だしな。異常事態もあったわけだし、今日は早めに上がるか?」

 

 ダンジョンで起こる異常事態(イレギュラー)は大概において碌な事態にならない。

 一度死んでしまえば生き返る手段などないこの世界において、自ら危険な中に身を置いておく理由は今のヴェルフ達にはない。ベルが疲れているならば、戦争遊戯(ウォーゲーム)を控えているのだから探索を取り止めて地上に戻るのも一つの選択だった。

 

「そうしましょうか。少なくともミノタウロスが上層に上がった理由が分からないまま奥に進むのは危険です」

「というわけだ、アルス。今日はここまでだ」

 

 魔石を回収し終えて先に進もうとしていたアルスをヴェルフが引き戻しに行く。

 一人で通路の向こうまでさっさと行ってしまうものだから距離が開いてしまっている。アルスが戻ってくるまで若干の時間があるのでリリルカは間近でベルの顔を見上げる。

 

「本当に大丈夫なのですか、ベル様? 顔色が優れませんが」

「…………さっきから動悸が止まらないんだ。なんだか凄い気持ち悪い。でも、体調不良とかそんな感じじゃない。これは」

 

 お爺ちゃんがいなくなった日の感覚に似ている、と続けようとしたベルの足元が突如として揺れた。

 

「っ!?」

 

 まるで下の階層から突き上げるような衝撃と共に、アルスとヴェルフのいた地面が崩れ落ちた。

 ギリギリの範囲外にいたベルとリリルカには一瞬の出来事の中で、二人を巻き込んで落盤して下の階層に落ちた。直後、下の階層に地面にぶち当たって地面であり天井であった岩盤が打ち砕かれる音が響き渡る。

 

「床が、抜けた……?」

「アルス! ヴェルフ!」

 

 巻き込まれずに済んだ二人が状況を理解して、穴を覗き込むも共に落ちた砂が衝撃で吹き散らされて砂埃となり、階下の光景を覆い隠している。

 

「下に降りて――」

「ダメです! 飛び降りた場所に二人がいるかもしれないのです! せめて下の状況が分からなければ危険です!」

「くっ」

 

 リリルカの言う通りであると理性では理解しながらも、安否が気になってやはり飛び降りようかとベルが考えたその時だった。

 

「ヴゥゥ」

「え?」

 

 イヤなものが聞こえて足に力を入れようとしたベルの体が硬直する。

 モクモクと舞い上がる砂煙が何かに振り払われ、アルス達が落ちた穴の向こう側に大剣を振るった姿勢の片角しかないミノタウロスがいた。

 ミノタウロスは大きく膝を曲げて、こちらに向けて跳躍する。

 

「ヴゥモオオオ――ッ!」

「ミノタウロスがもう一体!? こんな時に――メラ!」

 

――――――――――リリルカは メラを となえた!

――――――――――ミノタウロスに ダメージ!

 

 飛んでいるミノタウロスに火炎系呪文(メラ)を放ち命中させるも、防御した腕が少し焦げただけで大したダメージを負った様子はなかった。最低限でも怯ませる程度は出来るはずだと過信(・・)していたリリルカの次への行動が遅れる。

 

「そんな効いてな――」

「ヴゥモオオオオオオ――――ッ!」

 

 こちらに向かってきて飛んできたミノタウロスが、『ピオラの杖』で防御したリリルカに大剣を横殴りに振るってきた。

 

――――――――――ミノタウロスは 渾身の一撃を はなった!

――――――――――つうこんの いちげき!

――――――――――リリルカに ダメージ!

 

 『ピオラの杖』の杖部分を叩き折りながら一撃を受けたリリルカが血反吐を吐きながら横の壁に叩きつけられ、ズルズルと力の抜けた状態で地に伏して動かない。

 

「リリ!?」

 

 硬直していた一瞬でリリルカを戦闘不能にされたベルは振り返りそうになるのを自制し、直ぐ近くで大剣を振るった姿勢で技後硬直中のミノタウロスに『てつのつるぎ+2』を抜く。

 

「よくも、リリぉっ!」

 

――――――――――ベルは かえん斬りを はなった!

――――――――――ミノタウロスに ダメージ!

 

 技後硬直が終えて防御姿勢を取った隙間を狙った炎を纏った一撃がミノタウロスにダメージを与えるも、それは火に油を注ぐような行為だった。

 

「ヴゥモオオオオオオ――――ッ!」

 

――――――――――ミノタウロスは 怒りの咆哮を あげた!

――――――――――ベルは ショックをうけた!

 

「ひィッ!?」

 

 傷つけられたことに対して激昂しているかのような咆哮に、後退して砂に足を取られて尻もちをつくベル。

 

――――――――――ベルは おどろき すくみあがっている!

