例の戦いの前に空気を少し入れ替えて…
※番外編は謎時空です。
※コーラル耐性のない人は踵を返してください。
※コーラルドラック乱用に伴う腹筋崩壊を覚悟でお願いします。
※コメントでのコーラル乱用被害の報告は受け付けません。
※見たい人だけ見てください。
コーラルとは?
様々な分野で使用されている未知の新エネルギーである。
紆余曲折の日々が過ぎる中で…
洋上都市ザイレムを拠点とする同盟部隊。
彼らにコーラルの暴走かつ身勝手な悪戯が始まろうとしていた。
******
ある日の早朝。
巡視当番時間の為に起きたレイヴン。
だが、ある違和感があった。
「?」
見た光景がACのアイカメラからの視点だったのだ。
一瞬、降りずにコアブロックの中で眠ってしまったのかと錯覚したが…
そうではないらしい。
『レイヴン、聞こえますか?』
「エア。」
『…どうやら例の現象が起こった様です。』
「?」
溜息混じりのエアの説明によると…
AC乗り達が如何言う訳か総じてACになってしまう現象が発生。
流石にザイレムの外へ出す事が出来ず、AC用の格納庫は阿鼻叫喚状態に陥っていた。
「何が遭った?」
何時もの言語機能の関係で発声にまだ不備があるレイヴン。
ACの身体になっている間は普通に話せる様だ。
「レイヴン、あのね…」
「ちょーっと興味本位って言うか。」
レイヴンに気づいたフェアリとラーク。
今は自機のティンカーベルとフェニックスが話している形になっている。
「えっとね、ACの身体のままでパーツを外したらどうなるかって話して…」
「んで、レッド兄とハー兄がその犠牲になりかけてる。」
「普通に死ぬんじゃ?」
「大丈夫じゃない?偶々パーツ交換中だったヴォル兄のキャノンヘッドで試してて…」
「スウィンバーン小父さんも足のパーツ外されてる。」
「…」
『…興味を惹かれますが、試される相手も溜まったものではないですね。』
少女達のストレートな説明で冷や汗を掻いているレイヴンとエア。
流石の二人も唖然になるしかない。
ラーク達と話していたレイヴンに気づいて話しかけて来るラスティとイグアス。
彼らもスティールヘイズとヘッドブリンガーから話しかけている状態である。
「戦友、起きたのか?」
「寝坊したか?」
「いや、全員気づいたらこうなっていた。招集も掛かっていない以上は寝坊の騒ぎではないだろう。」
「ま、呑気に寝てた猟犬もこれには驚いただろ?」
「ヴォルタとスウィンバーンが悲惨。」
「……副長達の指示でこうなった。」
『見事に…哀れですね。』
「大規模メンテとパーツ交換中の最中にこうなっちまったんだと。」
タンク整備の関係で上半分を吊るされた状態のヴォルタのキャノンヘッド。
同じく多脚パーツを二脚型に変更途中のスウィンバーンのガイダンス。
「俺ら、元に戻るまでこのままかよ?」
「何時にも増して迷惑な現象だ!!」
人間で言うなら上半身と下半身が分かれている状態。
「そう言えば、外したままのタンクを触ったらどうなるの?」
「触っていい?」
ある事に気づいたラークとフェアリー。
二人のACもメンテ待ちの順番で隣接していた事もあり、接続ハンガーの届く範囲に居た。
少女達の御触り餌食にされそうになっているヴォルタとスウィンバーン。
「ミシガンにどやされるから止めとけっ!!」
「私もだ、いくら何でもセクハラになってしまう!!」
流石の二人も少女二人の逆セクハラは拙いと判断し拒否する。
「ヴォルタ君、良かったではないですか…滅多に出来ない状況ですよ?」
「五花海さん…マジでミシガンの奴に殺されるから止めてくれよ!?」
「あら~じゃあフェアリーちゃんの代わりにアタシが御触りしても?」
「ローズネイル!貴様はと言う奴は!!」
続けて五花海の鯉龍とローズネイルのレッドスローンによる悪戯発言が始まる。
「収拾付かない?」
『レイヴンの言う通りです。』
「他のメンバーが不在中で良かったと思う。」
「…それには同意するぜ。」
この現象も三日後には落ち着いたそうな。
「私の出番は?」
と、隔離区画でポツンと話しているオッツダルヴァが居たりする。
=続=
次回、アイスワーム討伐戦。