キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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術式、と言うより拡張である他者の平面化に関してとある感想を頂いてそういやそこら辺ちゃんとしてなかったな・・・・・・・と思いまして取り敢えず思いついた限りの設定を入れときます

・触れた相手に投射術式の工程を強制させる

・失敗すれば平面化、成功すれば1秒24フレームの高速移動

・触れ続けている間は平面化が維持されるがその間に24フレームのイメージを作る事に成功すれば脱出可能

・平面化させた相手の質量(体積、重さ、その個人が持つエネルギー量など)が大きいと発動中に消費される呪力量が増える

・平面化させた相手の質量が大きすぎると容量オーバーとなり平面化が強制解除される

・・・・・・とまぁ、一先ずこんな感じでどうでしょう?

もしまた何か粗があったらその度に適宜修正していこうと思います


意味深な発言するから怪しまれるんだぞお前

アリスが暴走したあの日から2日が経った

 

あの後保健室に運んだモモイは現在ミレニアムにある病院で入院している*1

 

しかしながら頭の出血を含めても怪我自体は大した事がないらしく順調に回復しているものの、やはり頭に受けた衝撃が原因なのか未だに意識が戻らず眠り続けていた

 

そしてアリスもあの暴走の影響なのかスタンロッドの火力が高すぎたのか次の日の昼過ぎまで眠っていた

 

・・・・・・・どういう訳か暴走していた時の記憶があったらしい、目を覚ましたアリスは俺達を見るや怯える様にゲーム開発部の部室へ逃げ込み1日たった今も出て来ていない

 

「・・・・・・それで?未だにアリスはだんまりかい?」

 

『せやな。僕は兎も角ミドリちゃんやユズちゃんに対しても無視決め込んどるわ』

 

俺は今エンジニア部のラボでウタハと話している

 

一応先生にも許可を貰ってモモイとアリスの様子を見にミレニアムまで来た訳だがモモイは未だに目を覚まさずアリスも部室に引き籠ったまま応答無し、という事でアリスの攻撃を受けたので念の為にとウタハに預けていた番傘を見に来た訳だ

 

咄嗟の防御で呪力を纏わせての強化も出来なかったのだが結果は特に問題無し。今は最終調整といった所だ

 

「兎も角って・・・・・・・君だってアリスから慕われていただろうに」

 

『・・・・・・・・恐れてるんやろ』

 

「恐れ・・・・・・?また君達を傷つけるかもしれないとかい?まぁ気持ちは分かるが・・・・・・・」

 

『それもあるけど僕が近くに来る事を恐れてる・・・・・・・・まぁ唯の予想やけどな』

 

「というと?」

 

『暴走したアリス、そしてその原因となったであろうキショいロボは僕が持つエネルギーと似たもんを使ってた。・・・・・・つまり僕と接触する事でまた自分が暴走するのでは?って思うとるんやろ』

 

「なるほどね・・・・・・・」

 

それとは別でミドリの話だとアリスがあのロボットに触れて雰囲気が変わった瞬間、モモイの持つゲーム機が起動したらしい

 

モモイのゲーム機と言えば廃墟にいた妙に人臭いAIがG.Bibleと一緒に入っていた筈だ

 

今までは何をやっても電源が入らなかったというのにこのタイミングで起動した・・・・・・・・つまり狙っていたという訳だ、アリスがあの謎の機械に触れて自分がアリスの中に入る隙を

 

・・・・・・・なんか伏黒恵に指食わせようと狙ってた宿儺みたいな状況だな

 

今の所は大人しくしてるのかアリスを乗っ取って出て来てなさそうだが・・・・・・まだ自由に出れないのか、まだその時じゃないのか。そもそもアレの目的は何なのか分からない事だらけだ

 

『あ゛ー・・・・・・・・訳分からん過ぎる。ストレスやべぇ、酒飲みてぇ・・・・・・・・・・』

 

「およそ学生とは思えない発言だね、ホシノ君が聞いたらなんて言うか・・・・・・・・」

 

『うるへー、愚痴るだけならタダやろ』

 