 

「ブゥー、ブゥーッ……」

 

 荒い鼻息を吐きながら徐々に迫ってくるミノタウロス。

 情けなく涙を浮かべながらズリズリと後退するベルは、何故か幼い頃のことを思い出していた。

 

『痛むか、ベル』

 

 幼い日、アルスと二人で禁止されていた村の外に出かけ、出会った数体のスライムに有体に言えばボコボコにされた。

 助けてくれた祖父の体は戦士のように逞しくて、その大きな手で良くベルを抱き上げてくれた。この時も肩に気絶したアルスを抱えながらも小動もしない。

 

『こういうことがあるから村の外には出るなと言っておいたじゃろう。スライム達にボコボコにされおって、ぶったまげたぞ』

 

 オラリオ外のモンスターは地上に進出した祖先の子供で、ダンジョンにいる個体と比べれば遥かに劣る。それでも幼い子供が遭遇してしまえば個体によっては死ぬことも有り得る。

 

『無謀にも立ち向かったアルスを置いて逃げることも出来ただろうに、その誘惑に耐えて留まることを選んだ。良く耐えた。胸を張れ、ベル。お前は負けなかったのだ。格好良かったぞ』

 

 本当に格好良かったのはスライムに立ち向かったアルスで、自分はただ見ていることしか出来なかったから情けなくてベルは泣いた。

 スライム達を簡単にやっつけた祖父のようになりたくて、困難に立ち向かっていけるアルスのようになりたくて、強い人に、祖父が語るような英雄になりたいと思った。

 

「ヴゥモオオオオオオ――――ッ!」

 

 ベル・クラネルは臆病者のまま死ぬのだ。

 

――――――――――ミノタウロスの こうげき!

――――――――――アイズは 攻撃を武器で はじいた!

 

 反撃するでもなく回避するでもなく、絶対に防げないと分かっているのに腕で自身を庇っていたベルは響いた金属音にきつく閉じていた瞼を開ける。

 

「――――大丈夫?」

 

 吹いた風が金色の髪を靡かせる。

 

「…………頑張ったね。もう、大丈夫」

「アイズ、さん……?」

 

 見上げたアイズ・ヴァレシュタインはベルを見下ろし、次に別の方向へと顔を向ける。

 

「レフィーヤ、そっちは?」

「重症ですが息はあります。ハイポーションを使えば大丈夫なはずです! 起きなさい、リリ。私は、この程度であなたが死ぬような柔な鍛え方をしたつもりはありませんよ!」

 

 レフィーヤ・ウィリディスの声と一緒に何やらゴポゴポッと溺れるような音が聞こえるがきっと気の所為だろう。

 早々にレフィーヤから視線を切って片角のミノタウロスに視線を戻していたアイズは気にした風もなく、今のミノタウロスの一撃を思い起こして冷静に評価していた。

 

「今の一撃、武器を使いこなしているにしても、普通のミノタウロスの威力じゃない。もしかして、強化種? どっちでもいいか」

 

 辺りを見渡してアルスの姿が確認できず、近くに穴が開いた地面があることからそこに落ちたところを片角のミノタウロスに襲われたのだろうと推測したアイズが一歩前に出る。

 

「待ってて。今、助けるから」

「ッッッッッ!?」

 

 ベルの頭がアイズの言葉を理解して灼熱する。

 憧憬の相手に、また(・・)助けられることに全身を縛っていた恐怖が弾け飛んだ。

 ベルの足が動き、立ち上がった。

 

「!?」

 

 一歩前に出てアイズの手を掴む。

 

「――――ないんだっ」

 

 掴んだ手を引っ張って、代わるようにアイズの前に出る。

 

「アイズ・ヴァレンシュタインに、もう助けられるわけにはいかないんだっ!!」

 

 脳裏に始まりの憧憬(祖父)を思い浮かべ、背後に憧れの憧憬(アイズ)を押しやり、ベルは矜持を持って『てつのつるぎ+2』を持つ手に力を込める。

 

「僕は、もう守られる弱い子供に戻らない!」

 

 他人から見ればちっぽけとも言える意地を貫き通す為に、ベル・クラネルは恐怖の象徴であるミノタウロスに宣戦布告する。

 

「勝負だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地面が崩落した直後、上手く崩れる瓦礫をクッションにして怪我無く下の階層に降りたアルスは、自分と同じように落ちて瓦礫に埋もれたヴェルフを発掘していた。

 砂煙が立ち込める中、ポイポイと瓦礫を放って新たな砂煙を産み出しながら直ぐにヴェルフは見つかった。

 

→残念だ、惜しい人物を亡くした

  ツンツン、ツンツン

 

「勝手に殺すな! イツツツ!?」

 

 合掌しているとヴェルフはムクリと勢いよく起き上がったが、落ちた拍子にどこか痛めた様子で体を折り曲げて苦痛を漏らす。

 

「ホイミ」

 

――――――――――アルスは ホイミを となえた!

――――――――――ヴェルフの キズが かいふくした!

