キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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今回からオリジナルのシナリオ回!
個人的にピクシブの小説で自分がよく検索して読む内容だったりします。だから何時かはこういう形式のやつやりたいなぁと思ってたんですよね
ゲーム的にはイベントというよりかはアビドス編の2.5章的なノリです


アリウスカチコミ編までのあれこれ
何の光!?


─先生side─

 

『うへぇ・・・・・・おはよう、先生』

 

“もうお昼だけどね・・・・・・・・?”

 

エデン条約の調印式から数日後。補習授業部やエデン条約の調印式があって溜まっていたシャーレの書類関係の仕事も落ち着き少し時間に余裕が出始めたある日の事、ホシノから連絡が来た

 

『いやぁ、ヒフミちゃんを助けに行った時に年甲斐も無くはしゃいじゃったからねぇ・・・・・・・・まだ体に疲れが残ってるのかついつい寝すぎちゃって』

 

“・・・・・・・・・・・・うん、まぁホシノは頑張ったもんね”

 

調印式襲撃事件があったあの日。ヒフミの救援を受けて覆面水着団として駆け付けたアビドス、というよりホシノは相当に暴れ回ったらしい

私はサオリを追いかけてアズサと共に地下墓地(カタコンベ)へ行っていたので直接見ていないが聞いた話ではホシノが暴れてそれに感化されたツルギが暴れて何故か色々と吹っ切れていたヒナも暴れるというアリウスにとっては地獄絵図の有様だったらしい

 

・・・・・・・・・まぁ大事な人(ナオヤ)を瀕死の状態にした相手を目の前にして冷静になれというのも無理な話だと思う反面、ナオヤに関してはやりたい放題して別の意味でホシノの怒りを買った訳で・・・・・・・・・・・

 

そんなナオヤはユメ曰くアビドスにて軟禁状態らしい。ゲヘナからすっきりした顔で帰って来たナオヤはシャーレで待ち受けていた対策委員会の面々に無理やり引きずられる形で連行されて行った

 

“それで今日はどうしたんだい?もしかしてナオヤがまた何かやらかした?”

 

『ううん、ナオヤは一応大人しくしてるよ~。まぁ今日は呼び出しがあって出掛ける用事があるらしいからどうなるかわからないけどねぇ』

 

“呼び出し?”

 

『うん、対策委員会の連絡先に()()()()()()()()()()から名指しで呼び出し。全く今度は一体何をやらかしたんだか・・・・・・・・・』

 

“・・・・・・・・・・・防衛室長?まさかカヤから?”

 

『うーん・・・・・・・確かそんな名前だったっけかなぁ?』

 

不知火カヤ。RABBIT小隊の件で知り合った生徒でナオヤ曰く腹の黒さだけならキヴォトスでも随一

ナオヤと古い付き合いらしいが色々と信用出来ないからと彼は最後まで正体を明かしていなかった

恐らく調印式の際に仮面を取ってクロノスの配信に映った事で生存がバレたのだろう

 

『なんか1年の時に付き合いがあったらしいし今まで黙ってた事の文句でも言われるんじゃないかとか言ってたけど』

 

“そっか・・・・・・・・・・・”

 

確たる証拠は無いけど恐らくカヤはカイザーと繋がっている。そしてそれはナオヤも把握している筈だ。恐らくそれが正体を明かさなかった大きな理由だと私は思っている

そんな生徒からの呼び出し・・・・・・・・・

 

“面倒事じゃないといいなぁ・・・・・・・・・・・”

 

流石にまだエデン条約での疲れやダメージが抜けきって無いので勘弁して欲しい・・・・・・・・・・・

 

『・・・・・・・・・・・・うへぇ』

 

“そこは嘘でも大丈夫って言って欲しかったかな・・・・・・・・・・”

 

まぁホシノもやる時はやるタイプ・・・・・・・なんならナオヤより自制効かない時があるから断言は出来ないのだろう

 

『・・・・・・・・・あーっと、それより用件だったよね。実は先生に見てもらいたい物があるんだ』

 

“見て貰いたい物?”

 

『シロコちゃんがサイクリング中に拾ってきたんだけどね・・・・・・・・うーん、何て説明しようかな』

 

“説明が難しい物なの?”

 

『見た目は掌サイズの真っ白な玉なんだよね。ただ材質は不明、それと中で何かが駆動してる音が聞こえるから何かしらの機械だと思う』

 

“・・・・・・・・それ、危ない物じゃないよね?”

