蒼と紅   作:ABS159

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第4話

 

春季東京都大会準々決勝

 

 

青道高校対市川大学第三高等学校

 

 

同地区のライバルであり

 

 

昨年の秋大会準決勝で7-8で破れている

 

 

因縁の相手

 

 

市大三高は勢いそのままに秋季東京大会を制しそのまま神宮大会そして選抜に選ばれ選抜ではベスト8に進出した

 

 

 

 

エースの真中はスライダーを武器に戦うピッチャーだが

 

 

 

 

「外にスライダーだ!!」

 

真中がキャッチャーのサインに頷きサイン道理に自身の最高の切り札を投げ込んだのだが

 

 

「カキーン」

 

 

ボールはキャッチャーのミットに吸い込まれずにそのまま外野フェンスを超えていき走者一掃のグランドスラムとなってしまった

 

 

観客が大歓声に湧く

 

「ヒャッハー 狙ってやがったのか」

 

「そう上手くいかんさ たまたまだよ。」

 

「ウイニングショットを打たれて真中さん顔青くしてんぞ」

 

真中は自身のウイニングショットを打たれて動揺していた。そして青道高校の次のメンバーに真中だけで無くて球場全体が驚いた

 

『7番レフト 白咲君』

 

『何とか青道高校 この試合で入部したばかりの1年生の白咲桜橙君を何と!! 市大三高との試合で使ってきました。』

 

『驚きましたね  青道高校は何時もレフトの蒼野君をサードにコンバートしていますからね。レフトは誰か別の3年生を入れてくると思ってましたがこいつは驚きました。』

 

 

「くそ 青道の奴ら舐めやがって」

 

「まさかいきなりこんなチャンスが回って来るとは」

 

白咲は何時ものスタンスで軽くバットを振ってから一礼をしてバッターボックスに立った

 

 

(インコースにストレートだ!!)

 

 

真中はキャッチャーのサインに頷きそしてストレートを投げ込む

 

 

インコースにボールが迫ってくる

 

 

 

「だと思ったよ」

 

白咲はインコースのストレートを見事に読み打ちした。

 

「なぁ!!!」

 

 

ボールは外野の守備人を超えてフェンス直撃のツーベースヒットを放った。

 

「凄ぇ 凄ぇ 凄ぇ  アイツすげえ」

 

応援席側にいる沢村が思わず口にしてしまった

 

「ナイバッチリ  白咲」

 

「ナイスバッティング 蒼野」

 

「入部したばかりでもう早くデビュー戦 しかもそれも選抜ベスト8の俺達のライバル市大三高から高校で初打席で初球ヒット圧巻のバイパフォーマンスでムカツク」

 

 

「確かに」

 

「後でな」

 

「まずこの試合につこと」

 

 

 

その後試合は俺の後を白洲先輩がライト前ヒットで更に1点を返して10−0の圧勝ペース

 

 

 

 

 

 

 

ところが丹波先輩がその後大崩をしてしまい何と10-9の乱打戦になってしまった。

 

 

 

 

 

その後丹波先輩は1回も持たず降板してしまいリリーフの川上が何とか乗り切りった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3回の裏

 

 

 

 

 

結城がフォアボールで敬遠され此処で

 

 

 

『5番サード  蒼野君』

 

 

 

アナウンスが呼ばれると青道高校の応援スタンドから大歓声が湧いていく

 

 

 

 

 

「蒼野ー!!、がんばれよー!!!」

 

 

 

「蒼野打てー!!」

 

 

 

「蒼野!!!」

 

 

 

「蒼士やったらんかいーーーー」

 

 

 

 

 

青道高校側の2.3年を中心に声援が今まで以上に大きくなっていく、何も知らない1年生は驚いた

 

 

 

『青道高校 ここで不動の5番の蒼野蒼士がバッターボックスに入ります。本日は2打数1安打四死球1でありその内ホームラン1本と今大会絶好調の最高のバッターにどう向かう市大三高バッテリー』

 

『本当に蒼野今大会は絶好調ですよ。昨年の夏大会も御幸と共に1年ながら夏大会もメンバーに選ばれ打率は3割、得点圏打率は5割超えと中でも稲城実業との準決勝で3打数2安打1四死球と昨年の主将の東と現主将結城と共にチームを支えたひとりです。』 

 

 

『天才兄弟の中で落ちこぼれと言われ努力に努力を重ね這い上がってきた最高の打者は何を狙う』

 

 

 

 

「はは  どうも」

 

 

 

「よろしくね」

 

 

 

と言うと左バッターに入った蒼士はバットを構えた。立ったそれだけの立ち居振る舞いだけで三高バッテリーは

 

 

 

 

 

(こいつ)

 

 

 

 

 

(こんなに雰囲気があったか!!)

 

 

 

 

 

 

 

「段々似てきやがったな」

 

 

 

「うん何処かの誰かさんに」

 

 

 

「確かに」

 

 

 

 

 

 

 

(((この何かをやってくれそうな雰囲気は)))

 

 

 

 

 

 

 

((( フッ まるで何処かの誰かだな )))

 

 

 

 

 

 

 

ベンチにいる監督を含め全メンバーは一塁ベースにいる男に目を向けていた

 

 

 

 

 

(うん?)

 

 

 

 

 

当の本人は?全く気づいてないようだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初級はアウトコースにスライダーから入るぞ」

 

 

 

「ああっ」

 

 

 

 

 

(さっきよりボールに2個いや3個分外の)

 

 

 

 

 

真中はさっきよりスピードもコースも制度の高い自身の代名詞ウイニングショットの高速スライダーを投げ込んできた

 

 

 

 

 

(良し 最高の球だ!)

 

 

 

(良し間違い無く完璧だ)

 

 

 

 

 

(((これは打てない 最高の高速スライダーだ!)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「   だと思ったか」

 

 

 

 

 

カキーン!!!

 

 

 

 

 

ボールは次の瞬間金属バットの音共にレフトスタンド上段の更に上の方にに突き刺さる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!!!」

 

 

 

「まじかよ」

 

 

 

 

 

大歓声が湧きに湧きまくった。先程までとはくらべならない程の完璧なホームランに球場中が大歓声に包まれていった

 

 

 

市大三高側の応援もナインもベンチメンバーと監督含めてが思わず脱帽してしまった

 

 

 

 

 

それ程レベルの高い完璧なホームランだった

 

 

 

 

 

 

 

蒼野がホームベース付近にいくと結城が待っていた

 

 

 

 

 

「ナイバッチ 完璧だったぞ。」

 

 

 

「出来すぎですよ。もう一回は多分打てないですよ。」

 

 

 

 

 

結城と蒼野がハイタッチすると

 

 

 

 

 

 

 

「おらぁー 蒼野 完璧じゃねぇ〜 この野郎」

 

 

 

「完璧じゃない 今の本当に凄い打球だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチ裏も大いに盛り上がりを見せる

 

 

 

 

 

結局今の一発が決定打なりその後も青道高校が得点を重ね22対10の5回コールドで勝ち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青道高校が春季東京都大会準決勝進出を決めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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