①序章
これは俺の少し過去の話だ。
人間のままではあのスエルには勝てないと悟り死すことで肉体を捨て神に昇格し仲間と共に打ち破った。神になった俺は最後に誰もが幸せになれる世界を作り仲間達を見守りながら世界を守るため各国を渡り歩んで来た。
「やっとたどり着いた...あの頃とはずいぶん姿は違うが...」
フサフサ
足で一歩進むごとに絨毯のように柔らかい雑草...そして寝転がり木のそばで昼寝をする。
「母さん俺こうして木の下でこのコインを見ると2000年前のあの頃が昨日だったかのように鮮明に思い出すんだ。」ポケットに入れていたコインを出し転生する前の最初の人生を思い出す。
サササ~
風により木の葉が揺れ靡くその隙間によりコインに光が当たる。
ピカッ!!
一瞬のこと目の前に光が錯乱する。強すぎる光に目を閉じ出させるを得ない。
「う!.... うぅ。」
(視界がチカチカする頭もクラクラしてとてもじゃないが立てない。いったいこのコインに何か秘密でもあるのか?)
??「あの?大丈夫ですか?」
(誰かの声が聞こえる...少なくとも俺ではないはずあの時肉体を消し物理的に俺には誰にも干渉が出来ないはずなのだから)きっとたまたま倒れてる人が近くに居てその人が話しかけられているんだろうとエースはそう考え眠りにつく。
その時エースは知らなかった。ここが異世界ってことをしかも神様が普通にいる世界線ってことをさらに自身が肉体を持ってちゃんと認知されてることを...
......
「ん~...知らない天井だ。」
目を覚まし目の前に木材が見える。どう考えても過去と食い違うためエースは確かめようと起き上がろうとした時だった。
??「あ!目が覚めたよおじいちゃん。」
(声が高からきっと子供の声だなそれとおじいちゃんと呼んでたからその人に色々と聞いてみるか...)
タン・タン・タン
(足音が聞こえ音の大きさが高くなっていき近づいていることが分かる。)
???「目を覚ましたそうじゃな。まぁ...しかしあんな森の中で何故倒れてたんじゃ?」
「たいした理由じゃないさ俺はこの自然の絨毯で気持ちいい風を感じながら日向ごっこしていたのさ。ただ俺がこのコインを取り出した時あり得ない位の光が錯乱して少しめまいを起こしたが...」
エースがポケットから出したのは忘れ形見のコインをじいさんに見せる。
「見たことない人の顔を掘られたコインじゃのう。しかしあんな所へ寝てはいかんあそこら辺は魔物が出てなゴブリンに襲われたのかと心配したんじゃ。」
「そうか...」
魔物?ゴブリン?新種のジャマトのことか?しかし何故彼らは俺の姿を認知することが出来るんだ?
