魔物の提督と艦娘達の深海討伐録   作:カプコモルゥ。

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初めまして!
(※ピクシブさんにも同じものを投稿してあります)

あなたの目玉にドラゴンテール、どうもカプコモルゥです
ようやく完成したじぇ…艦これ二次創作小説…の第一話
オリキャラ混じっててそのキャラは非常に強いけど艦これ界最大の敵である深海棲艦に攻撃が出来ないので(というか艦娘以外の攻撃が奴らに効かない)バランスは保ってるはずです
お暇でしたら是非見ていってください…!!

暇じゃなかったら無理矢理暇にさせます、暇になれビーム


第一話【魔物提督、着任!!(勝手に)】

 

西暦1946年3月3日──

 

海で戦う強い女性【艦娘】

その艦娘達を指揮する【提督】

 

そんな人達のおかげでこの世界の脅威of脅威といえる【深海棲艦】という海の底からやってくる異形のバケモノとその親分とも言える鬼級や姫級と呼ばれる深海棲艦を討伐して脅威が無くなった……と思われていた

 

しかしその半年後の最近になって何故か再び深海棲艦が現れ始めた──

 

各地の提督は、そして艦娘は再び深海棲艦を倒すために戦う……

そしてそんな時期に、失われし力を取り戻そうと無数の異世界を旅している人の形をした魔物がこの世界に降り立つ

深海棲艦達の大親分とも言える深海棲艦を指揮していて最後の失いし力、闇の力を豊富に持つ深海提督を倒して真の力を取り戻す為に……

 

水色の目をした黒髪で目玉模様の刺繍入り帽子を被り、セーラー服のような服を着て長めの紺色のスカッツを着用した魔物は自身の圧倒的な力と魔力で深海棲艦を倒してとっとと深海棲艦を指揮する者を倒そうと、浮遊して海に出て早速出会ったこの世界特有の魔物、と勘違いした深海棲艦の駆逐イ級を小手調べを兼ねて自慢の魔法で倒そうとしたが──

 

魔物「さぁくらいな……雷の魔法、サンダー!!」

 

掛け声と共に目玉の宝玉が先端に装飾されている杖を振りかざし、杖の先から巨大な稲妻を発射して駆逐イ級に命中したが……

 

イ級「……イキュ?」

 

魔物「…は……?」

 

何事もなかったかの様に、駆逐イ級はキョトンとしている

魔物がかつて対峙した他の強い魔物にも効いていた自慢の魔法がまるで一切効いていない、多少怯みはしたがダメージを与えられていない事に驚き動揺している

 

魔物「1番弱そうなヤツに見えるがまぁまぁ強いのか…? それとも雷への耐性が……」

 

どうして技が効かないのか、色々考えているうちに駆逐イ級は逃げ去った

その後この世界の人々が深海棲艦にどう対抗しているのかをコッソリ観察していた、すると海を走る謎の少女達、艦娘を発見

 

魔物「えっ……人間が海を走ってる…!? いや、というかスーッとスケートをしている…?」

 

4人程いる艦娘は海を走りながら……先程遭遇した駆逐イ級の仲間と思わしき個体を発見

海を走る特殊な人間とはいえ自分の魔法が効かなかったバケモノをどう退治するのか、期待しながら見ていた

すると艦娘のリーダーと思わしき個体が自慢の主砲から思いっきり砲撃──

 

??「ビッグ7の力を侮るなよ。 ……てーッ!!」

 

という決め台詞と掛け声と共に砲撃された深海棲艦は一撃で倒され沈んでいった…

 

魔物「ヤった……!? さっき魔法を無効化した奴の仲間を一撃でぶっ倒した……!?」

 

魔法が効かなかった怪物を一撃で倒したことに驚きを隠せない魔物、しかしこの瞬間に主砲などの艤装に気づく

もしやあれは戦闘ロボ的な存在なのでは?自分も同じような部下を作れば楽に深海棲艦達を討伐することが可能なのでは……?

