自分が思っていた以上にミカとニセカスの絡みを楽しみに待って頂いていたみたいで前話の感想の数が凄い事になってましたね
ミカの事はどう煽ろうかなぁなんて常日頃から考えていたので読者の方々から好評を頂けて良かったです
まぁ自分はミカに限らずどのキャラに対しても煽る文章を書く時が一番筆が乗るんですけどね
二人をなんとか宥め終えて話の続きに入る
「・・・・・・・ハァ。トリニティの外の方がこのティーパーティーの場に招待されたのは私の記憶では貴方方が初めてです。普段はトリニティの一般の生徒達も簡単には招待されない席でして。ただ今後の事も考えて先生だけでなくトウジさんの入室も許可したのですが・・・・・・・・」
「フンッ」
『エデン条約に備えてコイツのゲヘナ嫌いを如何にかしようってか?それなら僕を呼んだのは失敗やろ、自分でいうのもアレやけど』
“エデン条約?”
「・・・・・・ご存じだったのですね。一応、まだ一部の者しか知らない極秘扱いだったのですが」
『セイアちゃんとは偶に会ってお茶する仲でな。まぁ色々と周りが煩いから本当に数回程度やけど』
「っ・・・・・・・そう、でしたか」
「・・・・・・・・」
“そのセイアっていうのは・・・・・・・”
「・・・・・・百合園セイアさん。今回は欠席していますが彼女もこのティーパーティーのメンバーの一人です」
「あの子って身体が弱いからね~。今は入院中なの」
『入院中、ねぇ・・・・・・・・?』
“そのセイアって子を含めて君達が生徒会長って事でいいんだよね?”
「はい。仰る通り、私達がトリニティ総合学園の生徒会長達です」
“成程。それと、えー・・・・・っと”
「ミカさんのトウジさんに対する態度、ですか?」
“あ、うん。トウジに対する、というよりゲヘナに対するかな?”
「・・・・・・・まぁトリニティとゲヘナの仲の悪さはキヴォトスでも有名な話ですけど敵対心を持つ程、となると珍しいですかもしれませんね。それこそトリニティだけなのかもしれません」
『ゲヘナもトリニティが嫌いな奴が多いけど大半の理由は向こうの方から執拗に絡んでくるのが鬱陶しいとかやしな』
“そうなんだ”
仲が悪いとは聞いてるけど割とトリニティから一方的な感じなのか?
「此方も皆が皆そういう訳では無いのですが・・・・・・・先生はキヴォトスに来られて日が浅いのですよね?という事は例の事件は知らないと思うのですが」
“例の事件?”
「はい。えっと、その・・・・・・フフッ。す、すみません、少し、思い出し笑いを・・・・・・!」
「ナギちゃん!その話はしなくてもいいでしょ!?」
「いえいえ。今回先生には私達に協力して貰うにあたって知っておいて貰わなければいけない情報です」
「絶対さっきの件での恨みだ!?」
“それで何があったんだい?”
「・・・・・・・それを話す前に少しこの学校の歴史と派閥に関してお話させてください」
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「昔・・・・・・トリニティ総合学園が生まれる前、各分派の代表たちが紛争を解決する為にティーパーティーを開いた事からこの歴史は始まりました」
「パテル、フィリウス、サンクトゥス・・・・・・それらの三つの学園の代表を筆頭にティーパーティーを開き和解への流れが生み出されたのです」
「その後からトリニティの生徒会はティーパーティーという通称で呼ばれるようになり、各派閥の代表たちが順番にホストを務める事となりました」
“それじゃあナギサ達は・・・・・・”
「はい。フィリウス分派は私、パテル分派がミカさん。そしてセイアさんがサンクトゥス分派の代表を務めています。ただ現在セイアさんが病欠という事でサンクトゥス分派は私が臨時で代表を担っていますが」
「それでここからが例の事件に関してなのですが、ミカさんが代表を務めているパテル分派というのはトリニティ総合学園の中でも特にゲヘナ嫌いな生徒が多く所属する派閥でもあります」
「あー!ナギちゃん本人を目の前にしてそういう事言っちゃうんだー!」
「貴女自身が隠すつもりも無いのに私が遠慮する理由は何処にもないでしょう?」
「そうなんだけどさぁ・・・・・・・・」
「これはゲヘナ嫌いなミカさんが代表を務めているからではなく昔からそういう分派なのですが・・・・・・・・・そして例の事件は2年前、当時のパテル分派とトリニティの自治区へやってきた一人のゲヘナ生から始まりました」
『・・・・・・・・・』
「当時の事件を今ではこうして呼ばれています・・・・・・ゲヘナによる聖園ミカの顔面落書き事件、と」
・・・・・・・・・・
“・・・・・・うーん?”