「.....まさか。」
俺は手で握る感触を確かめる。少年とお爺さんは不思議そうに見ていた。
(間違いない!今の俺は肉体がある!!。)
しかも神として肉体ではなく人としての肉体を俺が姉さんの女神の力を受け継いで神の力を持ったあのころに近い。
「どうかしたのお兄さん?」
「いや...何でもないさ..そういえば爺さんゴブリンってやつは何がことあるこどにジャマジャマって言ってたり人の擬態とかしたりするか?」
「なんじゃそりゃ新種のゴブリンかのそれは?ワシが言ってるのは普通のゴブリンじゃよ。」
「ゴブリンかぁ...爺さんそのゴブリンって緑色の人形のやつか?」
「何を当たり前のことを?そうに決まってるじゃろ?」
当たり前ことを質問する俺に不思議を通り越して疑問を持って見てくる。相手からすれば義務教育で知っていることを聞きに来るって感覚なのだろう。
エース「....なぁ爺さん。」
「なんじゃ?あんちゃん?難しそうな顔をして?」
「もし俺が異世界から来たって言ったら信じるか?」
「....うむ」
爺さんは顎に手を乗せて指をトントンと動かしどう発言しようか悩んでいるのだろう。どう答えればいいのか言葉の意図を探してるのか分からないが相当悩んでいる様子だ。
「信じるよ。」
爺さんのような低い声ではなく可愛らしい声を発したのはこの爺さんの孫である白髪に赤色の目をした少年だった。
「だってこのお兄さんが嘘ついてるように見えないもん自分でもよく分からないけどなんか話を聞いて悪そうに見えなかった。」
少年の言葉に一切の嘘は感じなかった。ただ一点に俺に向けてそのルビーのような瞳が少年の心の純粋さを表していた。
「ベル...」
お爺さんが孫の名前だと思われるベルと少年の名前を言う。爺さんは少し考える素振りをし唐突に口元に笑みをニヤケたような気がする。
それは間違いではなく
「フハハハハ...そうかそうか」
笑い声を共に納得したかのような発言をする。
「なぁお前さん名前はなんて言うんじゃ?」
「浮世英寿だ。」
「エースよ今日はもう遅いし泊まっていかんか?」
そう言われ窓の外を見ると夕日が差し込んで来てる。
(異世界ってのもあるし帰える場所もない。創生の力を使えば野宿は出来るだろうがせっかく泊めてくれるのに帰るのは野暮だな。)
「よろしく頼むよ爺さん。」
俺は手を前に出し握手しようとする。
「ん?」
「握手ってやつさ爺さんこうすることで仲良くなるって言う文化があるのさ。」
「ほぉそうかそうか察してやらんですまんのう。」
俺と爺さんの手と手がふれあい握りあった時だった。
ピキ パリーン。
「「!?」」
何かが割れたような感覚がエースと爺さんは感じた。そして爺さんは一瞬エースの違う姿を見た。白い髪色に蒼い瞳に白装束...全身から溢れる白いオーラに背後には九つの狐の尻尾が見えた。逆にエースは爺さんが無限大とも思えるような凄まじいエネルギーを発してるのが見える身体中には雷のようなスパーキングをしており背後には半身全裸の貫禄がありそうな半透明の仙人のような人が見えた。
「「.....」」
「二人ともボーとしてどうしたの?。」
二人が握手し見つめ合ったまま微動だにしないまるで二人が氷のように固められてフリーズしたかのような。
「何でもないぞ。」
爺さんは握手してる手を振り払い何事も無かったかのように振る舞う。続けて俺もボーとしてた意識を覚醒する。
「今から飯にしようかベル今日は《客じん》がいるしのりをかけて料理するぞ。」
「それじゃ僕本読んで待ってるね。」
ベルという少年は部屋からでていく。きっと自分の部屋でも行ったのだろう。爺さんは孫が完全に出ていったのを確認し俺に何か話そうとしてきた。
「さてとエース君もワシが何者かわかったんじゃろ?」
「あぁ何となくな...」
「君とワシがお互い触れあった瞬間神の力がお互いを干渉したんじゃ。しかも主は神の力を使えるようじゃ、わしらはこの下界に降りるさいに力を封印して降りておる。」
「....」
「何が言いたいんだって顔じゃな?お主もこの世界で暮らすなら極力使わんように正体を隠して過ごさなきゃならぬ。エース君はイレギュラーな存在...つまり本来いないはずの神様じゃ...暫くはここで暮らすがいいワシがこの世界のことを教えてやる。」
「何故、爺さんはここま「ゼウス」で...」
「ワシの名はゼウスじゃ...これワシの孫には秘密でなそして何故かってそれは神の気まぐれじゃ。」
ゼウスこと爺さんはそう言って部屋から出ていった...この部屋には俺一人となったそこで俺は考え事を始める。
この世界はド●クエに近いのか?しかし神様の家に泊まることになるとは思わなかったな。しかし何故孫には秘密にしてるんだゼウスの爺さんは、そしてこの世界にはまだ他にも神様がいるのか...他人のこと言えないが人の姿をしてるんだな。
....