「年齢を考えたらその発言自体が十分アウトだよ・・・・・・・・流石にお酒は出せないからこれで我慢してくれたまえ」

 

そう言ってウタハは俺に缶を渡してくる

 

『・・・・・・って妖怪MAXかい。そこはお茶かコーヒーじゃないんか?』

 

ウチ(エンジニア部)に来客用の飲み物なんて用意してる訳ないだろう?」

 

『それ、ドヤ顔で言う事か?その年でカフェイン中毒はヤバいと思うで』

 

「それはヴェリタスの子達に言ってくれないかな?私達はそこまでじゃないさ」

 

・・・・・思い返してみるとヴェリタスの連中は妖怪MAX以外の飲み物を飲んでいる所を見た事ないし部室には大量の妖怪MAXの空き缶が転がっている

 

『・・・・・今度シャーレの権限で抜き打ちの健康診断させるか』

 

抵抗するなら最悪一人ずつ平面化させた状態で病院に連行しよう

 

 

そんな感じで妖怪MAXをチビチビと飲みながらウタハの作業を眺めている時だった

 

ピピピピピ!

 

『おん?』

 

俺のスマホが鳴ったので確かめるとユズから着信だった

 

『どったんユズちゃん。アリスちゃん部屋から出て来た?』

 

『と、トウジさん、大変なんです・・・・・・!』

 

『うん?』

 

『い、今部室に生徒会長が来てて。アリスちゃんは魔王だとか、存在しちゃいけないとか言ってて・・・・!』

 

そろそろ来る頃だとは思っていたがとうとう動き出したか・・・・・・・

 

『・・・・・はぁ。今から僕もそっち行くわ・・・・・・先生は?』

 

『ちょ、丁度先生もこっちに来ていて、会長と話してます・・・・・』

 

『先生も来てたんか・・・・・・急いで行くから足止めよろしゅう』

 

『あ、足止めって・・・・・・!?』

 

戸惑うユズの声を最後に通話を切り俺は残りの妖怪MAXを飲み干した

 

『御馳走さん。野暮用が出来たからちょっと行って来るわ』

 

「いってらっしゃい・・・・・あぁ帰る前にまた寄ってくれないかい?それまでには傘の調整を終わらせておくから」

 

『りょー』

 

そうして俺はゲーム開発部の部室へ急いで向かった

 

 

俺がゲーム開発部の部室の近くまで来ると廊下でネルがトキに組み伏せられていて周りにはロボットの残骸が散らばっていた

 

部室の扉の付近に先生とユズ、ミドリ、それとリオがいてアリスだけは部室内にいるのだろう

 

「来たわね」

 

“トウジ・・・・・・”

 

「・・・・・・ご無沙汰しております」

 

『どうも。・・・・・・んで、こうしてお前が出張って来たって事は結論は出たって訳や』

 

「えぇ。貴方が来たのなら丁度良いわ、縛りとやらの清算を済ませましょう」

 

『ユズちゃんの話じゃ魔王とかなんとか言ってたらしいな』

 

「えぇその通りよ。未知から侵略してくる不可解な軍隊(Divi:Sion)の指揮官であり、名もなき神を信仰する無名の司祭が崇拝したオーパーツであり古の民が残した遺産。その名も_____」

 

 

名もなき神々の王女AL-1S

 

 

「世界を終焉へと至らせる危険な存在。この子達風に言わせたら魔王という呼び名が丁度良いと思うわ」

 

『名もなき神々・・・・・・・ねぇ?』

 

“トウジ・・・・・・・・?”

 

ウチ(アビドス)にはネームドの神の渾名を付けられた奴が居るんだが・・・・・・・・・・・・)

 

仮に名もなき神が居て、それに対してホルスなんて名前のある神をホシノの渾名に選んでいる・・・・・・・ただの黒服の遊び心、とかで済むんならいいだが

 

・・・・・・・済まないよなぁ、めっちゃ引っ掛かるもん

 

そこまで詳しくは無いがホルスがオッドアイなのはゲームの知識でなんとなく知っている

 

んでホルスといやエジプト神話だ。あそこは(アヌビス)やら猫の神(パステト)がいるしノノミの実家(ネフィティス)なんて名前そのまんまだ

 

ユメのヘイローだって太陽を模しているから太陽神(ラー)が出て来る

 

・・・・・・・・もしかしてヘイロー持ちのキャラって神話の神の擬人化とか言わないよな?