なんか一気に可愛らしくなったな?
「ウギギ・・・・!」
「名前からして子供の喧嘩を思わせますが当時はこの事件が発端でトリニティとゲヘナ間での全面戦争直前まで行ったと言われています」
“全然物騒だった!?・・・・・・・・・・えっと、何があったの?”
「・・・・・・・2年前のある日、一人のゲヘナ生がトリニティの自治区にやってきました。その後の調査で分かったのですが、そのゲヘナ生の目的はトリニティで有名なお店のお菓子を買う事でした」
“ふむ・・・・・・”
ユメも言っていたけどトリニティにあるお店のお菓子は絶品でキヴォトス中からそれを求めて生徒がやって来るらしいから理由としてよくある話だ
「そしてトリニティ行きの電車に乗るゲヘナ生の情報を得た当時のパテル分派はやってくるゲヘナ生を追い出す為に戦える生徒を招集し駅前で待ち構えました。その中には当時1年生だったミカさんも含まれます」
“それは・・・・・・・”
いくら嫌いだったとしても追い出す為にそこまでやるのか・・・・・・・・・いや、もはや追い出すのではなく痛めつけるのが目的だったのかもしれない
“それで・・・・・・そのゲヘナの生徒はどうなったの?”
「・・・・・・・・・結果だけ言うとパテル分派の生徒達は返り討ちにあいました」
“・・・・・・・え?”
「ウギギギギ・・・・・・!」
「当時集まったパテル分派の生徒はミカさんを含めて30人弱。ゲヘナ生が駅から出て来て一言二言話した後すぐに戦闘に入ったらしいのですが・・・・・・・・・一人残らず眠らされゲヘナ生は目的のお菓子を買って帰って行ったそうです」
“それは・・・・・・凄いね。あれ?でも・・・・・・・”
「先生の仰る事は分かります。この件に関しては完全にトリニティ側の落ち度。どうしてここから全面戦争に繋がるかという話ですね」
“う、うん”
そうだ。これに関してゲヘナは一切悪くない・・・・・・一人の生徒に集団リンチ染みた事をしようとして返り討ちにあった上にゲヘナに戦争を仕掛けるだなんて逆恨みな事この上ない
「・・・・・・・そのゲヘナ生はお菓子を買いに来ただけだというのに理不尽な理由で襲撃を受けて大変不愉快だったのでしょうね。去り際に・・・・・その、最後まで戦った・・・・・み、ミカさんの顔に・・・・・・フフッ!ふぅ、失礼しました。ミカさんの顔に大きくゴリラと落書きをして行ったのです」
“・・・・・・・うん?”
「ア゛ァァァァァァ!!」
ナギサの話を聞いて頭を抱えて叫ぶミカ
「そしてその後起きたミカさんは・・・・・・その、顔に描かれたラクガキに気付かないまま・・・・・・くふっ!ま、街中を歩き・・・・・・!校舎内も歩き・・・・・・っ。わ、私とセイアさんの居る、所まで・・・・・・ッ!!ブフッ・・・・フフフフフフ!」
その時の光景を思い出したのだろう。ナギサはお腹を抱えて下を向きながら笑いだした
「ナギちゃん!!」
「す、すみませんミカさん。どうしてもあの時の事を思い出すと今でも・・・・・っ!フフッ」
「あーもう!思い出しただけで腹が立ってくる!!」
これに関してミカが完全に悪いのだが、確かにそんな目に遭えばゲヘナ嫌いが加速するのも分かる
“それでその後はどうなったんだい?”
