気付いたら今年も残す事1カ月・・・・・・いやぁ早い
歳を取ると1年経つのが早く感じるとはよく言いますがマジで早い
ふと見返すと前回の更新からかなりの日数立ってるとかザラですからね
なるべく一週間以上は空けないようにと思っていますが中々に難しいものです・・・・・・・・・・
“アビドス自治区の、住宅街?”
謎の機械から発せられた視界を埋め尽くす程の光が収まりまず視界に入った光景は道のいたる所に大量の砂が山となっている住宅街の一角
そんな場所で私の思い付く場所なのはアビドスくらいだ
「・・・・・・・はい。確かにここはアビドス、だと思います」
「・・・・・さっきまで私達、対策委員会の部室にいましたよね?」
「そうよね?一体どうなってる訳・・・・・・・・・・っていうか武器も無いじゃない!?」
「・・・・・・・・そういえば確かに。あの光が放たれる直前まで持っていた筈なのに」
そう言われて私も持っていた筈のシッテムの箱が手元に無い事に気付いた
シッテムの箱が無いから当然だがアロナの声も聞こえない・・・・・・・
「・・・・・・・・・・まさか空間転移?」
「そんな・・・・・・!?もしそれが本当ならミレニアム以上の技術な筈ですよ!?」
「つまり高く売れる・・・・・・・!?」
「まぁ肝心の物体Xが何処にも無いんだけどねぇ・・・・・・・」
ユメの言葉に辺りを見回すが確かに先程まで自分達の近くを漂っていた謎の機械は何処にもない
「もしかして私達を飛ばしてアレは部室に残ってるとか?」
「それじゃあ学校に戻ってみましょう!」
「皆ちょっと待って」
学校へ向かうという方向で進めていた話にホシノが待ったを掛ける
「どうしたの?ホシノちゃん」
「・・・・・・・・うへぇ。どうやらこれ、何処かに飛ばされたとかじゃないかもしれないよ」
そう言ってホシノが道端の塀へ手を伸ばすとホシノの手はそのまますり抜けるように腕まで塀の中へ入っていった
「えぇ!?」
「大丈夫なのそれ!?」
「全然平気だよ~。周りに見える風景だけど、恐らくこれただの映像だね」
「映像・・・・・・・・・?」
ホシノの真似をして近くの壁に腕を入れると何の抵抗も無く入った
というか抵抗も何も感じない。確かに目の前には壁があるが感覚的には何も無い
「うへぇ、立体映像ってやつ?ハイテクっちゃハイテクだけどミレニアム以上かというと微妙だねぇ・・・・・・」
「ん、残念・・・・・・・」
「っていう事はここはまだ対策委員会の部室って事ですか?でも明らかに部室よりも広いですよね、ここ・・・・・・・・・」
アヤネの言葉にふとホシノの方を見ると明らかに私とホシノの位置関係は対策委員会の部室内の広さではありえない距離がある
「・・・・・・・・もしかしてVRってやつですかね?アニメとかでたまに見る」
“その可能性はあるね。さしずめ私達はあの光で意識だけ仮想現実に飛ばされたって所かな?”