そう考えた魔物は自分も艦娘を作る事を決意、そしてしばらく拠点として使えそうな場所を探しに海を浮遊して移動を始める……

 

移動して30分と、そこそこ時間が経った頃に多少汚いがまだまだ使えそうな広い廃墟を見つける

ここなら艦娘を部下にしても部屋分け的な意味で問題無さそうな上、キチンと掃除と整備をすれば再び使えると判断した魔物は早速廃墟を直す作業にかかる

 

休憩もしながら作業をして1時間後、ある程度修復が完了したところで修復作業中に発見した人間が1人入れそうな4つの筒状のブースと何かを投入出来そうな機械にその二つを繋いでいるパイプ、そして艦娘の建造方法と書かれたマニュアルを参考に艦娘を作り出す事を試みる。

周囲にあったそれっぽい素材達を謎の機械に投入して色々なボタンをポチポチ押してみたりしていたらシューッと煙が出る音と共に4つあったブースの1つに人影が──

 

魔物「誰かいる、何かがいる……。 さっき見たヤツより小さいけど艦娘とやらが出来たのかな……?」

 

恐る恐る扉を開けてみると中には見慣れない少女が──

 

?「第六駆逐隊の長女、暁よ。 一人前のレディーとして扱ってよねっ!」

 

第六駆逐隊の長女である駆逐艦娘の暁が着任した

 

魔物「おお…! これがマニュアルに書かれていた艦娘か…! さっき見かけたヤツのような装備をしている……!」

 

艦娘が生まれたことにご機嫌で興奮状態でウキウキの魔物

そこに暁が話しかける

 

暁「えっと……貴方が私の司令官でここが鎮守府? 随分汚いけど……」

 

魔物「んぇ…? しれいかん…ちんじゅふ……えと、なんですそれは」

 

別世界からやってきて正式に提督になっていないどころかこの世界のあれこれを知らない魔物が司令官とか鎮守府を知る由もなく……

知らないのならしょうがないわね、…と何も知らない魔物に誕生したばかりの暁が自分がどういう存在なのか、自分を作り出した貴方がどういう存在なのか、など色んなことを教える

 

魔物「えーと、つまりは君ら艦娘達を指揮する人間は提督と呼ばれていてそいつらに命令出す上司もいて提督や艦娘の住処……つまりこの場所とかが鎮守府という名前なんだな?」

 

暁「そういうこと。…思ったより飲み込みが早いのね」

 

魔物「当然! 私は賢き魔物だからねっ! アッハッハッハッハ」

 

ちょっと褒められて調子に乗る魔物、それに対してジト目をかます暁だった

そして今度は暁が魔物に質問をする

 

暁「……ところでふと気になったんだけど、貴方の名前はなんていうの? 多分"まもの"というのはお名前じゃなさそうだし、今後の為に聞いておきたいわっ!」

 

魔物「名前かぁ。 ……姉と違って名前らしい名前は無いが種族名はアイテンタクルだ。 覚えといてくれよな」

 

暁「あいたんて…あいてんて……? うーん、……長いし覚えにくいから、タク司令官で良いっ?」

 

魔物「そ、そんなに覚えにくい!? …まぁ呼び方はそれで構わないよ」

 

こうして名前が言えない暁によって魔物提督「タク提督」が誕生したのであった──

 

 

暁「ところで……どうして私の格好とタク司令官の格好はちょっと似ているのよっ、そもそも貴方の性別はどっち……?」

 

タク「格好が似ている理由は知らない。 そもそもこの服は元々本来の世界での知り合いのお姉ちゃん達が過去に半強制的にくれたやつを仕方なく着て……って経歴はいいや、後々話す……そして私は女っぽいが男だ。 ……とりあえず暁を参考に他の艦娘も何人か建造?をするぞ、手伝ってくれ」

 

暁「ま、まさかの男性だったのね……声と見た目が女の人っぽかったから分からなかったわ。 ……あと、私達の呼び方は"隻"ね」

 

こんな格好と声じゃ暁に性別も間違われるのも無理はないなとタク提督は思いながら気を取り直して新たな艦娘の建造に取り掛かる

暁を作った時と同じ材料で3隻一気に建造開始、そしてすぐに新たな艦娘が──

 

