残機無限のブルーアーカイブ   作:エドアルド

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久しぶりで申し訳ない。
頑張って続き書いていきます。


邂逅、アリス

 

 『接近を確認』

 

 突撃電子音声が部屋に響く。俺は予想していたが突然の出来事に先生達は驚いている。

 

『対象の身元を確認します。才羽モモイ、資格がありません』

「え、え!?何で私の事を知ってるの?」

『対象の身元を確認します。才羽ミドリ、資格がありません』

「私の事も・・・・・一体どういう・・・・・?」

『対象の身元を確認します。骸夜ヤマト、資格がありません』

 

 いつも通りの定型文ありがとう。やっぱり俺じゃあダメか。それに先生ではあったがゲームの話だし、本当の意味で先生じゃなく生徒だしな。

 

『対象の身元を確認します・・・・・――先生、・・・・・・』

「あれ?」

『資格を確認しました、入室権限を付与します』

「えぇっ!?」

 

 うん、先生は問題無かったな。これで『資格がありません』とか言ってた扉壊してアリスのところ行ってたわ。

 

「え、どういうこと!?先生はいつこの建物と仲良しになったの!?」

「当の先生も戸惑ってるみたいだけど・・・・・・」

『才羽モモイ、才羽ミドリ、骸夜ヤマトの3名を先生の生徒として認定。同行者である生徒にも資格を与えます、承認しました』

 

 さてと、先生の手を掴んどくか。

 

「“ん?どうしたの?”」

『下部の扉を解放します』

「“え?”」

「……下部の扉?前の扉じゃなくて?」

「それより、下部ってもしかして……」

「さすがに違うでしょ。どこからどう見てもただの床──」

 

 

 突如として地面──もとい下部の扉が開く。というか何故落とし穴方式なんだ、先生が頭からいったらどうする気だよ。

 

「ゆ、床が無くなっ……落ちるっ!?」

「うわわわっ!」

「“うぇ!?”」

 

 そして全員仲良く落下していく。地面までは割と近いが怪我したら元も子も無いのでIBMに俺と先生を抱えさせる。

 俺と先生は無事に地面に降りるがモモイとミドリは盛大な音を立てながら地面に落下した。しかし、その程度では傷すらつかないのはさすがキヴォトス人。

 

「“あ、ありがとう”」

「どういたしまして。2人とも起きろ」

「痛いです」

「先生を抱えて着地できるなら私も抱えてよ」

「先生はお前らと違ってか弱いんだよ」

「“あははは……言い返せない”」

 

 床と仲良くキスをしているモモイとミドリの2人を立たせる。原作的には何も無いがこの場所に防衛機構がないとは限らないし。

 まあ、先生を認識しているあの電子音声とかから考える限りここにアリスを置いたのは連邦生徒会長な気もするけど。

 

「とりあえずみんな無事だな」

「そんなに深いところまで落ちたわけじゃないみたいだけど……ん?……えっ!?」

「ん……どうしたのお姉ちゃん……?えっ……!?」

 

 驚いた様子のモモイの視線の先を辿ればそこには陽光に照らされ椅子の上で眠りにつく長い黒髪の少女がいた。

 

「俺は何も見てないぞ……」

 

 俺は咄嗟に頭を下げて見ないようにする。何故ならその少女は全裸だったからだ。YESロリータNOタッチ、これ常識だから。

 

「お、女の子?」

「この子……眠ってるのかな?」

「“綺麗な子だね”」

「……返事がない、ただの死体のようだ」

「不謹慎なネタ言わないで!それに死体っていうか……」

 

 モモイとミドリそれに先生がそれ──起動前のアリスを3人でかこっている間に今後の事を考える。

 俺が考えなければいけないのは『ケイ』の事だろう。アリスについてはゲーム開発部に任せれば大丈夫だ。

 『ケイ』はアリスが魔王になってしまう鍵だ。対策は色々と考えた、しかしそれが上手くいくとは限らないのが現実だ。できれば想定通りに事が進めば良いけど。

 

「“ヤマトもう大丈夫だよ”」

 

 その声に顔を上げると服を着ていつの間にか起動したアリスが目に入る。そして何やら良い事を思いついたかのようなモモイの顔も見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 場所は変わってゲーム開発部の部室に帰ってきた。その場にはモモイ、ミドリ、先生、俺あと隠れてるけどユズがいた。

 

「ねえ、ちょっと!?この子を部屋にまで連れてきてどうするの!」

「うっ、首締めないでって!苦しっ、ゲホッ、ゲホッ!し、仕方ないじゃん。そもそもあんな恐ろしいロボットたちがいる場所に置いていくわけにも……」

「ああ、こらこら」

 

 アリスの事で言い争っているモモイとミドリを横目に口にゲームのリモコンを入れようとするアリスを止め代わりにたまたま持っていた飴玉を口に入れる。

 

「口内に球状の糖分を確認……推定甘味」

「それは飴玉って名前だ」

「理解、飴玉を記憶領域にインプット」

「……とりあえず名前は必要だよね。『アリス』って呼ぼうかな」

 

 口の中の飴玉を不思議そうに転がしているアリスに対してモモイが名前を付けた。確かに名前が無いのは不便だよな、俺は原作知識から知ってたけど。

 

「……本機の名称、『アリス』。確認をお願いします」

「ちょ、ちょっと待って!それお姉ちゃんが勝手に読んだ名前でしょ!本当ならAL-1Sちゃんなんじゃないの?」

「それはどっちかって言うと製造番号では?」

「確かに名前ぽくないしそんなに長いと呼びにくいじゃん。どう、アリス?気に入った?」

「……肯定。本機アリス」

 

 モモイが付けた名前にアリスは少しだけ微笑んで了承した。

 

 さて、ここまで来たならリオの所に行かなきゃな。

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