②新しい家族
本当ならいつもと変わらない暮らしをしてたと思う。それから...そしてこれからも僕とお爺ちゃんと同じ日々を繰り返すのかと思ってた。
でも
突如として僕の日常に変化が起きたんだ。
終わりがあるから始まりがあり始まりがあるから終わりがあるように僕達も例外では無かった。
「うわー凄い!!。」
僕は目の前の料理の豪華さに驚く。
「じゃろ何となこの料理エース君が作ってくれたんじゃ」
孫と楽しそうに話すゼウスに俺は作ったかいがあったと嬉しくなる。
「さすがにただで泊まるのは申し訳ないないと思ってな、熱いからよ~く気を付けて食うんだぞ。」
俺は全員の飯をよそってあげる。ベルはまだ幼く噛む力が弱いと思われるので特別に小さく切った肉を入れた。しかし小さすぎると噛まず飲み込み詰まらせることがあるので少し大きめにすることがコツだ。
「上手いのぉ...モグモグまさかこんなに卵と相性がいいとは思わんじゃいこれなんて名の料理なんじゃ?」
「これはな...すき焼きってゆうんだ。この料理一つで必要な栄養分が簡単に取れるんだ。食えば食うほど健康にもなるし俺みたいに身長も延びるぞ。」
「本当!?」
「この俺が言うんだ間違いないさ。」
その言葉を信じ食べることに集中するベル。旨いのも相まってどんどんと平らげていくその様子を見て俺は微笑ましい気持ちになる。
あの時だってそう思った。
.....
とある倉庫で俺と仮面ライダーバッファこと道長は利害の一致により共闘していた。この日俺はすき焼きを作りお互い面と面を向き合って腹の底から話し合い俺は道長と言う男性を知ろうとした。
「なぁバッファこれ以上ライダー狩をする必要はないんじゃないか?お節介はそんくらいにしとけよ。」
「この俺がお節介?」
(俺の忠告に疑問をもつ道長、俺は彼がデザグラで初のエントリーの時から彼を見てきた。そして今回ジャマ神になってライダー狩を始める。長い付き合いだから彼がライダー狩をした理由が俺には分かる。)
「ジャマトに倒されたら二度と蘇えらないでもライダーが倒せば記憶を消して元の世界へ戻れる。」
「お前は救おうとしてるんだろ?」
「救ってるんじゃないバカなやつらの戒めだ。」
「じゃあもしジャマトに誰かが殺されそうになったときお前はどうする。ライダーを見殺しにするか?」
「.....知るか。」
道長は一瞬回答に悩んだような素振りを見せたが質問を蹴っ飛ばし黙々とすき焼きを食べる。
答えは得られなかったが俺の考察は間違ってないと確信した。
.....
道長とベルは状況も場所も性格も違うが道長なりの他人を思う優しさがすき焼きを食べてるベルと重なって見える。
ベル(美味しいな...おかわりしたいけど鍋の中はもうないし...)僕は隣の皿をみる...お兄さんの皿にはお肉が残っており食べたいなって気持ちになる。その時お兄さんの視線に目が合い僕のことを見ていたことに気付く。
「そんなに僕をじろじろ見てどうしたの?」
「お利口さんで可愛いなぁって思ってな。...ベル俺のことお義父さんって呼んで見てくれ。」
「?...お義父さん?」
そう言うと頭をナデナデしてくれてその手触りが気持ち良くて目を閉じて堪能してると再びを開けたとき空になった皿にお肉が増えていた。
「お義父さんからのプレゼントだ。」
お兄さんからお義父さんに名称を改める僕、お義父さんの皿には有ったはずのお肉が減ってるのを気付く。
(お義父さんは気付いてたんだ...僕は声に出してないのに食べたそうにしてたことを。)
「うん、ありがとう。(モグモグ)」
口では簡単に感謝の言葉を言うけど気持ちは大きく感謝した。
.....