 

 治癒系魔法(ホイミ)を受けたヴェルフは大きな息を吐いて、曲げていた体を元に戻して立ち上がる。

 

「ありがとよ。最初からその優しさを見せてくれよ。結構、精神力(MP)を結構使ってるけど大丈夫なのか?」

 

 二人で瓦礫の山から下りながらアルスはヴェルフに手に持っていたマナポーションの空瓶を見せる。

 

「流石。地面が崩落して、下の階層に落ちたのか。良く無事だったな。ベルとリリ助は」

 

 アルスは人差し指を上に向ける。

 

「アイツらは巻き込まれなかったのか。妬ましいような、複雑な気分だ。登れ、そうにはないか」

 

 瓦礫の山の頂点でも天井まで半分も届いていない。二人とも重量のある装備を纏っているのと、11階層は湿原エリアなので足元が滑っているのもあって瓦礫の山の上から直接上の階層には登るのは難しい。

 

「ベルならともかく、リリ助なら飛び降りるよりも普通に下に降りてくるだろう。俺達も階段で上の階層に登るとするか」

 

 砂煙の所為でどちらが上の階層に繋がる階段がある方角が分からないので、晴れるまで待っているとズチャズチャと水を含んだ草を踏みしめる音が聞こえてきた。

 モンスターの可能性が高いので二人がそれぞれの武器を構えると、砂煙が徐々に晴れて近づいてくる巨体の猪人の姿が現れた。

 

「オッタル? なんで上層に」

 

→下がれ、ヴェルフ

  ちっす、猛者さん!

 

「何言ってんだ、アルス?」

 

 オラリオ最強に武器を下げて警戒態勢を解いたヴェルフと違って、アルスは緊張で強張った顔を大剣を持っているオッタルに向けている。

 

「――――ここはダンジョンだ。冒険者を名乗るなら武器を構えろ」

 

 一足一刀の距離で足を止めたオッタルが静かな声で告げる。

 

「手合わせを願おう、冒険者」

「オッタル、アンタは何を言ってるんだ! オラリオ最強が俺達に一体、何の用だってんだ!?」

「俺はもう剣を構えているぞ。にもかかわらず、敵の動機を知らなければ戦えないか?」

 

 右半身を後ろに引いて右手で大剣を持ち、左手で刀身を支えた戦う姿勢のオッタルから発せられる戦意に、ヴェルフは二の句を発せられなくなった。

 

「来い。せめてもの情けだ。初手を譲ってやる」

「アルス!」

 

 勝てるわけがない、と確信しているヴェルフの静止の言葉に、オッタルは決して逃がすつもりないと感じ取っていたアルスは敢えて無視する。

 

「はっ!」

 

――――――――――アルスは、全身全霊切りを はなった!

 

 『ウダイオスの黒剣』の高い攻撃力も相まって、下層のモンスターですら一刀の下に切り伏せる強烈な一撃がオッタルに迫る。

 

温い(・・)

 

 オッタルは大剣を片手で軽く一振りした。ただ、それだけだった。

 

「なっ!?」

 

 速度と勢い、そして全体重を上乗せしたアルスの全身全霊を込めた斬撃が、大剣の一振りによってあっさりと弾かれたのをヴェルフは見た。

 

――――――――――オッタルは 攻撃を武器で はじいた!

 

 鍛え上げた当人であるヴェルフですら素材のランクが高過ぎて不完全にしか仕上げられなかった『ウダイオスの黒剣』。間違いなく今のアルスが放てる最大最強の技が破られたことに目を見開く。

 

「この程度で驚くな。不相応な武器に頼り切るなら冒険者など止めてしまえ」

 

 精巧な技と何よりも突き抜けた膂力。

 突進の勢いを殺されるどころか、得物を弾かれ無様にも仰け反るアルスに、オッタルは右足を上げて前蹴りを放った。

 

――――――――――オッタルの こうげき!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

「ぐっ!?」

 

 腹部を捉えたオッタルの前蹴りは、着ている『聖騎士のよろい』と『やすらぎのローブ』を超えてアルスに大きなダメージを与え、『てっかめん』の内側から口から吐かれた血が噴き出す。

 だが、ここで守勢に回ったら勝機は一分たりともないとアルスは分かっていた。

 

「はっ!」

 

――――――――――アルスは、剣を ぶんまわした!

 

 腹部を起点に前に折れた体のままで苦し紛れに片手で『ウダイオスの黒剣』を振り回す。

 

「やはり驕りの元は、その剣か」

 

――――――――――カウンター!

――――――――――オッタルの こうげき!

 

 バギンッ、と鈍い音を立てて折れる大剣――――『ウダイオスの黒剣』が下から斬り上げた大剣によって半ばから真っ二つに折れる。

 最強とすら思えた大剣を粉砕されたことに、アルスの次への動きの初動が鈍った。故に気づいた時には既に翻り、己の下へ振り下ろされるオッタルの大剣に何の対処も出来なかった。

 

「ぬんっ!」

 

――――――――――オッタルの こうげき!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

 大剣の一撃が落とされ、掠めた『てっかめん』が砕ける。『聖騎士のよろい』に斬撃が刻まれた。

 アルスから噴き出す血。

 崩れ落ちる体。

 地に落ちて手が弾んだ後、身動き一つしない指先。

 

「アルスゥウウウウウウウウウ――――ッ!?」

 

 呆気なくやられたアルスの姿にヴェルフの中にあった恐れを怒りが上回った。

 

「テメエェッ、俺の仲間に何やってやがる!」

 

――――――――――ヴェルフの こうげき!

――――――――――ミス! オッタルは ダメージを 受けない!