 

『うん。最低でも爆弾の類じゃ無い・・・・・・と思う』

 

“出来ればそこは断言して欲しかったかな・・・・・・・・・でもどうしてそれを私に?機械でいうならミレニアムの方が適任だと思うけど”

 

『おじさんも最初はそう思ったんだけどねぇ。ただアリスちゃんの件があってあまり得体のしれない物をおいそれと持って行きたくないんだよね』

 

“成程・・・・・・・・・・”

 

よく考えたらアリスが暴走したあの日もマキから似たような事を言われてミレニアムに行ったっけ

今のアリスとケイならあの日のような事は起きないと思うが万が一も有り得る・・・・・・・・

 

『それでオジサン達の伝手だとウタハちゃん達以外で未知の技術関連と言ったらナオヤと先生くらいだなって』

 

“という事はナオヤには分からなかったんだね”

 

『分かったのは神秘も呪力も無いただの機械だって事くらいだね~』

 

“でもウタハ達やナオヤみたいな専門の知識が無い私が見て何かわかるかな・・・・・・・・・”

 

『なんか聞いた話じゃアリスちゃんが眠っていた工場に先生のID的なのが登録されてたんでしょ?だからこう、先生の不思議パワーでどうにか、ね?』

 

“そんなの持った憶えは無いんだけど・・・・・・・・・・”

 

『それでも駄目だったらユメ先輩の別の意味で不思議な(ゴリラ)パワーでこじ開けてもらうつもりだから取り敢えずダメ元で見に来て欲しいんだよね~』

 

“まぁ、そういう事ならユメと一緒にアビドスに向かうよ”

 

幸いシャーレでの仕事は丁度落ち着いたところだ。コユキ一人に留守番を任せてしまうのは申し訳無いがお土産を買う事で何とか許して貰うとしよう

 

『ありがとね先生~。それと今ならアビドスに来れば面白いのが見れると思うから楽しみにしててね』

 

“・・・・・・・それはさっき言ってた謎物体とは別で?”

 

『別でだよ~』

 

“・・・・・・・・成程?それじゃあそれも期待しながら行くとするよ”

 

『はーい。それじゃあおじさんは昼寝しながら待ってるから宜しくね~』

 

“さっきまで寝てたんじゃないの・・・・・・・?”

 

そうしてホシノとの通信を切った私はユメとコユキに事情を説明してコユキにお菓子を沢山買って来る約束をした後にユメと共にアビドスへ向かった

 

 

「シロコちゃんが拾って来た物も気になりますけどホシノちゃんの言ってた面白いのってのもなんなんですかね?」

 

アビドス駅に着いた電車から降りてユメが私にそう聞いて来た

 

“今ならって言ってた辺り期間があるみたいだけど・・・・・・・・・ユメは心当たりとか無いの?”

 

「ん~・・・・・・・今のアビドスでお祭り的なのなんてありませんし。学校か企業主体で何かイベントとかも聞いて無いんですよね・・・・・・・」

 

“ユメでも心当たりが無いならお手上げかな・・・・・・・・・”

 

「何なんですかね~ホシノちゃんの言う面白いものって。ホシノちゃんが言うという事はそれはもう面白いものなんだろうなー!」

 

ユメは楽しそうにステップを踏みながら駅の出口へ向かう

どうやらホシノからそういうサプライズが来るのが相当に珍しいらしい

 

“ホシノが可哀そうだからあまりハードルは上げないであげてね?”

 

「はーい!さてさて、何が出るかな何が出るかな~♪・・・・・・・・・・・・・あれ?」

 

“ん?”

 

歌いながら私の少し先を歩いていたユメが立ち止まり私もユメの横で止まる

視線の先、駅を出た少し先に見覚えのある人物が知らない恰好で立っていた

 

 

「ようこそアビドスへ。旦那様、お嬢様」

 

 

“ナオヤ!?”「ナオヤ君!?」

 

胸に手を当てながら頭を下げるナオヤ(推定)に思わず声を上げる私とユメ

 

「わぁ~!どうしたのその格好!?似合ってるよ!カッコいい!」

 

「恐縮です」

 

「でもその喋り方はなんかキモイよ!」

 

「ははは、んなもん自分でも分かってんだから一々言わんで宜しいですの事ですよお嬢様」

 

“崩れてる、キャラが崩れて言葉遣いがバグってるよナオヤ”

 

ユメのキモイ発言にナオヤは笑顔だが口の端がひくついている

 

“それでどうしたの?その格好・・・・・・・・”

 

「あっ、もしかして罰ゲーム?」

 