「ゼウスの爺さんベルの親はどうしたんだ。?」
食事の後ベルはお風呂に入りに行って俺はベルが上がってくる前に自分のベル=息子のことを知ようとゼウスに会話を持ちかけた。
「.....どっから説明すればいいかの。」
腕を組んで難しそうに悩むゼウス。その様子だと俺が思ってた以上に訳ありなのかもしれない。
「ちょっと前だがワシはファミリアで1~2位を争うくらいの派閥でなその頃ワシの所の一人がベルのお父さんなんじゃ。その赤い瞳は父譲りなんじゃよ。」
訳ありと思い深刻そうに話すかなと思ったが割りと嬉しそうに話す様子。
「まぁ訳あってなヘラファミリアと呼ばれる他の派閥と協力して三大クエストと呼ばれるそれはそれは凄い難解なクエストじゃった。さっきヘラファミリアの話題を出したがそのヘラファミリアの娘さんがなこう何だろう何回も交流するもんだから出来ちゃったんじゃよ。」
「....いや~あの頃はあいつと一緒に覗きをしたもんじゃい。覗きをしたがいいがあいつは逃げ足が早くてのいっつもワシが捕まって成敗されとるんじゃがあいつめ許せん。」
俺は良い神様かなって思ったが全面撤回だ。ただのどすけべ神様だ。聖書でもゼウスは色んな女神様や人に手を出したって記録があるが割りと聖書と似てるのかもしれん。
「あっ!...すまぬすまぬ話が脱線しもうたな。」ゼウスは仕切り直しと言わんばかりにお水をぐっと飲む
「まぁベルの親はどうなったか結果から言うともういないんじゃ...まぁ親族はいないって訳じゃないんだがな。」さっきまで楽しそうに話してたのが一変何処か暗そうな表情をする。
「どうして?親族はこの家に居ないんだ?。」
「理由は3つあるんじゃが...まず1にワシが嫌われとるってのがある。その2はその親族はワシのファミリアではなくヘラのファミリア、であるからじゃそれと母の姉は病持ちなんじゃそれはベルの母メーテリアの死の要因であったんじゃその3にメーテリアがワシに預けたからじゃ。」
「お爺ちゃんお風呂上がったよ!」
「おーそうか!分かったよ。」
ベルの報告と共にゼウスは話は終わりと言わんばかりに風呂に行く準備をする。まだまだ気になることがあるが聞きたい質問は聞けたと自身を納得させる。
「あ!そうじゃエース君。」
「?」
「もしかしたらワシは突然いなくなるかもしれん。その時はベルを頼むぞ。」
その一言を残して風呂場へと向かった。目の前で完全にいなくなった後俺は誓いを言葉にする。
「あぁ任せろ。」
(何せ俺は世界を守った神様だ。自分の息子くらいどうってことないさ。)
.....
