キヴォトスinドブカス成り代わり   作:ソリダコ

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今回の番外編なんですが自分の予想以上に長くなって来たので一つの章として分けることにしました

当初の予定では3話くらいで終わらせられると思ってたんですけどねー・・・・・・

今回ので5話目、そして恐らくもう2,3話はやると思います

後は掲示板回もやりたいなぁなんてのも思っています


あれ、もしかしてこの子って不憫枠?

『・・・・・・・ここまで来れば大丈夫やな』

 

戦闘を必要最小限に留めながらの撤退に成功し先程の不良とマーケットガードの戦闘音も聞こえなくなるくらい離れた辺りで俺らは止まった

 

「そ、そうですね・・・・・・・じゃないですよ!?」

 

『おん?』

 

するといきなりヒフミに胸倉を掴まれた

 

「どうしてくれるんですか!?あの人達私の事ゴリラって勘違いしたままじゃないですか!」

 

『別にええやろ、どうせ今後関わる事も無いやろうし・・・・・・』

 

「良くないですよ!!これでブラックマーケットの人達に私の事が広まったら・・・・・・」

 

『だから問題無いやろ?人の噂も75日、君がちゃんと校則を守ってこんな場所に来なきゃすぐに忘れられる程度の噂や』

 

「そ、そうかもしれませんけど・・・・・・・」

 

『それとも何や・・・・・・今後もここに来る予定でもあるんか?ん?』

 

「あ、あうう・・・・・・・」

 

そもそもトリニティの生徒・・・・・・というより大体どの学校でも校則でブラックマーケットへ来ることは禁止している(ゲヘナなんかでは守る奴はそんなにいないが)

 

オタクにとっての推しのグッズは何が何でも手に入れたいという気持ちは分からなくはないがこんな場所はなるべく来ない方がいい

 

聞いた話じゃヒフミは生徒会の人間に目を掛けられてるという話だし一部の生徒からは目の敵にされている可能性もある

 

トリニティの事を考えると他の生徒に知られたら弱みとしてどんな目に合わせられるか・・・・・・・・

 

まぁ未成年の癖して酒を買いに通ってる俺がどの口でなんだが・・・・・・・・・

 

「まぁまぁ、こんな可愛い子ちゃんをあまり虐めるもんじゃないよ~」

 

「か、可愛い子ちゃん・・・・・・・・?」

 

『ハハハ、虐めちゃうよ。おせっかいなおじさんからの忠告や』

 

「忠告・・・・・・・?」

 

『トリニティで弱みを見せたらアカン、それは君もよく分かっとるやろ?』

 

「そ、それは・・・・・・・・」

 

「どういう事・・・・・・・?」

 

『上っ面ではニコニコ笑顔で楽しそうにお茶会しながら机の下では相手の足を蹴り合う学校なんよあそこは』

 

「うえぇ~・・・・・・」

 

「陰湿・・・・・・・・・」

 

「あ、あはは・・・・・・・・皆が皆そうという訳ではないんですけどね・・・・・・・・」

 

陰のトリニティ、陽のゲヘナってな

 

ミレニアム?・・・・・・・・・狂?

 

 

「それにしてもさっきから言ってたマーケットガードってなんなの?」

 

『言っちまえばブラックマーケットの治安維持組織・・・・・まぁ警察やな』

 

「警察・・・?」

 

「ここって認可されていない違法な場所なのよね?治安も何も無いと思うんだけど・・・・・・」

 

『んや、むしろ逆やな。ここはキヴォトスでもド級のアホとカスの集まりや、さっきヒフミちゃんを拉致しようとしたアホ共みたく治安機関でも作っておかないと本当にやりたい放題になる』

 

「それにここは様々な企業が違法な事柄を巡って利権争いをしていると聞きます。そういう人達にとってもあまり無秩序になるのは宜しくないのかと」

 

『よう知っとるやん?』

 

「あ、あはは・・・・ここに来る為にある程度の事前調査はしてきたので」

 

『とは言ってもここで一番権力を持ってるカスが白と言えば黒も白になるんやけどな。それでもやりすぎれば連邦生徒会が重い腰上げて動く恐れもある、せやからここで権力持っとる奴らが金出し合って上手くやっとるんよ』

 

まぁ主にカイザーとかいうカスなんだけどな

 

「なんというか、予想以上に凄い所なんですね・・・・・・・・」

 

「先程ナオヤさんが言った通りここの治安機関は避けるのが一番です。騒ぎを起こしたら、まずは身を潜めるべきです・・・・・・」

 

