蒼と紅   作:ABS159

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第6話

 

 

「来たか」

 

蒼野兄弟は兄弟対決の最中に監督に止められその後監督室に呼ばれていた

 

監督室に行くと監督の片岡が待っていた

 

「失礼します」

 

「失礼します監督」

 

挨拶をすると

 

「呼び出して済まない お前達に少し話しおかなければ行けない事があってなお前達の兄弟対決を中断させてしまった」

 

監督は頭を少し下げたが蒼野兄弟が慌てて止める

 

 

 

 

「そんな!!! 気にしないでください」

 

「そうですよ!!! 気にしてませんから」

 

 

 

「ありがとう   じゃ話に入るが呼んだのはまずは蒼野蒼士、サードともう1つ別のポジションをやる気はあるか?」

 

「サードですか? レフトですよ」

 

「あくまで夏までのオプションの一つでありその後も考えての事だな」

 

「正レギュラーの増子がこのまま復帰してこないようなら夏前にコンバートさせるつもりだ。」

 

「それに先程の練習中第2の捕手である宮内が怪我をした。関東大会に出れたとしてもギリギリ間に合わない。それで高校では別のポジションを選択していた白咲桜橙を第2捕手としてベンチ入りさせるが基本は白咲はレギュラーとしてなら俺はレフトを任せる。新チームの場合はセンターも考えているつもりだ。」

 

 

「分かりました。やってみます」

 

「頼むぞ  それで蒼野蒼一お前は明後日の試合勝てば関東大会でデビューさせるつもりだ。都大会の試合でデビューさせるつもりでいたが先程のお前の投球を見て決めた。いけるか?」

 

「はい  大丈夫です。行けます。」

 

「そうか 頼むぞ。明日上級生と新1年生の紅白戦を行う」

 

「それで 蒼野お前は......」

 

 

 

 

 

 

「失礼しました。」

 

片岡との話し合いを終えると外が暗くなっているのを気づいた。2人はそのまま食堂へ向かったすると食堂から殺伐とした雰囲気が流れていた

 

「何だ どうしたんですか?」

 

蒼士が近くにいる3年に聞いた

 

「御幸の隣にいる生意気な1年がここにいるやつに誰にも打たせねぇから御幸に自分の球受けて下さいだとよ。 ふざけやがってやれるもんならやってみろよ。ルーキー」

 

 

「此処が何処だが分かってんのか」

 

「御幸に受けてもらいたければ結果出してから言えや」

 

 

その1年生の近くに先輩達が囲みながら言うと

 

「よせ みっともない真似するな 俺達はプレーで語るしか無いんだ」

 

元エースの丹波が言うと周りは元の席に戻って食事を再開した。

 

しかし等の丹波とその1年はバチバチに睨み合っていた

 

 

「大変だな。」

 

「随分と余裕だな。蒼野」

 

「御幸先輩!!  うっす」

 

「監督から聞いたぜ。 お前明日の紅白戦4番投手で先発なんだって?」

 

と言うと先程の1年を囲んでいた先輩を含めて今度は全員が注目した

 

 

(本当に嫌な先輩だなこの人は)

 

楽しそうにニヤニヤしながら言っているのを見ながら溜息を入った

 

 

「そうですよ 明日1イニングだけ投げろって言われましたよ。」

 

(1イニングだけ?  ははっ まじかよこいつもしかして)

 

 

御幸がニヤニヤするのを見て増々嫌な予感を感じていた

 

 

(何か嫌な予感するなこの人は)

 

 

「蒼士お前は何を言われたんだよ。」

 

「明後日の準決勝の事」

 

 

 

(成る程な  そう言う事か)

 

 

(明日の練習試合楽しみだな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

 

上級生と新一年生の紅白戦にOBを含めて沢山の見物人に溢れていた

 

 

 

新一年生側のベンチの方は浮足立ち

 

 

そして上級生側のベンチは一年生の方を睨んでいた

 

 

 

「い〜や 皆んな浮足立っているね。」

 

「だな」

 

「このまま行ったらどうなるんだろうね」

 

「ボコボコだろうな」

 

