残機無限のブルーアーカイブ   作:エドアルド

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今回のヤマトくんの特性を活かした戦いだよ、ぜひ楽しんでくれたまえ。


ヤマトの戦い方

 

 俺を目にしたホシノは目を見開いて驚く。

 俺もまあまあ驚いたがな。昔の一匹狼みたいな態度から随分変わっている。やっぱりあれが原因なんだろうな。

 

「ヤマト、知り合い?」

「ああ……」

 

 昔というほど昔じゃないが一時期はここで生活していた。ユメさんには助けてもらったからな。

 俺はホシノに近付くと頭を撫でる。

 

「あ……」

「色々、あると思うが今は表の不良どもが先だ、話ならその後幾らでも聞いてやる」

「……逃げないでよね」

「ああ」

 

 俺はそのまま部室を出て校舎の表に出る。

 

「一人で出てきやがったぜ!」

「カモだ!」

「ヒャアッ!!もう我慢出来ねぇ!!」

 

 不良生徒達もといカタカタヘルメット団は俺を見つけると血気盛んな様子で銃を向けてくる。戦車なんかもある、まるで世紀末だなこりゃ。

 

「ベクトゥラ。グレネードの支援よろしく」

〈Yes sir〉

 

 俺の命令にベクトゥラは了解の意を示してグレネードランチャーを展開する。ベクトゥラから放たれたグレネードはスモークをたく。

 

「スモーク!?」

「クソっ見えねぇ!?」

「あでっ!?見えないのに撃つなバカ!!」

「下手に動くなよ!同士討ちになんぞ!」

 

 グレネードのスモークに混乱したカタカタヘルメット団の一部は発砲してしまったらしい。それもすぐに収まったが。視界さえ奪えれば良かっただけだしな。

 

「久々に肉弾戦と行くか」

 

 拳を握ると同時にIBMくんを纏わせる事で完全に姿を消す。この距離と人数差ならこっちの方が良い。あと、気分。

 

 俺は躊躇う事無くスモークの中に飛び込む。俺も視界が煙で塞がれるが問題は無い。何故なら。

 

「そこか!」

 

 スモークの中で唯一動き回る俺に相手が居場所を教えてくれる。

 俺に飛んできた銃弾はIBMくんが弾く。モブ生徒の銃弾ぐらいなら普通にIBMくんは弾ける。ゲームに出てくるようなネームドの生徒は人によるかな。

 

 銃弾を放った生徒に近付きその背後に周り絞め落とす。

 

「あ、が……」

 

 ヘイローが消えて気絶したのを確認して地面に寝かせる。そして次の相手を誘う為にスモークの中を走り回る。

 

「いい加減にしやがれ!」

 

 その声と共にとてつもない衝撃で俺の体は宙を舞う。

 

「へへ、持っててよかったサーモグラフィーってな」

 

 どうやら戦車に乗ってた生徒はサーモグラフィーを持ってたらしい。まあ、持っててもおかしくないよな。

 てか今ので右半身持ってかれたな。俺の右半身は跡形もなく無くなっていた。

 

「コンテニューと行くか」

 

 さっさと回復すべく懐からナイフを取り出すと首を掻っ切る。そうすれば一瞬の意識の暗転と共に体が修復される。

 ホントなら戦車の一撃で死んでるはずなんだけどそこはキヴォトス人、生命力は強いんだよな。痛いのは嫌いなのに。

 

 俺は肉体の修復と共に撃ってきた戦車に向かって走り出す。

 

「なんで動けんだよ!?こ、こっち来んなぁ!!」

 

 戦車に乗った生徒は再び砲弾を装填する。

 俺が着く前にもう一回撃たれるな。そう感じた俺は自分の右腕を引きちぎり戦車の上方向にぶん投げる。

 それとほぼ同時に戦車の砲弾が俺の肉体をミンチに変える。

 

「へ、へへ。やったか?」

「残念」

「へ?」

 

 先程俺が引きちぎった右半身から体が再生し戦車の前上に現れた。擬似的な瞬間移動だ。

 

「爪」

 

 俺がそう言えばIBMくんが現れその姿を変える。巨大な五本の爪を携えた手に。

 これは俺のIBMくんの能力だ。俺のIBMくんは変幻自在にその姿を変えられる、IBMくんの体積の範囲内だけどな。

 

 巨大な爪は戦車の砲塔を易々と輪切りにする。それ同時に戦車の車体を掴みぶん回す。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」

「ぶへぇ!?」

「ヘブッ!?」

「あべしっ!?」

 

 戦車の中から悲鳴と轢き殺されたカエルみたいな声が辺り一帯から聞こえて来るが気にしない、気にしない。

 

「そーれっ!!」

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?」

 

 最後に大きく振りかぶって戦車を投げれば。

 

「ぎゃー!?」

「ドワァッ!?」

「アイェェェェ!?」

 

 動くものはいなくなった。ゲームセット!俺の勝利だ!

 そこから更にしばらくすればスモークは晴れて来た。

 

「あ、来てたんだ」

 

 スモークが晴れれば先生とアビドスの面々がコチラを見ていた。顔を赤らめて。目を背けている人もいる。

 はて?どうしたのかと思えば。

 

「ヤマト、ふ、服は……」

「……あっ」

 

 先生の言葉に気付く。戦車に吹っ飛ばされた時に服も一緒に消し飛んでたな。

 

「ベクトゥラ、服」

〈Yes sir〉

 

 ベクトゥラを呼んで服をさっさと着る。なんか締まらんなぁ。





肉が弾け飛びならがも勝利の為に突き進む!それがヤマトくんなのだ!

なお、周りがどう思うかは知らん。
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