コーラル酔いが続く…
某アーカイブの第四隊長と第八隊長のスネイルいじり。
なるべく、今回はギャグに収めたいです。
※番外編は謎時空です。
※コーラル耐性のない人は踵を返してください。
※コーラルドラック乱用に伴う腹筋崩壊を覚悟でお願いします。
※コメントでのコーラル乱用被害の報告は受け付けません。
※見たい人だけ見てください。
コーラルとは様々な分野で使用されている未知の新エネルギーである。
紆余曲折の日々が過ぎる中で…
洋上都市ザイレムへ移った同盟部隊にコーラルの暴走かつ身勝手な悪戯が始まろうとしていた。
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洋上都市ザイレムの居住区にて。
割り振られた一室でウォルターの開口一番から始まる。
「…621達で間違いないか?」
ウォルターの前に集まった真っ白な毛玉犬が五つと猫が一匹。
例の悪戯によってハウンズ全員が揃ってサモエドになっていたとの事。
ちなみにウォルターはロットワイラーである。
「噂には聞いていましたが、この様な事が…」
「今回は犬の様ですが何とも言えませんね。」
「四つ足だから動きにくいしよ…」
「滅多にない体験って思うしかないのかな?」
「いうものこおあよ。」
「私は猫ですけど、不思議な経験ですね。」
順にハウンズのイーグル、クレイン、シーガル、ドゥスター、レイヴンである。
レイヴンはこれで四度目の悪戯に巻き込まれているので『何時もの事』で収めていた。
ちなみにエアはどう言う訳かシャム猫になっていた。
「この様子なら他もやられているな…」
ウォルターも溜息を付いて呆れていた。
そんな噂をすれば、やって来る者達もいる。
「おい、猟犬!!」
「戦友、無事か!?」
頭に子猫を引っ提げてやってきた犬種が二匹。
声から察するに順にイグアスとラスティである。
ちなみに種類はジャーマン・シェパードとシベリアンハスキー。
「げっ、こっちもだよ!」
「皆、犬猫になっちゃった?」
マンチカンらしき子猫二匹はラークとフェアリーらしい。
種類的に短足で上手く走れない事もあり、二人に乗っかってきた様だ。
「おあよう。」
「呑気に挨拶している場合かよ!?」
「一応、無事で良かった…犬猫なのは致し方ないが。」
微妙であるが無事を確認した一同。
ウォルターの予測通り、レッドガンとヴェスパーも犬猫化しているらしい。
「ウォルターのじーちゃんは犬か…親父はでっかい猫だったけど。」
「でっかい猫だと?」
「えっと、確か…虎だったかな?」
ラークの話によるとレッドガンは総じて全員犬だったが、ミシガンだけは虎になっていたとの事だ。
一名だけ猛獣系になっており、更に機嫌が悪いらしく部下達も近づけないらしい。
「今はぜってー近づかない方が身の為だぜ。」
「この姿の件でウチの第二隊長も話をしたいと言っていたのだが…」
イグアスとラスティも話し合いが出来る状態ではないのでウォルターの所を訪ねた形である。
取り敢えず話し合いが出来るヴェスパーを訪ねる事となった。
~ヴェスパー部隊・分隊室~
居住区エリアに割り振られたヴェスパー部隊が利用中の区画。
そのナンバーズが集められた一室にて。
「また例の悪戯ですか…いい加減にして欲しいモノですね。」
目処前には青筋を立てたゴールデンレトリーバー。
どうやらスネイルらしい。
「いやいや、毎度の事だけど…今回は犬と猫って愉快だね。」
「第五隊長殿、流石に今回のは拙いと思いますが?」
セントバーナードのホーキンスとビーグルのペイター。
「まあ、可愛いからいいんじゃない?」
「可愛い事は可愛いですけど…」
ノルウェージャンフォレストキャットのローズネイルとロシアンブルーのメーテルリンク。
「夢であって欲しいが…これでは悪夢だ。」
部屋の隅で頭を抱えるミニチュア・シュナウザーのスウィンバーン。
「これじゃあAC所かシミュレーターに乗れない!?」
