パヴァーヌ2章って戦闘が多めなので話数の割には話が短めなのでそこまで長くならないかな?なんて思ってたのですが気付けば既に5話目なんですね
毎度の如くのガバガバな予定でやってて始める前は10話内で収まるかな?なんて思ってましたが今回も無理そうです
―先生side―
『・・・・・・そんで?何で僕は起こされたん?』
痛みで額を押さえたまま悶えているミドリを無視しトウジは席に座ると頬杖を突きながら聞いた
「こんな時にテメェが呑気にグースカ寝てるからだよ!・・・・・・・ったく、私達はアリスを助けに行くぞ」
『ほーん・・・・・・・・』
「・・・・・・・ってそれだけですか?」
ネルの宣言にトウジは頬杖をついたまま呑気そうな声で答えた
『そもそも僕の中ではアリスちゃんを助けに行く事は確定事項や。例え先生達が行かなかったとしても、ミレニアムや連邦生徒会が敵に回ったとしてもそこは変わらへん』
「な、成程・・・・・・・・」
「ウチや連邦生徒会を敵に回してもって凄い覚悟だね・・・・・・・・・」
『・・・・・・・アリスちゃんは僕の妹や。例え血の繋がりが無くても、王女としての力が要因だったとしてもな』
「王女としての力が要因?」
『まぁそこら辺は追々説明したるわ。んでもって僕の妹って事はアリスちゃんもアビドスや』
“うん・・・・・うん?そう、なのかな?”
その理論は割とごり押しなような・・・・・・・・
「アリスはミレニアムの生徒だよ!例え会長が認めなくてもね!」
「そうです!そっちに渡すつもりないですよ!」
「う、うん・・・・・・!」
トウジの発言にゲーム開発部の三人が待ったを掛けた
『ハハッ、分かっとる。所属というより気持ち的な意味や。実際ウチんとこの後輩もアリスちゃんを妹のように可愛がってるからな』
「でもそれが今何か関係あるんですか?」
『・・・・・・・・・アビドスにはな、犯しちゃならん
「た、タブー・・・・・?」
「なんですかその危なそうな言い方は・・・・・・。自治区法や校則とは違うのですか?」
『んや、それらと変わりあらへんよ?ただ・・・・・・・・』
「ただ?」
『法を犯した奴に明日の朝日を拝める保障は無いって感じやね』
「怖っ!?」
「何する気ですか!?」
「そういえばトウジさん、カイザーの社長を捕まえたって・・・・・・・」
「ま、まさか人目に付かない場所で処理したって事!?」
“いやいや、アレはちゃんと五体満足でヴァルキューレの独房にいるからね?”
モモイとミドリがあらぬ想像をしていたので弁明しておく
『アビドスは生徒数が僕を含めて6名だけや、故に他校と比べても生徒に手ぇ出す奴に容赦をしない』
「もしかしてリオ会長の事を言ってますか?」
『そ。それが一つ目のタブー【アビドスの生徒に危害を加えた奴の命の保障はしない】』
「命!?命の保障って言ってる!?」
“・・・・・・本当にやってる訳じゃないよね?”
『アハハッ!あくまで脅しですよ。最近
「物騒がすぎます・・・・・・・・・・」
「一つ目って事はまだあるんですか?」
『あるで。むしろこっちがメイン、アリスちゃんが破ったモンや』
「アリスが・・・・・・・・?」
「あの子が何か悪い事をしたという事ですか?」
『【例えどんなに大切な物の為だったとしても己を犠牲にするな】』
「それは・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
トウジの言った二つ目の禁則事項を聞いて皆が押し黙る
“・・・・・・・それは最近作った法かい?”
