ぼくのかんがえたさいきょうのせーと   作:秋九

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やっと主人公出てくるよ!



8話 どこを見ているのか分からない瞳

 

 夢を見た。誰かが俺をじっと見つめている夢。

 

 それは過去の出来事だろうか。目が覚めてしまった今、はっきり思い出すことはできない。

 だけど、夢の中の俺は確かにそいつのことを知っていて、いつか『ここ』を出たとき仲良くしたいと思っていた。

 

 思い出そうとすればするほど、夢の記憶は何処かに消えていき、碌に働かない脳みそでは、あれが誰だったのかという結論も出ないまま。

 

 俺が生み出した架空の人物か。それとも、確かにいた人なのか。

 

 でも、間違いないのは俺は()()()を知っているということ。

 

「誰だっけ」

 

 俺をじっと見つめる目がやけに熱心だった、そいつは誰だったか。それは夢の中に溶けて、当分思い出せそうになかった。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 オレたちDクラスは各々テスト勉強を始めていた。櫛田の協力もあり、無事三バカトリオを勉強会に参加させることができたので、今は図書館へ勉強しに来ている。綾小路くん遅いわよ、という堀北の言葉を躱して席についた。

 

「なあ、あいつ見ろよ」

 

 それから勉強を始めて早々に、堀北の出した問題から目を逸らしたいのか、池が話し出した。

 注意しようと堀北が口を開きかけるも、続く池の言葉に遮られる。

 

「読書してるぜ?赤点回避諦めたんかなー」

 

 それは馬鹿にしたような言い方だった。勉強をしている分だけ自分たちはまだマシなのだと安心したいのだろう。読書しているそいつの顔が整っていたのも、馬鹿にしたような言い方をした理由の一つな気がした。

 流石の堀北も重要なテスト週間に読書をする生徒がいることに興味を持ったようで顔を上げる。オレたち全員の視線がそいつに集まったとき、櫛田が話し出した。

 

「彼はAクラスの獅峯くんだよ」

「……Aクラス」

 

 Aクラスという単語に最も反応したのは堀北だ。それも当然、実の兄、堀北学の所属するクラスもAクラスであり、自身が目指すクラスでもあるのだから。

 

「うげ、Aクラスかよ。余裕ってこと?」

「獅峯くんは100点以外取ったことないって噂だね」

「火のないところにも煙は立つのね」

 

 堀北がそう言った。まるで100点以外取ったことないという事実は全くの嘘だと言い切るように。

 確かにそうだ。100点を取り続けることは不可能なことじゃないだろう。でも、現実味のない話なのは事実だ。

 

「どう思う、堀北」

 

 目指すAクラスに所属する生徒の態度に対して、堀北がどう思っているのか気になって聞いてみた。

 

「……別に何も思わないわ。でも、そうやって見栄を張って、いずれ落ちぶれていく様子を見るのは楽しみではあるわね」

「見栄を張ってる、か」

「なに?彼が本当にテストが余裕で読書をしていると思っているの?頭のいい人こそ勉強を積み重ねている。彼の行為は慢心でしかない」

「堀北がそう思うなら、そうかもな」

 

 堀北はオレの返答が気に食わなかった様に、オレを睨みつける。言葉を続けようとしていたが時間の無駄だと察したのか、何も言わずに勉強に戻った。そのうち池たちも勉強に戻る。

 Aクラスの生徒の学力が高いことは想像できるが、堀北の言った通りどれだけ頭が良かろうと、勉強をしないと言う行為は損失にしかならない。だがそれは()()の話だ。

 

 オレは嫌というほどあの顔を知っていた。忘れたいほど見続けた顔だった。

 獅峯という生徒は、普通じゃないだろう。読書しているのは見せかけでも、強がりでもない。

 

 それから勉強会はほんの少し盛り上がりを見せた。

 出される問題の答えがわかるという感覚が楽しいのだろう。図書館ではお静かにが決まりであるが、池たちは決して静かとは言えなかった。

 そしてそれ故に集まる視線。ちょっかいをかけてくる男子生徒がいた。元々喧嘩っ早い須藤は当然の様に噛み付いて言い争いになる。手が出る様なら流石に止めるが、オレは特に手を出さないという結論を出した。