響「響だよ、その活躍から不死鳥の通り名があるよ」

 

タク「お前まだなんも活躍してねーだろうが」

 

雷「雷よ! 貴方が私の司令官ね、いっぱい頼って良いんだからね!」

 

タク「結構可愛くてとりあえず頼れそうな子が来たねぇ……」

 

電「電、着任なのです。 ボッロい鎮守府ですね……まぁよろしくなのです、司令官さん」

 

タク「な、なんか口悪めな子……」

 

暁「……やっぱり私を参考にしたから私の姉妹艦、第六駆逐隊が生まれたわね。電だけなんかちょっと違うけど……」

 

第六駆逐隊、早速全員爆誕

しかし電ちゃんは俗に言うぷらずまちゃんだった

そこそこの人数の艦娘が生まれたのでタク提督は早速そこらの海域で深海棲艦と戦わせてみようと発言

いきなり戦闘で大丈夫かと暁は少し不安がっていたがそこら辺の個体なら生まれたばかりでも大丈夫とタク提督、それでも暁は不安だったが……

 

タク「いきなりアイツらと戦うのが不安なら実力チェックでもしてみるか? ……練習相手は私、少し戦闘の練習をしてからアイツらと本番で」

 

外に出て近場の海上で演習開始

タク提督が浮遊したり見慣れない魔法とやらを用いての演習で驚きだらけではあったがちゃんと演習的な事はしてくれるんだ……とホッとした暁だった

そしてその演習が終わったあと……

 

暁「……なんか、ちょっと戦っただけだけど強くなった気がするわ……もう改への改装ができそうなくらいに」

 

タク提督の戦いの教え方が上手いのか、それとも魔物としての経験値が多いのか、あっという間に練度が上がってもう改造出来るくらいにまで強くなっていた

暁はタク提督に艦娘の改造についてのあれこれを教えて早速4姉妹全員が改になる事に

そしてちゃんと戦えるかのチェックも終えた事で、いざ──

 

タク「さぁ行くぞ、第六駆逐隊! 深海棲艦共をぶっ倒しちゃいな!!」

 

暁「みんな、出撃よ。 司令官に良いとこ見せましょっ!」

 

他の3人「おー!(なのですっ)」

 

ついに出撃!

そしてタク提督が普通に着いてきたことに少し驚く第六駆逐隊だった

海に出てしばらく経った頃

深海棲艦の影が見える……

 

イ級「……! イキュ! イキュイキュ!!!」

 

暁「あれは……駆逐イ級ね、……3隻いるけどあんまり強くない敵艦ね」

 

雷「でもあの駆逐イ級、司令官さんに威嚇しているわね……どうしてかしら?」

 

電「あの顔が気に入らないのですよ、きっと」

 

タク「そんな気に入らない顔してるのかね、私は…。 ……あ、てかアイツ! 確かさっき会って魔法で倒せなかったヤツだ! やれ撃て! ブチコロせっ!!」

 

響「あ、会ったことあったんだね。 ……Ура!!!」

 

暁「と、とりあえず一斉砲撃! やぁっ!!」

 

さっきの個体とのまさかの再開で少し過激になったタク提督のコロせ発言により4隻で一斉に砲撃

3隻いる駆逐イ級にちゃんと命中し、断末魔を叫びながら沈んでいった──

 

イ級「イ゛ィィィィィ……!!」

 

暁「駆逐イ級3隻、全艦撃沈!! …司令官?」

 

タク「すご…艦娘すっご……!」

 

響「私達艦娘の凄さに感激しているね……」

 

電「こんな雑魚を倒したくらいで感激するなんて、単純なのですっ」

 

さっき自分が倒せなかった駆逐イ級を倒した事を空中で子供のように跳んでいる風にとても喜んでいるタク提督

その先の深海棲艦も無事討伐し、打倒深海棲艦と打倒深海提督の希望が見えたところで拠点に帰宅した矢先に玄関の方から謎の男が話しかける……

 

男「おーい、そこの君! あまり見ない顔だけど……まだ私も聞いていない新しく着任した提督か?」

 