 

 ヴェルフの『はがねのオノ』の一撃が弾かれる。武器でも防具でもなく、露出したオッタルの生身の肩に。

 突き抜けた『耐久』が、Lv.2成り立てのヴェルフの一撃を毛先すらも通さない。あまりにも単純明快な現実に、跳ね返った『はがねのオノ』によって仰け反ったヴェルフ。次いで腹部に突き刺さった拳がLv.7の領域を僅かでも感じ取らせた。

 

――――――――――オッタルの こうげき!

――――――――――ヴェルフに ダメージ!

 

 『はがね』の装備を纏って長重量のヴェルフが数十メートルも殴り飛ばされて壁に叩きつけられ、威力を物語るように幾条もの亀裂を生む。

 やがて壁から剥がれ落ち、ガシャンと腹部が陥没した『はがねのよろい』が音を鳴らして湿原に沈む。

 

「この程度で諦め、立ち上がらないのならば、ここで果てろ」

 

 ヴェルフを感慨もなく見遣ったオッタルがアルスに視線を下ろす。

 

「ベ、ホイ……ミ」

 

――――――――――アルスは ベホイミを となえた!

――――――――――アルスの キズが かいふくした!

 

 中級治癒系魔法(ベホイミ)を使おうとも全回復していないアルスはふらつきながらも立ち上がる。

 

「立つならば殻を破れ。他者の手など撥ね退けろ。冒険に挑め。お前達の見るべきものは前だけだ!」

 

――――――――――オッタルの こうげき!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

 大剣をその場に刺し、無手になったオッタルの拳がアルスを打ち据え、血が飛び散って湿原へと落ちる。

 

「ぬんっ!」

 

――――――――――オッタルの こうげき!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

 辛うじて反応して防御した『ゴールドトレイ』が、ただの拳に粉砕される。

 

「ベ……ホイ、ミ」

 

――――――――――アルスは ベホイミを となえた!

――――――――――アルスの キズが かいふくした!

 

 倒れ込んだ体を中級治癒系魔法(ベホイミ)で癒し、無理矢理に立ち上がろうとも再び攻撃を受けて吹き飛ぶ体、癒す魔法、立ち上がる意志。

 

「……ぐ……ぅ……」

 

 ただの一撃で肋骨が何本も折れたヴェルフは痛む体を押して地面を這いずる。

 まだアルスが戦っている。何故、最強のオッタルがこんなことをするのか理由は分からない。だが、このままではアルスが殺されてしまう。

 

(ヘファイトス様、俺は――)

 

 這いずりながら嘗て自分自身が言った言葉を思い出す。

 

【俺は二度と『魔剣』を打ちません】

 

 ヘファイトスファミリア入団直後に命じられてヴェルフが打った『魔剣』を手にしたヘファイトスは、今はそれで良いと言って続けた。

 

【何かを得た時、きっと貴方はその力を使わなかったことを後悔することになる。意地を秤にかけるのは止めなさい】

 

 今正にその言葉がヴェルフに決断を迫っていた。

 

「ど、こ……だ」

 

 ヴェルフは魔剣が嫌いだ。

 安易な力は使い手に驕りを与え、鍛冶師すらも腐らせる。そして使い手を残して絶対に砕けていく。

 

「どこ、だ!」

 

 階層崩落に巻き込まれた際に背中に巻き付けていた『魔剣』がどこかに紛失していた。

 無くなれば喜んだはずなのに、今は必要だからと求める。

 

「どこだ!」

 

 自分の浅ましさに吐き気すら覚える。

 

「俺はもう捨てねぇ! 助けたい仲間がいるんだ! だから!」

 

 瓦礫の中で何かが赤く光った。

 駆け寄って瓦礫を掻き分けると、布の一部が破れて柄と剣身の間、鍔の無い中央部に嵌る紅の宝珠が輝いている。燃えるような光を放つ『魔剣』をヴェルフは一思いに掴み、抜き放った。

 瓦礫に引っかかった布が破れる。

 

「お前達を砕く。砕いて砕いて砕き続けて――――何時か砕けない魔剣(お前達)を作ってみせる。だから、今は!」

 

 新たな決意と共に、オッタルに向かって『魔剣』を振るう。

 

「砕けろ、火月ぃいいいいいいいいいいいい!!」

 

 放たれるは真紅の轟炎。大上段、振り下ろされた剣身から巨大な炎流が迸り、一直線にオッタルに向かって行く。

 

「クロッゾの魔剣か」

 

 殺す気ならとっくにしているはずというヴェルフの読み通りに、オッタルはアルスを背後に投げ捨てて地面に突き刺していた大剣を握る。

 海を焼き払ったとまで言われた魔剣がその威力を全開放して迫る熱波に、大剣を構えたオッタルはただ吠えた。

 

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

 恐らくオラリオ最大の膂力から放たれた一撃は熱波を切り裂き、押し潰した。

 行き場を失った熱波は天井に空いた穴へと消え去っていく。

 

「ははは、マジかよ」

「オリジナルの魔法を超える『魔剣』。噂に違わぬ威力だ」

 

 まさか何のダメージも与えられないまま切り裂かれるとは思いもしなかったヴェルフが乾いた笑みを浮かべる。

 オッタルの大剣は今の一撃に武器の方が耐えられなかったように、ヴェルフが持つ『魔剣』と同じように刃先からボロボロと砕け散っていく。

 

「見事、と言っておこう」

 

 立ち向かったヴェルフにか、魔剣の威力にか。どちらかを聞く機会は訪れなかった。

 

「はっ!」

 

 誰の目から見てもズタボロだったアルスが折れた『ウダイオスの黒剣』を持ってオッタルの肩に飛び乗った。

 

――――――――――アルスは、全身全霊切りを はなった!

