キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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何となくメインシナリオは完結というか一件落着してないと見る気が起きないのでアリウス新章は未履修だったりします。内容は滅茶苦茶気になるんですけどね、全部一気に見たいんです・・・・・・・・・
それと同じでデカグラマトンも全く見て無いので早く更新来てあわよくば完結してくれないかなぁと密かに思ってたりします

前話でユメとナオヤを閉じ込めた領域擬きの設定を後書きで書き忘れていたのでここで改めて書いておこうと思います
割と思いつきで出したやつなので突っ込み所満載な所はご了承下さい

【黒服式簡易領域】
黒服がナオヤの領域展開を参考に作った対象を閉じ込める為の結界装置
外側の耐久力を限りなく少なくすることで内側からの破壊をほぼ不可能にした
範囲は中心から半径5m程の球状。故に地面を掘って脱出も出来ない
黒服曰く生産コストが凄まじく高い割には効果時間は短く、おまけに使い捨てという未完成品


真っ直ぐ行ってぶっ飛ばす

パリンッ!!

 

「む?」

 

「えっ!?」

 

先生の持つ大人のカードが放つ光によって何も見えなくなった瞬間、先生達を見下ろせる位置にいた3人(?)の耳に入ったのはガラスが割れるような音だった

そしてそれがユメとナオヤを閉じ込めていたバリアが割れる音だと瞬時に悟ったのはマエストロとナオヤ

 

「ッ!?」

 

そこから更にバリアが割れた原因に気付いたナオヤは未だに光で視界が儘ならない状態にも係わらず崖を飛び降りた

 

「ナオヤ君!?」

 

ナオヤの行動を気配と勘で察知したユメはナオヤの居たであろう場所に腕を伸ばすがそこにはもうナオヤの姿は無かった

 

 

アズサとサオリの勝負に決着が着き、しかし動けなくなる程の怪我を負っても諦めないサオリを止めに現れたアツコ

マダムから声を出す事を禁じられているアツコが喋っている事に対して焦るサオリに対して結果はどうあれこのままだと自分達はマダムに殺される、だから逃げようと提案するアツコ

それに対してサオリが逡巡しているタイミングで突如現れた顔無しの化け物であるヒエロニムスだった

 

それを見て命の危険を感じたアツコ達。アズサも先生に逃げようと言うが先生は少しだけ目を閉じて考えた後に懐から一枚のカードを取り出してヒエロニムスに向けて突き出した

その瞬間に光り輝くカード。その光は視界を埋め尽くす程の光を放った

 

「一体何が・・・・・・・・・」

 

「あれは・・・・・・・・?」

 

先生の持つカードから放たれる光が徐々に弱まりアズサ達の視界も回復していく中で確認出来たのはそれまでアズサしか居なかった筈の先生の周りに複数の人影が増えている事だった

 

「・・・・・・・・・・・え」

 

アズサと先生を守るように現れた6人の生徒。その中にはアズサとサオリが見覚えのある人物も立っていた

 

「コハル、それに・・・・・・・・ミカ?」

 

「アズサ!?凄い怪我じゃない!大丈夫なの!?」

 

「やっほ~♪アズサちゃん、ついでにサオリとアツコも助けに来たよ~」

 

アズサのボロボロ具合を見て焦るコハルと呑気に手を振っているミカ

 

「目標確認。今日の業務は中々に掃除しがいがありますね先生」

 

優雅に振る舞いつつも両手に物騒な爆発物を持って構えるアカネ

 

「え、待って?今からアレ相手すんの?私の場違い感ヤバくない・・・・・・・・・・・!?」

 

眼の前にいる見上げる程の大きさを持つ化け物を見て冷や汗を流すマキ

 

「トリニティとアリウスを助ける為だなんて・・・・・・・・・はぁ、まぁ呼ばれたからには最善を尽くしますけど・・・・・・どうして私が・・・・・・・・」

 

死んだ目をして肩を落としながらも目の前にいる敵への警戒と自身の情報端末を操作する手を止めないアコ

 

「【聖徒の交わり_______ヒエロニムス】・・・・・ですか。フフッ、まさかこの【超天才清楚系病弱美少女ハッカー】である私がこうして前線に出て自身の目で実際に見る事になるとは思いもしませんでした」

 

耐久力が先生よりかはマシ程度なのにこの中で一番の余裕の表情で眼の前の化け物を見据えるヒマリ

 

「ゲヘナ風紀委員の行政官に・・・・・・・・もしかしてミレニアムか?どうしてここに、どうなっているんだ・・・・・・・・・?」

 