タク「ん? 誰だお前は。 こんにちは、なんだか真面目そうな人間さん」

 

白い服に帽子を被った真面目そうで好男子な謎の男がタク提督の前に現れ、その男が名乗る

 

男「私の名前は明地照休(あけち てるやす)、佐世保で提督をやっている。 よろしくな」

 

タク「私はアイテ……じゃなくてタク、タク提督だ、よろしく。 ……というかお前、提督だったのかっ!」

 

謎の男はまさかの提督だった。提督業としては一応先輩である明地提督。彼曰く最近謎の深海棲艦の軍勢に襲撃され、廃墟と化した鎮守府の様子を見に来たらタク提督がいたとのこと

 

タク「私が拠点にするつもりだったこの廃墟って元々鎮守府だったのか。通りで艦娘を作れる素材や環境が揃ってるわけだ……」

 

明地「少し残っていたのか……。 大本営の方針としては本来ならこの廃墟と化した鎮守府は完全に取り壊して一度更地にする予定だったらしいが……君が使うなら私から説明してこの予定を撤回にしてあげよう」

 

大本営というこの世の全ての提督の上司達の方針を変えるくらいの権力を持つ謎の提督によって、とりあえず拠点の確保が出来たタク提督だったがそんな人間を信用しても良いのかという若干の不安が残る

が、何か自分に不都合なことをされたら魔物らしく人類もサクッと狩ってディナーにしちゃえばいいや、と判断をして様子見兼ねて一度放置しておくことにした

 

明地「何かあれば気軽に私や他の提督に相談してくれ、色々落ち着いたら私の鎮守府にも是非顔を出してくれると嬉しい。 ではまた会おう」

 

そう言って明地提督は帰って行った。これでようやく拠点の鎮守府で休める、そう思った矢先に今度は二人の謎の女性に声をかけられる……

 

?A「始めまして……ですね! 貴方もこの廃墟の鎮守府を見に?」

 

?B「始めまして、えっと……どこかの提督さんですか?」

 

タク「またなんか来たし……やぁやぁ始めまして、私はタク提督。 そこの取り壊し予定だった鎮守府を勝手に借りて……まぁ色々あってそこに住む事になった」

 

?A「私は工作艦の明石です……えっ、ちょっと待ってください、取り壊し予定"だった"……!?」

 

タク「そうですよ。 さっき会ったなんか階級の高そうな明地提督とかいうヤツが私の為に取り壊すのを撤回してくれるらしい。 ……そっちのポニテの子は名前なんて言うのさ?」

 

明石「取り壊しが撤回ですって……!?」

 

夕張「は、はい! えっと、私は夕張です! まさかここが取り壊されなくなったなんて……!」

 

この廃墟の鎮守府が取り壊されない、その事にやたらとテンションが上がった様子の2人

なんでこんなテンションなのか全く分からないタク提督だったが直後に2人の口からまさかの事実が明かされる

 

明石「実はこの鎮守府……元々私達が所属していた思い出の鎮守府なんです。 平和な海になっていた時期は楽しく暮らしていたんですが最近再び現れ始めた深海棲艦の軍勢になす術なく……」

 

夕張「私達の提督も殺されちゃったし、一部の艦娘は逃げることが出来たけど逃げられなかった他の艦娘は奴らに殺されて鎮守府も破壊されたのよ……とても悲惨だったわ……」

 

そんな事が過去にあったのかと驚くタク提督

どうやら2人が所属していた鎮守府は資材が潤沢で更に艦娘達はとても強かったらしく、それぞれ奪えば戦力強化が出来ると考えて深海棲艦が襲撃したのかもしれないと明石が言う

その割に艦娘が作れる程度には資材が残っていたが夕張曰く、それは深海棲艦達の目的は艦娘の死骸を回収してそれを改造、新たな深海棲艦を生み出す事なので資材は持てるだけ持って持ちきれなかった物は放置したと推測する

 

タク「……ところで話が変わるけど、明石と夕張は帰る場所はあるの?」

 

