ホロライブ・アビリティバトルロイヤル・ゲーム   作:架空柿

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 のーこめ


変わる変わる

 戦闘は長引く。すいせいによる隕石はみこに粉砕され、AZKiが破片を地上へと置く。AZKiのピンも二人の反射神経の前で叩き落とされる。一方、みこの神降ろしには何の対策も出ていなかった。そうなれば自然と、すいせいとAZKiにある共通した思想が生まれてくる。

「なあ、AZKiち。ちょっとみこち潰さね?」

「……同じこと考えてた」

 AZKiは信号銃をリロードして構え、すいせいは斧を持ち直した。みこはそんな二人を恐れを含んだような目で睨む。最初に動いたのはすいせいだった。斧を両手で掴みながら走り出し、みこに向けて大きく振りかぶる。しかし、その分かりきれる斧の軌道からみこはサイドステップのように動いて避けた。しかし避けれたかと思えた瞬間、みこはいつの間にかまたすいせいの前に動いており、斧も目の前に迫っていた。

「死ねみこちぃ!」

 斧はみこを両断するかのように見えた。しかし、斧は不可視の何かによって遮られてしまっている。

「か…………神産巣日神間に合った……」

「おめえ、何した?」

「空間を創った」

 すいせいは一旦斧を引き上げてもう一度、今度は真横から振る。しかし、またしても斧は空中で止められ、みこに届かない。

「…………成る程……つまり五条っつう訳か」

 みこは誰から見ても分かるようなドヤ顔をすいせいに見せつける。AZKiはその様子を背後から観察し、一つピンをみこに向けて投げた。当然の如くそのピンは空中で制止する。

「すいちゃん、もう一回振ってみて」

「……わ、分かった」

 すいせいはもう一度横から全力で斧を振る。みこはその様子を余裕のある、傲慢さを孕んでいる表情で見つめる。先程斧が止まった地点に辿り着く寸前、空中に制止していたピンが突如として消失した。そしてその瞬間、斧がみこの左腕を飛ばした。

「いったぁ! なんで!?」

「あ、成功しちゃった。空間盗み」

 AZKiは、手の上にピンを数センチメートル浮かべていた。みこはそれを見てようやく状況理解に追い付き、AZKiの能力の応用性に驚いた。神が創った空間をも移動させる能力。みこはすこし危惧した。

「はぁ……少し本気出しちゃおっかなぁ」

 みこは腕を抑えながら立ち上がる。するとその欠損した腕は少しずつ癒えていき、完全に元通りとなった。そして空には黒い雲が集まり始め、雷までもが鳴り出した。そんな中、一本の雷光がみこの側に落ちたかと思えば、みこはその雷を掴んだ。

「……へぇ、日本神話以外もいけんだ。みこち」

「全知全能みこ様、降臨」

 みこは雷を二人に向けながら神々しく呟いた




 なんとギリシャも行けるとは

初登場神
神産巣日神間
創造することができる

ゼウス
強大な力と武器を手にし、全知全能を有することができる。しかし、代償もある
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