キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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気付いたら10月が終わりそうな事に焦り、今月まだ一回しか投稿していない事に焦り。でも難産過ぎて全く筆が進まない状況に焦っていたこの頃です
まぁヨーテイばかりやっていたのもあったんですけどね・・・・・・・・・・んで終わったタイミングで塊魂が来るので更に更新が遅れると・・・・・・・

今回はガッツリ独自設定入れてます。というか前回あった【大人のカード】についてのアレコレですね
突っ込み所満載かもしれません・・・・・・・・・
もし「これだけは納得いかねぇ!」ってのがあったら言って貰えると有難いです


大人のカード

ユメに殴り飛ばされたヒエロニムスが塵となって消えると同時に領域の空間の所々にひびが入り始める

そして上空にいたユメが着地すると同時に領域の空間が割れて周りの風景は元の地下墓地(カタコンベ)に戻った

 

「うぅ、やっぱりこの高さは足がジンジンするよぉ・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・なんかユメ先輩の重量による衝撃で領域が割れた感じn「は?」いや、なんでも無いっす」

 

ナオヤは領域の空間が割れるタイミングの良さに率直な感想を言おうとしたが着地の衝撃に悶えていた筈のユメから凄まじい剣幕で睨まれたので口を閉じた。が、それで誤魔化せる筈も無くユメはナオヤの両肩を掴み迫る

 

「ナオヤ君?今、私の事、デブって言った?」

 

「言って無いっす。ユメ先輩は羽のように軽いので全然デブじゃないっす」

 

そう言いながらユメの視線から逃げるように顔を逸らすが次は両頬に手を当て無理やり目を合わされた

 

「じゃあ何で顔を逸らすのかな?というかいくら私でも羽のように軽いなんて言葉で誤魔化されないんだからね?」

 

「えっと、それじゃあ・・・・・・・・〇〇kgは・・・・・・その、ユメ先輩のスタイル考えたら標準よりちょい重程度だと思うので気にする必要は無いかと」

 

「なんで私の体重知ってるの!?」

 

「いざという時は現実を見せてお菓子に伸びる手を止めろとホシノから・・・・・・・・・・・」

 

「ホシノちゃん!?」

 

「先輩、ユメ先輩。ち、力緩めてください。ひしゃげる、俺の頭蓋骨が駄目な感じにひしゃげちゃいます・・・・・・・」

 

 

“何と言うか、どんな時でもあの二人はいつも通りだね・・・・・・・・・”

 

先生の視線の先にはヒエロニムスに殆ど何もさせずに倒した二人が先程まで纏っていた雰囲気など嘘だったかのようにギャグみたいな寸劇を繰り広げていた

 

コンコンコンコンコン!

 

二人の寸劇を苦笑い気味に眺めていると何処からともなく木同士を叩く音が聞こえてきた

 

“・・・・・・・・・・・”

 

音の出所に目を向けるとマエストロが拍手するように手を叩いていた

 

「結界内に心象風景の投影・・・・・・いや、もはや召喚に近い秘術に神秘を持つ生徒に呪力という未知なるエネルギーの付与・・・・・・・・・成程、確かに黒服が没頭する気持ちがよく分かる。先生の大人のカードの真価が見れなかったのは実に残念だったがその代わりに良い物を見せて貰ったよ」

 

「チッ」

 

マエストロの言葉にナオヤは舌打ちをする

 

「出来るのであれば先生と語らい合いたい所だが、そろそろ地上にいた生徒達も此方へ向かってくる頃合いだろう。私はここで失礼させて頂く」

「不完全な作品をお見せしてしまった事、誠に申し訳ない。次の機会があるのであれば完璧な形でお見せする事を約束しよう」

 

そう言って踵を返すマエストロ

 

“待て!お前達(ゲマトリア)はアリウスの生徒達を利用して何を企んでいるんだ!”

 

地下墓地(カタコンベ)の奥へ向かって歩いていたマエストロは先生の言葉に立ち止まり振り向く

 

「私はアリウスに伝わる教義を見せてもらう代わりに作品をあの女に貸し出しただけに過ぎない。故にあの女が何を企んでいるかは把握していないし興味も無いのだよ」

「ただ、そうだな・・・・・・・先生よ。あの女の事だ、崇高に近づく為に禄でもない事を企んでいる事は違いないだろう。せいぜい気を付ける事だ」

 

“・・・・・・・・・・・”

 

「話はこれで終わりだ。それでは先生、次は夢の中で・・・・・・・・・・」

 

そう言ってマエストロは地下墓地(カタコンベ)の奥へ消えて行った

 

 

「・・・・・・・・・あれ?そういえば黒髪の子とマスクの子は?」

 

“!?”

 

「サオリ!アツコ!」

 

マエストロが地下墓地(カタコンベ)の奥へ去って行くのを彼の姿が見えなくなるまで見ていた後、ユメのそんな言葉に先生とアズサが辺りを見回すが二人の姿は何処にもなかった

 

“ナオヤ・・・・・・・・・”

 

「いやぁ、気配も残穢も全く。恐らく領域が割れたタイミングで動いてましたねアイツ等。ほんとにアリウスの連中は動きに無駄が無い・・・・・・・・・・・」

 

“・・・・・・・・・そっか”

 

気配に敏感なナオヤが分からないのならもうここにはいないのだろう

そう判断した先生は少しの間だけ目を伏せ考え込んだ後に顔を上げた

 

“皆も心配してるだろうし取り敢えず上に戻ろうか・・・・・・・・・・っとその前に”

 

「ん?」

 

“私のカード。返してもらえないかな?”

