最近また寒さがぶり返してきて毎日震えています
雪があまり積もらないのは幸いですが、まだ1月前半・・・・・・油断は出来ないですね
去年はたった数日だけとはいえ、えぐいレベルの大豪雪で地獄を見たので今年は是非来ないで欲しい
本編には載せなかったラーメン屋での会話
『そんで先生の女性の好みなんやけど』
「いらねェって言っただろ!?」
「私は知りたーい!」
「私も」
「私も参考までに教えて頂きたいです」
「オマエら・・・・・っ!」
『先生は足のキレイな子が好きやと思うで』
「足・・・・・か」
「何か理由があるのですか?」
『あの人は前にゲヘナの生徒の足を舐めてヴァルキューレに捕まった事あるんよ』
「「「「・・・・・・・・え?」」」」
C&Cの襲撃から数日後
「見てみてアリス!じゃーん、メイド服~!」
「ひぃっ!」
モモイが出したメイド服を見てすぐに俺の背に隠れ震えだすアリス
どうやらあの日、ネルとの戦闘で完全にメイド服がトラウマになったらしく未だ校内でC&Cを警戒しながら進んでいる状態だ
「あはは、良い反応!」
『止めんかド阿呆』
俺は笑っているモモイの頭に呪力で強化した拳を振り下ろす
「フギャッ!?」
「何してるの、もう!アリスちゃんが完全に怯え切ってるじゃん!・・・・・アリスちゃん、大丈夫?」
「あ、アリス、暫くはメイド服は見たくありません!」
(俺が気絶してる間に何したんだあのチビ・・・・・・・)
「身体の方は全部治ったみたいだけど、心の方はもうちょっとかかりそうだね・・・・・・」
そうして話していると珍しく外出していたユズが帰って来た
「あの、建物を壊しちゃった件について、生徒会の所に行ってきたんだけど・・・・・幸いな事に部活動中の事故として処理して貰えたよ」
(だろうな)
そもそもC&Cの襲撃自体が生徒会長であるリオの差し金だし鏡争奪戦の件があるとは云え今回の襲撃で先に手を出してきたのは向こうなのだ、これで責任はコッチ側なんて言われたら堪ったものじゃない
「嘘っ、ユズそれどうやったの!?もし部が存続したとしても弁償代として部費は諦めなくちゃって思ってたのに・・・・・!」
「私じゃなくてC&Cの方が処理してくれたみたい、それと・・・・・ネル先輩から伝言。また会おう・・・・・って」
「ひぃっ!?」
震えながらネルからの伝言をアリスへ伝えるユズとその伝言を聞いて悲鳴を上げながらロッカーへ引き籠るアリス
(可愛そうだけど見てる分には面白い)
なんだろうか、あのチビが原因でこうなっているアリスを見ると昔の自分を思い出して謎の兄妹感を感じる
「あぁっ、アリスちゃん!ロッカーの中に入っちゃ駄目!ユズちゃんを見て変な事覚えちゃったよ!まぁ、それはそれとして・・・・・・」
「・・・・・うん、ミレニアムプライス、始まったね」
「もし受賞したらクラッカー鳴らそっか、でももしそうじゃなかったら・・・・・・・」
「・・・・・・すぐに、荷造りしないとね。私達はさておき、ユズちゃんとアリスちゃんは・・・・・・」
「「・・・・・・・」」
・
・
・
・
そうしてとうとうミレニアムプライスが始まり皆でテレビを見ていた
どうやら司会進行はエンジニア部のコトリがやるらしい、あの子もなんだかんだで多才だな
「・・・・・・コトリちゃん達の方も無事だったみたいだね」
「エンジニア部は元々ミレニアムの中でもかなり功績が認められている部活な事もあったし・・・・・でも本当に良かった」
「うん、所で史上最多の応募って・・・・・」
「それはちょっと困るなぁ・・・・・・」
『昨年の優勝作品であるノアさんの思い出の詩集は本来の意図とは少し違ったようですが・・・・・その形而上な言葉の羅列がミレニアム最高の不眠症に対する治療法として評価されました』