ナオヤは創作物なんかでよく見る執事服を着ている

しかもそれだけではなく髪は元の黒色に戻して耳のピアスも目立たない透明な物に替えるという徹底ぶり

伊達メガネも相まって昔のナオヤを知らない人は気付かないんじゃなかろうか・・・・・・・・・

 

「まぁ、そういう感じです。この恰好で対策委員会の召使いをやれって・・・・・・・・・はぁ」

 

ナオヤは疲れ切った顔で溜息を吐く

 

“わざわざ執事服まで用意したんだね・・・・・・・・・・”

 

「ホシノがヒビキに頼んで作らせたんですよ。ヒビキのリクエストで態々髪戻してからの撮影会が報酬で・・・・・・・・・」

 

「流石ヒビキちゃん、もはや職人芸だね・・・・・・・・・」

 

ユメがナオヤの着ている服を見ながら感心している。ユメの反応からして相当出来が良いらしい

 

「ホシノちゃんが面白いものが見れるって言ってたのはこういう事だったんだね」

 

“私達の迎えに来たのもホシノの命令?”

 

「そういう事です。台詞の指定までしやがってあのアホ共・・・・・・・・・」

 

「まぁまぁ。無茶苦茶な事を言うって事はそれだけホシノちゃん達が心配してたって事なんだからさ」

 

“あれ、そういえばナオヤって今日はカヤの所に行くんだよね?・・・・・・・・・・・まさか”

 

「先生の御想像の通り。この恰好で連邦生徒会に直行ですよ・・・・・・・・・・ははっ」

 

“えっと・・・・・・・頑張ってね?”

 

ナオヤの乾いた笑い声に少し同情心が芽生える

 

「いいなぁ。ホシノちゃん達が満足したら次はシャーレでやって貰おうかなぁ・・・・・・・・・因みに期間は?」

 

「・・・・・・・・・・・ホシノが満足するまで」

 

「えっと、頑張ってね?」

 

どうやら今回の件に関してホシノは大分ご立腹らしい

 

 

執事服のまま駅のホームに向かったナオヤを見送り私とユメはアビドスの校舎へ向かった

 

「うへぇ。いらっしゃい先生、それにユメ先輩も。どうだった?ナオヤの執事服」

 

「物凄く似合ってた!喋り方は気色悪かったけど!」

 

「やっぱり?私も聞いてて無いなって思ったわ」

 

「ん、鳥肌立った」

 

「あ、あはは・・・・・・・・・」

 

“程々にね・・・・・・?”

 

対策委員会の部室に着いて早々にナオヤの執事服の感想を言い合うユメ達

格好については概ね好印象な反面、普段の態度とかけ離れたセリフ回しは彼女達的には大分不評であった

 

そこで私は机の上に鎮座している丸い物体に目が行った

 

“もしかしてそれが電話で言ってた?”

 

「そうだよ~。シロコちゃんが拾った謎の物体X」

 

「ん。お金になるかと思って」

 

“見てみてもいいかい?”

 

「・・・・・・・気を付けてねぇ」

 

ホシノの許可を貰い物体Xとやらに手を伸ばすと同時に椅子に座っていたホシノ達が立ち上がり身構える。恐らく何が起きても対応出来る為にだろう

 

“・・・・・・・・・軽い”

 

見た目はメタリック状の白い球体、触り心地は鉄のように冷たく硬い。しかし羽のように軽い

聞いた話では中に駆動中の機械が入っているらしいがそれでこの軽さと考えると材質がなんなのか見当も付かない

それとどんなに目を凝らして見ても継ぎ目らしきものが一つも見当たらないのも謎だ

次に物体Xに耳を当ててみると確かに「カチカチ」と何かが作動している音がする。イメージ的には時計の中の音に近い

 

「・・・・・・・・・異常無し?」

 

「・・・・・・みたいですね。先生でしたらもしかしたら、と思ったのですが・・・・・・・・」

 

私が一通り観察し終えて何も起きないと分かったのか生徒達は警戒を解いた

 

「うへぇ・・・・・・・それで先生、何か分かった?」

 

“ううん、何も。ゴメンね、力になれなくて”

 

「いえ!むしろ先生やナオヤ先輩でも何も起きないという事が分かっただけでも十分な収穫ですので」

 

「でも先生でも分からないなら私達じゃお手上げね・・・・・・・・・」

 

「ん。もしこれが何か分かったらお金になると思ったのに・・・・・・・」

 

“売るんだね・・・・・・・・・”

 