「犬じゃフィーカーは拙いな…」
ラブラドールレトリバーのフロイトとグレート・ピレニーズのオキーフ。
毎度の事ながら習慣化しているモノが出来ない事で落ち込んでいた。
そんな中でウォルターとスネイルの話し合いが開始。
「また例の悪戯が発生した様だな?」
「その様です、毎回毎回…迷惑極まりないですよ。」
「此方としても同じだ、このタイミングでアルカナや封鎖機構が出てこない事を祈るしかないだろう。」
「そうですね…最悪ケースに備えてマナの防衛機構に頼るしかなさそうです。」
真面目な話、この状態ではACに乗れず戦闘に出る事も出来ないので何とも言えない。
毎回、コーラルの悪戯はルビコン全域で発生しているので流石に襲撃はないだろう。
「所でミシガンの件は聞いたか?」
「ええ、どうやら猛獣になっているようですね。」
「話し合い所ではないらしいが…」
「先程、此方側も連絡をしましたが音沙汰なしです。」
相当機嫌が悪いのだろう。
「混乱を防ぐ為に元に戻るまでは各方面には待機命令を出しました。」
「それしかないだろう。」
「前のケースと同様に事態が終息するまでに三日は掛かるでしょうね。」
「マスコットの時よりはマシと思うしかないのか…」
一同、溜息を付く。
~その頃のレッドガン・分隊室~
「くそっ!何が悲しくてこんな姿にされなければならんのだぁあああ!!!!?」
絶賛暴走中のベンガルトラのミシガン。
「ミシガン落ち着け!?」
「これが落ち着いていられるかーー!!!」
土佐犬のナイルが静止に入るが体格差で一撃ノックアウトされる。
「流石の副長も総長殿の暴走を止められませんでしたか…」
「あーあー、すっげーふっとんでら。」
「副長!?」
「レッド、今出たらヤベェって!」
「何故、こんな事に…」
「!?!?!?!?」
順にチャウチャウの五花海、ボクサーのヴォルタ、柴のレッド、パグのハークラー、ダルメシアンのノーザーク、ポメラニアンのネルソンである。
ミシガンの暴走を避ける為に部屋の隅に避難していた。
「我々も逃げたいですが、総長を止めなければ被害が拡大する一方ですね。」
「で、五花海さんよ…手はあるのか?」
「ありませんね、皆で仲良く特攻…位でしょう。」
「即死決定じゃないっすか!?」
ミシガンの暴走を止める人物が倒れた以上、ナンバーズで抑えなけれな被害が出てしまう。
五花海に何か手はないかとヴォルタが訪ねるが、自爆技しかない事に横で聞いていたハークラーが絶望する声を上げた。
正に『歩く地獄』の再現をしている虎のミシガンをどうやって止めるか?
援軍を探しに行ったイグアスとラークもまだ戻らない状況だったが…
「皆、無事!?」
タイミング良く、ラークとイグアスが援軍を連れて戻って来た。
「ラークとイグアス、戻りましたか。」
「五兄、援軍連れて来たけど親父を止められるか判んないよ?」
「体格差あり過ぎるもんな…」
援軍にハウンズとヴェスパー部隊のナンバーズを連れて来たイグアスとラーク。
取り敢えず、物量で暴走ミシガンを止める事を選んだ形である。
「ハウンズ、ミシガンを止めるぞ?」
「此方もです、歩く地獄を止めなければ被害が出てしまいますので。」
ウォルターとスネイルの指示の元、ミシガンに対して全員突撃を行った。
ラークとフェアリーはミシガンの顔にしがみ付いて心許無い猫パンチ。
他はミシガンを取り押さえる事となった。
~一時間後~
「すまん、どうもこの姿になってから戦いたい気持ちが出てしまってな。」
取り敢えず、暴走の収まったミシガン。
顔面を覗いて全身に噛み付きや引っ掻き傷だらけとなっていた。
止める為とは言え、致し方ない。
「流石にもう暴走はないだろうが…」
「周囲の迷惑に掛からない程度に発散してください。」
部隊を預かる者同士、苦言は言われる始末。
この騒動から三日後に全員が元に戻ったとの事である。
=続=
次回、ザイレム襲撃前の出来事。