蒼野の言葉に新一年生側のベンチは皆注目した

 

「どういう事だよ」

 

「おれたちだって」

 

「上級生達は見えない所でバットを振っている。」

 

「俺等の何倍も練習してそれでも一軍に入れなかった人達だ」

 

「俺等は恰好の餌だ」

 

「死にものぐるいで来るぞ」

 

と言って指を指すとその方向にさっき言った上級生が物凄い形相で此方を見ていた

 

 

その形相と雰囲気で新一年生が思わず臆されるが

 

「まぁ 突破口を開いていこうかな」

 

白咲の言葉に3年生の雰囲気に圧倒されていた1年の空気が少しだけ変わった

 

 

 

「んじゃ行ってきます。」

 

 

 

1年生が先行で始まったこの試合

 

 

 

 

 

衝撃的な試合になるのを

 

 

 

 

 

 

 

誰も想像していなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は突然動いた

 

 

 

 

 

カキーン

 

 

 

 

「なっ!!」

 

「嘘だろ!!!」

 

 

ボールはセンターの後方に突き刺さる先頭打者ホームラン

 

 

「いきなり先頭打者ホームランかよ」

 

「誰も彼奴」

 

「市大三高との試合で2ベースを放った」

 

「世代別No.1キャッチャー」

 

「白咲桜橙か!!」

 

 

いきなり先頭打者ホームランに見物人がどよめく

 

 

しかし丹波は

 

 

 

キュイ!!

 

 

「ひぃ!!」

 

 

次の2番3番バッターを連続三振で切る

 

 

「何だよ あのカーブ」

 

「途中で止まってまるでぶつけられる様に此方に向かって来きて」

 

「あんなカーブ見た事ねぇよ」

 

「よく打ったよな」

 

全員が白咲を見ていると

 

「わっはっは   ナイスバッティング 白咲」

 

「ありがとう 沢村君 けどもっと見るべき奴がいるよ」

 

 

 

 

カキーン!!

 

すると先程と同じくいや先程よりセンターの後方に飛んだ

 

 

「なあ!!」

 

「また打ちやがった」

 

 

ダイヤモンドをゆっくりと回る

 

 

「おおおおお!!!」

 

「またホームランだ」

 

「またかよ」

 

「何であんなに打てるんだ!!」

「相手のピッチャー丹波だろ!!」

 

「上級生顔面蒼白してんぞ」

 

「おい あいつが」

 

「今年青道高校に入った天才兄弟の最強の才能の持ち主であり」

「蒼野の弟の」

 

「無冠の帝王」

 

「蒼野蒼一か!!」

 

 

蒼野がダイヤモンドを一周し終わると

 

 

次のバッター金丸に 

 

 

「金丸 ストレートが浮いてくるぞ」

 

「それを叩け」

 

「っおお!!!」

 

「ストレート得意だろ」

 

「お前 知って!!!」

 

 

金丸の背中にポンと叩き

 

ベンチに戻った

 

「ナイスバッチ蒼一!!いや頼りになるね」

 

「どうも」

 

「皆んなストレート浮いてくるぞ狙ってけ」

 

「勝つぞ」

 

蒼野の言葉に1年は安心感をもらい先程までの上級生に飲まれていた雰囲気が消し飛んでいた

 

 

「おお 俺達だって青道高校に入ったんだ」

 

「やってやろうぜ!!!」

 

「自分に出来る事を精一杯やってやる」

 

「行こうぜ」

 

「おおおおお!!!!!」

 

すると次の打者の金丸が2ベースヒットで続くが次のバッターがサードのファインプレー阻まれスリーアウトチェンジ

 

 

「惜しい!!!」

 

「行ける 行ける」

 

「じゃ 行こうぜ」

 

「しゃー!!!!」

 

1年生が元気よくポジションに行く

 

「くそ 1年共が」

 

「調子に乗りやがって」

 

「黙らせてやるよ」

 

3年が1年を睨みながらバッターボックスに入ると

 

 

 

次の瞬間衝撃をマヌ当りにする

 

 

 

 

ドン!!!!!