「・・・・・・・ふぅ。当時のパテル派が起こした問題だけを見れば完全にトリニティ側の落ち度なのですが、最後にミカさんにした落書きが問題でした」
“だけど・・・・・・”
「ええ。襲撃された事に対しての落書きなら大した問題にはなりません・・・・・・それが一般の生徒に対してならの話ですが」
“というと?”
「ミカさんは少し特別な家柄で初等部に居た頃からティーパーティーに入る事が約束されていた特別な立場の生徒でした」
「・・・・・・それはナギちゃんだって同じじゃーん」
「私はミカさん程ではありませんよ。そしてそんな生徒の顔にゲヘナが落書きをして辱めを受けさせた・・・・・・これがトリニティ内で波紋を呼びました」
“・・・・・・・・”
「当時のパテル分派の長とゲヘナ嫌いで有名だった正義実現委員会の委員長を筆頭に数多くの生徒が集いゲヘナへ乗り込み・・・・・・・小さな戦闘は幾つかあったらしいのですが最終的に連邦生徒会長の介入もあり事態は大きくなる前に終結いたしました」
「・・・・・・・そしてこれは私がティーパーティーに所属してから当時の事を調べて知った事なのですが、あの時トリニティへ来ていたのはゲヘナの生徒ではなかったらしいのです」
“なっ!?”
「そうなのナギちゃん!?」
ゲヘナ側からしたら完全な勘違いでとばっちりを受けた訳だが、問題は・・・・・・・・
「ええ。それが分かったからこの件に関しては終結したのですが、問題はじゃあその生徒がどこの所属かという事です」
下手したらゲヘナとトリニティという巨大な2つの学園を敵に回す恐れがある・・・・・・・・
「・・・・・・・ただ当時その事が分かった時には件の生徒は亡くなっていたらしいのです」
「え・・・・・・・・・」
“そんな・・・・・・・!”
「そして話を聞こうにもその生徒が所属していた学園の生徒会長も重体で意識不明。残った最後の一人も精神的に話を聞けるような状態じゃなかったそうです」
「え、あれ?3人だけ・・・・・・?」
「ええ、当時は全校生徒がたった3人だけの本当に小さな学校だったようです」
“・・・・・・・・・ん?”
何処かで聞いたような・・・・・・・・・・・?
「その後、無事目覚めた生徒会長に話を聞きに行こうにも門前払いで・・・・・無理やり話を聞こうとした生徒も居たらしいのですが一人残らずボロボロの状態で帰って来たらしいです」
“ボロボロ・・・・・・”
「はい。本当か嘘か当時トリニティ最強と言われていた正義実現委員会の委員長やその部下の精鋭が成す術も無く泣かされて帰って来たという話もありまして・・・・・・・それ以降その件に関して表立って話す生徒も少なくなり、今ではミカさんが顔に落書きされたという事しか下級生に伝わっていません」
“知ってるのは当時を知っている3年生の一部だけ・・・・・・・”
「そうですね」
“ちなみに、なんだけど・・・・・・・その学校の名前って?”
「・・・・・・・アビドス高等学校。以前ヒフミさんからその名前が出て来た時は本当に驚きました。一体どういう経緯であの学校の生徒と交友を深めたのやら・・・・・・・・・」
“あ、アハハ・・・・・・・”
ブラックマーケットで銀行強盗をして深めた仲なんて口が裂けても言えない
それは兎も角として・・・・・・・・・・
私はゆっくりと後ろに控える元凶と思われる人物を見ると私の目線に気付いたのかトウジは明後日の方向を向いた
・・・・・・・何やってんの君
かつてゲヘナとトリニティを全面戦争の一歩手前まで陥れた禪院ナオヤ
トリニティのエリート戦闘部隊を単独で一人残らずボコして泣かした小鳥遊ホシノ
その二人を従えるモモフレンズ好きの自称平凡な一般生徒阿慈谷ヒフミ
ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2
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