キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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アニメ呪術廻戦の最終話がヤバすぎました・・・・・・・・・
仙台コロニー編を1話で纏められるのか?なんて声が沢山ありましたがそれを全て黙らせる見事な完成度、流石はMAPPAとしか言いようがありませんでした


フラッチェ

ざわ・・・ざわ・・・

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ざわ・・・ざわ・・・

 

(視線が鬱陶しい・・・・・・・・)

 

連邦生徒会のビルは一応キヴォトス全土の行政を担っているとあって生徒大人問わず人の往来が凄く多い

そして現状、通行人のほぼ全ての視線は俺に向けられている

 

「あの人ってさ・・・・・・・」

 

「シャーレのナオヤさん、だよね?」

 

「髪が黒くなってるのも驚きだけど・・・・・・・それよりもさ」

 

「「「「なんで執事服着てるの・・・・・・・?」」」」

 

元々シャーレの設立当初から先生の補佐として連邦生徒会と何度もやり取りをしていたので顔、というより仮面と恰好は知られていた

そしてエデン条約の調印式にて色々な意味で素顔も有名になった

そんな俺が髪を黒くし普段は和服しか着ないのに執事服で歩いているのだからそりゃあ注目の的にもなる。いや、そもそも執事服で往来を歩いている時点で俺じゃなくても浮きまくるか・・・・・・・・・・

 

「えぇと、お疲れ様です・・・・・・ナオヤ、さん?」

 

ビルの受付に行くと首を傾げながら応対された。どうやら普段の恰好とかけ離れ過ぎてナオヤだという自信を持てていないらしい

 

「禪院ナオヤで合ってるぞ」

 

「そ、そうですよね!?その格好はどうしたんですか?」

 

「止むを得ない事情ってやつだ。詳しくは聞くな」

 

「止むを得ない事情で執事服を着るって何・・・・・・・・・?」

 

「それで今日はカヤ防衛室長殿に呼ばれて来たんだが・・・・・・・・・・」

 

俺の言葉に小声で疑問を呟く受付の子を無視して話を進める

 

「あ、はい。話は伺っています。ナオヤさんが来たら室長室に通すように言われていますのでそのまま向かっちゃってください」

 

「あいよ~」

 

「あっ、ナオヤさん!」

 

「ん?」

 

「普段と真反対の恰好なんで驚きましたけどちゃんと似合ってるので自信持ってくださいね!」

 

そう言って俺に向けて親指を立てる受付の子

 

「おーう、有難うな~」

 

例えお世辞でもそう言って貰えるのは嬉しい・・・・・・・・というかちゃんと言ってくれたのこの子が初じゃね?

いや、一応ユメ先輩も褒めてくれたか。喋り方はキモイ言われたがアレは俺も自分でやっててキツかったからノーカンで

 

 

コンコンッ

 

『どうぞ』

 

ノックすると扉越しに返事が返って来たので部屋に入るとすぐ目の前にカヤが立っていた

 

「・・・・・・・・近くね?」

 

「っ!」

 

「おっと・・・・・・」

 

予想以上に近い距離で待機しているカヤに驚くのも束の間、カヤが俺の胸に飛び込んで来たので受け止める

 

「・・・・・・・・・お久しぶり・・・・・・いえ、貴方にとってはそうでもありませんでしたね」

 

「このまま会話続けるのね・・・・・・・・・」

 

俺の背に手を回し腹部に顔を埋めたカヤはそのまま会話を続けた

 

「何なんですかその格好は。ふざけてるんですか・・・・・・・・」

 

これ(執事服)については触れんな。やむを得ない事情だ」

 

「怪我はもう大丈夫なんですか?」

 

「問題無い。ちゃんと医者に診て貰ったしな」

 

事情(反転術式)を知らない医者だったから3回くらい再検査したうえで宇宙猫状態になってたが

 

「・・・・・・・・・どうして、私に生きている事を教えて下さらなかったのですか?」

 