「それに補習授業部はまだ地上にいるし聖園ミカだって正義実現委員会の牢にまだ入ってる筈なのにどうして・・・・・・・・・」

 

「先生・・・・・・・・・・・?」

 

ここに居る筈の無い生徒の存在に混乱するサオリとアツコ。アズサも状況は呑み込めていないがこの状況を作ったであろう先生を心配そうに見つめる

カードを構えつつヒエロニムスに目を向けていた先生はアズサがこちらを見ているのに気づくと安心させるように微笑んだ

 

“大丈夫だよアズサ。あんなのさっさと片付けて一緒に帰ろう”

 

 

パシッ

 

 

“__________え?”

 

しかし気付くと先生の手にあったカードが無くなっていた

 

 

 

「はい、お疲れ。解散解散」

 

 

 

声のする方に全員が目を向けるとそこには僅かに光っている先生のカードを手にしたナオヤの姿があった

 

「禪院ナオヤ・・・・・・・・!」

 

「_______!!」

 

「トウジさん!?」

 

“ナオヤ!?どうしてここに・・・・・・・というかどうして!?”

 

ナオヤの持つカードは徐々に光が弱まっていき、それに連動するように光と共に現れたミカ達の姿も薄まっていく

 

「ちょっと()()()!!私達まだ呼ばれてから何もしてないんだけど!?」

 

先生からカードを強奪したナオヤに対して文句を言うミカ。他の面子も声に出さない代わりに非難の目を向けている(マキだけ化け物と戦わずに済んで内心ほっとしている)

 

「ん?あー・・・・・・・まぁいいじゃねぇか。仕事せずに早退出来るとか最高じゃん」

 

ミカの文句と他の面子の非難の目を軽く流すが一点だけ違和感を感じた

 

「・・・・・・・・お前今、俺の事名前で呼んだか?」

 

「__________あ、えー・・・・・・っと。うん、まぁ色々とあって・・・・・・・・・・・・・」

 

ナオヤの指摘に頬を掻きつつ目を逸らすミカ

 

「ふーん?まぁいいけど。取り敢えずここからは俺がやっとくから帰っていいぞお前等」

 

そう言ってしっしと手を振るナオヤ

 

「相っ変わらず勝手な男ですね貴方は!」

 

「まぁこの男に精神的な成長を求めても無駄かと」

 

「こういう所がもう少しマシになればねー・・・・・・・・・・」

 

「えーっと・・・・・・頑張ってねナオヤさん!」

 

「後はお任せします」

 

「これ以上先生とアズサに怪我させるんじゃないわよ!!」

 

ナオヤの手にある先生のカードから放たれる光が完全に無くなり普通のクレジットカードに戻ると同時にミカ達の姿も完全に消えた

 

「アイツ等最後に言いたいだけ言って消えやがったな・・・・・・・・・・・」

 

消えて行ったミカ達に呆れつつナオヤはカードを自らの懐に仕舞った

 

“・・・・・・・・・・ナオヤ、どうして”

 

「まぁ細かい話はアレを片付けてからにしましょう。そろそろ動き出しそうですよ」

 

 

『――――――――』

 

 

出現してから沈黙を保っていたヒエロニムスは祈るような動作をしてユスティナ聖徒会の複製(ミメシス)を召喚していた

それを見たナオヤはヒエロニムスの方ヘと歩いていく

 

“・・・・・・・まさかナオヤ一人でやる、なんて言わないだろうね?”

 

「!?」

 

「そんな・・・・・・無茶だ!」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

先生の問いにナオヤは答えない

 

“ナオヤ、カードを返して。私ならアレを倒せる”

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

“ナオ「禪院ナオヤッ!!」_______!?”

 

尚も無視するナオヤに先生は手を伸ばそうとするが突如響く大声に思わず動きを止めた

 

「あそこだ!」

 

「アイツは・・・・・・・・・!」

 

アズサが指差した先、ヒエロニムスの頭部より更に高い位置にある崖にに居たのはタキシードを着た頭が二つある木製のマネキン人形のような姿をしたナニか

 

“まさか、ゲマトリア・・・・・・・・・・・・?”

