残機無限のブルーアーカイブ   作:エドアルド

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おまたせしました!ついに書き終わりました。ネタが中々思いつかなかったのとスバルの扱いに苦心しました。

コラボしてくださって伝説の超三毛猫さん、ありがとうございます!
↓伝説の超三毛猫さんの作品はこちらになります
https://syosetu.org/novel/311789/

それではどうぞ!




【‎コラボ回】転売ヤー死すべし慈悲は無い

 

 ある日のエガタ学園。

 

「殺す……殺す……」

「転売ヤー死すべし慈悲は無い……」

 

 ヤマトとスバルの2人が殺意を滾らせながらそれぞれ銃の整備とシャドーボクシングをしていた。

 

 

 

 

 

************

 

 

 

 

 時は数日前まで遡る。

 

「転売?」

「はい、最近ブラックマーケットでその手のものが多くなってるようです」

「いつもの事だろ?」

 

 その日エガタ学園の生徒会室でのカナエからの報告の中に出てきた話題の一つである転売、それ自体というか犯罪行為はブラックマーケットでは日常茶飯事。だから特筆する事は無いはずなのだが、わざわざ話に出したと言う事は何かあるのか?

 

「それが、転売されている品が、その……我が校で作ったものも含まれてるようでして」

「あ?」

 

 実はエガタ学園では運営資金の獲得と生徒自身のお金の為に様々なものの販売制作を行っている。殆どは企業などからの委託による内職のようなものだ。

 しかし、エガタ学園独自のものとして個人による小説や漫画などの創作物や兵器開発部の兵器の一部などを売買している。

 

「……つまり、何だ。うちの生徒の努力の結晶を使って私腹を肥やしてる奴がいると?」

「はい。しかも組織的なものらしく他にもモモフレンズのグッズやプリンスメロン先生やメルリー先生の同人誌他様々な限定品やプレミア品などを買い占め高額で売り捌いているようです」

 

 なるほどな。日夜犯罪が横行するブラックマーケットでは転売如きに一々目対応してなどいられない。しかしだ、うちの学校のもを転売してるとなると話しは別だ。それに転売ヤー共は前世から俺たちオタクの敵だ……死あるのみ。

 

「隠密機動部に情報収集を──」

「既に手配しています」

 

 仕事が早いな流石だ。となると、後は襲撃部隊を組むか。そう言えばさっきプリンスメロンの同人誌も転売されてるって言ったな。なら──

 

「……もしもし、スバルか?話がある」

 

 間島スバルに電話をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして今の状況がある訳だ。

 

「失礼します」

 

 そして隠密機動部の部長である、キルがやって来た。

 

「転売組織の構成員及び拠点の情報収集完了しました」

 

 キルから差し出された情報に目を通す。どうやら様々な自治区に支部があり構成員もかなりいるようだ。本拠地はブラックマーケットの一角にあるとあるビルか。そして──

 

「この猫野郎が親玉か……」

 

 差し出された情報を一緒に見ていたスバルは殺意を滾らせながらそう呟いた。

 情報に出ているのは三毛猫の姿をしたキヴォトスでは一般的な大人の一人。こいつが転売組織のボスらしい。

 

「しかし、予想以上に大きいな。ブラックマーケット以外は各自治区とヴァルキューレに頼むか」

「連絡しておきます」

「頼む」

 

 さてと、行きますか。

 

「3時間後カチコミ行くぞ」

「ああ」

 

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「ここがあのビルか」

「ああ、既に中に主犯の三毛猫野郎がいるのは調査済みだ」

 

 3時間後俺とスバルは転売組織の真ん前まで来ていた。のだが──

 

「なあ、ところでお前それどうなってんの?」

 

 何故かスバルの全身から陽炎が立ち上っていた。肌は若干赤みがかってるしなんかすげぇ闘気を肌でビリビリと感じる。

 

「キング・パンチって知ってるか?」

「ああ。名前は忘れたが確かワンピースのドレスローザ編に出てくるとある国の王様の技だったよな。………………まさか!?」

「そのまさかだよ」

 

 そう言ったスバルの腕の筋肉が膨張していく。そして大きく右腕を振り絞り目の前のビル目掛けてアッパーカットを繰り出した。

 

「『 擬・キング・パンチ!!』」

 

 その一撃は一瞬でビルを粉々に粉砕し瓦礫の山に変えた。

 

「……これ生きてっか?」

「キヴォトス人は頑丈だからヘーキヘーキ」

 

 スバルの突然の行動に唖然としていると俺とスバルの目の前に何かが落ちてきた。それはボロボロの三毛猫、転売組織のボスだった。

 

「悪は滅びたな」

「俺は不完全燃焼なんだがなぁ……」

 

 スバルが一人で片付けたせいで不完全燃焼だ。他の場所は既にヴァルキューレだったり依頼としてエガタ学園の生徒たちが襲撃したりして突撃する場所がないんだよな。

 

「あ、そうだ。スバル棺桶持ってるか?」

「ん?一応ナギサ蘇生用の持ってるけど。」

「なら、丁度いい。ここにサングラスがあるじゃろ?そしてCDプレイヤーもある」

「なるほど理解」

 

 そうして俺たちはサングラスをかけて棺桶に転売組織のボスを詰め込みCDプレイヤーでAstronomiaをかけ棺桶を肩に乗せ、踊りだした。

 

「よし、このままヴァルキューレ連れてこうぜ」

「OK!」

 

 そして二人で時たま棺桶をぶん投げたり叩いたり、曲をUnwelcome Schoolに変えながらヴァルキューレに向かった。

 

「……あなた達は何をしてるんですか」

「憂さ晴らし」

「同じく」

「…………はぁ」

 

 ヴァルキューレに到着した時にカンナが出迎えてくれたが心底理解し難い顔で向かい入れられた。解せぬ。やはりこのネタは同じ転生者のスバルにしか通じないか。

 

 そのまま転売組織のボスはヴァルキューレによって逮捕され他の構成員達も全員豚箱行きだ。

 

 今回の件は少々不完全燃焼ではあったがスバルとお巫山戯が出来たのでまあ、良かったな。同じ転生者同士これからも仲良くしていきたい。ただ、往来のど真ん中でエロ本を渡して来るのはやめてくれ、社会的に死ぬ。


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