 

「はい、ストップストップ!」

 

 この言い争いを終わらせたのは二人の生徒だった。一人はストロベリーブロンドの髪を持つ美少女。

 

「少し静かにしよう」

 

 もう一人は、顔の前に人差し指を立ててそう言った男子生徒。

 件の獅峯という生徒だ。艶やかな黒髪に整った顔立ち。視線を集める容姿と落ち着いた声の抑揚は、須藤も一瞬、冷静さを取り戻すほどだった。

 

「獅峯に一之瀬っ……」

 

 須藤と言い争いをしていたCクラスの生徒は二人の登場に一歩後ろに下がった。この2人の生徒を知っている反応だ。

 

「これ以上騒ぎを起こすなら、学校に報告しないといけないけど、いいのかな?」

「お互いに、言い争いで時間を潰していいほど時間に余裕はないだろう。時間潰しは満点が取れるようになってからだよ」

 

 学校に報告されるのは不味いのだろう。Cクラスの生徒はあからさまに焦った様子を見せた。それが獅峯の煽りに対する牽制にもなっている。

 

「わ、悪い、一之瀬。そんなつもりはないんだよ」

「おっ、素直だな。でも、弱いものいじめは良くないな。遊びたいなら、俺が相手してやるからさ。あ、それはダメだった俺が弱いものいじめをすることになっちゃう」

 

 はははと笑って明らかに侮辱した態度を見せた獅峯。一之瀬と呼ばれた生徒も思わず苦笑いを溢す。

 須藤もCクラスの二人も、反撃してもおかしくないと思っていたが、オレの予想に反して三人はただ口を噤むだけ。

 いいや、必然的だったのかもしれない。本能で理解した上下関係。獅峯には勝てないと理解したからこそ悔しい思いをしながらも、何もできずにいる。

 三人は確かな恐怖心を獅峯に(いだい)いていた。まさに萎縮震慄といった様子。

 

 それは流石としか言えない手腕だった。

 強者の圧、それが出てる奴でやっと三流。隠せる様になってなんとか二流。操れる様になればそれで一流。パッと見で分かる強者とは、強者のうちではまだまだ子供なのだろう。

 

「弱いもの、という言葉は撤回してもらえないかしら」

 

 たった一人だけ、この場でも我を通す堀北が獅峯にそう言った。さすが堀北。怖いもの知らずというかなんというか。いや、怖いもの知らずというわけではないはずだ。堀北の頬には冷や汗が流れている。

 しかし、自分が優秀であるということを自負している分、獅峯の()()()()という言葉が許せないのだろう。それは己の恐怖心をも上回った。オレは堀北を素直に尊敬する。

 

「どうして?君も含めてまだまだひよこだろう。ひよこが強いと?」

「私と彼らを同列に扱うに至った理由が知りたいわね。けれど、そうね。確かにここにいる彼らは特別勉強が得意なわけではない。それでもテスト週間に読書をしている貴方よりはマシじゃないかしら」

「はははっ、冗談はよしなよ。勉強は必要な人がするものだろう。俺にテスト勉強は必要ないからね」

「そう。いずれ見下ろされる側に立つ貴方を楽しみにしているわ」

 

 二人の言い争いは堀北がそう言ったことで幕を閉じた。

 落ち着いていた分だけ須藤たちとは違う別の迫力があったな。

 二人の会話が終われば獅峯はオレと視線を合わせる。まるで、君のクラスメイトは面白いね、と微笑ましいものを見る様な視線だった。

 

()()()()を教えてあげよう。今回に限りはAクラスの殆どの生徒がテスト勉強を必要としていない。それでも当然クラス平均一位は俺たちAクラスのものだ。さ、どういう意味かわかるかな」

「敗北宣言をどうもありがとう。負けた時の言い訳にしては見苦しいからやめた方がいいわよ」

 

 堀北がそう返せば、はははとそれは楽しそうに笑顔を見せる。

 