――――――――――オッタルに ダメージ!

 

 アルスは両手で逆手に持った『ウダイオスの黒剣』の折れた切っ先をオッタルの首筋に突き刺した。

 

「致命の一手を放つ良い手だ」

 

 ここでもオッタルの慮外の『耐久』が阻む。

 確かに『ウダイオスの黒剣』はオッタルの首筋に刺さっている、指先程度分だけ。

 

「目を狙えば、まだ勝機があったものを」

 

 オッタルの手がアルスの頭に伸びる。

 

「デイン!」

 

――――――――――アルスは デインを となえた!

 

 微細な粒子の一つ一つが結びつき、人間など跡形も残らない稲妻へと変わった。稲妻はアルスの頭を掴んだばかりのオッタルの手に落ちた。

 

――――――――――オッタルに ダメージ!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

「ぐぬぅっ!?」

 

 初めてオッタルが苦痛を漏らした。

 慮外の『耐久』があろうとも、雷撃はアルスが持つ『ウダイオスの黒剣』を伝ってオッタルの体内に送り込まれる。

 

「――デイン!」

 

――――――――――アルスは デインを となえた!

――――――――――オッタルに ダメージ!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

「アルス!」

 

 確かにオッタルにダメージは与えられているだろうが、あのやり方ではアルスもダメージを負ってしまう。となれば、耐久の差で先に倒れるのはアルスに決まっているが、『魔剣』を失ったヴェルフにはアルスを信じる以外に出来ることが無かった。

 

「――――デイン!」

 

――――――――――アルスは デインを となえた!

――――――――――オッタルに ダメージ!

――――――――――アルスに ダメージ!

 

 雷が落ちる度にオッタルの表情が僅かに歪む。

 ダメージは確かに与えている。後はどれだけ魔法を連発できるかにかかっていた。

 

「――――――デイン!」

 

――――――――――アルスは デインを となえた!

――――――――――しかし、MPが 足りず 不発!

 

精神力枯渇(マインドダウン)か」

「ぐっ!?」

 

 掴まれたままだった頭を引っ張られ、地面に叩きつかれる。

 

「お前は弱い」

 

 起き上がろうとして、掴まれたままの頭を再度地面に叩きつけられる。

 

「敗北の味を知れ。その血と地と恥が敗北の味だ」

 

 何度も何度も何度も、地面に叩きつけ続けられる。

 

「惰弱を呪い、無力を嘆くのなら強くなれ」

 

 地面が砕け陥没して、やがてアルスの四肢が人形のように為すがままになるまでオッタルは頭を地面に叩き続けた。

 

「死に物狂いであの方の寵愛に、応えてみせろ」

 

 死体のように動かないアルスの頭からようやく手を離し、オッタルは首筋に刺さったままの『ウダイオスの黒剣』を引き抜いて地面に捨てて歩き始めた。

 

「なんでだ?」

 

 背を向けて去ろうとしているオッタルに、アルスに駆け寄ったヴェルフが問いかける。

 

「なんで、アルスにここまで」

「この男は敗北を知らねばならん」

 

 首筋から流れる僅かな血も止まり、雷撃によって若干装備を焦げさせただけの最強は立ち止まったものの、振り返ることなく答える。

 

「このままでも強くはなるだろう。だが、それは見せかけだけの強さに過ぎん。真の強者と相対した時、そんな強さは何の役にも立たない」

 

 オッタルはゼウスファミリアとヘラファミリアに敗北し続けてきた。このオラリオでオッタルが味わい続けてきたものは、敗北と屈辱の泥に他ならない。しかし、その敗北の経験こそがオッタルを強くした。

 

「地の味を知り、血の味を覚え、恥の味を拭って初めて、この子供は男に、戦士に成れる」

 

 立ち止まっていたオッタルが歩みを再会する。

 

「地を、血を、恥を、礎に変えてみせろ。勝者は敗者の中にいるのだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイズとレフィーヤを始めとして、8・9階層を踏破して合流したベート・ヒリュテ姉妹・フィン・リヴェリアといったロキファミリアが見守る中、ベルと片角ミノタウロスの戦いは手札を周囲に晒しての戦いとなっていた。

 Lv.5やLv.6の面々が加勢すれば瞬く間に終わる戦いを、冒険者としての本能がこの戦いを刮目せよと告げていて誰一人として救援に動けずにいた。

 

「やっ!」

 

――――――――――ベルは ヴァイパーファングを はなった!

――――――――――ミノタウロスに ダメージ!

――――――――――ミノタウロスは どくに おかされた!