明石「あー……実は今は帰る場所無いんですよねー……」

 

夕張「はぐれ艦娘保護施設という場所でとりあえず保護してもらっているだけで……」

 

タク「ほぉう。 ……なら、良かったらで良いんだけど私の艦隊に入らないか? 最近提督始めたばっかで艦娘達が暁ってのとその姉妹艦ってヤツだけだし、強そうな君らが来てくれるとこっちとしてはかなり助かる」

 

急に入隊のお誘いをされる明石達

全く面識のない提督相手だが元々自分達の鎮守府だった場所を再利用して活動をするつもりの提督にある意味運命を感じたのか、そして幸せな暮らしを奪った深海棲艦に復讐をするという気持ちもあったのかすぐに「勿論です!」と返答

新たな仲間が増えた事に喜ぶタク提督だった

 

明石「ふふっ、よろしくお願いしますね! タク提督さん! 建造や装備は明石に全てお任せあれ♪」

 

夕張「よろしくお願いしますねっ! 明石ちゃんと共に建造や装備作りを致します♪」

 

明石「ちなみに私は既に改状態で夕張ちゃんも改二ですので即戦力ですよ!」

 

タク「おお、それは頼もしいねぇ……! しかし建造と装備作りが上手いのなら帰って少し休んだら色々作ってもらおう……。 あと第六駆逐隊にも2人を紹介してあげなきゃ」

 

明地提督のおかげで鎮守府という拠点を完全に確保し、更に明石と夕張も仲間に加わり、本格的な提督活動が開始したのであった──

 

それから1時間後──

出撃疲れと鎮守府修復疲れが取れたタク提督は更なる戦力増強を求めて新たな艦娘の建造を試みる

建造は任せて、と言いながら仲間になった明石にどんな艦娘を作るのが良いか聞いてみる事に

 

明石「うーん、そうですねぇ……駆逐艦はもう少し欲しいですし強力な戦艦や空母、あとは軽巡洋艦か重巡洋艦もいて欲しいですね。 狙って建造出来るかは分かりませんが……まずはこれらですね」

 

タク「……なるほど。 じゃまずは駆逐艦で、暁のデータを流用すればすぐ作れるだろうし……」

 

明石「あっ、待ってください。 暁さんの時と同じレシピでも良いですがここは一つ珍しいかつ強い駆逐艦でも狙ってみませんか?」

 

タク「珍しくて強い……? それ、狙おう」

 

強いという単語に惹かれたタク提督

という事でまずは駆逐艦、それもレアな駆逐艦の建造を狙ってみる事に

暁を建造した時より少し資材を多く投入していざ建造開始

高速建造材で2隻同時に作り終え、2つのブースの1つにブースにうさみみっぽい影の艦娘、もう1つには頭に帽子とは違う何かを乗っけた艦娘の影が現れる

 

明石「……まさか」

 

と、明石が察してそのまさかの出来事が起こり、なんとレアな駆逐艦の建造に成功してしまった

 

島風「駆逐艦、島風です! スピードなら誰にも負けません!」

 

雪風「陽炎型駆逐艦8番艦の雪風です、よろしくお願いしますっ!」

 

タク「元気な艦娘だこと……まさかこの子達がレアで強い子?」

 

明石「そ、その通りです……いやぁ、まさか早速建造出来てしまうとは」

 

タク提督の運が良いのか、明石の建造のやり方が良いのか早速レアで強い艦娘が生まれてご機嫌なタク提督と驚きを隠せない明石

早速演習場で暁達と共に演習をする事にした

 

タク「こっちで演習してる間そっちは戦艦とか色々建造しといて! 強い子が生まれるの楽しみにしとくぞ」

 

明石「りょーかいです! ……ところで演習のお相手はどの艦隊が?」

 

タク「相手? そりゃ私ぞ。 ……言い忘れていたけど私は別の世界に住まう魔物だから……炎の魔法で弾幕放ってそれを回避させて私に反撃してみろ〜、って感じの演習をするのさ」

 

明石「へ……別の世界の魔物…………??」

 