③暴女独裁
ベルの家に泊まってから何ヵ月か立った。この世界には神が主神となりファミリアを作ることやこの世界のコイネーと呼ばれる文字を爺さんと一緒に付いていきながら仕事の手伝いをし何だかんだ馴染めて来た。
そんなある日のこと
「うわー!!」
ベルは俺の作った弁当に目をキラキラしながら初めて見る料理や弁当で食べるってこともしたことがなく凄い楽しみにしている。
「たまには外で食う飯も旨いの~。」
ゼウスの爺さんは塩おにぎりを一口であっさりと飲み込む。そんな食い方をしてるもんだから「う!」
「爺さん飯いっぱいあるんだからそんな慌てんなよ。」
俺はコップに麦茶を注ぎゼウスの爺さんに渡す。
「ゴクゴクゴク...プフぁ~死ぬかと思ったワイ」
そんな発言をしてかベルは心配そうにゼウスを見る。
「お爺ちゃん大丈夫?」
「ベルよ...ワシは駄目かもし..しれ..ぬ。..」
「...... 」
ゼウスはふざけて死んだふりをする。ベルはまだ年齢的に幼く知識も少ないため信じてしまったようだ。俺はゼウスの爺さんには感謝と恩があるがたまにこうゆうふうに空気を読まない所や自身の欲望に忠実な部分を何ヵ月も見せられてたら自然とゼウスの爺さんに冷たい視線を送るようになる。
「そ...そんな!?」
ベルは倒れた状態(倒れたふり)のゼウスの体を揺さぶって起こそうとする。一生懸命揺らすが小学生にも満たない年齢の少年の力など強い風が当たった程度でしかない。
「ベル...爺さんはきっと楽しんで気分よく眠れたんだ。きっとあの世でも楽しく暮らして俺達を見守ってくれるだろう。」
(オイオイオイ!?何言ってるんじゃエース君!!わし今パリピィ~に生きとるぞ。!)
「本当はサプライズで取っておきたかったんだが一人余るからな。」
その時爺さんことゼウスは鼻先で甘い香りを感じた。
(こ!この匂いは!!)
「え...でも」
「しょうがないさ食べずに放置ってのは良くないし俺の故郷にはこんなことわざがある。...死人には口無しってな。」
その時爺さんは何故こんな展開になってるのだろうかと自問自答をしていた。
(く....ちょっと冗談のつもりがひじょうに言いずらくなるじゃないか!)
少し豆知識...神様は下界の子供達の発言を嘘か本当かを見分けることが出来るのだ。エースは神様だが肉体の器は人間と同じであるため認知されてしまうがそこを逆手に取ったのだ。
エースは(爺さん)発言や(死人に口無し)と言ったがゼウスとは言ってなく全くの赤の他人を思い浮かべ言ったのだ。ようは嘘を事実で隠したのである。それによりゼウスはエースの嘘に騙され勝手に気まずくなったのだ。
「さぁ食べようか」
「...うん」
サクッ。
「どうだコーヒー味のは」
「...うんコーヒー独特の苦味で甘さを抑えて味が程好く感じるよ。」ベルはそう言いつつも美味しそうな顔を浮かべておらず悲しそうな顔をする。
サクッ サクッ
ベルが味わって食べてるからペースは遅めだが確実に減ってるとわかる。確実に自分の分が無くなるのにさすがのゼウスもじっとしてられなくなった。
「は!この匂いは、お~クッキーじゃこの匂いでワシは生き返ったぞ二人ともいや~どうやら美味しい食べ物は命を生き返らせる力があるんじゃの~って初めて知ったわい。」
白々しい演技をするゼウスだがベルは不安そうな視線を送る。
「おじいちゃん大丈夫なの?」
「安心せぇ演技じゃ演技...ってうぉ!?。」
「おじいちゃんのばか。!」
ベルは思いっきりゼウスの胸元へと飛び越び両腕をポカポカと優しく殴る。
「ハハハすまんすまん...しかし色んな味のクッキーがあって新鮮に味わえるの~。」
さっき言ったコーヒー味にチョコレート味ミルク味に白くてサクサクとした軽い食感としゅわっとしたくちどけの良さが魅力のメレンゲクッキーに生地に卵を使わなず口の中でほろほろと崩れる食感を雪の玉みたいな見た目をした丸いスノーボードクッキーなど2000年の転生してきた人生のノウハウを詰め込んだ。人は長く生きて100年の人生だが俺は4桁も生きてるのだ。当然俺オリジナルの隠し味のレピシもあるわけで...
「しかしこれまじ死ぬまで食っても飽きないかもしれぬ。」
ンッ億歳まで生きてる神ゼウスも余りの美味しさに永遠に飽きないと言う。神には寿命がないので実質永遠と言っても過言ではない。
Zzz...