「急にSF染みて来たわね・・・・・・・・・」
「今の所危険性は無さそうですが・・・・・・・・・これからどうしましょうか?」
「・・・・・・・・・取り敢えず警戒しつつ少し待ってみようか。これがただの映像って事はあの機械は私達に何かを見せたいって事なんだろうし・・・・・・・・それでいい?先生」
ホシノにそう聞かれたので私は頷いて答える
“そうだね。今の所何の手掛かりも無い訳だしそれで良いと思うよ”
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「でも映像って言われると確かにって思う所が幾つかあるわね」
「ん。砂や植物の動きで風が吹いてるみたいだけど何も感じないし暑くない」
「確かにそうですね。太陽の位置的にまだ朝だと思いますけどそれでもこの時期は多少の暑さはありますもんね」
“仮想現実とは言いつつも完全に映像を見せるだけの空間のようだね”
「うへぇ、態々こんな所に連れ込んで一体何を見せようっていうんだか・・・・・・・・・」
念の為に周りを警戒しつつ待機しているとシロコが急に道の先へ目を向けた
「・・・・・・・・・先生、誰か来た」
シロコの言葉を聞いて皆がシロコが向いた先を見る
すると確かに私達の方へ歩いてくる人影が見えた
「・・・・・・・・・・ねぇ、皆」
「どうしたんですか?ホシノ先輩」
「おじさんからのちょっとした提案なんだけどさ。やっぱりどうにかしてここから脱出する方法を探さない?」
「急にどうしたのよ・・・・・・・・あの機械が何を見せるのか待つって言ったのホシノ先輩じゃない」
「うへぇ・・・・・・いや、それはそうなんだけどさ。おじさん、なんか嫌な予感がして・・・・・・」
「嫌な予感?」
「はい!私もホシノちゃんに賛成します!」
ユメが手を上げながらホシノに賛同する
「ユメ先輩まで・・・・・・・・一体どうしたんですか?」
「ん。恐らくアレが原因」
「アレ?」
シロコが指差す先には先程の人影がすぐ近くまで来ていて私はその人物に見覚えがあった
“・・・・・・・・・・ナオヤ?”
歩いて来たのは先程駅で別れたナオヤだった
ただ髪の色は同じ黒色だが服装はアビドスの制服を着ていて耳に付けていた透明なピアスが無かった
そして私の知るナオヤよりも身長が少し低くて心なしか顔が幼い印象を受ける。つまり・・・・・・・・・・・・
「まさか二年前のナオヤ先輩でしょうか・・・・・・・・・?」
「そうですね。この頃の先輩は私も覚えがあります」
歩いてくるナオヤは私達の事を初めから存在しないかのように歩いて行き、真正面に立っていたホシノをすり抜けて歩いて行った
「・・・・・・・ッ」
「ナオヤ先輩もすり抜けた・・・・・・・ここは2年前のアビドスの映像って事?」
「そうなりますね・・・・・・・・・」
「あっ!!」
急にノノミが声を上げる
“どうしたの?ノノミ”
「ホシノ先輩がここを出たがっている理由が分かりました!ホシノ先輩、1年生の時の自分を皆に見られたくないんですよね?」
「ゔっ・・・・・・・・」
ノノミの言葉に気まずそうに目を逸らすホシノ
「2年前のホシノ先輩、ですか?」
「そういえば柴大将が昔のホシノ先輩はツンケンしてたって言ってたっけ」
「私も知らない頃のホシノ先輩」
「シロコ先輩も知らないの?」
「ん。私が初めて会った時にはもう今の感じだった」
“ナオヤかユメだけが居る時だけ見れるレアホシノだね”
「何その呼び方・・・・・・・・・・」
「まぁつまりはキャラ変前の自分を見られるのが恥ずかしいんですよ!」
「ノノミちゃん?いいから。そこまで説明しなくていいから」
ノノミが指を立てながら言うとホシノは顔を赤くしながらノノミに詰め寄った
「それじゃあユメ先輩はどうしてですか?ホシノ先輩みたいにキャラ変した訳ではないですよね?」
「アヤネちゃん・・・・・・・・・・?」
「えっとぉ・・・・・・2年前の私は少し、いやちょっと、ほんの僅かだけ・・・・・・・・ぽっちゃりしてまして」
アヤネの疑問にユメは自らの人差し指同士を合わせながら恥ずかしそうに小声で答えた
「ん。行こう皆」
「時間帯的に先輩は登校中よね?ついて行ったら学校かしら」
「そうかもしれませんね。今の所ここから出る手掛かりもありませんしナオヤ先輩について行ってみましょう」
「レッツゴーです!」
「ちょっとぉ!?」
ユメが理由を言うとシロコ達はすぐさまナオヤを追いかけて行った
“ユメ、諦めよう?”
