残機無限のブルーアーカイブ   作:エドアルド

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なんか今回ギャグ調になったな。
ちなみに今回ホシノがおじさん喋りしてないです。昔の素の状態で喋ってるのであしからず。


ビナー死すべし慈悲は無い〈上〉

 

 オブシディアン・フューリーを一瞬にして破壊し現れたその巨躯の正体、デカグラマトンのビナー。

 遠い昔、キヴォトスの旧都心廃墟で行われていた「神の存在を証明、分析し、新たな神を創り出す方法」を研究していた組織と、それを支援するゲマトリアによって作り出された対・絶対者自律型分析システム。

 

 まあ、元々は自動販売機のお釣り計算AIなんだから世の中何が起きるかわらねぇよな。

 

 さてと――

 

「全火器システムの標的を再設定。目標、デカグラマトン、ビナー。死にさらせぇぇぇぇぇ!!」

「生徒会長何を!?」

「システムが全部操縦席に戻ってる!?」

「しかもご丁寧にロックまで!?」

 

 あの時の恨みはらさでおくべきかぁぁ!!

 テメェに何度ぶち殺されたと思ってやがる!!リスキルもしやがって!このクソAIがよォ!!自動販売機のお釣り計算AIのクセに一丁前に私が神だ、してんだよ!!神様なら世界創造の一つや二つしてみろってんだよポンコツAI!!やーいやーい、アロナにクシャミで撃退されたクソザコナメクジAI!!

 

「ひゃあっ!!もう我慢出来ねぇ!陽電子砲起動!!」

「何やってんですか!?」

「総員退避ー!!」

「あれはまだ試作段階だから使わない約束でしょう!?」

「ああ!?電力急激減少!?落ちる!!」

「パラシュート持って飛びだせぇ!!」

 

 ヘリの底部からは巨大な砲塔が現れたそこに急速にヘリの電力が吸われていく。

 ビナーは陽電子砲に対抗するように口にエネルギーを貯めているようだが――

 

「遅せぇよ!!発射ァ!!」

「生徒会長のバカァ!!」

「やっぱりこの人頭エガタだよ!!」

「伊達にあの人外魔境で生徒会長やってねぇよ!」

「そりゃそうですね!!」

「この人に救われたという事実が嘘みたいだよ!!」

 

 陽電子砲はビナーの胴体にぶち当たり少々弾かれるも胴体の一部を抉り飛ばした。

 

「非常電源起動!着陸まであと一分!」

「着陸じゃなくて墜落ですよ!?」

「先に脱出しますからね!」

「たまにこういう事しなければ良い人なのに!!」

 

 陽電子砲に電力を吸われ非常電源しか残っていないヘリから次々とエガタの生徒たちがパラシュートを背に飛び出していく。

 で、俺はと言うと――

 

「大和魂見せてやれ!!カミガゼ特攻!!ブースター起動!!」

 

 非常電源を使ってビナーに向けてヘリに取り付けられたブースターを起動し全速前進DA☆した。ちなみにこのヘリには爆弾も積んであるから良い一撃になるだろう。

 

 陽電子砲のせいで隙を晒しているビナーに目掛けてヘリは激突し夜を明るく照らした。

 

「ヤマトぉぉぉぉぉ!?」

「ヤマトくん……」

「ヤマト……帰ったら覚悟して下さい」

「ん、汚ぇ花火」

「なにやってんのあの人」

「というか、あの人脱出したんですかね?」

「え!?不味くないですかね!?」

 

 突然の事に先生は驚愕し流石のユメ先輩も少々呆れ気味、ホシノは目からハイライトが消えて恐ろしい程に怒気を放ち、シロコはヤマトに教えてもらった言葉を呟き、セリカは完全に馬鹿を見る目をし、ノノミは純粋な疑問を抱き、アヤネはヤマトの心配をした。

 

 そんな面々の真横にドチャと音を立てて何かが落ちてきた。何だろうと全員が振り向くとホシノとユメ先輩以外は恐怖に固まった。

 彼女たちの横に落ちてきたのは俺の生首であったからだ。

 

「ヤ、ヤマト……そ、そんな……」

 

 しかし、そんな先生たちの恐怖も驚愕に変わる。俺の生首は逆再生をするかのように傷が治り、骨が作られ神経が作られ肉が作られ皮膚が作られ無傷の俺が現れたからだ。

 

「スリル満点!」

「何言ってるんですか!!」

「ガッ!?お、お前、脛を蹴るなよ!」

「そんな粗末なものをみんなに見せないでください」

「はぁ!?粗末とはなんだ粗末とは!?」

「ふっ、ポークピッツ」

「テメェ!?それ言ったら戦争だからな!?俺のポークピッツは立つとすげぇんだからな!?てかそこまで小さくはねぇよ!」

 