 

女学生では無い。ロボットでも二足歩行の動物でも無い言葉を発する異形の姿をしたナニか

先生が思い浮かぶのは自分と同じくキヴォトスの外から来た集団であるゲマトリアだった

 

「私は言った筈だぞ!余計な真似をするなと!!」

 

 

 

 

「うるせぇ」

 

 

 

 

「「「「ッ!?」」」」

 

決して大きな声で言った訳では無い。けれどもサオリ達は勿論のこと離れた位置にいるマエストロにすらはっきりとナオヤの声が聞こえた

 

「俺が、いつ、何時何分何曜日、テメェの言う事を聞いて大人しくするなんて言った?この神擬きの前にテメェをスクラップにすんぞ木偶人形ォ!!

 

「ッ・・・・・・!」

 

「こちとら折角良い気分で傍観者気取ってる最中だったのに・・・・・・・・・先生のせいで台無しだよクソが!」

 

“私ぃ!?_______ってそれは!!”

 

ナオヤの言葉に自分を指差して驚く先生。しかしその後にナオヤがキレながら両手で組んだ掌印を見て別の意味での驚愕の声を上げる

 

 

「領域展開」

 

 

「うっ!?」

 

「次から次へと・・・・・・・!今度は一体何なんだ!?」

 

ナオヤを中心として突如発生した周りの風景が分からなくなる程の砂嵐。サオリは風でよろけるアツコを支えつつ腕で顔を覆いながらヤケクソ気味に声を上げた

 

「先生ッ!」

 

“大丈夫!これは敵の攻撃じゃ無い、それにすぐに止むから!”

 

心配の声を上げるアズサに対して既にこの砂嵐を一度経験している先生は安心させる為にそう説明した

そして先生の言った通りに徐々に砂嵐の勢いは弱まっていき視界は開けてくる

 

「なっ!?」

 

「ほう、これが黒服の言っていた・・・・・・・・・・・」

 

そこは最程までいた地下墓地(カタコンベ)ではなく夜空の見える地上

先生達の背後には学校の校舎があり先程まで高い位置の崖にいたマエストロを含めた全員が校庭に立っていた

 

 

時胞月宮殿

 

 

ドチュドチュドチュドチュドチュ!!

 

サオリ達が景色に対して驚愕していると突如何も無い空間から現れたフィルムのような物が槍のようにヒエロニムスや複製(ミメシス)達に飛来する

複製(ミメシス)に対しては一体につきフィルムが1つ、ヒエロニムスに対しては全身に幾つものフィルムが刺さるとそれは霞のように消えて行った

 

しかしダメージは無かったのか気にする事無く複製(ミメシス)はナオヤ達に向けて銃を構えヒエロニムスは両手に持った杖を掲げる

 

「くっ!」

 

「先生下がって!」

 

それを見てサオリとアツコも銃を構え直しアズサは先生を守れる位置に立つ

それに対してナオヤは嗤いながら握った右手の拳を頭の位置辺りまで上げ・・・・・・・・・

 

「ぼんッ」

 

そう言って爆発を表現するかのように手を開いた瞬間、複製(ミメシス)は全身にヒビが入りそのままボロボロと砂のように崩れながら消えていきヒエロニムスも杖を掲げた両腕にヒビが入ると持っていた杖を残して崩壊していった

 

『―――――ッ!?』

 

痛覚があるからか、それとも自身の腕の崩壊に対して単純に驚愕したのかヒエロニムスは声のような音を発しながら仰け反り後ろへ下がった

 

『――ッ!?』

 

下がった瞬間にヒエロニムスの全身が先程の複製(ミメシス)や腕と同じようにヒビが走る

 

「・・・・・・・・・・・これで殺しきれないのか」

 

『―――――――――』

 

しかし全身に走っていたヒビは途中で止まり、それどころから徐々に治っていき崩壊した腕も再生を始めた

 

「・・・・・・・・・」

 

“ナオヤ・・・・・・!”

 

負っていた傷は全て元に戻ったヒエロニムスは再生した腕で落ちている杖を拾い直す

それを見てナオヤは再び掌印を組み呪力を練る

 

その瞬間だった

 

 

「おりゃぁ!!」

 

 

そんな声と共に校門にあたる場所の空間に揺らぎが起きた後に盾を構えた一人の生徒が飛び出して来た

 

“ユメ!?”

