魔物の提督と艦娘達の深海討伐録   作:カプコモルゥ。

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(※ピクシブさんにも同じものを投稿してあります)

やぁやぁそこそこお久しぶりですカプコモルゥです。
前回からだいぶ投稿期間開いちゃったけど(普通のおサボり)良かったら見ていってね
前回のあらすじとか書いた方が良いのかもしれないけど面倒なのでここではナシ
前回を見てもらった方が楽しめますし、視聴数も稼げるのさ、ふへへ


第二話【暴走の狂犬:夕立 〜君は完璧で究極のぽいぬ〜】

失われし力を取り戻すために異世界からやってきた災いの魔物アイテンタクル

元呉鎮守府である白亜香(はくあこう)鎮守府にて魔物提督タクとして提督活動を始めてはや5日、提督のやる仕事には慣れて来たが一つ不満を持ち始める。それは──

 

タク「家具が全体的にボローーーいっ!!!」

 

大淀「と、突然叫んでどうしましたか…!?」

 

鎮守府自体の外装や壁、床、柱はここを利用すると決めた時にほぼ完全に修復した

が、椅子や執務机、寝具などの家具はかつての職人技を再現出来なかったりそもそも完全に壊されていたりで満足に揃えられず、どうにか再現したボロボロの物ばかり使っていたが良い加減新調したくなったようで

 

タク「この机とかガッタガタして作業しにくいったらありゃしない……。 なぁ大淀さん、提督用に家具売ってるサービスとかなんかないのか??」

 

大淀「あるにはありますが……普通の賃金ではなく“家具コイン”と呼ばれる特殊な通貨が必要になりますね」

 

タク「あるのか! その家具コインってのはどうやって稼ぐの?」

 

大淀「基本的は艦娘達を遠征させて集めますね。 提督は今まで深海棲艦が蔓延る海域への出撃と提督自身が相手の演習しかしてませんでしたよね……?」

 

タク「確かに、そういえば早いところ深海棲艦の親玉の闇の力を回収したくてそういうの疎かだったな。 よしっ、遠征させよう! どこ行かせたら効率よく家具コインを手に入れられるか教えて大淀さん!」

 

大淀は遠征の行き先のリストを提督に見せる

「ここなら効率的に家具コインを手に入れられますよ」

「こちらですと家具コイン以外にも資材が豊富に手に入ります」

「この高速修復材は私達艦娘の即時回復に必要ですね」

などと会話を繰り広げながら、とりあえず家具コインが沢山手に入る遠征を第六駆逐隊に向かわせる

 

大淀「ちなみに安物の机ですと500コインで買えますが高級品ですと20万弱はかかりますね」

 

タク「そっかぁ……。机とか艦娘達の部屋の家具とか新調しても結局安物か」

 

大淀「……あっ、申し訳ございませんっ……家具コインで買える物は提督室の家具だけというのを忘れていました……!!」

 

提督も思わず「えっ」と言ってしまう

うっかり大淀、炸裂である

提督室の物しか買えない、という事は艦娘の部屋とかタク提督自身の個人部屋の物は他で手に入れるか自分で作るしかないので……

 

タク「……仕方ない、家具コインで揃えられるやつも長い期間は待てないし、とりあえず大体の物は私の地元……魔界から取り寄せるわ」

 

大淀「了解しました。 魔界の家具……変な魔法などがかかっていない物でお願い致しますね?」

 

魔界にある物で揃える事にした提督は魔法で作ったワープホールを経由して一度魔界に帰る事に

大淀は家具作成用の材料を探しに行く事に。そしてその一部始終を青葉がこっそり見ていた

 

青葉「青葉見ちゃいました! 確かに私達の寝具、ボロボロでしたしそういうのを良くしてくれるのは嬉しいです。 ……で! 提督が通った謎の穴……提督が通ったらすぐ消えちゃいましたが気になりますねぇ…!」

 

提督の魔物らしさを初めて目撃した青葉は興味津々なのだった

そしてタク提督が魔界に着いた頃──

 

タク「ふ〜、5日ぶりの魔界。不思議と空気があっちよりうめぇ〜」

 

?A「あっ、おかえりお兄ちゃん!」

 

?B「異界偵察装置から見てたわよー。こっちから家具持って行くんだって?」

 

?C「んー……ベッドはあるかもだけど他は拷問椅子とかだけじゃねーー??」

 

タク「おっ、紅香(こうか)ちゃん出迎えありがと♪ 白美(はくみ)姉も魔亜夜(まあや)姉もありがとう。 あと魔亜夜姉、拷問椅子以外にもなんかはあると思うよ」

 

彼女達は暗黒星雲三姉妹、長女の闇野白美(やみのはくみ)、次女の闇野魔亜夜(やみのまあや)、三女の闇野紅香(やみのこうか)

タク提督が大変お世話になっていて白亜香鎮守府の名前の由来となった三姉妹で三人共通して闇の力を操るのと他者に憑依して操るのが得意な人型の魔物

 

タク「とりあえずみんな、これからどんどん増えるであろう艦娘達用に可愛らしいデザインで寝やすいベッド探してきて。 使ってないやつとか何個かあったよね?」

 

紅香「お古のやつとか別世界から取り入れたやつとかが確か魔界城の倉庫にあったはず……探してくるねっ!」

 