『おい、科学技術最高峰の学校のコンテストがそれでいいんか・・・・・・?』
「ま、まぁ実際に効果があったらしいし・・・・・?」
『今回も歯磨き粉と見せかけてモッツァレラチーズが出る持ち歩きチーズ入れ、ミサイルが内蔵された護身用の傘、ネクタイ型モバイルバッテリー、光学迷彩下着セット、ちょうど缶一個なら入る筆箱型個人用冷蔵庫・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・ミレニアムって勉強の出来る馬鹿しかいないんか?』
「ほ、ほら!馬鹿と天才は紙一重って言いますし!」
「それにちゃんと使えそうなのも一応混じってるじゃん!」
『そして!今キヴォトスのインターネット上でセンセーショナルを巻き起こしているスマホでマルチプレイが楽しめるレトロ風ゲーム、テイルズサガクロニクル2などなど、今回出品された三桁の応募作品のうち、栄光の座を手にするのはたったの7作品!』
『それでは7位から受賞作品を発表します!・・・・・・7位はエンジニア部、ウタハさんの光学迷彩下着セットです!』
『なんでやねん』
まさかの顔見知りがアホ作品の出品者に加え、それが7位にランクインという暴挙に無意識で関西弁の突っ込みが口から出て来た
『・・・・・・そういやアイツは僕の知り合いの中で頭の良いアホの代表格やったわ』
『これは身に付けてもその下の素肌が見えてしまうため、着ているのかそうでないのか分からないというエキセントリックな作品ですが・・・・・・・』
『露出症の患者さんが合法的に趣味生活を営めるようになるという点で大変高い評価を・・・・・・その評価した審査員が一体誰なのか気になってしまいますね!とにかく7位!』
『突っ込み所が多すぎるっ・・・・・!』
露出症が精神的な病気ってのは知ってる!だが透明な下着を付けたところで合法にはならんだろ!?・・・・・・・いや、キヴォトスならなるのか?
『・・・・・なるほど、僕もまだキヴォトスの常識を理解しきれてなかったって訳やな』
「私が言うのもなんだけど、ミレニアムの思考がぶっ飛んでるだけでトウジさんは何も間違ってないと思うよ・・・・・・」
「あ、アハハ・・・・・・」
取り敢えず今度からウタハの事は露出狂と呼ぶことにしよう
・
・
・
・
・
・
・
そしてその後も6位から順番に受賞作品が発表されていったのだがTSC2の名前は一向に出ず、そして・・・・・・・
『さあ!それでは1位の発表です!待望の1位は・・・・・新素材開発部――』
ダンダンダンッ!
ゲーム開発部のTSC2は受賞することは出来ず、名前が挙がってないと分かるや否やモモイは我慢出来ずにテレビを撃って壊した
「きゃあっ!本当にディスプレイを撃ってどうするの!?」
「どうせ全部持って行かれちゃうんだし、もう関係ない!うえぇぇん!今度こそ終わりだぁぁぁぁ!!」
・
・
・
・
・
・
現在ゲーム開発部の部室内の空気は物凄く沈んでいた
ゲーム開発部を存続させる為の条件であるミレニアムプライスの受賞、それを達成する事が出来なかったので廃部になる事が決定したからである
しかしながら今回ゲーム開発部の作ったTSC2はミレニアムプライスに受賞は出来なかったとはいえ、その名はキヴォトス中に広がりDL数も結構な数されていた
ゲームの内容に関しては評価をまだ確認していないので何とも言えないがこれはミレニアムでも上位の功績と言っても良い筈だ
『・・・・・・先生』
“分かってる、私の方からユウカに言ってみるよ”
『お願いします、なんならユウカちゃんと一晩寝て来ても僕は目ぇ瞑りますんで』
“しないよ!?”