『ですね。生徒会役員の全員がやらかしてますから流石に戒めておかないとと思いまして』
“うん、良い考えだと思うよ”
「正式に所属ではないとはいえアリスちゃんもアビドスだからそれが適用されると」
「あ、アリスちゃんになにをする気ですか・・・・・・・?」
『そこはまぁ、皆で罰を考える感じやね。ちなみに僕はこれ』
そう言ってトウジは自分の首に巻いているチョーカーを指さす
「チョーカーですか?」
『GPSで常に居場所はバレるし心拍を計測する事で嘘もバレる機能付きチョーカー。そして俺の意思じゃ外せないロック機能も完備・・・・・・・・・』
チョーカーの機能を説明しながら段々とトウジの声が暗くなっていく
「う、うわぁ・・・・・・・」
「完全に飼い犬・・・・・・いえ、飼い狐ですね」
「アハハ、お手♪」
『喧嘩売っとる?』
手を差し出すアスナに向けてトウジはミドリにやったようにデコピンの構えを取るがアスナはすぐに笑いながら距離を取った
『・・・・・ったく。この法を犯すのはアビドスで最も重い罪や、例え何があろうとも五体満足で連れ戻して罰を受けさせる』
「・・・・・・そうですね。アリスを取り戻して今回の事について反省して貰わないと!」
「そうだよ!アリスが消えた方が良いなんて、そんな筈ない!」
「う、うん・・・・・・・!」
『・・・・・・あっ、そうだ』
モモイ達を見てトウジが声を出した
「どうしたのトウジさん?」
『んや、アリスちゃんに受けさせる罰を思いついてな?』
「な、何をさせるんですか・・・・・・?」
『3ヶ月くらいゲーム禁止』
「「「鬼だ・・・・・・・・!?」」」
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―ナオヤside―
その後も色々と話し合い、最終的にセミナーであるユウカとノア、そしてエンジニア部も交えての会議となった
一先ずユウカとノアにはリオが裏で何をしていたのかをセミナー方面で探って貰った
そして数十分後、リオがアリスを連れ去った場所が分かったとユウカ達から通信が来た
どうやらリオはミレニアムの金を横領していたらしく、その金を使って都市を秘密裏に作っていたらしい
その都市の名はエリドゥ。終焉に備える為の要塞都市らしい
横領した金で都市を作るとか規模がヤバすぎて実感が湧かねぇ・・・・・・・・・
『一体・・・・・・いつの間にこんな規模の都市を・・・・・・・お金の流れを隠す事だって難しかったでしょうに・・・・・』
「あ・・・・・・もしかして、先日のコユキさんの一件と関係があるのでは・・・・?」
アカネがふと思い出したかのようにコユキの名前を出した
コユキの一件というとゴールデンフリース号のカジノでコユキがミレニアムの予算を勝手に使ってミレニアムが潰れかけるレベルの金を使った事件だ
アイツは金額は覚えてないと言ったが大して使ってはいないと言っていた。しかしリオがコユキを隠れ蓑にして動いてたとすると・・・・・
つまりコユキの証言は本当でミレニアムを潰しかける程の金を使っていたのはリオの方だった、という訳か
まぁそれでもコユキは100%悪いんだがな。ぶっちゃけ使った金額が重要という事では無い訳だし
『あっ!・・・・・・コーユーキーー!!』
ユウカは顔に青筋を浮かべながらコユキの名を叫んだ
“どうして都市を作ったんだろう?”
『リオ会長は、ご自身がやると決めた事に関して絶対に迷いません。合理的な判断を・・・・・・時には重大な決断が必要な場面でも何ら迷う事無く、目標達成の為であれば、ブルドーザーみたいに強引に事を進めてしまう』
いいね、ブルドーザー。アイツの渾名は今度からブルドーザーにしよう
『そうして危機を排除し、キヴォトスの終焉を防ぐべく奔走した結果出来たのが・・・・・・・あの要塞都市エリドゥなのでしょう』
『アリスはエリドゥの中心部にあるタワーに連れて行かれた可能性が高いわ』
「そこに・・・・・アリスが・・・・・・」
『エリドゥの座標をお伝えしますね』
『立場上、私達がお手伝い出来るのはここまでですが・・・・・・』
『お願いします。リオ会長を止めて、アリスを連れ帰って来てください!』
“うん、任せて”
そうしてユウカとノアの通信が切れた
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「エリドゥの座標は確認出来たけど、問題は潜入方法だね。会長ならきっと対侵入者用の防御システムを構築してるだろうから。何の準備も無く接近したら・・・・・・・エリドゥが何故要塞都市と呼ばれているのか、身をもって知る事になるだろうね」
「じゃ、じゃあどうすればいいの?」
「近づく事も難しいなんて・・・・・・・・」
「それはあくまで普通に接近した場合の話だよ。私達エンジニア部は別のルートを知ってるんだ」
“別のルート・・・・・・?”