「うぅ、先生ぇ・・・・・・・・・・」
“大丈夫。多少ぽっちゃりしててもちゃんとユメは可愛いよ”
「いえ、そういう事じゃないんですよ先生」
“あれぇ?”
フォローしたつもりだったがユメに真顔で返された
「・・・・・・・うへぇ、しょうがないか。行こうよユメ先輩、腹を括ろう」
「うぅ、ホシノちゃぁん・・・・・・・・」
“2年前の自分を見られるだけで大袈裟すぎないかい・・・・・・・・?”
「アラサーの2年前と花のJKの2年前は違うんですよ!!」
“えっと、ごめんね?”
そうして過去ナオヤについて行ったシロコ達を追った
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辿り着いたのはやはりアビドスの校舎だった。正面玄関から入り内履きに履き替えた過去ナオヤについて行く
『分かっちゃいたが校外も校内も全く人がいねぇ・・・・・・全校生徒3人もアレだがもしかして教員の類もいないとかか?』
ナオヤがそう溢した通りこれまでの道中に過去ナオヤ以外ですれ違ったのは数人程度のアビドス在住の市民だけで生徒の類は全くいなかった
「そういえばこの時って私達の時の更に半分なのよね。他からしたら誤差かもしれないけど私からしたら凄い人数差に感じるわ」
「確かにそうだね・・・・・・・・」
「あの時は先輩が卒業して私以外の在校生は他校に行っちゃったからねぇ・・・・・・・・ホシノちゃんとナオヤ君が来てくれた時は本当に嬉しかったよ~」
「ユメ先輩だけの生徒会じゃ廃校まっしぐらだったからねぇ・・・・・・・・・・いや、ほんとマジで」
“頑張ったんだね・・・・・・・・・・”
ホシノの小さく放った言葉と煤けた笑いに今までの苦労が伺える・・・・・・・・・
そうこうしているうちにナオヤは1年生と書かれた札が着いている教室に辿り着きその扉を開けた
『おはようございまスゥーーーーーーーーーー』
そして固まった
“どういうリアクション?”
「うへぇ、成程ね。これ入学初日の時のか」
地面は兎も角人や壁の類はすり抜けられることが道中に分かっていたので私達は壁をすり抜けて教室に入った
『おはようございま・・・・・・・・・何ですかその苦虫を噛み潰したような顔は』
「もしかしなくてもあの子が二年前のホシノ先輩よね?」
セリカが指差す先には制服の上から防弾チョッキを着たショートヘアでピンク色の髪をした生徒の姿があった
回り込んで見てみると目付きが鋭く敬語も相まって柴大将の言っていた通りツンケンとした印象がある
「・・・・・・・なんかあまり可愛げが「うん?」なんでもないでーす!」
過去ホシノに関して思った事を言おうとしたセリカをホシノは笑顔で黙らせていた
『い、いやぁ・・・・・前に生徒会長から新入生は俺含めて二人だけと聞いてたんだがマジだったんだなぁ、と』
『・・・・・・・まぁ確かに私も廃校寸前とはいえ新入生がたった二人だけとは思っていませんでしたが』
『だよなぁ・・・・・・・あ、禪院ナオヤです。取り敢えず3年間宜しく』
『・・・・・・・・小鳥遊ホシノです』
『ホシノ!?』
『なんですか。私の名前が何か?』
「どうしてホシノ先輩の名前を聞いて驚いてるんでしょう?」
「それが未だに教えてくれないんだよねぇ・・・・・・・・・」
“ヒナから聞いていたとかかな。ホシノってその道じゃ有名人だったんでしょ?”