「・・・・・・よし、決めたー♪」

 

俺らでブラックマーケットについて話していると急にホシノが声を上げた

 

「・・・・・・・?」

 

「ん、どうしたのホシノ先輩・・・・・?」

 

「助けてあげたお礼に私達の探し物が手に入るまで一緒に行動してもらうねー♪」

 

「・・・・え?ええっ?」

 

『うっわ・・・・・・・・』

 

ホシノの言葉にヒフミは困惑し俺はドン引きした

 

「わあ☆良いアイディアですね!」

 

「なるほど、誘拐だね」

 

「はいっ!?」

 

「誘拐じゃなくて案内をお願いしたいだけでしょ?もちろん、ヒフミさんが良ければ、だけど」

 

「あ、あれ?ナオヤさんは私よりここについて詳しいみたいですけど・・・・・・・・」

 

「こいつは信用ならないの」

 

「ん」

 

「突発的に何かやらかしそうですよね☆」

 

「そう言う事~」

 

「え、えぇ・・・・?」

 

『どうしよう・・・・・・・否定出来る要素がないな』

 

「えぇっ!?」

 

もしここでカイザーを見かけたらノータイムで夜ガイぶち込む為に加速を始める自信がある

 

「あ、あうう・・・・・私なんかでお役に立てるか分かりませんが・・・・・・・助けて頂きましたし、引き受けます」

 

「よーし、それじゃあちょっとだけ同行頼むねー」

 

そんな訳でヒフミにブラックマーケットの案内をして貰う事になった

 

 

そんな訳でヒフミと一緒にブラックマーケットを歩き回る事数時間、これと言った手掛かりを見つけることが出来ずにいた

 

「はあ・・・・・・・しんど」

 

「これは流石におじさんも参ったなー。腰も膝も悲鳴を上げてるよー」

 

「えっ・・・・・・・・ホシノさんはおいくつなのですか・・・・・・・?」

 

「ほぼ同年代っ!」

 

『僕と同じ17歳の高3やで』

 

「あら!あそこにたい焼きさんが!」

 

「あれ、ホントだー。こんな所に屋台があるなんてね」

 

「あそこでちょっと一休みしましょうか?たい焼き、私がご馳走します!」

 

「えっ!?ノノミ先輩またカード使うの!?」

 

「先生の大人のカードもあるよ~」

 

『僕のは・・・・・・・まぁ使えんやろうなぁ』

 

「ううん、私が食べたいからいいんですよ☆皆で食べましょう、ねっ?」

 

 

そんな訳でノノミの奢りで皆でたい焼きを買って一旦休憩となった

 

「おいしい!」

 

「いやぁ、ちょうど甘い物が欲しかったところだったんだー」

 

「あはは、頂きます・・・・・・・・・それにしても」

 

「うん?どうしたのヒフミちゃん?」

 

「ここまで情報が無いなんてありえません・・・・・・・妙ですね」

 

『せやなぁ、時間が掛かるとは思うてたけどここまで皆無やとは思わんかったわ』

 

「販売ルート、保管記録・・・・・・・・全て何者かが意図的に隠しているような、そんな気がします」

 

俺は犯人を知っているのでそれを踏まえて探ったのだが、それでも掠りもしないとは・・・・・・・・徹底的だなあの野郎

 

「いくらここを牛耳っている企業でもここまで徹底してブラックマーケットを統制する事は不可能な筈・・・・・・・・」

 

「そんなに異常な事なの?」

 

俺とヒフミの言葉を聞いてシロコが聞いて来た

 

「異常というよりかは・・・・・・普通ここまでやりますか?という感じですね・・・・・・ここに集まっている企業はある意味開き直って悪さをしていますから逆に変に隠したりしないんです」

 

「例えば、あそこのビル。あれがブラックマーケットに名を馳せる闇銀行です」

 

「闇銀行?」

 

『ブラックマーケットでも特に大手の所やな。闇金とか盗品の換金、後はマネーロンダリングとかやってるらしいで?』

 

「はい。犯罪行為によって手に入れた財貨を違法な武器や兵器に変えて他の犯罪に使われる・・・・・・・そんな悪循環が続いているのです」

 

「・・・・・・・・そんなの、銀行が犯罪を煽っているようなものじゃないですか」

 

『ような、やなくて煽っとるんよ。その方が金になるからな』

 

「・・・・・・・・・・」

 

「酷い!連邦生徒会は一体なにやってんの?」

 

「理由は色々あるだろうけどねー、何処もそれなりの事情があるだろうからさ」

 