キョトンとする明石、それを尻目に早く演習したいタク提督は演習場へ行く

明石は提督が別世界出身でしかも人間じゃないという嘘か本当か分からない情報に混乱しながらタク提督に言われた通り建造しながら演習から帰ってくるのを待つ

それから約30分が経ち、さっき建造されたばかりの島風と雪風はそこそこ成長。そして明石も良い艦娘が建造出来たようで──

 

明石「ご覧あれ! 強力な艦娘が3隻生まれましたよ!」

 

金剛「Hi! 貴方が私の提督デスネ? ヨロシクオネガイシマース!!」

 

赤城「航空母艦、赤城です。 よろしくお願いしますね♪」

 

加賀「航空母艦、加賀です。 貴方が私の提督なのね? まぁそれなりに期待しているわ」

 

タク「騒がしい子におっとりした子に真面目そうな子か、良いねぇ」

 

注文通りの戦艦と空母がしっかり誕生

新たな仲間の強さに期待しながら、そしてついでに明石と夕張がどれだけやれるかを試す為に軽く演習をする

演習の最中、金剛が愛の砲撃と称してタク提督に思いっきり砲撃したり明石と夕張が想像以上にパワーがあったことに驚きつつも約10分間の演習を終える

艦娘のレベルもまぁまぁ上がったので今度は艦娘が付ける装備について明石に相談してみることに

 

明石「そうですねぇ、駆逐艦には電探が必要ですし金剛さんには偵察機と九一式徹甲弾が欲しいですね! 他にも欲しい装備はありますが……まぁそれは後々開発すれば良いですかね」

 

タク「電探と……あとのもう忘れたけどとりあえずそれらの開発、任せたよ」

 

夕張「な、名前忘れるの早いですね……。 とりあえず装備開発は割とすぐ終わるから少し待っていて♪」

 

言われた通りに少しだけ待つタク提督

すると数分経っただけで沢山の装備が開発完了した

調子に乗って少し作り過ぎたらしいが今後に活かせるため、とりあえず保存しておいた

完成した装備を軽く点検し、夕張に教えられながら艦娘に適切に積んだあと試し撃ちがてらに近場の海域に蔓延る深海棲艦を討伐しに出撃する

旗艦は暁で新米5隻を僚艦にして、もちろんタク提督も司令塔として浮遊して付いていく

 

加賀「……海域にまで付いてくるタイプの提督なんて初めて見たわ」

 

暁「私達の安全をちゃんと見たいらしいわ。安全確認は嬉しいけどちょっとお節介さんよね……」

 

金剛「私としては提督が来てくれるのは嬉しいネー♪」

 

雑談もしながら進軍していくと遠くに深海棲艦の影が見え始める

 

暁「あっ、敵艦隊発見! えぇっと……軽巡ヘ級が1隻に、駆逐イ級が4隻……ね!」

 

ヘ級「ヘヘ…! ヘッヘーッキュッ!!」

 

相手もこちらを見つけたようで、騒いで仲間達に伝えている──

 

金剛「先手必勝! バーニング・ラァァァブ!!」

 

だが血気盛んな金剛は真っ先に敵艦隊に砲撃、軽巡へ級を狙ったが寸でのところで駆逐イ級に庇われて1隻撃沈

 

加賀「鎧袖一触です。赤城さん、行きますよ」

 

赤城「ええ、一航戦の誇りをお見せしましょうっ!」

 

様々な戦闘機達が発進されて駆逐イ級2隻に爆撃し、撃沈

 

島風「しまかぜ、撃ちますっ!!」

 

雪風「艦隊をお守りしますっ! てーっ!!」

 

元気よく砲撃し、駆逐イ級1隻を撃沈し、軽巡ヘ級を大破まで追い込み、そして──

 

暁「トドメよっ、くらいなさいっ!!」

 

軽巡ヘ級に全力砲撃、撃沈していった

海域を無事制圧して帰還をしようとした矢先、遠くの海域からオーラを纏った黄色い深海棲艦の影が

なんだアイツは、と提督が気づくもそれを暁達に教える間もなく黄色い深海棲艦はいきなり砲撃して襲いかかってくる

 