「んなもん態々言わなくても分かってんだろ」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

変装程度で暴れまくっていたのであまり説得力は無いがあの時はカイザーに俺の生存を知られる訳にはいかなく、そしてカヤはカイザーと繋がっている疑惑があった

万が一にもバレたらアビドスに余計なちょっかいを掛けられる可能性がある。そしてそのちょっかいは不良生徒共がやるような可愛げのあるやつでは無い

 

「仮に繋がりがあるとして、私が貴方を売るとでも・・・・・・・・?」

 

「可能性は0じゃないだろ?」

 

「する訳ないでしょうそんな事っ・・・・・・・・!」

 

カヤの抱き着く力が強くなり少し苦しくなる

 

「すまんな・・・・・・・・」

 

「それは何に対しての謝罪ですか」

 

「お前を信じ切れなかった事に対して、だな」

 

「・・・・・・・・・・そうですか」

 

素直に謝って頭を撫でたら力が少し緩まった

 

「察するにカンナは協力者ですか・・・・・・・?」

 

「まぁ他にも色々いるがそうだな」

 

「・・・・・・・・あの無駄乳は減給です」

 

「程々にな・・・・・・・・」

 

すまんカンナ、今度何か奢る・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「貴方が生きててくれて、本当に良かった・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・あぁ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

そのまま俺に抱き着いたまま黙り込むカヤ

無理矢理彼女を引きはがす訳にもいかず*1カヤの頭を撫で続けていると視線を感じたので其方を見る

 

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

 

そこには気まずそうに此方を見る4人の姿があった

 

「あー・・・・・・・・なんだ」

 

ぱっと見でこの部屋は入口が一つしか無いのでこいつ等は最初から部屋に居たのだろう。んで恐らくカヤは俺を視界に入れた瞬間にこいつ等の存在が頭から飛んだ状態で俺に飛びついた、と・・・・・・・・

うーん、まぁ取り敢えず・・・・・・・・・・

 

「見てんじゃねぇよ、ぶっ飛ばすぞテメェ等」

 

「「いや理不尽過ぎない!?」」

 

 

4人のうちの小さい二人の突っ込みを聞いて漸く存在を思い出したのかカヤは飛び退くように俺から離れた

その後改めて応接用の椅子に座りカヤの入れてくれたコーヒーを口にする

 

「・・・・・・・・こほん。そういえば紹介がまだでしたね。SRT特殊学園所属のFOX小隊の子達です」

「今はある目的の為に私の手足として動いて貰っています」

 

そう言ってカヤは自身の後ろに立っている4人に手を差し示しながら紹介すると黒髪の子が前に出て来た

 

「FOX小隊小隊長の七度ユキノという。貴方とは一度会ってみたかったんだ」

 

そう言ってユキノが俺に向けて手を差し出して来たのでそれに応える

 

「かのFOX小隊にそう言って貰えるとは光栄だな。禪院ナオヤだ、こちらこそ宜しく」

 

FOX小隊といえば数々の功績を上げて来たSRT特殊学園のトップチーム。学園が閉鎖されるまでは度々メディアでも取り上げられていたので誰もが知っているSRTの顔とも言える

なので俺も当然メンバーの顔は知っている。まぁカヤと一緒に居たのは流石に予想外だったが・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・な~んか私と初めて会った時と態度が違いすぎませんか?」

 

そんな俺らのやり取りに対して不満気な声を上げるカヤ

 

「当たり前だろ。当時はペーペーの貧乳だったお前とFOX小隊だったらそりゃ態度も変わるわ」

 

「うふふっ、ぶっ飛ばされたいんですか・・・・・・・・?」

 

「・・・・・・・あの人凄いね。あのカヤ室長に軽口言ってるよ」

 

「昔から仲が良いって話、本当だったのね」

 

「確か当時の呼び名はカフェイン中毒の三馬鹿トリオだっけ?凄いよね、主に名付けた人の命知らずっぷりが」

 

「連邦生徒会の防衛室長とヴァルキューレの公安局長、そんでもってゲヘナの死神の3人だもんねぇ・・・・・・・・・」

 