「よし、解散解散。俺にも非はたくさんあるが、常識的な行動を心がけようね」

 

 獅峯がそう締め括りこのちょっとした騒動は幕を閉じた。Cクラスの生徒は既にこの場を去り、獅峯は一之瀬という生徒に声をかけていた。

 オレ達Dクラスの面々も職員室に向かおうと動き出す。テスト範囲が変更されたとCクラスの生徒が話したからだ。

 

「早く職員室に向かいましょう。テスト範囲変更の話が本当なら問題だわ」

 

 その後、茶柱先生に聞いたところテスト範囲は変更されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や、清隆。隣いいかな」

 

 そう問いつつもオレの返答を気にしていないのか獅峯はオレの隣に腰を下ろした。夕飯を食べる為に食堂に訪れていたオレは、口に含もうとしていた生姜焼きを皿に戻す。

 

「久しぶりだね、何年振りだろうか。君は変わらない、すぐに分かったよ」

「帝も顔立ちは変わらないな」

「ははは、それには色々な意味が含まれてそうだね」

 

 顔立ちは変わらない。だから一目見てわかった。けれどオレは決して獅峯をオレの知っている奴だと断定しなかった。一度たりともオレの知っている表情をしなかった奴が、本当に帝なのかと疑っていた。

 獅峯は頬杖をついてオレを見る。

 

「それ、食べ終わったらちょっと散歩に付き合ってよ。どうせ君は暇だろう」

「オレも話したいことがある。少し待っててくれ」

 

 夕飯を食べ終えて、二人で人混みを歩いた。そして移動し、密かに設置してあるベンチに腰掛ける。誰かが見ていればすぐに気づける上に基本人は寄りつかない。獅峯の案内だったがいい場所だと思った。

 

「一応自己紹介をしておこう。俺は獅峯帝。改めてよろしく頼むよ」

「オレは綾小路清隆だ」

 

 あの場所では本名を使わない。その上自分の本名すら知る事がない。それは身分による差を生ませないためだ。

 だから、本人の口から()()()()()自己紹介。それは想像と違ってスッと胸に落ちてきた。

 対して獅峯はオレの名前を聞いてふうんと首を少し傾けた。大方、綾小路という名字に反応したのだろうがオレはスルーする。

 

「それじゃあ綾小路って呼ぼうかな。俺のことは変わらず帝でいいし、名字にしてくれてもいいよ」

「俺も獅峯と呼ぶことにする」

 

 獅峯帝、帝とオレはそんな自己紹介を終えて本題に入った。

 先に話を振ったのはオレ。

 

「獅峯がこの学校にいるとは思わなかったな」

「それはそのまま返したい台詞だよ。あの部屋では学べないことの多さに気づいたのか?」

 

 だんだんと帝の顔に影が差す。緩く笑みを浮かべていた口元はいつの間にか口角が下がり、柔らかい表情を描いていた眉は重たくなった。

 オレのよく知るどこを見ているのか分からない瞳。その目が久しぶりにオレを捉えた。

 

「先日、夢を見たんだ。誰かが俺をじっと見ている夢」

「そうか」

「それでね、俺は君に久しぶりに会って思い出した。あれは夢ではなく俺の記憶だと。そして、俺を見ていた誰かは君だった」

 

 まだオレ達があの部屋にいた頃の記憶だろう。特に、オレがどうにか帝に白旗を上げさせられないかと熱心になっていた時期だ。

 

「正直に言えば、俺は君に失望したよ」

 

 深く、深く、深く。全てを飲み込んでしまいそうな程深い瞳がオレを見る。吸い込まれると錯覚するほど引力のある瞳だ。

 帝の眼は確かにオレを捉えているのに、オレを見ていない。その眼にオレは何度も打ちのめされてきた。

 

「Dクラスだってね。まあクラスはどうでもいいんだ。ただ、再会したあの時の君には向上心が全く見えなかった。もちろん今もね」

「向上心か……」

「成長を諦めたのか?君のことだ、そんなわけないだろう。じゃあなんだ、もう自分は最強になったとでも。自惚れるなよ、綾小路」

 