暁「きゃっ…! な、なによ……って…軽巡ヘ級のflagship……!?」

 

加賀「この辺りにはいないはず……それに取り巻きの駆逐イ級達も一部が後期型ね……」

 

タク「さっき倒した奴の敵討ちとして速攻でやってきたのか……? かなりヤバそうだけど逃げ道も無さそうだし、転移魔法テレポワープだと私しか逃げれないからアイツらをぶっ倒すしかない……」

 

暁「そうね……全艦倒すしかなさそう。 ……さぁ覚悟なさい軽巡ヘ級のflagshipさん!! あとその取り巻き達!」

 

暁ら駆逐艦勢による雷撃で後期型じゃない方の駆逐イ級を全員殲滅

一航戦の2人は戦闘機達を発進して後期型を爆撃し、金剛が軽巡ヘ級flagshipに対して全力で砲撃

 

金剛「全砲門、Fire!!!」

 

全力の砲撃は一部は外したが大ダメージを与えることに成功

しかしヘ級flagshipも黙っていない、自分を攻撃した仕返しに金剛へ砲撃をし、中破してしまった

 

金剛「Shit!! 提督に貰った大切な装備が……出来たばかりの徹甲弾が……許さないデース!!」

 

中破したことよりもさっき貰ったばかりの九一式徹甲弾に傷が付いたことに逆ギレして怒りの反撃

しっかり当たり、軽巡ヘ級flagshipを討伐することに成功した

 

タク「アレ作ったの夕張だけど……まぁ兎に角よくやった!! あんなに強そうな奴を倒しちゃうなんて艦娘凄い……!!」

 

提督は感激し、凄いと褒められた金剛はニッコニコだった

すると軽巡ヘ級flagshipを倒した辺りから泡がボコボコ言い出してまた新たな敵かと警戒する中、しばらくすると水中から眼鏡をかけた謎の艦娘が現れて──

 

??「ん…んんっ……ここは……?」

 

暁「あの艦娘は……大淀さんかしら……?」

 

タク「え、艦娘…? 大淀……?」

 

加賀「……艦娘のドロップ。 元艦娘の深海棲艦を倒すとたまに起こる現象ね……」

 

加賀曰く、主に殺されたり拉致されたりで深海棲艦に改造させられた元艦娘の深海棲艦を倒すと改造前の状態に治り、元の艦娘がドロップするとか

大淀も少し前の過去に鎮守府が深海棲艦の襲撃に遭い、その時に殺害されて体を改造させられて軽巡ヘ級のflagshipとして活動させられていた

 

大淀「た、助かりました……ありがとうございます! ……しかし元に戻ることが出来たとはいえ、帰る場所が……」

 

暁「あー……鎮守府ももう無事じゃないかもってことね……。 ……それなら私達のところに来ませんか? まだ艦娘の数が少ないし、大淀さんみたいなまとめ役が出来そうな艦娘はまだ新人のタク司令官にも必要だし!」

 

タク「おっ、来い来い〜。 新しい子はいっぱい歓迎するよ!」

 

大淀「で、ではお言葉に甘えて……! これからよろしくお願い致します♪」

 

トラブルがありつつも深海棲艦を倒して思わぬところで仲間が増え、ようやく安心して鎮守府へと帰還

中破した金剛を入渠させ、少し傷が付いた装備を点検してもらい、明石はさりげなく勝手に建造をしていたようで重巡洋艦の青葉と衣笠が加入していた

大淀は秘書艦というポジションで提督をお手伝いしてくれるようでタク提督は喜んでいた

 

その日の夜

艦娘達が皆就寝し、タク提督は大淀と共に作業をしながらこの鎮守府の名前について考えていたようで

 

大淀「この鎮守府の名前ですか? 場所的に恐らく呉鎮守府だと思いますが……」

 

タク「呉鎮守府って呼ぶのも良いけど短すぎてさー。 なんか良い呼び名がないかと思ってて……。 第一候補は私の知り合いのお姉ちゃん達の名前からそれぞれ一文字ずつ取った【白亜香(はくあこう)鎮守府】……って呼ぶか悩んでる」