「要塞都市の人手だけだったらリオ会長のドローンで事足りるだろうけど・・・・・・資材となると話は変わって来る。無から有は作れないからね」
「ミレニアム自治区の郊外には輸送用の無人列車が沢山ある・・・・・・」
「都市建設の資材をミレニアムから運んでいたと仮定するならその路線のどれかがエリドゥと繋がってる可能性が高い」
「じゃあ、路線さえ分かれば・・・・!」
「ああ、エリドゥに行けるよ」
「で、でも、路線はいっぱいありますよね・・・・・・?一体、どうやって探せばいいんですか!?」
「ああ、なのでその辺りをエンジニア部でサポートしようじゃないか」
“ウタハ、私達はリオと戦う事になるよ。それなのに・・・・・・”
「どうして協力するのかって?決まっているさ・・・・・・リオ会長は勝手にエンジニア部最大の発明品を奪っていったからね」
「最大の発明品・・・・・・?」
「アリスのスーパーノヴァ・・・・・・・」
「ご明察。ウチのデータ実測を邪魔するなんて、それは越権行為に他ならないよ。事実上、エンジニア部に向けた宣戦布告って訳さ。これはエンジニア部の部長として、到底看過する事は出来なくてね・・・・・・・・」
『急に早口になるやん、このツンデレ』
「ウタハ先輩の恥ずかしがり屋・・・・・」
俺とヒビキの指摘にウタハは顔を背ける
「え、えっと・・・・・一体どういう話、なの?」
「ええ!私が説明しましょう!ウタハ先輩の論理の流れは次の通りです!」
モモイの疑問の声にコトリが意気揚々と語り始めた
「友達を助けに行きたいけど、それを口にするのはちょっと恥ずかしい・・・・・そうだ、いっそ物を奪われた事を口実にしてしまおう・・・・・!」
「ちょっと、コトリ」
ウタハは素早くコトリの後ろに回ると手でコトリの口を塞いだ
「うっ、ううっ!?」
「しーっ」
コトリは口を塞がれながら必死に顔を縦に振り、それを確認してウタハはコトリを解放した
「・・・・・・・よし、これで秘密は守られた」
“ごめん・・・・何一つ守られていないと思うけど”
「・・・・・・守られたんだよ」
顔を微かに赤くしながらウタハは先生の言葉に対して静かに反論した
“え、う、うん・・・・・・・・”
『顔を染めながら言われてもなー・・・・・・・・・・』
「何か言ったかい・・・・・・・?」
『ってモモイが言ってましたー』
「ちょっと!?」
「・・・・・・コホン、という訳で私達エンジニア部も手伝うよ」
「うん」
「えへん!お任せください!」
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“・・・・・次はアリスをどうやって連れ戻すかだね”
「ええ。要塞都市と呼ばれるくらいですから・・・・・リオ会長には万全の備えがあるのでしょう」
「都市のセキュリティは勿論、防御システムもかなりのレベルだと思うよ」
「それに・・・・・・・要塞都市をどうにかしてもまだ問題が残ってる」
“そうだね・・・・要塞都市はおまけに過ぎない”
「話を聞く限り、リオ会長の護衛をしているメイドが一番の障害ですね」
「・・・・・・・」
『・・・・・・・』
「トキさん・・・・・でしたよね?あの時の、彼女の動き・・・・・まるで・・・・」
(トキだけにあの時?とか言ったらぶっ飛ばされるかなこの空気・・・・・・・・・)
「うん、まるでチートプレイヤー・・・・・・みたいだったね」
「アタシらに必要なのは作戦だな」
その発言にC&Cを除いた全員が驚愕の表情でネルを見た
“ネルが作戦って・・・・・言った!?”
