ダンまち×ドラクエ   作:スターゲイザー

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――――――――――アルスは レシピブック 『プラチナ防具の目録』を 手に入れた!
――――――――――プラチナヘッドの レシピを 覚えた!
――――――――――プラチナメイルの レシピを 覚えた!





第50話 ダルマさんが転んだ!

 

 

 

 

 

「はっ!」

 

――――――――――アルスは かえん斬りを はなった!

――――――――――むつでエビに ダメージ!

――――――――――むつでエビを たおした!

――――――――――まもののむれを やっつけた!

――――――――――アルスたちは 655ポイントの経験値を かくとく!

――――――――――まもののむれは 魔石を 落としていった!

――――――――――ハートナイトは 命のゆびわを 落としていった!

 

 ギルドの地図情報(マップデータ)によれば、21階層の終盤(入り口)辺りで遭遇した『むつでエビ』と『スライムナイト』『ハートナイト』のコンビの計三体との戦闘がアルス・クラネルの一刀で終了した。

 囲まれない限りは集団戦であっても戦闘に参加するのは四名までとしていて、治癒師として殆ど戦闘に参加しないカサンドラ・イリオンの守護役として傍観していたヴェルフ・クロッゾが今回のサポーター役として魔石とドロップアイテムを拾い上げる。

 

「ほう、『命のゆびわ』か。また珍しい物がドロップしたな」

 

 ヴェルフが拾い上げたドロップアイテム『命のゆびわ』を掲げているのを、興味深げに横からベル・クラネルが眺める。

 

「ただの指輪系のアクセサリーに見えるけど、どんな効果があるの?」

「凄いんだぜ、これ。なんと、一歩歩く度に体力(HP)が極少量とはいえ回復するんだ」

「『やすらぎのローブ』の似たような効果じゃないですか」

 

 リリルカ・アーデの一言にヴェルフはやれやれと肩を竦める。

 

「全然違うっての。『やすらぎのローブ』の効果は一時間単位だが、『命のゆびわ』は一歩ごとに回復する。移動し続ければ時間に関係なく回復できるっていうのは大きいだろ」

「逆に言い換えれば、動けない状況では一切回復しないと」

「どんな物にも一長一短はあるもんだ。両方装備すれば何も問題ないだろう。となれば、誰が装備するかだが」

 

 手の中で『命のゆびわ』を弄んでいたヴェルフは、たった一つしかないドロップアイテムを誰が身に着けるかを思案する。

 

「普通に考えるなら『やすらぎのローブ』を着てない人じゃないの?」

 

 言ったベルがリリルカとヤマト・命を見る。

 

「リリはそもそもダメージを受ける機会が少ないですし、『やすらぎのローブ』の有無を条件とするならば前衛の命様が装備するのが適切ではないでしょうか」

「わ、私ですか?」

 

 リリルカの提案に、既にほぼ全ての装備を誂えてもらったので自分は対象外と勝手に思い込んでいた命は驚いて目を見開く。

 

「と、いうことだ。ここは遠慮せずにお前が装備しててくれ」

 

 躊躇する命にヴェルフは『命のゆびわ』を渡そうとした。

 

「で、でも…………そ、そうです! (タンク)役として攻撃を受ける機会が多いヴェルフ殿にこそ必要なアイテムではないでしょうか!」

 

 ただでさえ装備を充実させてもらったのに更に借りを重ねては首が回らなくなる。まるで借金を重ねた者の論理が頭の中を支配した命の精一杯の申し出に、ダフネ・ラウロスは確かに頷いた。

 

「パーティーの役割的に一番必要なのはヴェルフだよね。極東娘の言うことも一理ある」

「後は身を挺してみんなを庇いがちなベルさんも、だと思う……」

 

 治癒師として治癒を施す機会が多いカサンドラ・イリオンがベルを見ながら『命のゆびわ』装備の候補者に付け加える。

 