 

大淀「はくあ……?? ま、まぁ……知り合いのお姉さん方から名前を取るセンスは少しアレですが、提督が好きなように呼んでここに愛着持ってくださるなら良いと思います♪」

 

こうして魔物提督の鎮守府、白亜香鎮守府が誕生したのだった

翌朝、他の艦娘達にもそのことを伝えて、由来に少し引かれつつも一応全員から高評価を貰えた

名前を決めた記念として入り口に表札を貼ろうとした時、見知らぬ艦娘に話しかけられる

 

??「あ、あのっ、初め…まして……」

 

丁寧な口調で話しかけてきたその艦娘の名は霞

どうやら訳アリなようで前の提督は待遇の悪く、それにブチギレて鎮守府ごと破壊した仲間から逃げてきたが一緒に逃げた他の艦娘とはぐれてしまったらしく──

 

霞「……嫌ならいいんだけど、貴方の艦隊に加わる代わりに私がここに居るという情報を拡散してもらって仲間と合流させてくれると助かるわ」

 

タク「そうか。 ……見たところなかなかに強そうだし良いよ」

 

霞「……! ありがとう……ございますっ!」

 

唐突な要求だったが笑顔で了承した提督だった

 

タク「艦娘登録の手続きとか仲間へ情報渡すとかはとりあえず大淀さんにやってもらって! 私は今表札の位置を微調整してるから……」

 

霞「分かったわ、大淀さんのところね!」

 

そう言って大淀のところへ向かって行き、無事に艦隊に加入、そして霞が仲間と合流出来ることを願って、霞の仲間を探す為に外に張り紙を貼った

 

タク「……さて、張り紙も貼ったし表札も完璧! 霞のお仲間が見つかるのを祈りながら今日も力を取り戻す為に深海棲艦共を倒すか〜〜っ」

 

暁「きっと見つかるはずよ。 さて、本日もよろしくお願いするわね、司令官っ!」

 

力を失いし災いの魔物アイテンタクル

彼が己の力を取り戻す最後の物語はまだ始まったばかり

果たして深海提督を打ち倒し、闇の力を取り戻せるのか──

 

次回へ続く

 




オマケtext

霞「そういえばまだあの張り紙見ていないんだけど、どんな感じ?」

タク「あぁ、こんな感じよ」

余っていた張り紙を渡し

霞「えーっと……【仲間とはぐれた迷子の霞ちゃんを探しています。 心当たりのある方は白亜香鎮守府まで来てください】 ……迷子って表現がちょっと子供扱いされてる感あるけど、なかなか良いわね。 ……本当、急に押しかけてこんなことさせてありがたいけど申し訳ないわ……」

タク「良いってことよ。 断る意味もないし、人間以外には基本優しくするって決めてるから……」

霞「に、人間にも優しくしてあげて……ってか他の人のこと人間呼びするのね……?」

タク「当然。 ……あ、そっかまだ言ってなかったわ。 私は異世界より現れし災いの魔物のアイテンタクル! 今はタク提督として活動しているっ! 魔物、つまり人外! 今は失った力を取り戻す為に旅を続けていてここが最後の予定」

霞「ま、まもの……?? 貴方人じゃないの……??」

タク「そうだよーー。 まぁ今は異形の姿になれないし悪魔の翼を生やして本気になると後日疲労度がヤバくなるから実質魔法使えるだけのただの人だけどね……」

霞「……と、とても信じられないけど、嘘を言っている様な目じゃないしきっと本当なんでしょうね……」

タク「純度100%の本当の事だぞー。 ……あ、そろそろ出撃の時間だ。 とりあえず君の実力を確かめるために艦隊に入れるけど良いよね?」

霞「ん、了解。 霞、出るわ! 前のクズ司令官にコキ使われたせいでレベルだけは高いから任せなさいっ!」


その後、霞に金剛、あと青葉と衣笠に暁と響を加えた艦隊で様々な海域に赴き、鎮守府近海の深海棲艦を殲滅して海域を制圧した
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