 

 速度で勝るアイズとの修行の経験が活きて、大剣を避けざまに持ち替えた『せいなるナイフ』で毒を注入する。

 一回転して返ってきた大剣に『毛皮のポンチョ+1』を切り飛ばされ、避け切れなかった刃先に頬を肉ごと抉り取られながらも次撃を放つ。

 

「やっ!」

 

――――――――――ベルは かえん斬りを はなった!

――――――――――ミノタウロスに ダメージ!

 

 一瞬でも臆すれば死んでしまいそうな極限状態の中で思考を続ける。

 『せいなるナイフ』では『てつのつるぎ+2』よりも威力が落ちるが、スキル『タナトスハント』の効果で毒に侵された相手には6倍のダメージを与えられる。

 

「あの技の多彩さには目を見張るものがあるが……」

 

 リヴェリアが見るに、ミノタウロスもダメージを負ってるといっても耐久に優れたモンスターだけにあまり効いた様子はない。

 

「どれもあの強化ミノ野郎には軽過ぎる」

「ミノタウロスの肉は、熱や冷気に強く断ちにくい。このままだと決定打にはならない」

 

 代わりにミノタウロスの一撃をベルがまともに食らえば一撃で倒れることになるだろう。

 攻撃力と防御力に差があり過ぎて、優勢に戦えているように見えてもベルにとっては分の悪い戦いであることに変わりない。

 

――――――――――ミノタウロスは 激しく暴れまわる!

――――――――――ベルは 攻撃を武器で はじいた!

 

 ちょこまかと動き回るベルをうざったく思ったのか、理屈を無視した動きで大剣を滅茶苦茶に振り回す。

 今までの動きとは全く違う行動にベルも反応しきれず、ギリギリで『てつのつるぎ+2』で受けるのが限界だった。

 

「うっ!?」

 

 まともに攻撃を受けた『てつのつるぎ+2』が砕け散る。

 武器の一つを使い物にならなくしたのを見て取ったミノタウロスが嗤った。

 

「ブゥムゥンッ!!」

 

――――――――――ミノタウロスは ちからをためる!

――――――――――ミノタウロスの 攻撃力と素早さが かなり あがった!

 

 力を貯めたミノタウロスは罅が入っている大剣を放り投げて両手を地面に下ろし、頭を低く構える。

 

「あれはミノタウロスが見せる突撃体勢だ。勝負を決めにきたか」

 

 助走の距離が足りなくとも、力を貯めたことで不足分を補って余りあるほど攻撃力を上げている。

 ベルも回避は不可能と直感する。

 前後左右上下に動こうともミノタウロスは反応し、突撃を決めてくるだろう。今のベルに出来るのは、ミノタウロスと似たようなクラウチングスタートの姿勢。

 

「次の一撃で決まる――」

 

 真っ向から立ち向かうことを決めたベルの片膝が上がり、ミノタウロスの足にグッと力が込められる。

 両者が飛び出すその刹那。

 

「る、カニ」

 

――――――――――リリルカは ルカニを となえた!

――――――――――ミノタウロスの しゅびりょくを かなり さげた!

 

 レフィーヤの腕の中でまだ意識が半ば夢現のリリルカが、モンスターと向き合うベルの姿を視界に入れた瞬間に敵守備力低下魔法(ルカニ)を唱えた。ミノタウロスの直下から唐突に青い光が出現し、その体を取りまいた所為でベルの方が半歩早く飛び出す。

 遅れて突撃するミノタウロス。

 

――――――――――ミノタウロスは ツノを構えた突撃を しかけてきた!

 

 速度はこれで互角。耐久と力で勝るミノタウロスを今のベルが倒すにはモンスターを倒す上での絶対の有効打に成り得る魔石がある胸部の一点のみ。

 

「――勝てない――」

 

 仮にベルの一撃が先に決まろうとも、ミノタウロスの突進力に弾き飛ばされるだけ。フィンですら覆せないと予測した未来は、近くにあった下の階層に通じる大穴からヴェルフの『魔剣』から放たれた轟炎が吹き上がってミノタウロスを襲ったことで覆えされる。

 

「ブゥムゥンッ!!」

 

 ミノタウロスは突進の勢いの大半を奪われ、全身を焼かれながらも轟炎を突っ切った。

 

「――――ぁあああああああああああああああああああああッッ!!」

 

 その眼前に自らも轟炎に焼かれる危険性を毛ほども気にせずベルが突っ込んでいく。だが、悲しいかなまだミノタウロス有利の未来は揺るがない。

 

「ピオラ!」

 

――――――――――リリルカは ピオラのつえを どうぐとしてつかった!

――――――――――ベルの すばやさが かなり あがった!

 

 杖の部分が折れた『ピオラの杖』を道具として使ったことで、ベルの速度が上がってミノタウロスの懐に潜り込んだ。

 自身を一本の槍に見立て、敵の胸目掛けて突貫したベルの『せいなるナイフ』が炎を纏う。

 

「やっ!」

 

――――――――――ベルは かえん斬りを はなった!

――――――――――かいしんの いちげき!

――――――――――ミノタウロスに ダメージ!