「え?」

「アルス様も庇う動きはしますが上手く盾や武器で弾いていますし、カサンドラ様の仰るように確かにベル様もダメージを受ける率は高い方ですね」

 

 本人(ベル)は全く自覚していなかったが、戦闘時は魔導師として後ろから仲間を見ているリリルカが重く頷く。

 

「む……」

 

 そう言われればと、ベルも唸る。

 先の戦闘でも『むつでエビ』のツメスラッシュの効果範囲にいたリリルカを庇い、ダメージを負ってカサンドラの治癒魔法(ソールライト)で治してもらったばかり。

 

「話を纏めると、俺・命・ベルの三択に絞られたか」

 

 『命のゆびわ』を持つヴェルフが命とベルを見る。

 視線を向けられたベルが思案気に顎に指を当ててからカサンドラに視線を移した。

 

「普通にダメージを受けることが多いヴェルフでいいんじゃないかな。カサンドラさん、今のところ回復を一番受けているのってヴェルフですよね?」

「は、はい。その次はベルさんですけど……」

「やっぱりヴェルフが必要ってことですよね」

 

 カサンドラの意見を塗り潰すベルにリリルカが冷めた目を向けるも、ダフネとしてはまだ地上まで遥か遠い21階層にいる現状を勘案して判断しなければならない。

 

「カサンドラの精神力(マインド)も無限じゃないんだ。回復の数が多いヴェルフが装備するのが最善ってことだね」

 

 ダフネの最もな意見に、渋々ヴェルフも頷いた。

 

「寝たら完全回復するステータス変化済み(俺達)と違って、回復の仕方が違うってのはなんなんだろうな」

「寧ろ色々と摩訶不思議なアンタらに言いたいよ、ウチらは」

 

 コクコクとダフネに同意とばかりに何度も頷くカサンドラにベルが苦笑する。

 

「摩訶不思議なことは今に始まったことじゃないですか」

「ベル様、何のフォローにもなっていません」

 

 リリルカの突っ込みを流して、ヴェルフが顎に手を当てて考え込む。

 

「もう21階層も抜けるから『氷のイヤリング』も必要なくなるし、『命のゆびわ』を俺が装備したら『バトルチョーカー』は命に任せるか」

 

 ヴェルフも攻撃力は高くはないが、素の状態でもアルス・ベルに次いでパーティー三番目の高さにある。最大HPとMPを上げる効果を持つ『ようせいの首飾り』は外せないので、前衛にも回る中で攻撃力が一番低い命に『バトルチョーカー』を回そうと考えた。

 

「そうですね。今のままだと命様は攻撃力が全然足りていませんし」

「はうっ!?」

 

 22階層、21階層の戦いでは身軽さを活かして攪乱役にはなれていたけれど、与えられるダメージが軽微だとモンスター達が悟ると無視されることも多々あった。特にモンスターが注意を向けていたのは高い攻撃力を持つアルスであり、威力の強い魔法をリリルカであったりする。

 装備が充実しても割と足手纏いな自覚があった命はパーティーの女性陣内でカサンドラに次いで大きめの胸を抑えて落ち込む。

 

「22階層ならともかく、21階層で頼りにならないとなるとこれからが厳しくなるし、いいんじゃない」

 

 ダフネの追い打ちに、命は今にも地に四肢を伏せそうだった。

 

「しかし、21階層のモンスターは22階層と比べて急に弱くなりましたね」 

「砂浜が多くなった地形の問題もあるんじゃないかな。やっぱり足元がちゃんとあると安心するよ」

 

 22階層を海に例えるならば、21階層は海岸というのがしっくりくる地形だった。

 戦闘における行動範囲が広がり、機動力が生命線なベルからしてみれば22階層と比べて戦いやすさが全然違う。

 

