キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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仕事が忙しかったってのもあったんですが地味に難産で投稿遅れました・・・・・・・・




最後のガラスをぶち破れない

コンコンッ

 

「ミカ様。先程お知らせしたお客様がご到着なされました」

 

「入って貰っていいよー」

 

見張りの生徒がノックして声を掛けると部屋の中から返事が聞こえてきた

 

「それではどうぞ」

 

そう言って見張りの生徒がドアの前から退いたので俺はドアを開けて部屋に入る

 

『これはこれは・・・・・・・・・』

 

部屋に入ってまず驚いたのは部屋の広さだった

 

対策委員会の部室の何倍あるんだってレベルの室内に高そうな調度品の数々・・・・・・・・・何も知らずにこの内装を見たら高級ホテルの一室と思っても不思議ではない

 

そんな部屋の中央に目を向けると椅子に座って優雅に紅茶を飲んでる聖園ミカが居た

 

『犯罪者を収容する場所とは思えへん金の掛け方やな、別の意味で』

 

「私を正実の牢獄なんかに入れたら色々と五月蠅いのが居るからじゃないかな?まぁこれも一時的・・・・・・・・ナギちゃんの方が多少落ち着いたらちゃんとした所に移送されると思うけど~」

 

『ハッ。権力様様やな。紅茶に御茶菓子付の牢獄とはな』

 

「これは派閥の子達の差し入れだけどねー・・・・・・・・・・まぁそれが許されてる時点でかな。所でそれ?ナギちゃんから預かってる荷物って」

 

そう言ってミカは俺が持ってるバッグに目を移す

 

『そうそう、これこれ。しっかし何で僕がこんなお使いせなアカンねんって話なんやけどな・・・・・・・・・』

 

「それくらい手伝ってあげたら?アンタが原因でナギちゃん、徹夜するレベルで仕事増えた事もあるんだし」

 

『やっぱり仕返しかよ・・・・・・・・だからってお前の着替え入れたバッグを渡s「ハァッ!?」うわうるさっ』

 

いきなりミカが大声を上げて椅子を後ろに飛ばしながら立ち上がる

 

「今なんて言ったの!?」

 

『だからお前の着替えを入れt「やっぱ言わなくていい!早く渡して!!」_____なんやねん全く』

 

バッグをミカに投げ渡すとミカは素早く後ろを向いて俺に見えないように中身を確認する

 

「うっわ、本当に入ってるし・・・・・・・何でよりによってコイツに持たせるのナギちゃん・・・・・・・・」

 

『数秒前に自分で説明してたやん。鳥頭か?』

 

「________ッ!」

 

額に青筋浮かべながら睨んでくるミカ

 

『お前のやから別にいいってナギサちゃん言ってたで。つまるところ仕事増やされた恨みつらみはお前にもやろ』

 

「・・・・・・・・・・」

 

俺の言葉にミカは黙り込んだと思ったらバッグを閉めてベッドに放り投げると椅子を元に戻してに座り直し紅茶を飲んだ

 

「・・・・・・・フゥ。それで、私に聞きたい事があるんでしょ?早く言いなよ」

 

(さっきまでのやり取り無かった事にしようとしてる・・・・・・・・)

 

『ちなみにナギサちゃん、あまりの忙しさに色んな意味で吹っ切れとるから次会ったら取り敢えず謝っといた方が賢明やで』

 

「・・・・・・・・」

 

 

『それでお前に聞きたい事なんやけども』

 

ミカと机を挟んだ反対側に座って話を切り出す

 

『お前、どうやってアリウスの自治区に行ったんや?』

 

「どうって・・・・・・・・・そこら辺は話したしそっちにも内容は行ってるんじゃないの?」

 

『来てるし見たけどな?【ティーパーティー権限で閲覧出来る資料を漁ったけどあまり意味無くてそれっぽい所進んでたら何故か行けた】って・・・・・・お前さぁ』

 

この報告書を見た瞬間に俺は頭を抱えた。ただアリウス自治区に関して謎だらけすぎるのであり得そうと思えた自分もいる訳で・・・・・・・

 

なので直接ミカに聞きに来た訳だ

 

「ナギちゃんやサクラコにも言われたけどしょうがないじゃん、本当に気付いたら着いてたんだもん」

 

『行く途中で何か変な感覚だったり何かが切っ掛けとか、そういうのも無し?』

 

「うーん・・・・・・本当にいつの間にかだったし・・・・・・・・・・なに、アリウスに行きたいの?」

 

『アイツ等がこれで終わるとも思えへんしな。来るの待つくらいなら行って潰した方が楽やろ』

 

「・・・・・・・・アリウスへ続く道が繋がるパターンを知ってるのは生徒会長だけらしいよ。私も何度か会うために幾つかの入口を教えて貰ってたけど流石にもう使えないようにされてるんじゃないかな。原理は知らないけど」

 

