この作品を書き始めて早数か月ですがここまで間が空いたのは初めてですね・・・・・・・
言い訳させてもらうと自分のスタンスとしてはある程度話の内容が頭の中で出来上がったら書き始めるという感じでやっていたので、まぁ早い話が難産でした
決してRoninが楽しくてそっちばかりやっていた訳では無いです、はい
カッコ良いは正義、何よりも優先される
始まりはヴェリタスからシャーレの先生宛に届いた連絡だった
“急にどうしたの?”
『先生聞いて!世紀の大発見があって!!』
通信を繋げて先生が理由を聞いてそうそうマキから興奮した声がシャーレの事務所に響いた
『それがすっごくてさ・・・・・・!!キヴォトス史に残るような歴史的な発見かもしれないの!!』
“・・・・・・・・歴史的な発見?”
『胡散くせぇ・・・・・・・』
正直ミレニアム生の出すこういう発言は大体ギャグ的なオチがついて終わる
エンジニア部やゲーム開発部なんかがいい例だ
あの子らも定期的に「これは大発明だ!!」とか「誰も思いつかないような新ジャンルのゲーム、これは大ヒット間違いなし!!」とか言った結果失敗に終わるのがテンプレだ
『マキ、いくらなんでもそれは大袈裟』
『ハレの言う通りです。変わったものを発見したのは事実ですが・・・・・・・』
マキの先輩であるハレとコタマが興奮しているマキを宥める
『普段、ミレニアムで見つかる物の大半がガラクタですから、統計的にコレもそうである可能性が高いです』
『も~!皆ちょっとくらいはロマンを持った方がいいんじゃない?色んな人に聞いても見た事無いって言ってたし』
『まぁ、そうだね・・・・・・・・』
『マキの言い分にも一理ありますが・・・・・・・・・』
“一体何を見つけたの?”
『うーん・・・・・・・ちょっと言葉だと説明しづらい』
「説明しづらい・・・・・・・・?」
『マキの言う通り、今まで見た事がないような物体で・・・・・・・私達では判断が難しいため先生に直接お越し願おうかと』
『それとトウジさんも!』
『僕も・・・・・・・・?』
『そういう訳なんだけど・・・・・・先生達、時間大丈夫?』
“大丈夫だよ”
『僕もええけど・・・・・・・なんで?』
『モモから聞いたんだけどトウジさんってオーパーツとかそういう系に詳しいんでしょ?もしかしたら何か知ってるかもって!』
あのバカピンク・・・・・・・適当な事をそこら辺の連中に言いまくってんのか
『僕の知識って噂とかそういうレベルを更に下回るんやけど・・・・・・・・・・』
それこそ黒服から世間話程度に聞いた知識だったり漫画やゲームの知識で得た素人予測でしかない
『まぁまぁ、もしかするとキヴォトスの外から来た二人なら分かる物かもしれないし?』
“ふむ・・・・・・・・”
『じゃあ、ヴェリタスの部室で待ってるね』
『やったー!先生来るならパーティーしよ!』
『はい。ピザを注文しましょう』
『いや、大袈裟すぎ・・・・・・』
そう言ってヴェリタスの通信は切れた
「先生が来るのが嬉しいのは分かるけど、なんか趣旨が変わっちゃってるね・・・・・・・」
ユメが苦笑い気味にそう言った
“それじゃあ今やってる仕事が終わり次第ミレニアムに行こうか”
『はーい。コユキちゃんはどうする、折角だし一緒に行く?暫くミレニアムに帰ってへんやろ』
俺がそう聞くとコユキは大袈裟なレベルで首を横に振った
「い、いえ!大丈夫です!!私はユメ先輩とお留守番してますぅー!!」
どうやらミレニアムに行ってユウカやネルに遭遇するのを恐れているみたいだ
「あはは・・・・・・そういう訳なので私もコユキちゃんとお留守番してますね」
“分かったよ。仕事は今やってる分だけで大丈夫だからね”
コユキがシャーレに来てから仕事を明日に回してもOKなレベルで余裕が出て来た
成り行きというか情操教育という目的とはいえコユキをシャーレに入れた事による嬉しい誤算だ
何気に今現在シャーレの人員は先生の他はたった3人とはいえ元を含めた各学校の生徒会メンバーしかいない。つまり皆書類仕事には慣れているので外に出なきゃいけない仕事以外は割とスムーズに終わる
それでも手が回らない時はSNSで先生とのデート一回という報酬を餌に手伝いを募集すると立候補者が殺到するので抽選形式で3名程招集したりもする
聞いた話じゃシャーレの手伝いを勝ち取るために血で血を洗う争いが起きてるとかなんとか・・・・・・・まぁ冗談だと思うがゲヘナとかならもしかするとやってそうなのがなんとも・・・・・・・・・
先生ガチ恋勢は大変だなぁ・・・・・・・
俺は論外だとして仮にユメやコユキが先生に対してそれっぽい言動をしてたら嫉妬の嵐が凄い事になってそうだ