 

 毒状態の相手にスキルの効果で6倍のダメージが会心の一撃で撃ち込まれ、ミノタウロス側の突進の威力も相まってその胸部の中央に深々と『せいなるナイフ』が突き刺さった。

 肉を穿つ感触に次いで、硬質な何かを砕いた感覚がベルの手に伝わる。

 

「次が――」

 

 魔石を砕かれたモンスターは末路は灰となって何も残らず消えると決まっている。

 

「これは僕達みんなの勝利だ。もしも次があるなら、今度は僕一人の力で倒してみせる。だから、さよならだ」

 

 勝者に笑みはなく、敗者は己を打倒した勇士の言葉を聞き届けて消えていった。

 

――――――――――ミノタウロスを たおした!

――――――――――アルスたちは 2929ポイントの経験値を かくとく!

――――――――――ミノタウロスは 魔石を 落としていった!

 

「勝ち、やがった……」

 

 呆然と呟いたベートの隣で、ティオナはミノタウロスとの戦いであったこともあるだろうがとあるお伽噺を連想していた。

 

「まるで、アルゴノゥトみたいだった」

 

 英雄になりたいと夢を持つただの青年が牛人によって迷宮へ連れ攫われたとある国の王女を救いに行く物語。

 

「アタシ、あの童話好きだったなぁ」

 

 時に騙され、利用されて多くの人に振り回されて、それでも友人の知恵を借り精霊から武器を授かって、なし崩しに王女を助け出す滑稽な男の英雄譚。

 

「ベル」

 

 アイズがベルの名前を口に乗せる。

 

「ベル・クラネル」

 

 少年(ベル)は勝利に打ち据えられ、少年(アルス)は敗北に天を仰ぐ。

 今はまだ数人が目撃しただけの英雄譚の一頁が綴じられた。

 

 

 

 

 







――――――――――アルスは ルーラの呪文を覚えた!
――――――――――アルスは、レベル25に あがった!
――――――――――アルスは ベホイムの呪文を覚えた!

――――――――――ベルは、レベル24に あがった!
――――――――――ベルは ぬすむを覚えた!
――――――――――ベルは、レベル25に あがった!

――――――――――リリルカは、レベル23に あがった!
――――――――――リリルカは メラミの呪文を覚えた!
――――――――――リリルカは、レベル24に あがった!
――――――――――リリルカは マホトラの呪文を覚えた!
――――――――――リリルカは ぶきみなひかりを覚えた!

――――――――――ヴェルフは ホイミの呪文を覚えた!
――――――――――ヴェルフは スカラの呪文を覚えた!



【アルス・クラネル Lv.3(レベル24→26)
 HP:184(+55)→204(+65)
 MP:88→96
 ちから:72(+12)→80(+14)
 みのまもり:31→34
 すばやさ:77→83
 きようさ:45→48
 こうげき魔力:72→78
 かいふく魔力:72→78
 みりょく:54→59
《魔法》
 【メラ】     ・火炎系魔法(小)
 【メラミ】    ・火炎系魔法(中)
 【ホイミ】    ・治癒系魔法(小)
 【ベホイミ】  ・治癒系魔法(中)
 【ベホイム】  ・治癒系魔法(大)
 【ギラ】     ・閃光系魔法(小)
 【ベギラマ】  ・閃光系魔法(中)
 【イオ】    ・爆発系魔法(小)
 【ラリホー】 ・催眠系魔法(個)
 【デイン】   ・電撃系魔法(小)
 【トヘロス】 ・遭遇除外系魔法
 【ニフラム】 ・敵退去系魔法
 【ルーラ】  ・瞬間移動魔法
《技能》
 【かえん斬り】     ・武器に炎を纏わせることが出来る
 【ぶんまわし】     ・武器を振り回すことで範囲攻撃が可能
 【渾身斬り】       ・敵一体に大ダメージ
 【全身全霊斬り】    ・敵一体に特大ダメージ
 【フリーズブレード】  ・氷の力で敵1グループに攻撃
 【ミラクルソード】    ・敵1体にダメージ後、自身を回復
 【覇王斬】        ・敵全体に魔力で形成した巨大剣による無属性攻撃
《スキル》
 【二刀の心得】     ・左手にも武器を装備できる
 【メタル斬り】      ・メタル系に確実ダメージ
 【ドラゴン斬り】     ・ドラゴン種に対しての斬撃強化
 【聖竜の祝福(ドラゴンクエスト)】   ・■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
《次のレベルまで:8564》】

【そうび
 みぎて  『』
ひだりて  『』
 あたま   『』
 からだ   『やすらぎのローブ』『』
アクセ1   『きんのネックレス』
アクセ3  『ちからのゆびわ+3』         】



【ベル・クラネル Lv.3(レベル23→25)
 HP:182→204
 MP:63→67
 ちから:64→71
 みのまもり:26→28
 すばやさ:91→98
 きようさ:79→85
 こうげき魔力:76→82
 かいふく魔力:0
 みりょく:84→91
《魔法》
 【ジバリア】     ・地雷系魔法(小)
 【ジバリカ】     ・地雷系魔法(中)
 【ジバリーナ】    ・地雷系魔法(集団)
 【ザメハ】      ・覚醒魔法
 【インパス】     ・鑑定魔法
《技能》
 【スリープダガー】  ・敵1体に攻撃、たまに眠らせる
 【ヴァイパーファング】・敵1体に攻撃、たまに猛毒にする
 【かえん斬り】     ・武器に炎を纏わせることが出来る
 【ミラクルソード】    ・敵1体にダメージ後、自身を回復
 【デュアルカッター】 ・敵全体に攻撃時1.2倍のダメージを二回与える
 【ぬすむ】       ・敵が持っているアイテムを盗み出す
《スキル》