誰かの寝音が聞こえた。俺はゼウスの胸元にいるベルの所に近づき顔を確認する。
「.....」
規則正しい呼吸...寝音の正体はベルだった。ここまで5キロほど歩き疲れた所に暖かいお日様が出てるのだ。飯を食ってお腹いっぱいもなればお昼寝しててもおかしくはないだろう。
.....
大都市は赤一色の焔に包まれた。町には人々の絶叫が奏でる。決して息継ぎのない終わりがないと言える合唱そんな中に複数の人と二人組の誰かが一人の男を囲むよに対立していた。黒いシルエットでわからないし声も砂嵐でわからないけど一人だけはっきりと見えて声もクリアに聞こえた。
???「誰にだって幸せになれる権利はあるんだ。だから皆...俺を信じろ。」
ゴーン...ゴーン...
(鐘の音が聞こえる。見る見ぬうちに灰となった木材が柱の形を作りやがて物体と物体のピースがはまったかのように合体し家が復元する。巻き戻ってるかのように)
「正確に言えば世界が書き変わってると言うべきでしょうか。」
!!
後ろを振り返ると灰色の髪に左右の目の色が違う執事のような黒服を着た青年らしき人がいた。身長はパッと見て170以上あるが肩幅と顔のじゃかんの幼さにより成人してないと見える。
(オッドアイ?)
「間違ってはいませんが正確にはオッドアイとアースアイですね。」
ゴーン..ゴーン..ゴーン...
「ここは夢の中そこに僕が未来から干渉しました。僕に心を読む力はありませんが夢=脳内の思考です。だから聞かなくたって分かります。」
「さっきも言いましたがここは夢の中です。ただ僕は夢の枠組みの外のはんし...生物です。僕が言い直したことは説明するつもりはありません..とりあえず僕が突然現れたように感じたのは僕のことを認知出来なかったというべきでしょうか。」
ゴーン..ゴーン..ゴーン...
「歌(おと)は良い。心に空いた穴を潤してくれる。それと同時に幸福をもたらす...これは人間や神ならず全生物平等になんだ。沢山ある異世界であっても例外なく共通...この世の奇跡と言っても過言ではない。さてと茶番はここまでにしてさっき見た夢は仮面ライダーとは何かを知ってもらうためだったんです。」
(仮面ライダー... )
「仮面ライダーは凄い力を保有しあらゆる壁を乗り越え突破する力をもつ。それは誰かに自由と尊厳を奪われない為に...その反面困難に身を投じそして心を傷つぎ悲しき涙を仮面で隠す。ちょっと失礼します。」
スッ
!?
彼の腕が僕の胸を貫く、僕は驚いたが痛みは無く僕の体がまるで水の中は容易に侵入出来るようになんの物体を感じることなく抵抗感もなく二の腕まで入っていく。
「魂に干渉されぬようフィルターを付けました。」
?
「質問しなくてもここは夢の中、ちゃんと疑問に答えます。近いうちにオラリオに行くことになりますがその美しい魂は危険なんです。神々が魅了するほどの純粋さと不完全の可能性を持った魂は神々が欲してしまう..だからこれは魔除けみたいなもんと思ってください。」
ゴーン..ゴーン..ゴーン...
「今話した内容は忘れるでしょう...しかしいずれ魂の輝きが覚醒せし時思い出すかもしれません。だからその時まで僕の父さんと近いうちに来る母さんを頼みます。」
「義兄さん...」
......