「純粋にモンスターの強さも全然違うからね。どちらかというと、21階層の平均的な強さは14階層の次に来ても、まあまあおかしくない強さだよ」

「これもダンジョンが用意した心理的ギミックなのか?」

「かもしれないね。この階層の後に22階層に行ったら世界が違うと思う」

 

 中層最初の13階層が上層12階層のモンスターの強さが変わらないように、21階層で油断させてから22階層で嵌め落とすかのようなダンジョンの悪辣さ。

 

「この階層にいた『イビルビースト』の上位種『エビルホーク』が急に現れるんだもんね。ビックリしたよ」

 

 ベル達は逆に下から上の階層に上がっているので、上位種の後に下位種と戦ったので逆に肩透かしを食らってしまった。

 

怪物祭(モンスター・フィリア)であれだけ苦戦したのにビックリですましますか」

 

 リリルカからすれば怪物祭(モンスター・フィリア)での『イビルビースト』と戦った際にアルスが一時戦闘不能になり、何かが違えば敗北していてもおかしくなかった戦いだけにベルほど簡単には流せない。

 

「6階層で『インプ』を倒した時に僕達が強くなったっていう実感を得ているからね。あっちは強化種で条件は違うけど。それに今も『デスコピオン』に良く似た『むつでエビ』も問題なく倒せたから」

「絶対に『デスコピオン』の方が強かったと思うな、俺は」

「リリも同意見です」

 

 割と『デスコピオン』がトラウマになっているヴェルフに、リリルカも大きく頷く。

 

「ただまあ、21階層にも『ハートナイト』も含めて強いモンスターが何種類かはいたけど、どうしてアポロンファミリアは21階層に到達できなかったんだ? モンスターの強さも地形もそこまで難しい物じゃないだろうに」

 

 アポロンファミリアの公式の到達階層は20階層。ヴェルフの所感では、ここまで辿り着けたのなら21階層は普通に来れそうな気がするので疑問をダフネにぶつける。

 

「その理由は20階層に上がれば分かるよ」

 

 ダフネは直ぐにヴェルフの疑問には答えず、丁度タイミング良く20階層に続く階段を見つけたので先に進むことを促す。

 ヴェルフの疑問は解消されないが、ダフネの態度から答えてもらえないだろうと察したのかベル達は階段を上がっていく。

 階段を上がりきった先にあるのは廃墟だった。

 

「――――これがダンジョンの中?」

 

 今までの階層とは違う明らかに人為的な痕跡のある嘗ては建物だった残骸がそこかしこに点在しており、それこそ放棄された廃墟の町の様でベルが瞠目する。

 

「大昔、18階層(セーフティポイント)を足掛かりに他にもダンジョン内で冒険者の拠点を作ろうとした成れの果て。モンスターに崩されても何度も試みられたけど、やがて諦められて放置されたのがこの廃墟の正体」

「噂は聞いていましたが真実だったのですね。それにしても……」

「ああ、これは中々圧巻だな。まさしく兵どもが夢の跡か」

 

 破壊されても挫けず何度も再建しようとした冒険者を褒めるべきか、諦めさせたモンスターが凄いのか。リリルカは言葉を濁すが、ヴェルフは率直な感想を口にした。

 

――――――――――ドラゴンが あらわれた!

 

「ドラゴンだ」

「ドラゴンですね」

「ドラゴンだな」

 

 現れたモンスターの体色は緑色で腹側はクリーム色で、猛禽類のような爪のある四本脚で歩行していて翼は無い。下界全土から求められる3つある冒険者依頼の最後の一つ、隻眼の黒竜から分かるように冒険者の間ではドラゴンは強モンスターに分類される。

 突如として廃墟の陰から出現した『ドラゴン』にベル達三人の頭が追いついていなかった。

 

→動け!

  ダルマさんが転んだ!

 

 叫んだアルスが二刀を抜き放って駆ける。

 

「はっ!」

 

――――――――――アルスは、全身全霊切りを はなった!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

――――――――――ドラゴンを たおした!