 【スライムブロウ】   ・スライム種に対して投擲武器効果強化
 【メタルウィング】   ・メタル種に対して投擲武器効果強化
 【ヒュプノスハント】  ・眠りや混乱の敵に通常攻撃の6倍のダメージ
 【タナトスハント】   ・毒や麻痺の敵に通常攻撃の6倍のダメージ
 【パワフルスロー】  ・投擲武器を投擲時、全体に等しくダメージ
 【メタル斬り】      ・メタル系に確実ダメージ
 【ドラゴン斬り】     ・ドラゴン種に対しての斬撃強化
 【聖竜の祝福を受けし者の加護(ドラゴンクエスト)】  ・■■■■■■■■■■■■■■■
《次のレベルまで:2060》 】

【そうび
 みぎて  『』
        『せいなるナイフ』
ひだりて  『やいばのブーメラン』
 あたま   『』
 からだ   『やすらぎのローブ』『てつのむねあて』『毛皮のポンチョ+1』
アクセ1   『ぬすっとのグローブ』
アクセ2   『すばやさのゆびわ+1』         】



【リリルカ・アーデ Lv.3(レベル22→24)
 HP:110→124
 MP:112→125
 ちから:40→45
 みのまもり:19→22
 すばやさ:64→72
 きようさ:65→70
 こうげき魔力:115→128
 かいふく魔力:0
 みりょく:63→68
《魔法》
 【シンダーエラ】     ・変身魔法
 【メラ】          ・火炎系魔法(小)
 【メラミ】         ・火炎系魔法(中)
 【ギラ】           ・閃光系魔法(小)
 【ベギラマ】        ・閃光系魔法(中)
 【ヒャド】         ・冷気系魔法(小)
 【ルカニ】         ・敵守備力低下魔法(個)
 【ルカナン】        ・敵守備力低下魔法(集団)
 【ボミエ】          ・敵速度低下魔法(個)
 【ボミオス】         ・敵速度低下魔法(集団)
 【マジックバリア】     ・呪文防御魔法
 【イオ】          ・爆発系魔法(小)
 【マホトーン】       ・敵魔法封印魔法(集団)
 【マヌーハ】       ・幻惑解除魔法(個)
 【メタパニ】        ・敵混乱魔法(集団)
 【マホトラ】        ・MP吸収魔法 
《技能》
 【魔封じの杖】   ・敵1体の呪文を高い確率で封じる杖の秘術
 【しゅくふくの杖】  ・仲間1人のHPを小回復する
 【暴走魔法陣】   ・仲間の呪文が暴走しやすくなる
 【魔結界】      ・魔法の結界を張り敵の攻撃呪文を防御する
 【ぶきみなひかり】 ・不気味な光を放ち、敵1体の呪文耐性を下げる
《スキル》
 【縁下力持(アーテル・アシスト)】   ・一定以上の装備過重時における補正
 【悪魔ばらい】   ・悪魔系に対しての打撃力強化
 【聖竜の祝福を受けし者の加護(ドラゴンクエスト)】  ・■■■■■■■■■■■■■■■
《次のレベルまで:2972》 】

【そうび
 みぎて  『まどうしの杖』
ひだりて  『』
 あたま   『サンゴのかみかざり』
 からだ   『ウィッチローブ』
アクセ1   『まじょのてぶくろ+3』
アクセ2   『いのりのゆびわ+2』         】



【ヴェルフ・クロッゾ Lv.2(レベル10)
 HP:160
 MP:30
 ちから:39
 みのまもり:9
 すばやさ:20
 きようさ:29
 こうげき魔力:0
 かいふく魔力:9
 みりょく:40
《魔法》
 【ウィル・オ・ウィスプ】     ・対魔力魔法
 【ホイミ】              ・治癒系魔法(小)
 【スカラ】              ・守備力上昇魔法(個)
《技能》
《発展アビリティ》
 【鍛冶:I】
《スキル》
 【魔剣血統】           ・魔剣製作可能
 【聖竜の祝福を受けし者の加護(ドラゴンクエスト)】  ・■■■■■■■■■■■■■■■
《次のレベルまで:809》 】

【そうび
 みぎて  『はがねのオノ』
ひだりて  『はがねの盾』
 あたま   『はがねのかぶと』
 からだ   『はがねのよろい』
アクセ1   『熱砂のイヤリング』  
アクセ3  『ちからのゆびわ+3』         】



ヴェルフのスキル目覚め。
道具として使ったので『ビオラの杖』は消滅しました……(杖型の魔剣という本作設定の為)

片角のミノタウロス(強化種)…………Lv.2相当のミノタウロスをただ鍛えただけでは壁となりはしないかもしれない。オッタルはそう考え、以前の前例を踏まえて魔石を与えてみたらほぼLv.4相当になっちゃったミノタウロス。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。