俺とカヤのやり取りを見てなんかコソコソ話している3人組。何か聞き捨てならない言葉が聞こえた気がするが・・・・・・・・まぁいいだろう

 

「それで?」

 

「それで、とは?」

 

白々しく顎に指を添えながら首を傾げるカヤ

 

「FOX小隊がお前の下に就いてるって事はこいつ等が起こした例の襲撃事件はお前の自作自演って訳だ・・・・・・・・・何が狙いだ?」

 

始めに聞いた時は何をトチ狂った事をやらかしたんだと思ったがFOX小隊の上にこの腹黒貧乳(不知火カヤ)が居るのなら別の話

カヤはアホだが馬鹿じゃない。FOX小隊を使ってここまでやったという事は何かしらの目的があったという事だ

 

「・・・・・・・・何か凄まじく不快な事を言われたような気がしますが、まぁいいでしょう」

 

カヤは一度コホンッと咳き込んだ後に人差し指を上に向ける

 

 

 

「私が狙っているのは更なる上。つまりは連邦生徒会長の座ですよ」

 

 

 

「へぇ~・・・・・・・・良いんじゃね?」

 

 

 

「「軽くない!?」」

 

再びツッコミを入れて来るFOX小隊のチビ二人。もしかしてメディア露出の為に芸人枠も務めているのだろうか?

 

「そうか?シャーレとしては失踪した会長が戻るなり新しい会長が就任するなりして貰った方が行政も幾分かマシになって助かるから寧ろウェルカムなんだが」

 

「相変わらずリン行政官は会長の捜索に人員を割き行政の運営は火の車。シャーレの先生という存在で何とか成り立っている現状、代表の選出は急務だと私は考えています。ですが・・・・・・・・・・」

 

「まぁリンちゃんの気持ちも分からなくは無いし頑張りも認めるが何時までも会長の座が空席なのは色々と不味いわな。そもそも行政の要であるサンクトゥムタワーの制御があの会長と先生しか出来ないって時点で大分欠陥運営な気もするが・・・・・・・・」

 

友人の身を案じてというのもあるけどリンが会長捜索に力を入れている理由は主にそこだろう

確かにおいそれと教えて良いものでは無いかもしれないがそれでも自分に何かあった時の為に説明書くらい残しておけとも思う

 

いや、先生の存在の重要性を上げる為に敢えて残さなかった説が濃厚か・・・・・・・・・・? 

 

「・・・・・・・・まぁいいか。んでお前が会長になればSRTも気兼ねなく運営出来るからFOX小隊が協力していると」

 

「そういう事です。ご存じの通りSRT特殊学園はほぼほぼ失踪した連邦生徒会長の私兵みたいな扱いでした。故に誰も学園の運営に対する責任を取りたがらない。なのに防衛室の預かりにしようとしても権力やら武力の集中があーだこーだで煩い連中が湧いてくる始末」

 

「相変わらず面倒臭ぇなお前等・・・・・・・・・・・」

 

「全くです。それでいてリン行政官も空いた会長の席に自らが座るつもりも無く、かと言って失踪した会長以外の誰かに譲る気も無い様子。まさにやってらんねーってやつです」

 

「「はぁ・・・・・・・・・」」

 

互いに溜息の後にコーヒーを一口。もはや癖と化してしまった一連の動作だ

 

ふとFOX小隊に目を向ける

 

「・・・・・・・・・どうした?」

 

背丈や髪の色、纏う雰囲気もバラバラな4人。共通するのは前世でよく見る典型的なセーラー服に頭にある狐耳、そして・・・・・・・・・

 

「はぁ・・・・・・・・」

 

狐耳に向けていた視線を少しだけ下げて再び溜息を一つ

 

「・・・・・・・・ねぇ、アイツ今私達の胸見て溜息吐いたわよ」

 

「うっわ、最悪だ。何発か殴っても良いよね?これ」

 

「うーん・・・・・・一発ずつくらいならいいんじゃないかな?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