 それは帝なりの叱責の言葉だった。オレの中の何かを呼び起こそうとする言葉。

 

「Dクラスという現状に満足している君に俺は失望した。俺を負かそうとしていた君は過去の君だが、今より幾分も強敵だった。今の君じゃ俺の足元にも及ばないことを伝えておこう」

 

 ホワイトルームをオレより先に出たブランクなど関係ないと言わんばかりの態度。いや、事実なのだろう。正直に言えば、帝に勝てる気はしない。オレは二流で帝は一流だ。いつもオレより上にいる。

 

「この世は勝つことが全てだと俺と共に学んだだろう。その信念を放棄したとすれば、君は愚か者だ」

「そうだな」

「最後に一つだけ。どれだけ自由を求めてもいいけど、堕落だけはしていくなよ」

 

 それは帝の願い。オレへ残した唯一の()()だった。それを裏切るつもりはない。

 ふぅと帝が息を吐けば、張り詰めた空気が弛緩した。

 

「まあ後は、くだらない世間話でもしようよ。俺は君と友人になりたいと思っていたんだ。これからは良き友人としてよろしく頼みたい」

 

 どこを見ているのか分からない宝石のように輝く黒い瞳は、確かに俺の知るものだったが初めて見せた色をしていた。そこには優しさが籠っていてオレは思わず目を見開いた。

 

「あ、あぁ。友人として、こちらこそよろしく」

 

 こうしてオレと帝が新たに築いた関係は、オレが入学前から求めていた友人。

 

 昔と変わりないけれど、でもどこか変わっていた帝は、間違いなく強者であり、そしてオレが勝たなければならない()だと確信した。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 中間テストは無事終了。クラスメイトと談笑していれば自信満々だと嬉しそうにしていた。

 結果がわかれば自信満々発言も納得の全教科クラス平均96点。答えがあったにしても、凡ミスなどで点を落とした生徒がたった数名。思わず褒め称えたくなる結果だった。当然他クラスを寄せ付けない結果に、Aクラスというブランドはより輝いた。

 

「さすがとしか言えないね。坂柳さん、君の采配は完璧だった」

「お褒めに預かり光栄です。しかし、クラス平均100点が見てみたかったですね」

「はははっ、確かにね。まあしかし凡ミスだろう。誰にでもあるミスさ」

「そのミスをしないのが真の実力者ですけどね」

「ははは、……そのとーり」

 

 俺との会話が終われば坂柳は席を立った。既にホームルームは終わっており、話すタイミングとしては正解だろう。

 

「皆さん、少し聞いていただいてもよろしいですか?」

 

 坂柳に視線が集まる。騒がしかった教室には一瞬で静寂が広がった。

 

「実は、私と獅峯くんで少し勝負をしていたんです。どちらがAクラスを率いるのに相応しいか、その投票を皆さんにはしていただいても宜しいでしょうか」

 

 俺も席を立った。そして坂柳の隣に並ぶ。

 この時には既に、俺と坂柳が二つに割れかけているAクラスをそれぞれまとめていたので、その勝負の内容について自分勝手だという意を唱える生徒はいなかった。

 その結果、話はスムーズに進む。

 

「時間のかからないものだから今答えて欲しい。匿名投票で、俺の名前か坂柳さんの名前を記入してもらう。俺たち以外の名前を書いた場合や空白は無投票として処理する。どちらにAクラスを率いて欲しいか、しっかり考えて答えてね」

 

 このままでは俺は間違いなく負ける。俺に入る票は多めに見積もっても四割。

 全員に投票用紙が行き渡ったタイミングで俺は再び喋り出した。少し良いかな、と声を出せば自然とみんなの視線は俺に集まった。

 

「坂柳さんの名前を書く票が多かった時。つまり坂柳さんが勝った場合だ。そうなれば、俺と葛城康平は一切Aクラスに協力しないことを宣言しよう」

 

 これは最後まで取っておいた俺の()()の話だ。

 