「現実は思った以上に汚れているんだね。私達はアビドスばかりに気を取られ過ぎて外の事をあまりにも知らな過ぎたかも・・・・・・」

 

『・・・・・・・・普通は子供が知る必要は無いんやけどな、こんな事』

 

“・・・・・・・・そうだね”

 

『お取込み中失礼します!そちらに武装した集団が接近中!』

 

話しているとアヤネから通信が来た

 

「!!」

 

『気付かれた様子はありませんが、まずは身を潜めた方が良いと思います』

 

そして狭い路地の方へ入って様子を見守っているとアヤネの言った通り武装した集団・・・・・マーケットガードが徐行で進んでいるトラックを囲う様に進んでやってきた

 

「う、うわあっ!?あれはマーケットガードです!」

 

「・・・・・パトロール?護衛中のようですが・・・・・・・・」

 

「トラックを護送している・・・・・・・現金輸送車だね」

 

「あれ・・・・・・あっちは・・・・・・・・闇銀行に入りましたね?」

 

マーケットガードとトラックは闇銀行の敷地に入って止まった

 

するとトラックからスーツを着ているオートマタが出てきて銀行から出て来た職員と思わしき生徒と手続きをした後に帰って行った

 

「見てください・・・・・・あの人・・・・・・・・」

 

「あれ・・・・・・?な、何で!?あいつは毎月うちに来て利息を受け取っているあの銀行員・・・・・・・・?」

 

「あれ、ホントだ」

 

『・・・・・・・・・・』

 

「えっ!?ええっ・・・・・・?」

 

「・・・・・・・・どういう事?」

 

『ほ、本当ですね!車もカイザーローンの物です!利息を支払った時のあの車と同じようですが・・・・・・何故それがブラックマーケットに・・・・・!?』

 

「か、カイザーローンですか!?」

 

「ヒフミちゃん、知ってるの?」

 

「カイザーローンと言えばかの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者です・・・・・・・・」

 

「有名な・・・・・?不味い所なの?」

 

「あ、いえ・・・・・カイザーグループ自体は犯罪を起こしてはいません・・・・・。しかし合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振る舞っている多角化企業でして・・・・・・・」

 

『・・・・・・・ま、グレーゾーンと言いつつその実態は黒い部分だけは完璧に見えない様にしてるクソ企業なだけやけどな』

 

「・・・・・・・アヤネちゃん、さっき入って行った現金輸送車の走行ルート調べられる?」

 

『少々お待ちください・・・・・・・・・・・・・・駄目ですね。すべてのデータをオフラインで管理しているようです。全然ヒットしません』

 

「だろうねー」

 

「そういえば、いつも返済は現金だけでしたよね。それはつまり・・・・・・・・・」

 

「私達が支払った現金が、ブラックマーケットの闇銀行に流れていた・・・・・・?」

 

「じゃあ何?私達はブラックマーケットに犯罪資金を提供していたって事!?」

 

セリカの言葉で皆が黙ってしまった

 

『ま、まだそうハッキリとは・・・・・・証拠も足りませんし、あの輸送車の動線を把握するまでは・・・・・・・・』

 

「・・・・・・・あ!さっきサインしてた集金確認の書類・・・・・・・それを見れば証拠になりませんか?」

 

ヒフミが思い出したかのようにそう言った

 

「流石」

 

「おぉ。そりゃナイスアイディアだねー、ヒフミちゃん」

 

「あはは・・・・・・でも考えたら書類はもう銀行の中ですし・・・・・無理ですね」

 

(・・・・・・・・・嫌な予感がしてきた)

 

「ブラックマーケットで最も強固なセキュリティを誇る銀行の中となると・・・・・・それにあれだけの数のマーケットガードが目を光らせてますし・・・・・・それ以外に輸送車の集金ルートを確認する方法は・・・・・・えぇっと・・・・・・・うぅん・・・・・・・」

 

「うん、他に方法はないよ」

 

『あちゃー・・・・・・・』

 

シロコの言葉を聞いて俺は目元を手で覆いながら空を仰いだ

 

「えっ?」

 

「ホシノ先輩、ここは例の方法しか」

 

「成程。あれかー、あれなのかー」

 

「・・・・・・・・・・ええっ?」

 

ヒフミはまだアビドスが何をしようとしているのか理解出来ていないようだ・・・・・・・・・いや、普通出来ないわな

 

「あ・・・・・・・!!そうですね、あの方法なら!」

 

「何?どういうこと?・・・・・まさか、あれ?私が思ってるあの方法じゃないよね?」

 

セリカの疑問にシロコは静かに頷くことで答えた・・・・・・・心なしか目が輝いてないかコイツ?