「ね、ネル先輩大丈夫?熱とかない?」
「もしかして、大怪我をした反動で・・・・・・?」
『天変地異やぁ!?明日はキヴォトスの終焉やぁ!!』
「待ってトウジさん!今その発言はシャレにならないよ!?」
「あぁ?何の話だ?」
「・・・・・・・任務モードの部長だ」
「そうそう!仕事モードになった部長はと~っても真面目なんだから!」
「ふふっ、実はそうなんです」
「な、成程・・・・・!」
『・・・・・じゃあ何でゴールデンフリース号での任務はあんな醜態を晒したん?』
俺がそう聞くと自慢げだったアカネとカリンは俺から顔を背けてアスナは?マークを浮かべながら首を傾げていた
「うーん、ネル先輩・・・・どういう意味か聞いてもいいかな?」
「無事要塞都市に着いたとしても、だ。そこがリオの領域である以上、あたしらの動きは丸見えだ。誰が何と言おうがあいつはビッグシスターだからよ」
“どういう意味・・・・・・?”
「単純な話だよ。あれこれ浅知恵捏ね繰り回す暇があるんだったら初っ端から突っ込んだ方が良いって事だ」
「ですが部長、それこそリオ会長の思うツボでは・・・・・・」
「だから作戦が必要つってんだよ・・・・・・正確には陽動作戦か」
“陽動作戦・・・・・・・・?”
「このゲームの勝利条件は単純明快、あたしらがやられる前にあのチビを救い出す。あたしらC&Cが正面から突っ込んで騒ぎを起こしてやる。そうしたらリオは勿論トキ、あいつもアタシらの相手せざるを得ないだろう?」
「その間にお前達がチビを救え。どうだ?単純な話だろ?」
「アリスを救ったら・・・・・・」
「私達の勝利・・・・・・!」
「でもネル先輩、大丈夫ですか?相手はあのチートプレイヤーだし・・・・・・」
「あ?あたしを誰だと思ってやがる。あいつには一杯食わされたからな、次会ったらやり返してやるって決めてたんだよ・・・・・後はそれを実行するだけだ」
「分かった、従おう」
「うんうん!私達に任せて♪」
「ふふっ、精一杯頑張りますね。正面は部長と一緒に私達C&Cが担当いたします」
「後方から潜入するのはその他、ゲーム開発部と私達・・・・・そして先生とトウジかな?」
「私達ヴェリタスは遠隔で支援するね」
「防衛システムのハッキングは私達に任せて!」
「完璧にやり遂げてみせます」
『んー・・・・・・・・』
“どうしたんだい?トウジ”
『んや、僕もC&Cの方に行こうかなって』
「はぁ!?いらねぇよ!」
「・・・・・・いえ、確かに私達の最大戦力であるお二人が固まった方が陽動としては効果が大きいですね」
「トウジさんが潜入組にいたら結局こっちもリオ会長の警戒対象になるかも・・・・・・」
「・・・・・・チッ!私達の邪魔するんじゃねぇぞ!」
『へいへい。まぁ、こっちに全戦力が向くよう頑張りますわ』
「よし、じゃあこれで行こっか!」
“うん”
「目標は要塞都市エリドゥの中央タワー、アリスが連れて行かれた場所!勝手に家出したアリスを・・・・・・・私達の手で連れ戻すんだよ!」
“それじゃあ、これより・・・・・・・作戦開始!”
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「・・・・・・・・気分はどうだ?推定役立たず」
『・・・・・・・・黙っとれ確定チビ』
『「~~~~~ッ!?」』
「二人とも、ここまで来て喧嘩は止めてくれ・・・・・・」
「はぁ、先行きが心配になってきましたね」
「アハハ!なんとかなるって♪」
今回も割と原文が多めになりました・・・・・・・・恐らく次回からはそうでも無いかな?
どうしても原作沿いな流れだと原文そのままで行かないと流れが可笑しくなりそうでなかなかに難しいです
アビドスのタブーに関しては今後も擦り続けるつもりです。具体的にはアビドス3章で
作中でタブーを犯した生徒会の3馬鹿の罰は以下の通り
会長:甘い物禁止
副会長:後輩達の休日の付き添い
書記:首輪装着
後輩達の付き添いは完全に作者の妄想ですが
シロコ:サイクリング
ノノミ:着せ替え人形
セリカ:柴関でバイト
アヤネ:事務作業の手伝い
こんな感じで
ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2
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星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
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偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
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暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
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アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
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二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
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翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
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ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
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犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
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任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
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特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任