 俺が今言ったことは、Aクラスにとって確かな損失になる。俺は今までの学校生活で自らが優秀であることを見せつけてきた。一点も落としたことのないテスト。他を寄せ付けない運動神経。葛城も優秀で人望のある男だ。

 分かりやすく、戦力が減るのに加え、今後は足手纏いにもなる。

 要するに、坂柳を選べばAクラスは弱体化するということを伝えた。

 

 しかし、この作戦には弱点があった。それは坂柳にも同じ手が使えるということ。俺が票数で勝った場合には、坂柳有栖を含めた数人が協力しないと宣言するだけで、俺のこの発言は全く無意味なものとなる。

 そうなった場合、結局クラスメイトは中間テストの攻略法を見つけてきた坂柳に票を入れるだろう。

 つまり、無意味な行動というわけだ。

 

 しかし、俺には()()がある。それは俺しか持っていない権利だ。

 

「そして、俺の票数が坂柳さんを上回った場合。つまりは俺が勝った場合には。—————坂柳有栖を含め()()で協力してAクラスを導いていくことを約束する」

 

 坂柳は察したはずだ。俺が何をしたかったのか。

 いや、既に俺がこの手を打とうとしていることに彼女は気づいていたかもしれない。

 

 坂柳一人が俺と葛城という足手纏い含めたクラスを率いていくか、俺と葛城と坂柳、全員で協力してAクラスを率いて行くか。クラスメイトが選ぶのは間違いなく後者だろう。

 

 じゃあ、どうして俺が坂柳を従えさせられるか。そこで、俺の()()は使用される。

 

「坂柳さん、俺が勝った時に受け取る対価は『坂柳有栖が俺に従うこと』。いいよね、これで」

 

 坂柳に目を合わせてそう言えば、彼女は微笑んだ。それは拒否をすることのできないという了承の笑みだろう。

 彼女の背後から黒いモヤが見えてくる。もちろん幻覚だ。

 

 俺は少し間を開けてから最後に一言付け足すために教卓に手をつけた。

 全員を軽く見渡し、笑みを消す。

 リーダーに必要なものは圧倒的な実力と絶対的な自信だ。この人にならという安心感を与えることでその一つのチームは安定する。

 そして、いずれはそこに実績がついてきて、そのチームはさらに強化される。

 

 つまり、俺は強者だと全員に示せばいい。圧をかけるように、俺はゆっくりと言葉を続けた。

 

 

「—————俺に付いてこい。最強のクラスにしてやる」

 

 

 この勝負は俺の勝ちに終わった。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 どこを見ているのか分からない深い瞳を見た。

 

 獅峯帝の見せた王の片鱗。誰もが固唾を飲むことしかできなかった。獅峯帝という人物から発せられた圧は、底なしの恐怖を覚えさせたが同時に眩しい光明も見せた。

 誰もが思わず恍惚としてしまう。最強のクラスへと成る確信を肌で感じた。

 

 

 Aクラスのリーダー獅峯帝。彼は紛れもなく王であった。

 

 

 

 

 




『余談』
獅峯が堀北に言った『ひよこ』という言葉は、堀北達の成長の可能性を示唆した言葉。煽ってたけど、馬鹿にしてたわけではない。


『余談②』
()()()()だと言って図書館で暴露した「Aクラスにはテスト勉強が必要ない」発言は、中間テストに攻略法があるという獅峯からのヒント。当然綾小路は気づいた。


『余談③』
獅峯と一之瀬の対話は今回の図書館が初めて。ちょっとした騒動が収束した後、獅峯は一之瀬に声を掛けたが大した話はしていない。お互いに自己紹介をして、テスト頑張ろうねと一言交わしただけ。


『ホワイトルーム生時代の帝』
常に断トツだった獅峯にとって、最後の二人になるまで綾小路も有象無象の一人だった。ホワイトルームを抜けた後の三年間もあり、綾小路のことは再会するまで忘れていた。でも、まじで友達になりたいって思ってた(夢に見るくらいは)。


『獅峯帝の眼』
どこを見ているのか分からない眼は、まじでどこも見てないだけ。
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