『アズサちゃんも同じような事言ってたな。自治区から出る時に作戦に使うための所だけ教えてもらうとか・・・・・・・生徒会長には会ってないんよな?』

 

「会った事無いよ。私が来た時に応対してくるのは何時もサオリっていうアリウススクワッドのリーダー」

 

『アズサちゃんと話してた時に出た名前の奴か・・・・・・・・・見た目は?』

 

「黒い長髪で黒いマスクに黒い帽子被ってる子だよ」

 

『あー・・・・・・アイツか』

 

「え、何?会った事あるの?」

 

『前にアリウスに行った時に一度だけな』

 

「アンタも行った事あるんじゃん。なら態々私に聞きに来る必要無くない?」

 

『俺の時は完全な事故だったんだよ・・・・・・・・・恐らく向こう方も完全に想定してない方法だったし』

 

「ふーん?まぁいいや、聞きたい事はそれだけ?」

 

『あー・・・・・じゃぁもう一つ・・・・・・・・お前はセイアちゃんのヘイローを壊すつもりは無かった。それは間違いないな?』

 

「________ッ・・・・・・・うん、無いよ。痛い目に合わせようと思ってたけど死んで欲しいなんて思って無かった」

 

『本当に?』

 

「・・・・・誓って」

 

『・・・・・・・・』

 

「・・・・・・・・」

 

俺の質問に目(仮面越しだが)を逸らさずに応えるミカ

 

『・・・・・・・・・ならええわ』

 

そう言って席を立って部屋の出口に向かう

 

「許してくれるの・・・・・・・?」

 

『いいや?』

 

「・・・・・・まぁ、そうだよね」

 

『ただ』

 

「?」

 

『俺的には未来見て絶望して誰にも相談せずに襲撃受けて眠りについたアホ(セイア)とか何か碌でもない事を考えてるカス(ゲロババァ)が居る手前、あまりお前だけ責めてもなってのがあるんだよ』

 

「・・・・・・・」

 

『だから』

 

俺はミカに指を指す

 

『お前は後。アリウスの件含めた諸々が片付いた後にシャーレの書類地獄の刑に処す』

 

「・・・・・・・・・・・はぁ?」

 

俺の言葉にミカは訝し気な表情で首を傾げる

 

『それと並行して2歳年下の生徒と一緒に道徳倫理のお勉強だ。お前の中の常識を密林からコンクリートジャングルにアップデートしないとおじさんはそろそろお前の将来が心配なんだよ』

 

「い、言っておくけど私、授業の成績は滅茶苦茶良いんだけど・・・・・・・?」

 

『そういう事言ってんじゃねぇんだよアホ。そんなんだから頭の中お花畑通り越して密林とか言われんだよ』

 

「言われた事無いんだけど!?」

 

『俺とセイアちゃんで言ってる』

 

「やっぱり私コイツ等嫌い!!」

 

 

「どうですか、何か分かりましたか?」

 

そんな事があった後、アリウス自治区へ続く道の入口の調査にハスミを連れてやって来ていた

 

アズサとミカの情報で分かった入口の場所だったが正実の方での調査では成果無し。その周辺の壁や地面を掘り返してみても何も無かったらしい

 

まぁミレニアムの頭脳トップ層でも観測出来なかった自治区に続く道をそう簡単に見つけられるとは思わなかったが・・・・・・・・・・

 

ただその報告書を見た時にふと思った事があって俺が直接見に来た訳だ

 

『んや、駄目やな。もしかしたら何かしらの残穢が残っとるかもと期待したんやが・・・・・・・・』

 

しゃがみ込んで地面を触ってみたりもしたが特に変わった所は無い

 

「残穢?」

 

『簡単に言えば特殊な力を使った時に残る痕跡やな。僕の高速移動やゴリラの光の柱みたいなヤツ』

 

「そんなものが・・・・・・・・・」

 

『まぁ戦闘とかあった場合でも割と残るんやけど・・・・・・・・・ただそれが無いって事は』

 

「その力というのは使われていない?」

 

『時間が経ちすぎて消えてるって可能性もあるけどな。完全な科学技術、もしくは古代キヴォトスの謎技術を使ってるなんてのも捨てきれない』

 

「アリウスが弾圧を受けて追放されたのはトリニティが統合化された時なのでかなり古い時代です。それが今の時代まで誰の目にも入らずに残り続けていたとなるとそれもあり得ない話では無いですね・・・・・・・・・・」

 

『もしかするとと思ったが、まぁそう簡単に事が運ぶ訳も無いわな』

 

そう言って俺は立ち上がる

 

「捕らえたアリウスは何も喋りませんし、完全に手詰まりですね」

 

『最初の頃にアズサちゃんがどんな拷問でも耐えて見せるって言っとったしな。口は相当堅いやろアイツら』

 

「サクラコさんも調査に協力してくれるとは言っていましたが何処まで信用していいのやら・・・・・・・・」

 

『詳しく知らんのやけど仲悪いんか?』

 

