潜地
前回、アルカナの放ったマザーワームを破壊した同盟部隊。
アルカナの本拠地の入口…
ウォッチポイント・アルファへの侵攻が可能になった。
だが、目的地である技研都市への道は長く…
その入口には厄介な門番が穴の底で待ち構えていた。
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~ザイレム・メインタワー~
マザーワーム戦に総戦力を導入した為…
防衛に呈するだけの戦力が稼働な状態となった同盟部隊。
囮作戦に参画した戦力も無傷とはいかず、今も修復中である。
…この様な状況でもルビコン破綻の時間は差し迫っていた。
「氷原の化け物退治は終わったが。また問題が出てきたか。」
「オッツダルヴァ、貴方の話に寄れば…その入り口に厄介な門番が存在すると?」
『その通りだ。』
メインタワーの司令室で各部隊の隊長格とナンバーズが集合。
次の作戦について会議を行う中…
ミシガンの愚痴から始まり、オッツダルヴァがスネイルの質問に答えていた。
件の兵器詳細を格納エリアから通信を送るオッツダルヴァ。
彼の説明に寄れば、この起動兵器が設置されており障害になると伝えた。
「設置砲台ネペンテス、あれがまだ残っていたんだね。」
「俺達が技研都市に居た頃は製造段階の筈だったが…」
『アイビスの火以降、アルカナが技研都市を掌握した際に未完成だったソレは接収された。』
技研都市で暮らしていたカーラとウォルターもその正体を知っていた様子。
当人達は設置段階の途中までしか見ていないと告げる。
問題の…その後の扱いについてはオッツダルヴァが説明した。
『ウォッチポイント・アルファは大まかに三つのエリアに区分され…』
第一エリアはネペンテスが待ち構える巨大地下エレベーター。
第二エリアは物資輸送に使用された大型路線。
第三エリアは技研都市を守護する大型バリアが張り巡らされた施設。
『侵攻の第一段階として…ネペンテスの破壊を推奨する。』
設置砲台ネペンテス。
某食中花を彷彿させるレーザー兵装とプラズマミサイルによる徹底的な排除機構。
方法として高機動型ACがそのレーザーとミサイルの嵐を掻い潜って砲台を破壊。
だが、アルカナも我々と言う侵入者の排除にナンバーズを派遣するだろう。
ネペンテスの攻撃を掻い潜り、アルカナナンバーズとの接敵を考慮したACを派遣。
『最適な高機動型AC…カーラ、ウォルター。』
「…仕方がないね。」
「レイヴン、ワーム戦の後だが仕事して貰うぞ?」
「わかった。」
現時点で出撃させられるACは限られている。
更に…
「あの糞上層部が…」
「これを好機に狙って来たのでしょう。」
企業を見限ったレッドガンとヴェスパーであったが…
ベイラムとアーキバスが今となって接触を図ろうとしていた。
封鎖機構を退けた同盟部隊の噂が何者かによって星外に向けて送られたのだろう。
…水面下で進めている反逆の為にも時間稼ぎを行わなければならない。
最小限のACによるウォッチポイント・アルファへの侵攻。
喉元の首を絞められる危機はまだ去らずにいた…
=続=