キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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鬼滅の刃の映画を見に行ってテンション上がったのでもう一つの作品の続きを書こうと思ったのですが秒で断念しました・・・・・・・・・
頭の中では「こういう感じで行こう」って構想はあるのですがそれを文章に起こす実力が無いのがもどかしい気持ちです


憧れは理解から最も遠い感情だよ

「_________んぁ?」

 

目が覚めると知らない天井・・・・・・・・では無く横向きで寝ていたので見慣れぬ病室が目に入った

いや、正確には見覚えはあった

 

「ここは・・・・・・・・・トリニティの救護室?_________いづっ!?」

 

補習授業部の件でミカとやり合った後に治療の為に連れて行かれた部屋に似ていたのを思い出しつつ仰向けに寝る姿勢を変えようと動くと背中と腰から激痛が走った

 

「い゛・・・・・・ったぁ・・・・・・・・な、なんで?」

 

取り敢えず寝たおかげで幾分か呪力が回復してたので背中に反転を掛けながら痛みの原因を思い出す。あ、背中ほどじゃないけど腹も痛い・・・・・・・・・

 

「あー・・・・・っと・・・・・・・・アル達に助けて貰った後に全自治区放送でババァ煽って・・・・・・・・そうだそうだ、イヌマキ使ってアコ達を呼んだんだ」

 

反転を掛けつつ顎に手を当てて記憶を掘り起こす

ぶっちゃけあの時は黒閃を決めた時みたくテンションおかしくなってたから記憶が曖昧なんだよなぁ・・・・・・・・

 

「それで・・・・・・えーっと・・・・・・・あーそうだ。イオリが来て・・・・・・・・・どうなったんだ?」

 

イオリがこちらに全速力で向かって来ていたのは思い出したがそこからの記憶がない

 

「うーん・・・・・・・・・?」

 

「ご気分は如何ですか?」

 

「っ!?いだっ!?」

 

突如後ろから声を掛けられて咄嗟に動こうとしたが腰の痛みで悶絶する

 

「そんな急に動いたら駄目ですよ?背中と腰の骨が折れてるんですから」

 

「そ、それなら急に背後に現れた上に気配消した状態で声掛けてくんのは止めてくれませんかねぇ・・・・・・・?」

 

首だけ回して後ろを見るとそこに立っていたのはトリニティの救護委騎士団の一人である鷲見セリナだった

 

「すみません、トウジさんの事ですから既に治しているものだとばかり・・・・・・・・・」

 

「これは消費が激しいからな、戦闘中って訳でもないからゆっくりと治してたんだよ・・・・・・・・」

 

昔セイアから聞いていた瞬間移動の異能持ち疑惑のトリニティ生であるセリナ

いつどういう形で先生と知り合ったのかは知らないがある時から先生が不調の際に気付いたら先生の背後に現れるミネとは別ジャンルの救護ガチ勢だ

 

先生の不調以外にもユメがお菓子を暴食している時や俺の晩酌中にも気配無く背後に現れるので個人的にちょっと苦手だったりする

いや、まぁ悪いのはこっちなんだけどな

 

「お前が居るって事はここは救護騎士団の施設って事でいいんだよな?」

 

ちょっとセリナが神出鬼没すぎて自信が無い

 

「はい」

 

「他の奴らは?」

 

「トウジさんと共にいらした便利屋68、RABBIT小隊、ゲヘナ風紀委員の方々はそれぞれ怪我の治療を受けて別室で休んでいます」

 

「先生とヒナは?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「セリナ・・・・・?」

 

俺の質問に黙ったセリナを疑問に思い再び首を回して様子を見ると泣きそうな顔で俯くセリナが見えた

 

「せ、先生は_________」

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

反転で負傷箇所を治した俺はセリナの退院許可を貰って施設内の廊下を歩いていた

ちなみに怪我の原因はイオリの飛び蹴りだったらしい。呪力もギリギリの状態でキヴォトス人の飛び蹴りなんて喰らったらそら骨も折れるわな

 

因みに服はボロボロだったので今の恰好はセリナが持って来てくれたトリニティの長袖長ズボンのジャージである

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

廊下を歩きながらセリナから聞いた状況を思い起こす

 

爆発を喰らってない便利屋とRABBIT小隊は軽傷。風紀委員は重傷者多数だがほとんどは意識がある状態

正義実現委員会も重傷者多数な上で先生を逃す為に殿を務めて戦闘を続けた結果ハスミやあのツルギでさえ怪我を負って今も眠っている

そして調印式の会場に飛行船で向かっていた万魔殿。こっちは爆破の影響を受けなかったが飛行船が謎の炎上からの墜落で今も意識不明の重体で治療中

ナギサも爆破と崩れ落ちる瓦礫の下敷きになって危険な状態で救出されたらしい

そして・・・・・・・・・・・

 

「失礼しまーす」

 

「トウジ・・・・・・・」

 

セリナに教えて貰った病室に入るとそこには今も人工呼吸器を付けたままで眠っている先生とその横で椅子に座っているヒナの姿があった

 

「よっ、無事で何より」

 

「貴方の方こそ、最初見た時は正直駄目かと思ったけど・・・・・・・・・・本当に無事で良かったわ」

 

「そこは便利屋とRABBIT小隊様々だな。んで、先生は・・・・・・・・・?」

 

そう言って先生の方に目を向けるとヒナも先生の方を見る

 

聞いた話によると先生はあの爆破を受けても無傷だったらしい。その後合流した正実が先生を狙うアリウスらを足止め、ヒナが護衛に付いて逃げていたのだがそこで待っていたのはアリウススクワッドだった