 

「・・・・・・・・・・はぁ」

 

自分に差し出された手に対してナオヤは首を傾げるが先生の言葉で苦虫を噛みつぶしたような顔をした後に溜息を吐きながら懐から先生のカードを取り出して先生に渡した

 

「・・・・・・・・・・一応聞きますけど先生、さっきカードを使って何をやったか自分で理解してます?」

 

“うーん・・・・・・・正直な所を言うと感覚というか、何となくこう使う!って理解してるというか・・・・・・・・・”

 

「それ、マジもんの呪物とかじゃないですよね・・・・・・・・・・?」

 

先生の曖昧な説明に引いた目で見るナオヤ

 

「ナオヤ君はさっき先生が何したのか分かったの?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

ユメの問いかけにナオヤは黙ったまま地上へ続く道へ歩き始め先生達もそれに続く

 

「完全に俺の感覚での話になっちゃいますけど先生が大人のカードを使ったやつ・・・・・・・・・・恐らくですけどあれ、領域展開に似たようなやつですよ」

 

“「!?」”

 

「??」

 

ナオヤの言葉にユメと先生は驚きアズサは話について行けず首を傾げていた

 

「で、でもナオヤ君のみたいに周りの風景は変わってなかったよね?」

 

「俺も生で見るのは始めてなんで確証は無いですけど恐らくあれは()()()()領域展開だと思います」

 

“閉じない・・・・・・・・・?”

 

「前にも話したと思うんですけど領域展開の強みは内側から脱出不可能な結界に閉じ込める事が出来る点です。その反面外側からは簡単に打ち破られるという欠点もあります」

「閉じない領域展開ってのは結界では無く術者の周囲の空間そのものを領域とすることによってその欠点を克服しつつ新たに発生するデメリットを縛りとして術式範囲の拡大と術式効果の更なる強化を可能とした領域展開です」

 

「デメリット?」

 

「俺も使ってる縛りなんですけど【逃げ場を残す】事です」

 

“本来は脱出不可能な領域展開に脱出可能という欠点を作る事で能力を強化するんだね”

 

「そういう事です。まぁ俺の場合は実力的に分不相応な領域展開を安定して発動させる為に作った縛りですけどね」

 

「よく分からないが説明を聞いただけなら普通のよりその閉じない領域?を使った方が強いんじゃないのか?」

 

「ナオヤ君は使えないの?」

 

「無理っすね。例えばの話なんですけどユメ先輩は市販のペンで空中に絵って描けます?」

 

「・・・・・・・・・・・ミレニアム製ならワンチャン?」

 

「そこら辺のコンビニで売ってるような普通のペンでですね」

 

「じゃあ無理!」

 

「まぁそういう事です」

 

「???」

 

“・・・・・・・・・普通の領域展開は結界の中の空間という生得領域を召喚出来る下地があるから出来る、という事で合ってるかい?”

 

「そういう事です。ぽんぽん使ってる自分が言うのも何ですけど領域展開自体が呪術師の中でもほんの一部しか使えない呪術の極致とも言える技なんですよ。そんで更に閉じない領域ってなると千年以上続く呪術の歴史においても俺が知る中で二人しか使えるのを知らない神技中の神技な訳でして」

 

「で、でも一応前例が二人はいるんだよね・・・・・・・・・?」

 

「千年間最強無敵の化け物と千年間生き続けた化け物ですけどね」

 

「・・・・・・・・・・・その人達って人間?」

 

「一応()人間だと思います。まぁ化け物共の化け物っぷりは別に良いんですよ・・・・・・・・問題はそんな神技を呪力も術式も無い先生がその【大人のカード】を使って発動した事なんですよ!」

 

“・・・・・・・・・・・”

 

ナオヤは歩みを止めて振り向き先生を指を差しながらそう言った

 

「只でさえ領域展開は脳みそをレンチンしながら発動する技だってのに・・・・・・・・・仮に先生が術式と呪力を持っていたとしても発動する為に足りない諸々をそのカードが担っているんだったら支払っている代償が仮に寿命だけと考えると安すぎると俺は思ってます」

 

「「!?」」

 

“・・・・・・・・・・・・・”

 

ナオヤの言葉を聞いて驚くユメとアズサ。それに対して先生は何も言わずにナオヤを見ていた

ナオヤはそんな先生の反応を見て溜息を一つ吐いて再び地上へ続く道を進み始める

 

「まぁこれだけ言っても結局先生は生徒が危機的状況になったら躊躇いなく使うんだと思うんですよ」

 

そう言うナオヤの視線の先には通路の出口だと分かる地上の光とそこから補習授業部とアビドスの面々が此方へ走って来ていた

 

「なので俺から言える事は一つだけ、マジで使い所は考えてくださいね。俺は嫌ですよ・・・・・・・・・先生ラブ勢の総病み化現象の対処なんて」




木製のマエストロが拍手すると木を叩く音が聞こえるのよくよく考えると大分可笑しい感じになるな・・・・・・・・・
結局上手い表現の仕方が思いつかなかったのでそこら辺は各自脳内補正をお願いします

それと大人のカードについてのあれこれはあくまでナオヤの考察という事で何卒・・・・・・・・・


大人のカードのデメリットで一つ思いついたのは使用する度に別時間軸のキヴォトスが一つ滅びるとかですかね
例えパラレルでも先生自身より生徒が不幸な目に遭った方がダメージ来るかなぁと・・・・・・・

駄目かな・・・・・?駄目かも・・・・・・・・・

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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