「トリニティでも歴史のある組織なのですが設立当初から政治不干渉、秘密主義を貫いていまして・・・・・・・・・・・・・長のサクラコさんに関しても時折不穏な噂が耳に入る事があります」

 

君ら(トリニティ)そんなんばっかやな』

 

トリニティの主要組織の長共が不穏すぎ問題。少しはゲヘナを見習え

 

 

―また別の日―

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

俺は今、シャーレの部室で正座をさせられている

 

「先生から聞いたよ。お酒、飲んだんだって?」

 

「ハイ」

 

ミカとの戦闘で負った怪我に関しては秘密にしてもらう様に先生に頼み込んだ

 

何かある度に大怪我を負ってしまっている現状、セイアからの手紙の件も含めてホシノにバレたらマジでアビドスから出してもらえない事態になりそうだったからだ

 

先生にもなんとか納得してもらいこれで一件落着と思っていたのだが・・・・・・・・酒は駄目だった

 

そんな訳でシャーレに戻った瞬間にユメからアイアンクローを喰らい、正座しろと言われたので顔面を掴まれた状態で正座した

 

正座した状態の俺の顔面を掴んだまま部屋の奥へ運ぶユメ・・・・・・・・・シュールだけど喰らってる側はただただ恐怖なんだわ

 

「事情はある程度先生から聞いてるよ?でもお酒飲むのは違うよね?」

 

「むしゃくしゃして飲んだ。後悔はしt「は?」スイマセンデシタ」

 

因みに先生とコユキは我関せずで業務に勤しんでいる

 

「私だってむしゃくしゃしたらお菓子沢山食べるけどさぁ・・・・・・・・ナオヤ君はまだ未成年でしょ?未成年飲酒が駄目なの分かってる?分かってないよね、だから飲むんだもんね」

 

「だから私も心苦しいけど分かってもらうまでナオヤ君がお酒を飲むたびに痛い目に合わせます」

 

「いや、そこでアビドスクオリティ出さんでもいいと思うんですけど・・・・・・・・・」

 

「そんな訳で今日はこんな物を用意しました!」

 

そう言ってユメは部屋の隅に置いてあった巨大な算盤を持って来た

 

「うっわ、これはまた懐かしい物を・・・・・・・・・」

 

「アビドスの校舎の物置に仕舞ってあったのをウタハちゃんに綺麗にして貰うついでに改造してもらいました!」

 

そう言って満足気な顔をするユメ

 

「既に嫌な予感がするんですけど・・・・・・・一応聞きます。それで何をするおつもりで?」

 

「ナオヤ君をこの上に正座させてその上に岩を乗せます。ただそれだけだと何時もと一緒だからここでひと手間・・・・・・・・なんとこの算盤、電流が流れます!」

 

「脱兎!!」

 

俺は即座に正座を解いて駆け出す

 

「あ、ちょっと!」

 

ユメの止める声を無視して部屋のドア・・・・・はいつの間にかコユキが待ち構えていた

 

コイツ、成長したな・・・・・・・・・・・今その気遣いはいらねぇけどなぁ!

 

最終手段のシャーレの窓ガラスに蹴りを入れて出ようとする。やりすぎ?あの算盤がヤバすぎなんだよ

 

「オラァ!!」

 

ほとぼりが冷めるまで雲隠れしよう。そう考えていたのだが________

 

ゴンッ

 

「________は?」

 

鈍い音を立てて弾かれる脚。ガラスには一切の傷は無し

 

そうだよね。キヴォトスでもトップクラスの重要人物であるシャーレの先生がいるオフィスの窓ガラスが俺の蹴り程度で割れるほど柔な訳無いよね・・・・・・・

 

でも強化ガラスにしてはやりすぎでは?

 

「クソ超人アマぁ!」

 

「______何逃げてるのかなァ?」

 

「げっ!?」

 

その隙にユメに背後から両腕を回す形で抱き着かれ・・・・・・

 

「フン!!」

 

「ゴハッ!」

 

そのまま後ろへ仰け反りながら床に頭から叩きつけられた

 

(もう、これが罰で・・・・・処理してくれないかなぁ・・・・・・・)

 

そんな希望を抱きつつ、コユキのカウントを聞きながら俺は気絶した

 

 

起きたら算盤の上で正座させられていた




ミカを心配する先生と先生に合いたいミカとの板挟みが面倒になってミカを(独断で)シャーレに連れ出す【プリズンブレイク(物理)】編を思いついたんですけどよくよく考えたらこの時点でミカはまだ先生の事そこまで想って無かったな、となってお蔵入りとなりました

自分のイメージではニセカスとミカのコンビはナギサやハスミの胃に穴を空けるタイプの悪ガキコンビです

ふと思ったんですけど歌詞って何処まで入れたらコード入れなきゃなんですかね
歌詞の中のほんの一節程度ならセーフとかあるんでしょうか・・・・・・・?
タイトルもこれはセーフなのかどうかビクビクしながら考えてました

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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