「・・・・・・?先生達は何を――」
「モモイ!ミドリ!アリスちゃん!ユズ!」
先生と小声で話しているとユウカが息を荒げながら部室に入って来た
「ひいっ!もうユウカが!」
「ちょ、ちょっと待って!そんなすぐになんて・・・・・!」
「悪魔め!生徒会に人の心とか無いわけ!?」
(会長がアレだからなぁ・・・・・・・・)
「おめでとうっ!」
「「「・・・・・・・え?」」」
「?」
「え、何この反応?結果見てなかったの?」
「・・・・・結果?」
「私達7位以内に入れなくて・・・・・・」
「はぁ?何を言ってるの、今も放送中なんだからちゃんと見てみなさいよ」
「お姉ちゃんがディスプレイ吹っ飛ばしちゃって・・・・・・」
「ほんとに何してるのよ・・・・・ほら見てみて、私もスマホで見てて途中から走って来たの」
そうしてユウカのスマホで見せて貰った映像にはゲーム開発部のTSC2が特別賞という形で受賞している場面だった
「え・・・・・・あ・・・・・」
「本当におめでとう!その、実は私もプレイしてみたの。決して手放しに面白かったとは言えないけれど・・・・・良いゲームを遊んだ後の、あの独特な感覚が味わえた」
「モモ、ミド!あたしもTSC2やってみたよ、凄い面白かった!今ネット上でも大騒ぎだよ!」
そう言いながらマキが部室に入って来た
「ヴェリタスの調べだと有名アイドルの名前よりTSC2の検索数の方が多くなってるってさ!」
「ほ、ほんとに・・・・?」
「確認しました。3時間前にアップしたTSC2は先程までダウンロード数7705回、合計1372個のコメントが付いてましたが・・・・・・ミレニアムプライスの発表以降、約26秒間でダウンロード回数が1万を超えました」
「・・・・・・!?」
「コメントも約500個追加、言葉のニュアンスからして否定的・疑惑のコメントが242個、肯定的・期待のコメントが191個、残りは不明もしくは評価を保留しているコメントです」
「え、あれ・・・・・?そ、そしたら私達結局ダメって事・・・・・!?」
「ううん、そんなことは無い」
「ユズちゃん・・・・・・・?」
「見て、今同率で、一番多く共感を貰ってる、2つのベストコメント・・・・・」
そうしてユズが見せてくれた画面にはとても好意的なコメントが書いてあった
「・・・・・・!」
「えっと、っていう事は廃部にならないんだよね!?」
「ええ、そうよ。でもあくまで臨時の猶予だから。正式な受賞ではないし生徒会としてはまた来学期まで・・・・・ゲーム開発部の部室の没収および廃部を保留する事にしたの・・・・・えっと、それから・・・・・その」
「・・・・・・?」
「ご、ごめんなさい。ここにあるゲーム機の事をガラクタなんて言って・・・・・貴女達のお陰で思い出したわ、小さい頃に遊んでた色んなゲームの事。久しぶりにあの頃の・・・・・新しい世界で旅をする楽しさを感じられた、ありがとう」
『ほぉん』
「・・・・・・・なんですか」
『なんも?』
「・・・・・・。それじゃあ部室の延長申請とか部費の受取処理とかは必要だから落ち着いたら生徒会に来てね。じゃ、また後で!」
そう言ってユウカは部室を出て行った
「じゃ、じゃあ・・・・・!」
「・・・・・・!」
「や・・・・・やったああぁぁぁぁっ!」
「良かった・・・・・!」
「やった・・・・・嬉しい・・・・!」
「??・・・・・えっと・・・・・?」
どうやらアリスだけはまだ状況が分かって無いようだった
「アリスちゃん!私達特別賞を受賞したんだよ!この場所も私達の部室のまま!」
「えっと・・・・つ、つまり・・・・・アリスはこれからも・・・・・皆と一緒に居て、良いのですか・・・・・?」
「うんっ!」
「これからも、宜しくね・・・・・!」
「私も・・・・・・私も、嬉しいです」
「アリスちゃんっ!!」
「私達・・・・・・っ!!」
「これからも、ずっと一緒だよ!」
「・・・・・・はい!これからも、宜しく願いします・・・・・!」
そうしてゲーム開発部の4人は涙を流しつつも笑いながら抱きしめ合った
“・・・・・・泣いてるのかい?”