「うーん・・・・・・・・有名だったかはおじさんもよく知らないけど。この時は確かヒナちゃんとまだ知り合っていなかった筈だから違うと思うんだよね」
「誤魔化し方もなんだか変だし絶対ホシノ先輩について何か知ってるわよねこれ・・・・・・・・・」
「ユメ先輩も知らないんですか?」
「ナオヤ君って実家の事とか偶に話してくれるけど自分の昔話とかは一切教えてくれないから私も全く・・・・・・・・」
“ふむ・・・・・・・・・・”
『おはようございまーす!』
そうしていると扉が開きアビドスの制服を着たユメが入って来た
「ユメ先輩は二人に比べてあまり変わって無いわね」
「強いて言うならお腹周りが少し「うん?」ん、なんでもない・・・・・・・・・」
口を滑らせたシロコをユメが笑顔で黙らせた
『おはようございます・・・・・・・・・』
『おはようございます。朝からテンション高いですね・・・・・・』
『そりゃそうだよ。待ちに待った新入生!新たな学校生活!先輩達が学校に来なくなってから私一人だけだったから心細かったんだよぉ・・・・・・・・』
『それは・・・・・・・ご苦労様です』
『まぁそれはさておいて。前にナオヤ君とは自己紹介したけどホシノちゃんは初めましてだよね?生徒会長で二年の梔子ユメです。宜しくね!』
『小鳥遊ホシノです。宜しくお願いしますユメ先輩』
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そこから何度か時間が飛びながら数日間の3人のやり取りを見ることが出来た
ホシノとナオヤが二人で勉強(というよりホシノがナオヤに勉強を教えていた)したりユメを交えて3人で生徒会の仕事をしていたり。ある時は襲撃してきたヘルメット団を撃退したりと敢えて言うなれば
「なんだか私達とやってる事がそんなに変わらないわね・・・・・・・」
「そりゃあおじさん達も相も変わらずの借金地獄だったからねぇ。むしろ先生が来てくれてから漸く色々と良い方向に動き出したわけだし」
「この映像が何故かナオヤ先輩を中心に映しているので昔の先輩が休日や放課後に何をしているのかは知る事が出来ましたけど・・・・・・・・・」
「ん、だから何だって話。態々こんな装置使ってまで見る程じゃない」
ナオヤは毎日学校が終わると砂漠に寄って小一時間ひたすら砂山を殴ってから帰宅していた。強くなるための修行か何かなのか、それとも唯のストレス発散・・・・・・・・・?
休日はゲヘナに赴いて賞金首探しをしつつ最後に温泉に入ってからアビドスに帰るというパターンが多かった
・・・・・・・・・・ナオヤが温泉に入るシーンだけ狙ってスキップされていた事に関してホシノが心なしか残念そうにしていたのは見なかった事にした
そうしてこの日の映像も特に代わり映え無く夕方まで生徒会の事務仕事をして戸締りして解散。再びナオヤの下校中の映像だった
この後はまた砂漠に寄って砂山を殴る謎の作業だろうかと皆で話しながらナオヤの後ろをついて歩く
どうしてあの機械は私達にこんな映像を見せるのだろうと私は考える
特に代わり映えの無い毎日。平穏とは言えないないが波乱万丈とも言えない学生生活
あの機械はただ過去のアビドスを映像として残しておくだけの記録装置だった?
その対象に偶々禪院ナオヤという男が選ばれただけ?
しかし私の考えは甘かった
少し考えれば誰だって分かる事だ
『こんにちは。初めまして禪院ナオヤさん』
『私達の事は【ゲマトリア】とお呼びください』
あの禪院ナオヤの過去が平穏で終わる筈など決して無いのだと
そういうわけで過去編開始です!
タイトルを付けるなら【最後のアビドス生徒会議事録】とかですかね?
基本的には【アビドス高等学校編】と【原作開始前のあれこれ】辺りをやる予定ですが思いつきで新たなお話を加えるかも?
まぁ今の所は何のアイディアも無いですが・・・・・・
出来れば雷帝辺りをやりたいんですけどブラックボックスすぎて触れられないのが現状です・・・・・・・・・・
ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2
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