キルピト(完)   作:翔々

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幕間6~7

 

 

 

 「幕間6」

 

 

 

┌────────────────────────

 悪魔召喚プログラムってやつ、俺にも使えるのか?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 機械だからキル夫にも使えると思うけど……

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 そんなもの無くても、ボクはついてくよ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 いや、そういう意味じゃなくてな?

 何というか、カッコよさそうじゃないか。

 デジタルっていうか、近未来って感じで。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 オトコノコってやつ? よくわからないけど。

 キル夫ならプログラム無しでも契約できると思うよ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 マジか! ってことは、今までにも

 仲魔を増やせたんじゃ!?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 無理。ここの悪魔は殺し合いしか頭にないからね。

 四面楚歌だから蟲族は単独で生きるしかなかったんだ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 冗談でなく、生きるか死ぬかだな。

 なんてサツバツとした世界だ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 どうして俺はプログラム無しで契約できると思うんだ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 キル夫はもう半人半魔だもの。

 カテゴリーも 人間 → 魔人 だしね。

 

 マグネタイトもたっぷりあるし、低級悪魔なら

 向こうから仲魔になろうとするんじゃない?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 それも『ハコニワ』を出てからの話だけどね。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 ……だな。ピトー以外の悪魔と話すのは、

 脱出してからの楽しみにしよう。

                 幕間6 終わり

 

 

 

 幕間・7

 

 

 A.倒した相手を食べる事でさらに強くなる

 B.悪魔は強くなるために相手を食べる

 

 

 

┌────────────────────────

 実際どうなんだ、これ?

 俺自身が切羽詰まってて疑問に思わなかったけど。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 ……えっとね、キル夫。あの時のボクの狙いは、

 「説明する事」でも「理解してもらう事」でもないよ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 じゃあなんだ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 決まってるじゃない。

 「悪魔を食べるのに抵抗を感じなくさせる事」だよ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 そのためなら嘘だってつくし、誇張だってする。

 ボクの話を信じてもらうためにね。たとえばあの時――

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 食べる事で強くなる悪魔もいるよ。

 

                 「っていっても」

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 それ以外にも強くなる手段はあるんだろ?

 いまいち踏み出せないっていうか……

 

               「ためらうでしょ?」

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 「でも、こういったら」

 

 悪魔が強くなるには相手を喰らう事だ。

 それは自然の摂理であり、気にやむ必要はない。

 だってキミは悪魔なんだから。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 そうか……俺は悪魔なんだし、食べるのが普通なのか。

 お前がそういうんだから、そうなんだろうな。

 

     「信じちゃうでしょ? 迫力があるから」

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 ○食べる事で強くなる悪魔もいる

 ○悪魔が強くなるには食べる事

 

 ……似てるけど全然意味が違うじゃねぇか!

 詐欺だ詐欺! 外道!!

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 外道じゃないよ。魔獣だよ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 つまりね? あの説明が正しかったか、間違ってたか、

 根拠の有無は何の意味もないんだよ。

 そこは問題じゃないから。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 「キル夫が悪魔を食べられるようになる」

 それが目的であって、ガッコウのテストみたいに

 正しい答えを教えたかったわけじゃないのさ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 騙される方が悪いって事か。

 ……なんか腑に落ちねぇなぁ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 じゃあ、こういった方がいいかニャ?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 ボクがキル夫にした事は、正しかったのか?

 それとも間違ってたのか?

 

 さあ、どっち?

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 鬼教官め。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 前もいったでしょ、悪魔のいう事を信じるなって。

 嘘か本当か、いつも疑ってかからなきゃ。

 

 

 

 

 

┌────────────────────────

 ───本音を喋ったりもするけどね。

 

 

 

 

 

          幕間・7 終わり

 

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