 

 

 

 

バーン!!!!!

 

 

 

 

 

「ストライク!!! バッターアウト!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドン!!!!!

 

 

 

 

 

 

バーン!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ストライク!!! バッターアウト!!!」

 

 

 

 

 

 

ドン!!!!!

 

 

 

 

 

 

バーン!!!!!

 

 

 

 

 

 

「ストライク!!!!! バッターアウト!!!!!」

 

 

 

「3者連続3球三振!!!!!」

 

「マジかよ!!!!!」

 

「信じらんねぇ」

 

「まさかの展開  」

 

「初回上級生チーム無得点」

 

 

上級生チームは思わず言葉失った

 

手元あったボールがいきなり目の前にやって来たと錯覚するボールの勢いとノビそして威力とキレにコントロール

 

 

誰もが言葉を発さないでいると

 

 

監督が

 

 

「蒼野そして白咲合格だ!!! 後で1軍に合流しろ」

 

一同騒然とした2軍を飛ばしいきなり1軍に合流しろと

 

その事に上級生達が抗議する

 

 

「まっ 待って下さい監督!!!」

 

「我々がもう一巡あれば捉えれますから」

 

「全く反応すら出来て無かったのに捉えれるのか」

 

 

 

そう言うと上級生は黙ってしまった

 

 

 

「去年 蒼野の兄と御幸にやられた事すっかりと忘れているみたいだな特に3年」

 

「はっきり言って捉えれるのは増子位だ。そして丹波が今回は集中力を切らさなかったそれ位しか通用していない上に収穫だ」

 

「去年何を学んだお前達は」

 

監督の言葉に上級生は何も言えず己の失態に思わず拳を握りしめた

 

 

「白咲 済まないがもう2イニング程続投してくれ 次 降谷暁入れ」

 

「はい!!!(やっとだ)」

 

 

降谷がオーラを出しながら蒼野からボールを受け取り右腕を激しく振りながらアピールする

 

 

1年チームは2回の表は丹波の3者3球三振と波に乗ってきた

 

 

 

「ははっ よし行こうか 降谷君!!」

 

「   うん」

 

 

そう言うと降谷が第一球を投げた

 

 

 

ボールは唸りを上げ浮き上がって来ると錯覚する程の威力を持ちながら白咲に向かって来る

 

 

 

そのボールを白咲は見事にキャッチングした

 

 

 

 

「っつ!!!(凄い僕の球受け取ってくれた)」

 

「ナイスボール(浮き上がる程のストレートなんつう威力だよ 威力だけなら蒼一以上だ!!)」

 

「ん!!」

 

「... フッ」

 

 

すると増子はバットを短く持った

 

降谷が第2球を投げた

 

増子がバットに当てるがファール

 

「えっ(当てられた)」

 

「さすが青道高校野球部屈指の強打者不動のサード増子透先輩。」

 

「フン!!」

 

「以前より遥かにスイングが鋭い さっきの守備と良い フッ相当練習していたな」

 

降谷の3球目は高めに外れボール

 

4球目は内角高めにボール

 

5球目はギリギリ入るが増子がサードのの横を突っ切るファール

 

6球目は真ん中高めに外れボール

 

7球目は

 

真ん中高めにギリギリ外れ

 

「ボール フォア」

 

歩かせてしまうが

 

 

 

次のバッターをゲッツーでアウトを取り

 

 

「ストライク!!! バッターアウト!!!」

 

後続を切って達初回に続き無失点で終えた

 

 

まさか展開に見物人含めてどよめく

 

 

すると又しても監督の片岡が動く

 

 

「降谷暁合格だ!!!沢村はお前が投手に入れ!!!セカンドは小湊春市!!」

 

 

「はい!!!」

 

「はい!!!(いきなり呼ばれた!!)」

 

「いょっしゃー」

 

降谷は不満顔だった

 

 

「一軍に昇格したのに不機嫌だね」

 

 

「まだ受けて貰いたかった」

 

「まぁ御幸さんは後で山程受けて貰えるって」

 

降谷を宥めている

 

 