まぁ俺はそういう系の機微に疎いので気付いて無いだけでもしかすると・・・・・・・なのかもしれないが
ちなみにとある酒カス仲間からリークされた先生×俺のカップリング本とかいう特級呪物を生み出そうとしてたどっかの馬鹿はその本が世に出る前に俺が作者をしばいて原本は燃やした
・・・・・・・・話が逸れたが、そんな訳で唐突に生徒から呼ばれてもすぐに動ける環境が出来上がった
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そうしてヴェリタスの部室を目指しミレニアムの校舎内を歩いていると・・・・・・・
「おや・・・・・・」
“こんにちはウタハ”
『やほー』
「こんにちは先生、トウジも」
エンジニア部の部長で俺の中で露出癖の疑いがあるウタハと出会った
「・・・・・・・何か失礼な事を考えたかい?」
『んや、考えてへんけど・・・・・・・・・』
「ふーん?まぁ良いけどそれより二人でミレニアムに何か用なのかい?」
“ヴェリタスが何か大発見したらしくてね、それを見に来たんだ”
「・・・・・・・あぁ、マキが朝から騒いでたやつだね。まぁ私達は自分の作業で忙しくて見てないんだけど」
“なんでも色んなミレニアム生に見せても誰も見た事ない物らしいんだ”
「そうらしいね・・・・・・・・・あ、そうだ」
“うん?”
「いや先生じゃなくてトウジの方なんだけど、例の試作品が出来たからちょっと試してみて欲しくてね」
『お、出来たんかアレ』
「まだあくまで試作品さ。一先ずトウジが使った感想を聞いておきたくてね」
“なにかエンジニア部に依頼してたのかい?”
『実は昔読んでた漫画のキャラが使ってる武器が欲しくてですね。エンジニア部に実用向けに出来ないか前から相談してたんですわ』
「トウジからは急ぎじゃ無いし時間が空いた時にでも、って言われてたんだけど一度考えだしたら止まらなくなってね」
“へぇ・・・・・でもどうして漫画の武器を?”
『「カッコ良いから」』
“あぁ、うん。まぁ気持ちは分かるけど”
しかしそれを聞いちゃうとヴェリタスの件より武器の方が気になる・・・・・・
“・・・・・・ヴェリタスからは私が言っておくからトウジはエンジニア部の方に行っても大丈夫だよ?”
『ええんですか・・・・・・?』
“そんなにソワソワしてるのにこっちに来いとは言えないよ”
どうやら見て分かる程度には武器の方に行きたがっていたらしい・・・・・・・・・
『あ、アハハー・・・・・・そんじゃあ試作品のテストが終わったら急いで向かいますんで』
“ゆっくりで大丈夫だよ”
そうして先生と別れて俺はウタハと共にエンジニア部に向かった
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『おぉ・・・・・・これが!』
エンジニア部に着いて早速頼んでいた武器の試作品を渡された
「うん、依頼にあった傘の形をした銃さ」
そう、漫画【銀魂】に出て来る夜兎族の持っている番傘(和風の傘)、その中でも神楽や神威といったキャラの使用している銃の機能が付いた番傘だ
「依頼されてたように見た目は百鬼夜行で売ってる傘の形だけどサイズは少し大き目にしてある」
傘の色は暗めの紫で持ち手部分から先までの長さはコンビニとかで売ってる傘よりも少し長い。傘を開いて前に向けると少し屈めば身体を全部隠せるくらいのサイズだった
「一応防弾機能は付いているけど正直そこまで期待はしないでくれ、
『十分すぎるやろ・・・・・・・・・』
逆に対物ライフルじゃないと穴が空かないって何で出来てるんだこの傘
というより仮に受けれたとしても俺の腕が耐えられん
「それと依頼では
『まぁそこら辺は特に拘りがないから気にせんよ・・・・・・・・というか6発も入ってるん?やばくね?』
確かに一般的に売られている傘に比べたら柄の部分が多少太目だがそれでもこの中に銃の機構と銃弾が6発も入ってるなんて信じられない、流石はエンジニア部
「近接武器としても使える様に丈夫目に作っているけどそのせいで多少重量が増しているがどうだい?」
そう言われて軽く振り回してみる
『まぁ重いっちゃ重いけど許容範囲内やな。この程度なら持ってても動きに支障はないわ』
そんな感じでウタハの説明を聞いていると
「おや!トウジさんではありませんか!!」
「いらっしゃいトウジさん、もしかして試作品を見に?」
買い出しで不在だったエンジニア部のヒビキとコトリが帰って来た
『そうやねん。本当は別の用事があったんやけどウタハちゃんから試作品が出来たって聞いてな?先生に許可貰って見に来たんやわ』
「先生も来てるんだ」
「例のヴェリタスが見つけた物を見に来たらしいよ」