先生にそう聞かれるが俺はそれに答えずに仮面を取って片手で目元を抑えつつもう片方の手でシッシッと手を払う仕草をした
おじさんはこういうのに弱いんですよ・・・・・・・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「はい、そういう訳で先週俺の妹になった」
「伏黒アリスです、宜しくお願いします!」
「「「「「どういう訳(ですか)・・・・・・?」」」」」
・
・
・
・
今回、ゲーム開発部の依頼が完了しミレニアムでも一件は一応落ちついた
まさかそこで俺に血の繋がっていない妹が出来るとは思っていなかったのだが、まぁ出来ちゃったのは仕様がない
という訳で一応俺の妹としてアリスをアビドスに連れてきた訳だ
流石はアリスと言うべきか、ミレニアムでも全生徒の妹キャラという立ち位置に速攻で収まったキャラクター性(?)でアビドスの後輩達ともすぐに打ち解けて可愛がってもらっている
一つ問題があるとすれば・・・・・・
「君のお兄さんの同級生で小鳥遊ホシノだよ~宜しくねぇ」
「ひぃっ!?」
どうやらアリスはメイド服の他にも自分より背丈の低い3年生というジャンルにもトラウマが出来てるみたいだった
もしくはネルと同格クラスであるホシノの強者オーラを感じ取ったのだろうか・・・・・・?
・
・
・
・
・
「まさかあのキャラの状態で初手から怯えられるなんて思いませんでした・・・・・・」
「まぁ、この前色々あってな・・・・・・もう少しすればマシになると思うから頑張ってくれ」
俺とホシノは少し離れた場所でアリスと後輩達を眺めながら話していた
「それで、どういった経緯で妹なんて出来たんですか?生き別れとかでもないんでしょう?」
「俺もよく分かっていないんだが・・・・・・・」
そうして俺はアリスと出会った経緯を説明した
「・・・・・・・貴方、トラブルメーカーとしての才能が進化してませんか?」
「いらんわ、そんな才能」
「しかしながら、あの黒服の人が警戒を促すほどのナニカ・・・・・ですか。先生は?」
「一応伝えてある、注意しておくとは言っていたがあの人は基本的に生徒全肯定派みたいな所があるからな」
「まぁ例えキヴォトスに害を成す存在だったとしても助けようとしますね」
「別に俺もアリスを見捨てるなんて真似はしないんだが・・・・・・・」
「だが・・・・・・?」
「アリスの処遇についてミレニアムの生徒会がキナ臭ぇ感じなんだわ」
「うへぇ・・・・・・・」
「まぁそんな訳でもしかすると力を借りる時が来るかもしれないから、そん時は頼むわ」
「・・・・・・わかりました、あの子はアビドスの生徒ではないとはいえ後輩も同然です。遠慮なく言ってください」
「まずは怯えられない様にするところから、だな」
「ですね・・・・・・・」
パヴァーヌ編前半、完!
この作品を執筆する為にシナリオを何度も読み返しているのですが、読むたびに涙腺にダイレクトアタックしてくるブルアカってやっぱ凄ぇわ
アークナイツのシナリオも面白いのですがアッチは読み返す度に心が沈むんですよね・・・・・・
次回からは幕間編
イベント系だったり番外編だったり掲示板だったり・・・・・・取り敢えずシナリオ以外でやりたい事を片っ端からやっていきたいと思います
ネタとしてやって欲しい番外編は?
-
星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
-
偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
-
暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
-
アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
-
事故で原作の呪術高専に飛ばされたニセカス
-
翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
-
ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
-
犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
-
任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
-
特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
-
二科生で風紀委員のやる気の無い先輩