 

『・・・・・まぁええわ。んでアリスちゃんをどうするつもりや?』

 

「先程先生達にも言ったのだけれども________爆弾は安全な場所で解体すればいいのよ」

 

・・・・・・・・前に会った時に薄々感じていたがやはりこういうスタンスだよなコイツは

 

『・・・・・・・・・はぁ。もう一つ聞かせろ』

 

「何かしら」

 

『あの自称ミネラルウォーターもお前と同じ意見か?』

 

「何ですかその渾名・・・・・・・・」

 

「ヒマリは・・・・・・・」

 

「ヒマリ先輩の渾名だったんですか!?」

 

「・・・・・・彼女は関係ないわ。所詮一時的に手を組んでいただけの間柄ですもの」

 

『つまりアイツは反対派って訳や』

 

「・・・・・・・・・・」

 

『無言は肯定と取るで』

 

「だったら何?もしかして貴方も先生と同じく生徒を犠牲に出来ないなんて寝言を抜かすつもり!?」

 

『当たり前やろ?生徒の犠牲の上で成り立つ平穏なんてクソ喰らえって組織やぞシャーレは』

 

「ふざけないで。アレは生徒でも、ましてや人ですらない怪物よ」

 

『ちゃうな。アリスはミレニアムの生徒でゲーム開発部のメンバー、僕の妹で・・・・・・あぁ、あと勇者』

 

「(勇者の肩書がついでで入れられてる・・・・・・・・)」

 

『生徒会長であるお前がミレニアム生とは認めないっていうならウチ(アビドス)で引き取るけどな?』

 

「先日のアレを見てまだそんな戯言が言えるとはね・・・・・・・・・」

 

『あの程度ならまだ可愛い方やろ』

 

尾獣化したり頬から口が出てきて「契闊」とか言いだしたら俺はガチで泣いてた

 

「それは貴方達がアレの本当の恐ろしさを知らないからよ・・・・・・・まぁいいわ。元より私の考えを理解して貰おうなんて思ってないもの」

 

するとリオを守るように俺とリオの間にトキが現れた

 

(・・・・・・?アイツってネルを組み伏せてなかったか?)

 

そう思ってネルの居た方を見るとネルはリオが操作しているであろうロボット3体掛かりで抑えられていた

 

「______っ!!クソがっ!離しやがれ!!」

 

『・・・・・・・ハッ』

 

「テメェッ!!今鼻で笑いやがったな!?ぶっ殺す!アイツ等より先にお前をぶっ殺す!!!」

 

『おー・・・・怖っ』

 

ネルを抑えているロボットが凄いのか、3体掛かりじゃないと抑えられないネルがヤバいのか・・・・・・・

 

「狭い室内、散乱している障害物。貴方、この状況化ではその高速移動を十分に使えないのではなくて?」

 

『僕に対しての対策は十分ってか。チビにロボットを破壊させたのも計算の内って訳かい』

 

「その通りよ。ネルは抑えることに成功、先生やゲーム開発部の子達ではトキの相手じゃない・・・・・・・後は貴方を動けなくしてからAL-1Sを連れて行けば全て終わるわ」

 

『ハッ!そう簡単に事が進むと思うなよこの見た目20代後半OLが・・・・・・・!』

 

俺はスタンロッドを構える

 

「・・・・・・・トキ、命令更新よ。両手両足の骨を砕いて動けなくさせなさい」

 

「了解しましたリオ様」

 

『キレすぎで草』

 

「どうせすぐ治るのでしょう?ならすぐ治らなくなるレベルの怪我を負わせないとね」

 

(薄っすら青筋浮かんでるぞ年増)

 

そうして俺とトキが動き出そうとした瞬間________

 

「もう止めてくださいっ!!」

 

_____部室からアリスが出て来た

 

「アリスちゃん!?」

 