1年生チームは小湊春市が丹波から3ベースを打たれるその後沢村をフォアボールで出すものその後は3者凡退で乗り切る

 

 

そこに

 

 

「おーい何だ!!! これ負けてんじゃねぇか!!! 1年相手に!!!! 200点取らんかい!!!!!」

 

「ヒャッハー 純さんいくら何でも200点は無理っしょ」

 

「静かにしろ純 あいつがお前の尊敬する東さんを空振りに仕留めた投手沢村が投げるぞ。」

 

 

白咲が沢村の元に歩み寄った

 

 

「沢村君球種は?」

 

「わっはっは 男ならストレート一本勝負だ!!!」

 

「えっ!!!!」

 

「マジっか?」

 

「オッケー 分かった取り敢えず何とかしてみる。」

 

と言うと白咲達は定位置にもどって行った

 

 

「さてさて どんな球を投げで来るのか」

 

白咲はキャッチャーミットを構えた

 

 

すると沢村は右足を高く上げながら第一球を投げた

 

 

(うわー!!)

 

 

 

ボールは直前に生き物の様に激しく動き回る

 

ボールはバッターのバットを上をすり抜ける程の上を通り何とかキャッチする

 

「おい打ち頃のボールだぞ!!!」

 

「何で打たねぇんだ。」

 

(ちげぇよ 何だこいつの球)

 

 

「バッターが驚くのも無理ないよな」

 

(あの豪快なフォームにナチュラルなムービングボールしかもサウスポー独特の軌道を描きながら向かって来るんだ。しかもそれを可能にする関節の柔らかさ)

 

 

 

(ポテンシャルの高さは蒼一クラスだね)

 

 

と思っていると

 

「わっはっは 真っ向勝負だ!!」

 

 

(っておいおいおい!!! ちょっとまて!!!サイン出してないよ)

 

 

白咲が思いの外に沢村が第2球を投げた

 

 

三塁線に切れてファール

 

 

「ちょっと タイムを」

 

白咲は思わずタイムを取った

 

 

「どうした 白咲!!」

 

「どうした!!!   じゃねぇよ!!!キャッチャーがなぜ構えて無いのに投げるんだよ!!!!! バカが!!!」

 

 

「キャッチャーはピッチャーの壁か!!! バカ!!! ピッチャーとキャッチャー二人合わせて投球が出来るんだろうが!!!このバカ!!!」

 

 

「ハッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ピッチングてのはピッチャーとキャッチャーで作り上げる作品だろ!)

 

 

 

 

 

 

 

沢村は御幸に言われた事を思い出していた

 

 

 

 

 

「君の力を最大限に引き出してやるから僕のミットに思いっ切り投げてこい」

 

 

そう言うと元の位置に戻った

 

 

 

 

「じゃここね」

 

 

と言うと内角に高めに構えた

 

 

沢村は頷くとキャッチャーミットを目掛けて思いっ切り投げる

 

 

(来た絶好球)

 

 

しかしボールは先程以上に激しく動き芯を外して引っ掛けてしまいボールはセカンドの正面に転がり春市がボールを素早く拾いファーストに投げる

 

セカンドゴロで1アウトを取る

 

 

 

「ナイスセカンド!!!」

 

 

次のバッターは又してもセカンド正面に打ってしまいこれで2アウト

 

 

次のバッターも

 

 

「ここに投げて来い!!!」

 

 

沢村が白咲のミットに目掛けて思いっ切り投げる

 

 

ボールは又してもセカンド正面に転がり此れで3アウトチェンジ

 

 

「おお!! この回も無得点!!!」

 

「おいおい例年と違うぞこの展開。」

 

「何であんなゴロが打てないんだ」

 

「打ち頃の球だろ」

 

(打ち頃の球ね だとしたらお前等永久に打てないよ)

 

 

上級生チームでただ1人増子が沢村の球質気付いていた

 

すると増子はバットをコンパクトのスイングにしようとバットを短く持っていた

 

 

(おお 増子先輩多分気づいたな!)

