ホロライブ・アビリティバトルロイヤル・ゲーム   作:架空柿

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 のーこめ


現代の芸術

 そんな一連を、ただ眺めていた者が居た。そう、ココである。彼女は三人のやり取りを一言一句聞き逃さずに作戦……元い言い訳を考えた。そして、とある一つの良いわけを思い付いた。

「ワタシの能力……ある意味芸術じゃね?」

 彼女はかつて紹介してきた一部と、膨大すぎる対象を脳に浮かべる。そして、能力を発動させた。すると、手の上に、小さな猫、しかも胴体がお菓子に置き換わった猫が現れた。その猫はココの顔を見るなり、慌てて虹を放出させて、飛んで逃げていった。

「中々良いじゃねえか。よっしゃやってやるぜ!」

 そう言って、もう一度能力を発動させた。今度は彼女の目の前に大きめのトラックが出現。彼女はそれに乗り込むと、エンジンを鳴らした。

「ふぅ…………しーあわせになーりーたーい……」

 ある歌を口ずさむ。そのまま、彼女はアクセルを踏み、三人の元へと走り寄る。

「あなたのその、胸のなぁーあかぁー!」

 思い切り叫ぶのと共に、彼女は三人にトラックで突っ込んだ。しかしそれは避けられ、更にトラックは木にぶつかり、大破した。ココは無傷であった。

「くっそぉ……行けると思ったのに!」

「か……会長……何故こんなところに……」

「ん……おお! お前が噂の新顔か。だからといって、容赦はしねえけどよ!」

 すかさず、ココは能力を使う。それを止めようと、青は筆を取り出したが時既に遅し。ココは巨大人参で青を吹っ飛ばす。

「これこそまさに現代アート。ですよね?」

「ふむ……まさかとは思いますが……これ設定ミスの可能性ありません?」

 らでんの突然の言葉に、場は一瞬沈黙した。

「なんでそんなことが言えるんですかぁ?」

「いや、仮説だけどさ、バグみたいな能力だもん。会長、能力って『ミームの具現化』ですよね!?」

「そ……そうですが……」

 らでんのあまりの勢いに、あのココが少し押される。

「なら、こう考えられる。元々、会長の能力は『自身が紹介したミームの具現化』。あくまで仮説ですが」

 ココはそれを聞き、ゆっくりと手を叩き始めた。青と奏は少し意味が分かってなさそうに、首を傾げていた。

「なるほど……良い考察ですねぇ……ただまぁ……与えられちまったもんはしょうがねえよなぁ!?」

 どこか吹っ切れたように、ココは叫ぶ。それと同時に何処からともなく誰も受け付けぬ(Unwelcome)ようなスピードの、何となくギャグっぽい音楽が流れ始めた。らでんや青、奏も自身の武器を構え、争いを始めた。




 会長4周年おめでとうございます。
 
初登場能力
EMERGENCY REDDIT SHITPOST REVEW
 本来なら紹介してきたREDDITの投稿を具現化できる能力だったが、設定ミスにより、全インターネットミームの具現化が可能となってしまった。
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