 

 

―数分前―

 

「ナオヤ君!?」

 

光が収まり視界が回復した時、先程まで居た後輩はそこに居らず崖下を見ると先生達の所に立っていた

 

「あぁもう!___________ひぇ」

 

ナオヤを追いかける為にユメも崖下へ飛び降りようとしたがその高さに足が止まる

この程度の高さなら最悪着地時に足が痺れる程度で済むだろう・・・・・・・・・・しかし怖いものは怖い。昔よりかはマシになったとはいえ運動神経が良くて肝が据わりまくっている後輩達とは違うのだ

 

「くっ!」

 

一瞬の思考の末に出した結論は来た道を逆走する事だった

マエストロを放置するのも心配だがそれよりもナオヤがあの化け物と戦う事の方がユメの中では問題だった

 

「もう少しで・・・・・・・・・・・って何これ?」

 

ユメが先生達の居たであろう場所に向かう途中の道は黒い壁のようなもので塞がっていた

 

「道は合ってる筈だけど・・・・・・・」

 

そう言いながらユメが黒い壁に触れるとそこから波紋のような模様が広がりそのままユメの手は壁など無かったかのようにそれを素通りした

 

「ただの壁じゃない?なんかナオヤ君の帳みたいな・・・・・・・・・・もしかしてこれが領域?それなら・・・・・・・!」

 

ユメは盾を構え直すと一度助走をつける為に後ろへ下がってから黒い壁に向かって走り出した

 

「おりゃぁ!!」

 

黒い壁を抜けた先に見えたのは母校であるアビドス高等学校の校舎。校庭に立っている先生達とナオヤ、そしてヒエロニムス

 

「ッ!?」

 

そして気付く違和感。己の肉体に纏わりつく何か。不愉快という程では無いが慣れないその感覚に肌が粟立つ

 

(これがホシノちゃんの言っていた・・・・・・・・・・・・)

 

ナオヤの領域による副次効果。アビドス生に対しての呪力による肉体強化

どうやらこれは卒業生であるユメにも適用されるらしい

 

「ユメ先輩!!」

 

そんな事を考えているとナオヤがヒエロニムスを指差しながらユメの名前を呼ぶ

 

「跳んで殴ってください!」

 

シンプルイズベスト。ごちゃごちゃと細かい作戦を立てる暇があるなら近づいて殴れ、それがアビドス生徒会の戦い方だ

 

後輩の声に応えるようにユメは強く踏み込んで跳ぶ

 

 

「わーお・・・・・・・」

 

 

気付いたらユメはヒエロニムスよりも少し高い位置、先程自分がいた崖上くらいの高さまで跳んでいた

 

(と、跳び過ぎた!?確かに身体能力が上がるとは聞いてたけど!)

 

『―――――――』

 

「ッ!!」

 

己に向かって飛んで来るユメに気付いたヒエロニムスは組んでいた手を解いてユメを掴もうと手を伸ばす

 

それに対してユメは手に持っていた盾を振りかぶる

自分に向かって来る手は無視する。後輩(ナオヤ)は跳んで殴れと、それだけ言った。故に自分はそれに集中する

 

 

 

ドチュドチュドチュドチュドチュ!!

 

 

 

『――――ッ!?』

 

あと少しでユメに手が届く、その瞬間にヒエロニムスの全身にフィルムが刺さり一瞬その動きが止まった

 

その隙にユメは伸ばされた腕を足場にして蹴り跳び勢いをつけ__________

 

「むんッ!!」

 

ゴスッ!!

 

『ッ!!』

 

ユメの渾身の一撃で顔面(?)を殴られたヒエロニムスはその衝撃で体が宙に浮く

 

『――――』

 

領域で強化されたナオヤの術式の効果で全身の細胞の一つ一つがフリーズされている状態でユメに殴られたヒエロニムス

ユメに殴られ体全体が大きく動いた事でフリーズされた細胞が先程とは比べ物にならないレベルでズレる

それによってヒエロニムスの肉体は自己再生が追い付かない速度でひび割れていき、それはヘイローと思われるヒエロニムスの頭上にある光輪にまで及んだ

 

「やった、のか・・・・・・・・・・?」

 

「崩れていく・・・・・・・・・・・」

 

全身にヒビが入ったヒエロニムスは膝をつき倒れ込んだ後、他の複製(ミメシス)と同じように砂のように崩れて消えて行った




時胞月宮殿の文字のフォントを色々弄ってたら物凄い目に悪い感じになったな・・・・・・・・・
不評だったら直します

ちなみにフィルムが刺さる音は原作準拠ですのであしからず


この作品での【大人のカード】の詳しい説明はまた別の機会でやりますのでその時に
取り敢えずはゲーム同様に生徒の召喚的なものだと思って頂ければ・・・・・・・

メンバーに関しては自分はブルアカエアプなので攻略wikiに載っていた中で話に組み込めそうなキャラのいる編成を選びました

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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