 

「う、嘘っ!?本気で!?」

 

「・・・・・・・あ、あのう。全然話が見えないんですけど・・・・・・あの方法って何ですか?」

 

「残された方法はたった一つ・・・・・・・・銀行を襲う

 

そう言ってシロコは額に2と付いた覆面を被った

 

「はいっ!?」

 

「だよねー、そういう展開になるよねー」

 

「はいいいいっ!!??」

 

いつの間にか皆して覆面を被ってやる気満々だ

 

「わあ☆そしたら悪い銀行をやっつけるとしましょう!」

 

「えええっ!!??ちょ、ちょっと待ってください!」

 

「はあ・・・・・・・・マジで?マジなんだよね・・・・・・・・?ふぅ、それなら・・・・・・・とことんまでやるしかないか!!

 

そういってセリカも覆面を被って臨戦態勢に入った

 

「あ、うあ・・・・・・・・?あわわ・・・・・・?」

 

『・・・・・・・・はぁ、了解です。こうなったら止めても聞く耳持たないでしょうし・・・・・・・どうにかなる、筈・・・・・・・・』

 

「・・・・・・・・・」

 

俺は茫然としているヒフミの肩に手を置いた

 

「な、ナオヤさん・・・・・・・・」

 

『諦めぇやヒフミちゃん。アビドスってな、こういう生徒の集まりやねん・・・・・・・・』

 

「ナオヤさぁん・・・・・・・・・」

 

「ごめん、ヒフミ。貴女の分の覆面は準備がない」

 

「うへー、ってことはバレたら全部トリニティのせいだって言うしかないねー」

 

『鬼畜かよ』

 

マジかこいつ等、人の心とか無いんか?

 

「ええっ!?そ、そんな・・・・・・・覆面・・・・・・何で・・・・・・・えっと、だから・・・・・・・・あ、あう・・・・・・」

 

『ヒフミちゃん、僕の仮面使う・・・・・・?これなら災厄の狐に罪を被せられるで』

 

『そ、それはそれでどうなんでしょうか・・・・・・・』

 

「ん、それだとナオヤさんが参加出来ない」

 

『僕、参加するなんて一言も言ってないんやけどね・・・・・・・・・・・』

 

「別にヒフミちゃんも言ってませんけどね☆取り敢えずヒフミちゃんはこれをどうぞ☆」

 

そう言ってノノミはヒフミに先程買ったたい焼きが入っていた紙袋に穴を空けて5の数字を書きそれをヒフミに被せた

 

「あ、あうう・・・・・・・」

 

「ん、完璧」

 

(そうか・・・・・・?)

 

「番号も振っておきました。ヒフミちゃんは5番です☆」

 

「見た目はラスボス級じゃない?悪の根源だねー、親分だねー」

 

「わ、私もご一緒するんですか?闇銀行の襲撃に・・・・・・・・・?」

 

「さっき約束したじゃーん?ヒフミちゃん、今日は私達と一緒に行動するって」

 

人の心とか無いんか?(2回目)

 

「う、うああ・・・・・わ、私、もう生徒会の人達に合わせる顔がありません・・・・・・・・・・」

 

「問題ないよ!私らは悪くないし!悪いのはあっち!だから襲うの!」

 

「それじゃあ先生。例のセリフを」

 

シロコに言われて先生は力強く頷く

 

“銀行を襲うよ!”

 

『いや、アンタは止める側やろうが!?』

 

取り敢えずヒフミはアビドスの被害者で進んで銀行強盗した訳じゃないと分かって少し安心した




ニセカスの中でヒフミが“やべェ奴”から“アビドスの被害者”になりました

恐らくエデン条約編でニセカスはヒフミにめっちゃ優しく接すると思います

ネタとしてやって欲しい番外編は?ver.2

  • 星の怒りを使ってくる平塚先生の生徒
  • 偉大なる航路で活動している賞金稼ぎ
  • 暇潰しで雄英に通っていた相澤先生の先輩
  • アグネスタキオンに絡まれる自称一般人
  • 二科生で風紀委員のやる気の無い先輩
  • 翠屋常連の似非関西弁のお兄さん
  • ダンジョンに行かないヘスティア神の眷属
  • 犯罪都市米花町に迷い込んだニセカス
  • 任務を平気でサボる鬼殺隊最速の柱
  • 特化クラスⅦ組の胡散臭い副担任
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