それは誰に対するカウンターなのか、藤丸達はまだ知らない。
はぁ、あらすじ俺だけ。悲しいねぇ……
何だ、俺が居たほうが良いか?
やめろよ、この世界滅ぼす気かよ
はっ!何時か合うだろ?じゃあなCiao
「おい、ヒゲ。道わかってんのか」
「黙れポテト、おそらくこっちだ」
その二人とは仮面ライダーグリス、猿渡一海。
そして、仮面ライダーローグ、氷室玄徳である。
「おい!アレ」
それは見慣れた男が少年をスマッシュに変化させているところだった。
「……オニキス」
「俺達が何をするかわかったな」
するとケモミミの少女がレイセイヴァーを退け、子供を抱きかかえ走り去ろうとする。
「話を聞くぞ!行くぞ、ヒゲ!」
「お前が指示するな、ポテト!」
喧嘩しながらケモミミ、否、アタランテの前に立つ二人。
あからさまに警戒される中、なれている玄徳が話し始めた。
「俺達はその子を怪物、スマッシュに変えた存在を知っている。頼む、奴を倒すのに協力してほしい」
「何故、私が協力すると?」
「……その子を守ったからだ。俺達は出ても間に合わなかっただろう、だが……貴女が守った。その命を、だから話している」
アタランテも英霊だ、相手が英霊である事も理解している。そして、幻徳の目は覚悟の決まった漢の目だ。
「…聞かせろ、アレは何だ」
「オニキス、地球外生命体だ」
幻徳の邪魔をしたのは一海だった。
一海が一番、オニキスにキレているのだ。
オニキスは仲間ヅラしながら、沢山の住民をゲームと称して殺した。
その理由が、狂った愛情の為、みーたんが兄と慕っていた男は、みーたんを笑顔にするために仲間達を傷つけ、そして虐殺をした。
「…俺は彼奴を許せない。みーたんの為にも、必ず倒す」
一海も覚悟が決まっているのだ。
「良いだろう、手を貸そう。ただし、この子を巻き込むなよ」
「当たり前だ」
3人はこうして手を取り合った。
地球外生命体にして、悪魔であるオニキスを倒すために。
時は、カフェnasitaへと戻る。
調理を終えた宗介はにこやかに笑いながら爬虫類ステーキを3人分持ってきた。
ジャンヌ、マシュ、藤丸の顔を模した装飾が肉の上に置かれ、宗介の腕を物語る。
「全部野菜だよ、野菜に好き嫌いはしちゃ駄目だぜ?」
「ありがとうございます、この出会いに感謝を」
「いただきます!」
「いただきます」
宗介は藤丸が一口食べた瞬間、鋭い目つきになった。
それをマシュは見逃さない。
「美味しい…美味しいよ、マスター!」
「良かったよぉぉぉ…コレ!店で出せるかな?これからメインにしようと思っててさ、ほら、爬虫類の肉なんて珍しいでしょ!」
それは料理の感想が出た瞬間に終わり、普段の笑顔になる。マシュも、生粋の料理人という印象を抱いてしまう。
「ーー満腹」
「はい、コリコリとして普段食べるようなステーキとは違った美味しさがありました!」
「パクパク、モグモグ」
藤丸は一足速く食べ終わり、マシュはナイフとフォークを手慣れた手つきで使いながら食べている。
ジャンヌはおぼつかないながらも、美味しそうにステーキを食べている。
「いやぁ…良かった。」
そう、考えているのも束の間だった。
彼等が来店してくるまでは。
「…いらっしゃい、カフェnasitaへよう」
「堂々としてるとはな、表出やがれ」
「あらら………お前等かぁ………」
「え?マスター、あのこの人達は」
「藤丸ちゃん、俺ちょっと面倒なことになるわ」
マシュとジャンヌも食べるのを止め、店から出た宗介を追う。
「なんで店の中でやらない?」
「あの店、あの内装、俺はなぁ…みーたんが過ごしたあの場所を、例え偽物でも壊すわけにはいかねぇ!」
「…民間人がいる、傷付けるわけには行くまい」
一海と幻徳はそれぞれの正義を持って再びオニキスの前に立つ。
「人類最後のマスターか、邪魔をするな!この悪魔を倒すのが我々の仕事!」
「なんで!マスターは何も悪い事なんて」
「…あー…やだやだ、旧世界の事を此方に来てまで持ち越すなんてさぁ…たかが30万人殺しただけだろうか。人間なんて、勝手に増える蛆虫だろう?」
藤丸の前でそれが崩れる、何時もの優しいマスターではなく、その目は害虫を見る目だ。
「エボルトと同じがいいか?」
オニキスは一海の前に3人の男達を出演させる。
「赤羽」「青羽」「黄羽」
「久しぶりです!頭!」
「頭は俺達がいないと駄目だからな」
「行きます!頭!」
「オニキス…てめぇ」
「そいつらは偽物、俺の記憶にある彼奴等を生み出したに過ぎない。まぁ、お前の邪魔ぐらいできるだろ」
「…俺がやる!そいつらは任せるぞポテト」
「あぁ…コイツラは俺が倒す」
幻徳はネビュラスチームガンを宗介に向けて撃つ。
「マスター!」
「先輩、駄目です!」