「あぁ、アレ」
『二人は見に行ったん?』
「まだです!買い出しが終わったらと伝えていたのでこれから見に行くところでした」
「そういう事」
『ほぉん・・・・・・・でした?』
「折角トウジさんがいらっしゃったのならその傘型銃を存分に試してもらってその感想を頂こうかと!」
「うん。まだそれ試作だから見直したい所が多いしトウジさんの意見も聞いておきたい」
『依頼した側からしたらその熱意は嬉しいんやけども予定ブッチはええんか・・・・・・・』
「フフッ、まぁ一通り終わったら君と一緒に見に行くさ。さて、一通りの事は話したし次は銃の試し撃ちといこうか」
『君らでそこら辺は試したんやないの?』
「私達で試した結果が良くても君が使いにくいなら駄目なのさ」
「特にトウジさんは銃を所持しておらず使用したデータも皆無ですからね」
「トウジさんは私達より非力だから反動とかの関係上でグリップの部分とか色々調整が必要だと思う」
『成程ね~・・・・・・・しかし試し撃ち・・・・・・・試し撃ちかぁ・・・・・・・』
俺にはアレがあるからなぁ・・・・・・・
「なにか問題でも?」
『んや、取り敢えず試してみてやな・・・・・・・・・・』
「「「??」」」
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そんな訳でエンジニア部の射撃テスト用の場所に来た
「よし、準備出来たからいつでもいいよ」
ウタハがパネルを操作し少し遠目の位置に的を出してそう言った
『そんじゃあ行くでー』
そうして俺は傘を構えて的に狙いを定め
ダァン!!
撃った
「痛ぁっ!?」
後ろから聞こえた声的にどうやら今回はコトリに当たったらしい
「え・・・・?」
「ん・・・・?」
『・・・・・・・もう一発行くでー』
ダァン!!
「あぐっ!?」
次はヒビキに当たったらしい
「どういう事だい・・・・・・・?」
銃を構えるのを止めて後ろを見るとコトリは側頭部、ヒビキは額を抑えてうずくまっておりそれを見てウタハが首を傾げていた
まぁ神秘も呪力も籠ってない弾丸なので痛みよりも驚きが来てるのだろうけど罪悪感が凄い
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一先ずエンジニア部のラボに戻り先程の事について3人に説明した
「呪い・・・・・?」
『そ。僕は銃を撃っても何故か狙った場所に行かずに変な所に当たるんや』
「な、成程?それでトウジさんが銃を使った話を全く聞かないのですね」
「私達トウジさんの後ろに居たんだけど・・・・・・」
『不思議やろ?』
「私達に正面から喧嘩を売ってるような非科学的な軌道だね・・・・・・・」
「でもそれならなんで私達に銃の作成依頼なんて出したんですか?」
『この武器がカッコ良いから』
「「「それはわかる」」」
やっぱり話が分かるなこの子らは・・・・・・・ホシノ達ならこうはいかない
「それで、聞く意味あるか分かりませんが撃ってみてどうでしたか?」
『ん~・・・・・特に言う事無いかな?流石に反動で腕持っていかれたらどうしようか思ったけどそうはならんかったし』
「じゃあ一先ず銃部分はこのままでっと」
「今後使う機会あるか分からないけどね・・・・・・・」
『流石にゼロ距離まで近づけば当たるやろ・・・・・・・多分』
「ゼロ距離まで行って多分なんですね・・・・・・・」
「もう撃たずに傘で叩いた方が良いのでは?」
そんな感じで会話をしていた時だった
ゾワッ
『_________ッ!?』
突如感じた嫌な気配がした方向へ反射的に振り向いた
「? どうしたんだい?」
「トウジさん?」
『・・・・・・いや』
そしてウタハ達の疑問に答えようとした瞬間だった
ドカァァァァァン!!!
「「「!?」」」
嫌な気配がした方向から爆発音が聞こえた
「今のは!?」
「うん、良い爆発音」
「ここまでの爆発を
『くそっ!突っ込み所が多すぎるがそれは一旦無視だ!!』
(一瞬だけだが感じたあの嫌な気配・・・・・・あれは恐らく呪力!)
俺は嫌な気配、もとい爆発の方向へ駆けだした
キヴォトスで傘の銃とか画期的じゃね?って思ってたんですけどアロプラが傘型の銃なんですよね
まぁ先生以外は認知出来ないんですけど
プラナは知らないですけどアロナはあれでショットガンだそうで
ホシノともお揃いになるし番傘ショットガンでも良かったかなぁなんて思いました
ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2
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