“アリス・・・・・・”

 

「もう・・・・・・もう大丈夫です、アリスは理解しました。全部、アリスがいるから・・・・・・アリスが魔王だから起きた事、なんですよね?」

 

「・・・・・・・・えぇ、そうね」

 

「アリスがここにいたら、また同じ事が起きる・・・・・・・それならアリスは・・・・・・アリスは消えるとします」

 

「ダメ!アリスちゃん!」

 

「アリ、ス・・・・・ちゃん・・・・・」

 

「なっ・・・・・・チビ、てめぇ・・・・・!」

 

“その必要は無いよアリス”

 

『せやで。ミレニアムに居られないっていうならアビドスに来たらええ。ホシノ達なら受け入れてくれる』

 

「いいえ、大丈夫です。アリスのせいで先生やお兄様、アビドスの人達に怪我をさせたくありません」

 

・・・・・・正直あの程度でホシノに怪我させられるのならそれはそれで逆に見てみたい

 

「・・・・・・・モモイが、アリスのせいで怪我した時・・・・・胸が痛かったです。お兄様を殴り飛ばしてしまった時、とても苦しかったです」

 

『・・・・・・・・・』

 

「どうして・・・・・なんでこんな事になってしまったのか、アリスにはよく分かりません。でも、それでも・・・・・その話を、聞いて・・・・・やっと、理解しました。全てはアリスのせいで起きたという事を・・・・・・」

 

「全ては・・・・・アリスのせいで起きたという事を・・・・・・アリスがこのままずっといたら・・・・・いつか、皆が怪我してしまう」

 

“リオの言葉を鵜呑みにしなくていい。ちゃんと話し合おう、アリス”

 

「先生・・・・・心配しなくても大丈夫です・・・・・・アリスは生命体ではないのですから。いなくなっても、大丈夫です。アリスは・・・・・・勇者、ではないから・・・・・・・アリスは・・・・・・だい・・・・・じょうぶ、です」

 

『(ビキッ)』

 

流石に限界だった。これ以上は聞いていられなかった

 

アリスの意思を無視し、術式を使いアリスをこの場から連れ去ろうと動き出そうとした瞬間

 

『_____ッ!?ガハッ!』

 

術式を発動する前に動き出そうとする気配を察知されたのかトキに壁に叩きつけられた状態で抑えられた

 

「貴方の膂力では抜け出す事は不可能ですので大人しくしていてください」

 

“トウジっ!!”

 

「_____っ!?ア、アリスは大人しく着いて行くのでもう止めてください!」

 

「・・・・・・・先生や貴方よりこの子の方がよっぽど大人ね、状況をちゃんと理解してるわ」

 

「先生、お兄様。今までありがとうございました。みんな、アリスと一緒に冒険してくれて、ありがとうございました。アリスは・・・・・・・」

 

今まで本当に幸せ・・・・・でした

 

「それでは失礼するわ。もしも、先生が私の行動や言動に傷ついたのであれば・・・・・全てが終わった後、改めて謝罪をさせてちょうだい。では、また・・・・・・・」

 

そうして俺とネルは共に抑えられ身動きが取れず、先生達も武装したロボを前に動くことも出来ず・・・・・・・リオとアリスが去っていくのを目で追う事しか出来なかった

*1
ゲームだとシャーレの医務室に運んだらしいが普通にミレニアムの病院の方が近いし確実じゃね?って思った




ゲヘナが悪魔、トリニティが天使でアビドスがエジプト神話

ただ仮にブルアカのキャラが神話のキャラの擬人化だとして真っ先に思い浮かんだのがフウカ=ギリシャ神話のヘスティア神でしたね

あの神って竈(台所とかの家庭に関する事)を司る神なので。まぁゲヘナ=ギリシャは可能性低めですが・・・・・・・


今回の話は滅茶苦茶悩みました。書いては書き直すの繰り返し・・・・・・投稿完了しても正直これで良かったのか?となってます

ただ取り敢えず個人的なブルアカ二次での山場は超えた・・・・・と思いたいです。この後はもう頭カラッポで話が書ける気がします

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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