ローグも引金を引いた後だった、故に止まれなかった。
〘ウルフ〙
〘蒸血〙
〘ミストマッチ!〙
〘ウッウッウルフ!ウルフ!ファイアー!〙
「まったく……やってくれるなぁ」CV玄田哲章
レイセイヴァーの装甲で受け、多少のダメージを追う。
だが、再び攻撃しようと肉体を動かす。
「あぁ……でもな」
「それは…」
「俺達のせりふだぁぁぁ!!!」
あり得ない事だった、オニキスが自身の細胞から作り出した三体のロストスマッシュは反旗を翻し、あろうことか、グリスの前に隊列を組むように立っている。
「俺たちは北都三羽ガラスだ。言っとくがそう簡単に正体は明かさねぇ!」
「ってオーイ、もう明かしちゃってるしw」
「レイセイヴァーかよ。こいつは都合がいい!」
グリスも何が起こっているのか分からない。
「頭は俺達がいないと駄目だからな」
「かしらぁ!見ました!俺達、オニキスの奴をぶっ飛ばしましたよ!」
「やりましょう!頭!」
赤羽、青羽、黄羽、の三人が言う。
それをレイセイヴァーは高笑いをあげながら指を指す。
「ハハッ…アハハ…ハハハハハッ!巫山戯るなあ!!お前らは俺の細胞から作り出したただの破片だ!それが、主に歯向かうだぁ?笑わせんな!」
「確かに、俺達はお前から作られたさ」
「でも、この思い!この記憶、お前は、俺達を知りすぎたんだ!」
「俺達、北都三羽烏が頭を裏切ることはないんだよ!!」
「くそぉぉぉ」
怨嗟の声、予想外の行動にレイセイヴァーが叫ぶ。
『デンジャー!』
『クロコダイル!』
「変身...」
『割れる! 食われる! 砕け散る!』
『クロコダイルインローグ!』
『オーラァ!』
『キャー!』
「大義のための犠牲となれ...」
『ロボットゼリー!』
「変身」
『潰れる! 流れる! 溢れ出る!』
『ロボットイングリス!』
『ブラァ!』
「心火を燃やしてぶっ潰す!」
「お前等ァァァァ」
「殺しておいて、キレてんのはこっちなんだよコラァ!」
変身したグリス、ローグ、北斗三羽烏が攻撃を始める。
「マスター!」
「藤丸ちゃん、終わったら話すから待ってなよ」
「先輩!危険ですから」
「お前は殺す!」
「ちっ!これだから亡霊は!」
アタランテの矢をトランスチームライフルで撃ち落とし、迫るキャッスルハードスマッシュ、スタッグハードスマッシュ、オウルハードスマッシュ!三体の連携には目を見張る者がある。
藤丸たちは彼らの戦いをじっと見ていた。
《エレキスチーム》
「なっ!」
「終わりだ…Adieu」
キャッスルハードスマッシュが電撃を纏ったスチームブレードで切り裂かれると爆発が起こり、吹き飛ばされる。
「赤羽!」
「ぐっあぁぁぁ…!」
「丁度いいよな」
《スチームブレイク》
狼型のエネルギー弾がキャッスルハードスマッシュに迫る。スタッグハードスマッシュとオウルハードスマッシュが走るが、邪魔をしたのはローグだった。
自分の身体を犠牲にし、キャッスルハードスマッシュを守ったのだ。
「なんだよ、幻徳……お前はそいつを殺したんだぞ」
「あぁ、俺の罪だ。俺が犠牲にした命だ、それが偽物でも、俺は奪わない、俺は……俺達仮面ライダーは」
「ラブ&ピースの為に戦ってんだよ」
「お前達」
アタランテも二人を見ている、そして弓を再び引いていく。
「オニキス、俺はなぁ…お前のみーたんに見せるあの笑顔が、エボルト見たく偽物とは思わねぇ」
「…!」
「でもなぁ…それとこれとは……別なんだよぉ!」
《ディスチャージクラッシュ》
「俺も、ラブ&ピースの為に戦う」
《クラックアップフィニッシュ》
「俺達も!」
「やるぞ!」
「北斗三羽烏の力を見せてやる!」
5人の必殺技がレイセイヴァーに迫る。
「巫山戯るな、こんな……こんなの……計算外だぁぁ」
「この子供の分だ、受け取れ。
訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)」
密集された矢が、5人が消えた後に降り注ぐ。
そして、石動宗介は血だらけとなりその場に倒れる。
「あーぁ、店長やられちゃった〜」
「な!何故消えて」
マシュは驚いた、目の前で爆発した挙げ句血だらけなのだ。生きているわけがない、そして、パスが繋がった英霊は単独行動か無い限り座に戻るはずなのだ。
「あっあぁ……肩凝ったなぁぁぁ」
血だらけだった宗介はまるで何事もなかったかのように立ち上がり、6人を睨む。
「……次はちょっと本気でやる」
「それは…てめぇ!」
「何故、貴様がドライバーを!」
「忘れたか?ビルドドライバーはエボルドライバーから作られた。なら、こんな劣化コピーを作るのは容易い。ついでに……コイツもな」
《マックスハザードオン》
「来いよ、仮面ライダー」