――――――――――アルスたちは 656ポイントの経験値を かくとく!

――――――――――ドラゴンは 魔石を 落としていった!

――――――――――ドラゴンは ドラゴンのツノを 落としていった!

 

 飛び上がって全力で放ったアルスの二刀が強かに『ドラゴン』を打ち据え、硬い鱗を砕いてその内部にまで致命的な損傷を齎して魔石とドロップアイテムを残して霞となって消えた。

 

「え?」

 

 動こうとしていた三人の目が点になり、追撃の鞭攻撃を放とうとしていたダフネが振り上げた手を止めて顎をカクンと落としていた。

 魔石とドロップアイテムが床に落ちても誰も拾うこともせず、沈黙が場を支配する。

 

「倒し、ちゃいましたね……」

 

 カサンドラは呆然として、目の前で起こったことを受け入れられていない様子だった。

 

「…………見た目ほど大したことなかったのかな?」

「んなわけないでしょうが!」

 

 ベルの呟きにダフネが腕を振り下ろしてバシンと鞭を地面に叩きつける。

 亀裂の入った地面に全員の目が集まっている間に、アルスがそそくさと魔石とドロップアイテムを回収する。

 

「単体の能力は深層にいてもおかしくない強さなのよ。弱いなんてことは絶対にない。けど、こんなに簡単に倒すなんて。あの苦労はなんだったのよ」

 

 注目を集めて罰が悪くなって『女王のムチ』を直しながら強い口調で言って嘆くダフネの肩をポンポンとカサンドラが叩く。

 

「まあ、アルスの攻撃力が強かったってことだろうな。全力の技だったし」

 

 俺だってアルスの『全身全霊斬り』は真っ向から受けたくはない、とヴェルフが内心で付け足す。

 

「実質的な階層主ってことでとは思うんですけど、これぐらいならヒュアキントスさんでも切り抜けられそうですけど」

 

 高い攻撃力とスキル『ドラゴン斬り』の効果でドラゴン種に対しての斬撃が強化されたことも一撃で倒せた要因と知っているが、戦争遊戯(ウォーゲーム)で戦ったヒュアキントス・クリオならばアルスのように一撃とはいかなくても、倒すのは不可能ではないと考えたベルにダフネは在りし日を思う。

 

「一体や二体ならね」

「え、まさか……!?」

 

 ダフネが言った意味をリリルカが理解した途端に次なるモンスターが現れた。

 

――――――――――まもののむれが あらわれた!

 

 再びの『ドラゴン』に今度は『メタルスライム』が二体のおまけ付き。

 

「アルス!」

 

 自身の名を呼んだベルが『はがねのブーメラン』を取り出したのを見て、アルスは一瞬で求めているものを理解した。

 

「やっ!」

「はっ!」

 

――――――――――メタルボディを きりさく 息を あわせた こうげき!

 

 メタル種に対して投擲武器効果強化をベルの『やいばのブーメラン』と、同じくメタル系に確実ダメージを与えられるスキルを持つアルスが二刀をぶんまわした。

 

――――――――――メタルスライムたちに ダメージ!

――――――――――メタルスライムたちを やっつけた!

 

「よし、攻撃を当てられないメタルスライムは倒した。後はドラゴンを――」

 

 今までの戦いで実は『メタルスライム』に一度も攻撃を当てたことがないヴェルフがガッツボーズを取っている間に、命がドラゴンに向かって攻撃をしていた。

 

「えいやっ!」

 

――――――――――命の こうげき!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

 

「ぜ、全然効いてない……」

 

 あまり防御力が高くない命は直ぐに離脱したので反撃を受けることはなかったが、ギロッと睨んでくる『ドラゴン』には大してダメージを受けていない様子で自身の攻撃力の低さに頬がヒクつる。

 

――――――――――ドラゴンは もえさかる かえんをはいた!

 

「イオ!」

 

――――――――――リリルカは イオを となえた!