「ん。ナオヤ先輩がこういうオーパーツめいたのはコレクターに高く売れるって言ってた」

 

「なんなら黒服に高く売りつけるとか言ってたけどねぇ・・・・・・・・・・アイツが喜ぶのは癪だから断ったけど」

 

一瞬だけホシノの目が鋭くなった

 

“な、成程・・・・・・・・・”

 

「先生~私も見て良いですか?」

 

“いいよ。何も無いと思うけど一応気を付けてね”

 

後ろで様子を見ていたユメが両手を差し出してきたので持っていた物体Xを渡した

 

「有難う御座います!わー!凄く軽くて凄く硬いですね!?それなりに力入れてますけど全然凹まない!」

 

「あの、先輩?ミシミシいってますけど握りつぶしちゃダメですからね?」

 

興奮でセリカの言葉が耳に入って無いのか返事もせずに機械に耳を当てるユメ

 

「わぁ・・・・・・・!本当に何か動いてる音がしてる!カチカチカチって─────え゛」

 

物体Xに耳を当てて音を聞いていたユメが突然笑顔のまま固まった

その瞬間に私以外の全員がユメから距離を取った。まぁ狭い部室内だからあまり意味は無いかもしれないが

 

「ちょっと先輩!?本当に壊したんですか!?」

 

「ユメ先輩・・・・・・・・・・・・」

 

「ひぃん!?こ、壊してないよ!?私何もしてないよ!?」

 

「ん、握りつぶそうとしてた」

 

「してないよ!?というかこれ硬すぎて私でも無理だよ!」

 

「やろうとはしてたんですね・・・・・・・・・・・」

 

“それで結局どうしたの?”

 

「えっと・・・・・・カチカチカチって音が鳴ってたんですけどいきなりガチンッって何かが嚙み合ったような音が出まして・・・・・・・・ッ!?」

 

ユメが説明してる最中に手に持っている物体Xに黒い線が現れそこから光が漏れ出す

 

「ちょ!?」

 

「えぇ!?」

 

「・・・・・・・まさかユメ先輩がトリガーだったとは」

 

「言ってる場合ですか!?」

 

そう言ってる間にも物体Xのから漏れ出す光が強くなってくる

 

「ユメ先輩!思いっきり投げてください!」

 

そう言ってホシノが部室の窓を開けた

 

「分かった!そりゃあ!!えええええぇぇ!?」

 

ユメが外に向けて投げた物体Xはあのユメが投げたとは考えられない程にゆっくりとした、まるで幼児が投げた風船のような軌道で宙を漂う形で飛んだ

 

「ユメ先輩なに遊んでるんですか!?」

 

「ひぃん!?遊んでないよ!?本気で投げたよ!?」

 

「ユメ先輩のゴリラを無効化した・・・・・・・・・?」

 

「ん、オーバーテクノロジー・・・・・・・・・」

 

「ホシノちゃん、今ゴリラって言った?」

 

ガシャンッ

 

「「「「「「ッ!?」」」」」」

 

宙を漂っていた物体Xは大きな音を立て展開。中からいくつもの小さなギアで構成された機械が現れて外殻部分だった白い破片がその周りを円を描くように漂っている

そしてその中央の機械から目がくらむような強い光が放たれた

 

“くっ!?”

 

「先生!」

 

ユメが私を守るように前に立ってくれるがそれでも遮れない程の強い光で視界が白く染まり、そして・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

光が収まった時、気付いたら私達はアビドスの住宅街に立っていた




執事服ナオヤ、自分で描写しておきながらドブカスがこの恰好とか普通にキショいな?と思ってしまった
そういう訳で各自いい感じに脳内補正して読んで貰えると有難いです


ユメがトリガーだった事に関してはぶっちゃけ深い理由なんかは考えていません
強いて言うならアビドスの生徒会長の神秘に反応した、みたいな感じです

そこで面倒になるのがホシノの立場です
この作品でのアビドスですが対策委員会が先生の承認の下で生徒会の代わりになっているのは原作そのまま
ただナオヤが死亡(仮)中にホシノがナオヤも書類上在学のまま一緒に卒業する為にアビドス生徒会もそのまま残っています
まじでそのままなのでホシノは生徒会副会長兼対策委員会委員長、ナオヤも生徒会書記兼対策委員会副委員長です
ただ現状は対策委員会が生徒会の代わりを成しているのでナオヤは自分の立場を説明する際に副生徒会長を名乗っています

ってな感じでどうでしょうか?もし変な所があったら指摘して頂けると有難いです

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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