万全な状態なら兎も角爆破の影響で少なくない傷を負っていたヒナではアリウスの精鋭相手に先生を守りきれず凶弾に倒れた

セナが救急車両で乱入してくれたお陰でとどめを刺される事は無かったが呪力もヘイローも無い先生にとって脇腹への銃撃は十分に致命傷だ。治療に当たったセナ達の腕もあるがこうして生きているのは先生の日頃の行いもあるだろう

 

「手術は無事終わって体の中に残っていた弾丸も全部摘出したそうよ。ただ、一向に目を覚まさなくて・・・・・・・・・・」

 

「そうか・・・・・・・・・・・」

 

先生に関してはセリナに聞いていた状況と変わり無し

原因は怪我か、それともセイアか・・・・・・・・・・・・

 

「トウジ、その・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・・・」

 

俺が考え事をしているとヒナは俺の方を向いて頭を下げてきた

 

「・・・・・・・・・・・別にお前は悪く無いだろ」

 

「けどッ!」

 

「お前はなんでもネガティブに考えすぎだ。この程度、なんて言えるような軽い傷じゃないがお前がいたからこそ先生を死なせずに連れて帰れた。あのツルギでさえ怪我でぶっ倒れてるんだぞ?よくやったよお前は」

 

「でも・・・・・・・・・・・・・」

 

「第一、お前がそんな事言ってたら三途の川で半身浴してた俺の立つ瀬がねぇよ」

 

「・・・・・・・・・・・・・あの子なら」

 

「あん?」

 

「小鳥遊ホシノが居たならこうはならなかった・・・・・・・・・」

 

「いや、あの場に居なかった奴を例に出されてもな・・・・・・・・・・・・」

 

第一あの場にホシノが居たとして状況が変わってたかと言われても、なぁ?

 

「小鳥遊ホシノは強い。心も身体も・・・・・・・・・・・彼女なら会場の爆破で怪我を負う事は無いしアリウス相手に後れを取る事も無かった。先生に怪我させる事だってなかった筈」

 

そう言って俯くヒナ

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そんなヒナの言葉を聞いて、ヒナの俯く姿を見て俺は

 

 

ゴンッ

 

 

「ッ!?」

 

「硬っ!?」

 

その頭に拳を振り下ろした

 

まぁダメージを負ったのは俺の拳の方だったが・・・・・・・・・・・

 

 

「な、なにを!?」

 

頭を押さえて涙目で俺を見るヒナ

涙目なのは俺のせいじゃなくて先程俯いていた際に少し涙が出たからだろう、この金剛石頭め・・・・・・・・・・・

 

「お前ってツルギとやり合った事あるか?」

 

「え・・・・・い、いや、無いけど・・・・・・・・そもそも立場的に戦う機会なんて無いし・・・・・・・・・」

 

「あいつは一見戦闘狂に見えて理性なんてどっかに置いて来たかのような戦い方をするが実の所冷静に周りを見てるし後輩のフォローなんかも上手い」

 

「お前だってそうだろ。戦闘狂かどうかは置いておいて、戦況を見て指示を出しつつ前線も後方支援もこなすタイプ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「それを踏まえてじゃあホシノは?って話になるんだが・・・・・・・・・・前提としてアイツは性格的に誰かを守りながら戦うってのに向いてない」

 

「え・・・・・・・・・・?」

 

俺の言葉にキョトンとするヒナ

 

「お前が情報部でホシノの何を知ったかは知らんがアイツは基本的に短気だ。そして戦闘に関してはその頑丈さとショットガンの火力任せの前線パワープレイ。後輩が出来て多少マシになったとはいえ根本は変わってない」

「キレたら何を仕出かすか分からない・・・・・・・・まぁこれはアビドスの全員に言える事だがホシノはその中でも筆頭と言える」

 

「えぇ・・・・・・・・・」

 

俺の言葉に若干引いてるヒナ

 

「そしてこれは己惚れ半分だが・・・・・・・・・・死に掛けの俺を見たらホシノはブチ切れてアリウスの殲滅に動く、先生の存在を忘れてな」

 

むしろ「先生の救助?(アリウス)を滅ぼせば巡り巡って先生の救助だよ」とか言い出しかねん

 

「“憧れは理解から最も遠い感情”なんて言葉がある。お前がホシノに憧れるのは勝手だがホシノにだって出来ない事はある、当然お前にもな。だがあの場で先生を生かして逃す事が出来たのはお前のお陰だ。その事に関してお前を褒めて感謝する事はあれど責める奴なんていない」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「あんま自分を責めんな。再度言うが悪いのはお前じゃない。全ての元凶は仕出かしたクソババァだ」

 

言う事は言ったし先生の無事は確認出来たので俺は部屋を出る為にドアに手を掛け、ふと思い出して振り返る

 

「それとセイア!これからの予定が色々と詰まってんだから何時までも長話してんじゃねぇ!テメェもさっさと起きて仕事しろ!」

 

本当に夢の中で先生と話しているかは知らないし聞こえてるかは分からないが一応言っておく

 

「何を・・・・・・・・・・・?」

 

「気にすんな、こっちの話だ」

 

ヒナの疑問に適当に答えて俺は部屋を出た




ちなみにニセカスがヒナに教えたホシノに対する印象はそのままホシノがニセカスに思ってる印象です(体の頑丈さとショットガンによるパワープレイ→術式と反転によるパワープレイくらいの差異は有り)

仮にヒナの状況にホシノが居たら?死に掛けのニセカス見て反転覚醒するんじゃないですかね

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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