 蘇生した俺をそのまま蹴りだし更には罵倒したホシノにキレた俺はホシノとの口論に発展した。

 

「だったら立たせて見せてくださいよ」

「俺に社会的に死ねと申すか!?」

「全裸の時点でもう手遅れでは?」

「クソっ!?言い返せねぇ!?」

「二人とももうそろそろ……」

「早く服きてくださいよ、露出魔」

「うるせえぞ、ユメ先輩のモンペ」

「あ゛?」

「あ?」

「二人とも〜?」

 

 さすがのユメ先輩もキレたのか怒気が染み出していた。

 

「すいません、ユメ先輩」

「ごめんなさい、ユメ先輩」

 

 ちっ、いつか泣かせるぞゴラァ……。てか、さっさと服着よ。

 ベクトゥラ、いつもすまんな。

 

「…………私達は何を見せられたの?」

「ん、夫婦喧嘩は犬もくわない」

「なんか、ホシノ先輩キャラ違くない?」

「うーん、会ったばかりの先輩に似てますねぇ〜。あちらが素という事でしょうか?」

「…………(宇宙猫)」

 

 先程の俺の蘇生の場面の恐怖と驚愕もどこえやら、先生達は大いに困惑しアヤネに至っては宇宙猫と化していた。

 

 そんな俺たちを現実に引き戻したのはビナーであった。陽電子砲とヘリの特攻によりボロボロになりながらもこちらを敵意ある目で睨んでいた。

 

「流石に死なないか」

「どうするんですか?」

「先生なんか思いつかない?」

「えっ!?私?……んー、逃げる?」

「嫌だ」

「却下です」

「御礼参りはしっかりとしないとね〜」

「ですよね〜」

 

 アレだけの攻撃を受けてもなお、動くビナー相手に先生は逃げるかと問いかけるが俺とホシノとユメ先輩が即座に却下する。

 アビドス砂漠がその範囲を広げた犯人でもあるこいつを倒せばアビドスのためになるし何より散々やられたお礼はしなくちゃな。

 

「でも、戦力的に厳しい気もするんだけど……」

 

 先生の言い分もわかる。陽電子砲とあの爆発で生き残ってる時点でかなりやばい。伊達に神様名乗ってないってか?

 でも問題無し。

 

「戦力は今から来るから問題無いよ」

「え?」

 

 俺のその言葉と共にビナーに砲弾が着弾する。

 

「今度は何!?」

万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)戦車隊到着しました。めんどくさいなぁ〜」

「風紀委員会もいるわ」

「ゲヘナにばかりいい顔はさせません。正義実現委員会も行きます」

「キェェェェェェ!!」

 

 イロハにヒナ、ハスミ、ツルギを筆頭に今回ホシノ救出作戦に参加した人達。

 

「もちろん私達もいるわよ!」

「どうせなら最後までだよねぇ〜」

「が、がんばります!!」

「タダ働きか。でも悪くは無いね」

 

 便利屋68の面々が表れ更には――

 

『兵器実験が出来ると聞いて』

『爆発が存分に出来ると聞いて!』

『ロマン武器が試せると聞いて』

『部長達に続けぇー!!』

『デケェ的だ!砲弾の餌食にしてやるぅ!!』

『私達の部活の成果を今此処に!』

『新型も試せるなんてなんて幸せ!』

 

 兵器開発部のレア、カオル、ライハを筆頭にその部員たち総勢20名に加えエガタ学園戦車部の部員の小隊が現れた。

 

「しててよかった根回し」

「なんか今回ヤマトが凄いね」

「それほどでも」

 

 だがこれで終わりじゃない。

 

『こちらコールサイン04。イルカルラ、戦域に侵入。これより戦闘態勢に移ります』

 

 上空から超高速で降り立ったのは巨大な白色のロボット。対大型適性体装備イルカルラ。俺がリオと協力して作り上げだロボットだ。モチーフはエヴァ、白だけど量産型では無いので悪しからず。どちらかという二本足を得た白い5号機だな。

 最初はアヴァンギャルド君マークIIみたいなのが出来上がりそうだったが何とか軌道修正した。流石にアヴァンギャルド君は一体で良いです。

 

「さてさて、あの時の借りは返すぞビナー」

 

 上空から兵器開発部より投下されたRPGを片手に持ちながら俺はビナーを睨んだ。

 ついでにユメ先輩とホシノもRPGを手に殺意満々だ。




Q.これからビナー君はどうなるの?
A.解体作業が始まります。

次回!ビナー死す!?デュエルスタンバイ!!

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