四人から放たれる凄まじい怒気。流石はSRTのトップチーム、ミヤコ達が可愛く見える

 

「あぁ、いやスマン。お前等見てたらふと昔の事を思い出してな」

 

「・・・・・・・・私達の胸を見て、か?」

 

「だからスマンて」

 

「それで何を思い出したんですか?」

 

「どうせ禄でも無い事でしょ。噂じゃロリコン野郎らしいし」

 

「・・・・・・・・はぁ。まぁそれでなんだがカヤが昔言った事なんだがな」

 

「私ですか・・・・・・・・?」

 

「昔言ってたろ?『私の部下には胸に栄養が行ってるような役立たずはいりません!』って」

 

「えっ・・・・・・・あー・・・・・・・・そういえば言いましたねそんな事」

 

「防衛室の副室長も貧乳だもんな」

 

カンナも度々『私への当たりが強い理由って恐らく妬みですよ』とか言ってたし

そう考えているとユキノがショックを受けたような表情でカヤを見た

 

「まさか私達が選ばれた理由は胸のサイズ、なのか・・・・・・・・・・?」

 

「いやそんな訳無いでしょ・・・・・・・・」

 

「クルミの言う通りです。私が貴女達に協力を申し出たのはその優秀さ故。言っておきますがナオヤさんの言っている事は7割方戯言なので全部を真に受けていると疲れますよ」

 

「経験者は語るだね・・・・・・・・・」

 

 

「それでどうやって会長になるつもりだよ」

 

「あら、協力してくださるのですか?」

 

「お前がカイザーと手を切ったらな」

 

「では駄目ですね。ナオヤさんの協力を得られないのは非常に惜しいですが今彼ら(カイザー)との関係を断てば仮に連邦生徒会長になれたとしても非常に面倒ですので」

 

「面倒だな本当に」

 

「ぶっ飛ばして解決を図る貴方達(アビドス)とは立場が違いますから・・・・・・・・いえ、本来はナオヤさん達も駄目なんですけどね?」

 

俺に対して呆れた目を向けるカヤ。まぁ実際は糸目なので目というより雰囲気だが

俺はコーヒーを飲み終えて席を立つ

 

「ま、俺としては別にお前が会長になる分に文句は無い・・・・・・・無いがそれでスクラップ共(カイザー)が喜ぶってんなら黙ってる訳にはいかないかもな」

 

「・・・・・・・つまりは今後貴方は私の敵として動く、という事で宜しいので?」

 

「・・・・・・・・・」

 

後ろに控えていた4人の雰囲気も変わる。今後の障害に成り得る可能性があるのならこの場で排除も辞さないという事なのだろう

そんな剣呑な雰囲気な5人を見て俺は鼻で笑った

 

「そりゃあカヤ、お前次第だろ。シャーレってのは一線を越えない限りは生徒の自主性を尊重する組織だからな」

 

「・・・・・・・・・もし一線を越えた場合は?」

 

カヤの言葉を聞いて俺は手刀を自分の胸の前で上下させる

 

「その時はお前らのただでさえ貧相なサイズを更にランクダウンさせてやるから覚悟しとけよフラット(平な)チェスト()

 

「皆さんあの馬鹿撃っていいですよ」

 

「「「「イエスマム」」」」

 

カヤの命令で4人がマジで撃ってきやがったので俺は術式も併用してダッシュで逃げた。こんな目立つ真似してアイツ等は秘密裏にカヤの協力者やってる自覚あるんかね?

なお後日めっちゃ疲れた目をしているカンナを見かけたので飯を奢った

*1
というかキヴォトス人の膂力的に無理




改めて調べ直してみたらFOX小隊ってユキノ以外の苗字が判明してないんですね。知らなかった
矯正局長なんて生徒も出て来た事ですし再登場及び新しい情報を期待してます

謎の装置による原作介入編映像リクエスト

  • ブルアカ原作介入編
  • 呪術廻戦原作介入編
  • 何方もやらなくていい
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