「●●●●●」
「●●●●●」
「ン~」
(誰の声?目や耳が寝ぼけててうまく見えず聞き取りずらい。それと足がぶらぶらと揺れておんぶされてるのかな。)夢から覚めたベル、目を擦り瞼を何度とパチパチさせ視界をクリアにしようやく視界が戻る。
「起きたかベル。」
声が近くから聞こえると思ったが目の前の頭部でお義父さんの背中と気づいた。顔を横にして前を見ると知らない男女の二人組がいた。黒色のドレスに灰色の髪の目を閉じた女性と顔に傷が有るがたいの良いおじさんだ。
「お義父さん?この人達誰?」
「.....お義父さん?」
僕はおんぶされてたから表情は分からなかったけどお義父さんの声は何処か嬉しそうだった。。
「ベル良かったな。」
「「.....」」
お義父さんは僕を降ろした瞬間だった。
「 」
一瞬だった体が柔らかい何かに包まれた感じと良い匂いがしたかと思えば灰色の髪の女性が僕の体を抱きしめていた。
「似ている私の妹メーテリアに、その白い髪色や顔も笑みも全て...。」
?
「私はお前のお義母さんだ。」
「....おかあさん..なの?」
「ああ。」
彼女の僅かにあった母性本能が目覚めたのだろう。だが突然目覚めた本能により彼女は少しおかしくなっていた。
それともうひとつ...正直ベルは困っていた。
よく考えて欲しい。ベルは産まれてここまで親の顔など知らないのだ。そして突然目の前に親と名乗る人が現れても赤の他人に言われてるように感じるだろう。だから自分はどう反応すればいいのか困ってるのだ。
「その時ベルは何処か違和感を覚える。」
圧倒的静かさ人数は増えてるはずなのに騒がしさがない。そんな矛盾という違和感...そして地面から足が生えてるというなんとも奇妙な景色がみえた。
「あの~これっておじい「ベル」...え?。」
僕の名前を呼んだお義父さんは人差し指を口に持ち込み唇をなぞり口チャックのジェスチャーをする。もう1人の男のおじさんを見ると何故か僕から視線をそらし口笛をふく。
(どゆこと?)
訳が分からないままお母さん?に抱き締められるお義父さんは微笑ましい笑みを叔父さんはハンカチを出して涙を拭いていた。なんか置いてこぼり感あるな...
.....
その後ゼウスをそのまま埋めたまま四人は家に入りベルのお義母さんとなった女性アルフィアはベルと一緒に風呂に入りエースはもう1人の男の人と何か会話をする。
「お前ら体の調子悪いんだろ。」
「...爺さんから聞いたのか?」
「いや、なんとなくな。」
疑惑が核心に変わった瞬間エースはやるせない気持ちになる。エースは誰もが幸せになる世界を望んでいたから当然この二人も幸せになって欲しいのである。
「お前キザっぽいなと思ったが案外良いやつだな。...しかしよくあのアルフィアに何もされなかったな。」
「何が?」
「あの爺さんがいつものようにセクハラしようとした時だよ。」
....
本当にあの一瞬だけ油断した。長旅で疲れてたってのもあるが病気により精神も疲労していた。集中力が切れてたんだろう。ザルドとせっかく家まで来たが留守だったから帰ろうと振り返った時あの糞爺が私の胸のすんでの所まで来ていた。
「ゴス...」
私は急いで喋るが間に合わない。私は悔しい気持ちがあのスケベ丸出しの手の動きがレ●プのような気持ち悪さ本当にピンチだった。
フワァ
(突然の浮遊感、体を触られた感触はあるが変な所は触れておらず私は普段閉じてる瞳をあける。)
「!!」
知らない顔が斜めから目の前にありお姫様抱っこされてる自分自身に驚いた。そこまで自分は油断してたかと、しかし目の前の男の前では何故かそれで良い自分もいる。
「何故私は触られるのを許した?。」
そんなことを思い出すうちに彼の顔が浮かんでくるようになる。
「....すこしのぼせたか。」
疲れて長風呂したからと自身に言い聞かせるアルフィアその後ベルと一緒に風呂を上がる。
.....
一方その頃外で埋もれてる変態は言うと
「あの~わし忘れてないかの~。」
まだ抜け出せるのに時間が掛かる模様。