 

 『ドラゴン』の口の奥に火の粉が見えた瞬間に、何時でも魔法を放てるように待機していたリリルカが『爆発魔法(イオ)』を自身と『ドラゴン』の間に放った。その目的は『爆発魔法(イオ)』による衝撃波で『ドラゴン』の『燃え盛る火炎』を防ごうという考えだった。

 これで『燃え盛る火炎』が直線状に放たれたのであれば防ぐことは出来なかったが、首を振っての全体攻撃であったからリリルカの予想以上に上手くいった。

 

「おらぁっ!」

 

――――――――――ヴェルフは かぶと割りを はなった!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

 

 攻撃を防がれたことに『ドラゴン』が苛立つように喉の奥で唸る頭部に、飛び上がって縦回転したヴェルフの『かぶと割り』が突き刺さる。

 鱗を砕くも、まだ倒れそうな状態にはない。

 

「やぁーっ!」

 

――――――――――ダフネの こうげき!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

 

 一歩を踏み出そうとした『ドラゴン』の前足にダフネの『女王のムチ』が弾けた。

 ガクリと前足の膝が折れるも直ぐに立て直した『ドラゴン』の眼前に、手に持つ白銀の刀身に目映い金赤色の炎を纏わせたベルが飛び上がっていた。

 

「やっ!」

 

――――――――――ベルは かえん斬りを はなった!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

――――――――――ドラゴンを たおした!

――――――――――まもののむれを やっつけた!

――――――――――アルスたちは 4676ポイントの経験値を かくとく!

――――――――――まもののむれは 魔石を 落としていった!

――――――――――ドラゴンは ドラゴンのツノを 落としていった!

 

 ヴェルフが『かぶと割り』で砕い鱗の部分を狙ったベルの『はやぶさの剣』による二連撃の『かえん斬り』が『ドラゴン』にトドメを刺した。

 

「ドラゴン、強ぇ」

 

 アルスが一撃で倒したが自分達では数撃を要し、通常の攻撃では砕けなかったであろう硬い鱗の感覚が手に残るヴェルフの感想は素直なものだった。

 

「本当にね。やっぱりアルスを基準に判断したら駄目だね」

 

 『はやぶさの剣』を鞘に戻しながらベルも、『ドラゴン』の鱗を砕いて一撃で倒してしまったアルスへの認識を修正する。

 

「終わった感を出してるところ悪いけど、次が来てるよ?」

 

――――――――――まもののむれが あらわれた!

 

 三度の『ドラゴン』に再び『メタルスライム』二体のおまけ付き。

 

「20階層は『ドラゴン』と『メタルスライム』しかいないけど、『ドラゴン』が戦闘音に引かれてやってくるよ」

「やってくるよじゃなくて、もうやってきてます!」

「やっちゃって、アルス!」

 

 コクリと頷いたアルスがまだ手に持ったままの『ゾンビキラー+3』と『はじゃのつるぎ』を振り被る。

 

――――――――――ドラゴンの こうげき!

 

「はっ!」

 

――――――――――カウンター!

――――――――――アルスは、全身全霊切りを はなった!

――――――――――ドラゴンに ダメージ!

――――――――――ドラゴンを たおした!

――――――――――まもののむれが あらわれた!

 

「こうやって次々にやってくるからアポロンファミリアはここを突破できなかったんだよね。モンスターの数が増えてくるとヒュアキントスも指揮に奔走して攻撃力が足りなくて、結局撤退しないといけなくて、寧ろ私達三人だけで来た方が良いところまでいけたなぁ」

「昔を回顧してないで戦いに参加して下さい!」

 

 次々に現れる『ドラゴン』と『メタルスライム』に、現実逃避染みた遠い目をするダフネに叫ぶリリルカの声が20階層に木霊した。

 

 

 

 

 






20階層の設定に関しては完全に本作独自の物です。あしからず。
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