 

「打者が手元で動くムービングボールか厄介だな」

 

「しかもバッターの手元でグニャグニャと動いていてます」

 

「さすが哲さんと蒼士、流石にこの二人も気付いたか」

 

 

「まだまだ暴れますよ彼奴の球は」

 

御幸が言うと蒼野が溜息を吐きながら言った

 

 

「多分  そろそろ終わりますよ。」

 

「どういう事だ 蒼野」

 

「監督の顔」

 

すると全員が監督に注目すると監督が鬼の形相で試合を見ていた

 

 

(((怖え〜〜 監督 )))

 

 

「それに去年と全く同じですよ」

 

「打ち頃の速球だと舐めてかかり打ちに行ってセカンドゴロしかも桜橙君がそれを見越して業と打たせて入る事に気付いてない」

 

「監督しかもさっき怒ったばかりなのに全く反省を生かせてない」

 

「監督も気付いてるのは丹波先輩と多分増子先輩だけって気付いているでしょうね」

 

そう言うと監督は試合を止め

 

「1年沢村、小湊2軍に合流しろ。それから丹波、白咲と蒼野そして金丸と小湊春市に打たれはしたがよく崩れなかった。お前のカーブは全国レベルなんだ自身を持って投げろ」

 

「そして増子。明日の試合から7番サードに復帰しろ」

 

「はい!!!(2軍)」

 

「はい!!!(僕も)」

 

「はい!!!(良し!!)」

 

「はい!!(うむ!!!)」

 

それだけ言うと全チームに集合を掛けた

 

「全員並べ整列だ。此れで試合終了だ。」

 

まさかの展開に試合をしていたもの見ていた見物人含めて全員が驚く

 

「待って下さい監督!!!」

 

「何で「このザマでか?」」

 

「打ち頃の球だと舐めてかかり大してどんな球なのかろくに考えようとせず打ちに行ってセカンドゴロ」

 

「お前達白咲がそう言うリードをしていたの気付いていた奴はいたか」

 

そう言うと又してもだまり混んでしまった

 

「少なくとも丹波と増子位だ気づいたのは。」

 

「3年生もう夏は目の前なんだぞ。お前はもう後が無いって分かっているか?」

 

片岡の言葉に3年生は唇を噛み締め涙を流していた

 

「次いでに言って置くが白咲は高校では本来キャッチャーはやるつもりは無いんだぞ。」

 

その言葉に全員が驚いたあれだけリードとキャッチング出来るのにやらない事に

 

「宮内が怪我をしているのは知っていたな。俺は宮内の代わりに白咲を抜擢するつもりだ」

 

全員が驚いた。宮内の代わりが3年でも2年でもない1年だと言う事に

 

「この意味は当然分かっているよな2.3年。本来のポジションではないポジションを希望しているそれも1年を使うと言う意味を」

 

「はっきりと言わせてもらうが今のお前達にレギュラーを任せる事はできん」

 

2.3年特にキャッチャー陣は特に大粒の涙を流していた。他の2.3年も涙を止める事は出来なかった

 

 

「1年も飛ばっちりも良いとこ何だぞ。悔しかったら今日の悔しさを決して忘れるな!!」

 

 

「「「「「はい !!!」」」」」

 

 

「1年済まなかった。申し訳ないが練習試合を一試合だけお前達に使うその代わり今日は此れで終了させてもらう」

 

「「「「はい!!!」」」」

 

 

上級生対1年の試合はまさかの一年生の2ー0の3イニング途中で止めて勝利と言う事に終わった。

 

 

「異常だぜ。 1年生が勝っちまいやがった」

 

「ああ 青道高校野球部史上初の出来事だな。」

 

「まぁ1軍に来たら揉めば良いんじゃない」

 

「いいっすねそれ 」

 

「.........」

 

「どうした?蒼士」

 

終始無言であった蒼士に声を掛けた御幸に

 

 

 

 

 

 

 

 

「       一人ぼっちだな 」

 

 

 

  

 

 

 

蒼士はそれだけ言うと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラウンドのある場所を見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには初回1イニング3球3振に仕留めた  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天才兄弟の最高の逸材と言われた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弟の姿があった

 

 

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