私の名はラスティ。
強化人間部隊ヴェスパーの第四部隊の隊長を務める。
これは辺境惑星ルビコン3へ向かう道中で起こった出来事。
私達と妖精の出会いを記録した物だ。
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コーラルの現出が確認された情報を元に企業は利権を手に入れる為…
私達の部隊はルビコン3へ派遣された。
ルビコン3へ近づくにつれて企業が保有する惑星航行艦がある反応をキャッチした。
先行した調査隊の通信では半世紀前に作られたルビコン3の航行艦である事が判明。
恐らく、ルビコン3からアイビスの火を逃れた艦だったのだろう。
半世紀前の航行艦である以上、生存反応はないと思われていたが…
先行した調査員が微弱ながら生体反応を確認した。
上手く行けば…何かしらの成果を得られると思ったのだろう。
第二部隊の隊長スネイルの指示により調査は続行。
本来はヴェスパーの首席隊長であるフロイトが指示を出すべきであるが、第二部隊長である彼が実質の実権を握っている。
私自身、仲間をそこらの部品の様に使い捨てにする彼のやり方は苦手である。
「ヴェスパー4、貴様に第三次調査部隊の指揮を任命する。」
先行調査員達の救出へ向かった他のナンバーと連絡が取れなくなった。
ルビコン3へ到達する前に戦力が減るのを避けたいらしい。
私としても他のナンバーの救助は赴きたいと思っている。
「了解。」
私はACのアッセンブルを済ませると指揮する部隊と共に例の幽霊艦へと赴いた。
~数時間後~
幽霊艦に着艦し内部へ突入した我々第四部隊。
どうやらこの艦自体に高度な妨害電波が施されており、アーキバス本社の保有する航行艦と連絡が取れなくなった。
部隊同士でのやり取りは可能らしく艦内に例の妨害電波はされていなかった。
「隊長、先行した調査員のACを発見。」
「無事か?」
「いえ、既に…戦闘ログが残っているようです。」
「確認する。」
ラスティは調査に入った部下からの情報を確認する。
そこには謎の機体によって調査員は全て全滅したらしい戦闘ログを見る事となった。
「どうやら我々はとんでもないモノを引き上げようとしている様だ。」
ラスティは侵入経路を発見した別の隊員に経路確保を任せると単機で突撃した。
他の部下達からも制止されたものの熟練のAC乗りが単機で潜入し確認した方が生存率が高い。
部下を失う事は避けたいラスティの判断であった。
ラスティはACのブースターを吹かせると侵入経路の奥へと進んだ。
そこからは一本道の様に破壊された調査員のACの残骸が目印代わりに破壊されていた。
「一体、何が潜んでいる。」
進むにつれて発見したのは無人の武装兵器らしき存在。
「生体反応はない、あれが調査員達を…」
ラスティはお得意の高速近接攻撃を繰り出して無人の武装兵器群を破壊。
動きが早いが装甲が薄い分、手持ちの武装だけで何とか切り抜けた。
その中でひと際目立つ無人ACを発見。
周囲に点在していた無人武装兵器を操っていた本体らしい。
「こいつか!」
手持ち武装だけでは無人ACに火力不足と判断し破壊された調査員のACの武装を拝借。
「済まない、借りるぞ!」
武装を切り替えて突貫し無人ACを破壊した。
=続=
※無人AC『クインビー』
蜂型の小型武装兵器を操りヴェスパーの調査員達を殲滅した。
多脚型中量AC。