魔亜夜「私も色々探してくる……無かったら人間界から盗んで来ちゃお、にへへ」

 

白美「盗みは辞めなさい魔亜夜……人間からヘイト買うだけよ」

 

わちゃわちゃしながらもタク提督と暗黒星雲三姉妹は使えそうな家具を探し始める

その頃、白亜香鎮守府の方では──

 

暁「ただいま戻りましたーー」

 

電「資源も家具コインも結構手に入ったのです」

 

第六駆逐隊が遠征から帰って来て無事に家具コインも沢山獲得していた

 

響「結構頑張って来たよ。ざっと10000コインかな」

 

大淀「お見事です……! あとは提督の持って帰ってきた物次第で少し高い物を数品か安物を沢山買うか……ですね」

 

そうこうしているうちに提督が大量の家具を持って戻ってきた

椅子や寝具などは沢山余っていたようで無事に足りたが執務机だけは良いものがなかったらしく……

 

タク「お姉ちゃん達のおかげでこの辺りは揃えれたが肝心の執務机が無かった。そっちの家具コイン次第では買えそうか……?」

 

暁「こっちは10000コインよ! このくらいで買えるのってあったかしら……」

 

大淀「すごーい安物であれば買えますね……、それか家具職人さんが居れば高級品を割引で購入も行けそうです」

 

安物で済ますか家具職人とやらを探して割引してもらうか、提督が悩んでいると雷が言う

 

雷「そういえば遠征の帰りに迷子の家具職人さんを見つけて連れ帰って来たわっ! この子に頼んで割引してもらわない?」

 

道に迷っていた家具職人を偶然見つけていた第六駆逐隊

雷の肩に乗っかりながら私に任せろとドヤドヤしていて

 

タク「家具職人って持ち帰れるものなの……? なんか自信ありげだし……まぁこの子で良いなら頼ってみるか」

 

提督が普通に妖精さんが見える事に艦娘達は全員驚いたが、とりあえず駆逐艦全員と妖精さんと共に家具屋に行って割引価格で高級な机である秘書艦と提督の机を購入

この時代には物を運べる便利な機械は無いようで、自力で運ぶハメに

しっかりとした物が故、大きくて重いのに持ち帰りに苦労する

「司令官は魔法使える魔物なんだし、物浮かせて移動できる魔法とかないのっ?!」

「そんなものは残念ながらないからみんなで力を合わせて運ぶぞ」

会話を繰り広げながら交代交代で少しずつ運び、ようやく鎮守府に帰ってくると見知らぬ艦娘が鎮守府の入り口の前に居て……

 

??「う〜ん……留守なのかなぁ……?」

 

どうやら鎮守府に用がある様子の艦娘

タク提督は自分がそこの提督だ、と艦娘に声をかける。その艦娘の名は秋雲、どうやら結構焦っている様子で──

 

秋雲「いやー、私は現役から引退した艦娘なんだけどさー、旅行しつつ遠い鎮守府の艦娘を描こうと風雲と共に久々に海に出たらね? 深海棲艦とは違う様子のおかしい艦娘に襲われちゃって……」

 

タク「深海棲艦とは違う艦娘……? 敵側に付いたヤツなのか、それともなんか暴走でもしちゃってるのかな……?

 

艦娘にも襲いかかる艦娘に疑問符が浮かぶタク提督

しかしどうやらおかしくなった艦娘に霞は心当たりがあるようで──

 

霞「もしかしたら、もしかしたらだけど……元々私の鎮守府にいた夕立だったりするかもしれないわ……」

 

待遇の悪かった提督を鎮守府ごと破壊したかつての仲間──駆逐艦夕立では無いのかという

ただ姿を見ないことには確信を持てない霞、だったが「姿ならなんとなくだけど覚えてるから、ササっと描いてその子と大体おんなじか見て!」と秋雲が言う

秋雲が絵を描くのが大得意な様で、襲われて逃げるのに必死だったのにも関わらず謎の艦娘の姿を殆ど覚えているという

秋雲が絵を描いている最中に先まで運んでいた机を執務室まで運び終え、完成した絵を見てみると──

 

霞「やっぱり……。 所々ちょっと違う所があるけどこれは私のかつての仲間……夕立ね。 あの後どこに行ったのかと思ってたけど……あのまま暴走し続けていたなんて、その上無差別に攻撃してたなんて……」

 

秋雲「ふ、ふーん……なんかそっちも色々大変だったんだねっ……? ……とりあえず! ここの提督さんにお願い! 謎の艦娘、夕立の暴走を止めるのとはぐれちゃった風雲を見つけ出してくださいっ!」

 

タク「うーん、ほっといたとしてもその暴走しちゃった夕立の被害が増えそうだし、なんなら我が艦隊にも被害が来る可能性もあるし……良いよっ、止める為の出撃もさせるし風雲もついでに探してくる」

 

暴走艦娘の夕立を止める事となったタク提督一行

その間帰る訳にもいかず、行く宛も特に無い秋雲を鎮守府に泊めてあげることに

秋雲によるとこの鎮守府より南の方に居たとのことで、軽く準備を整えて早速夕立がいるであろう海域に一航戦に金剛さん、暁と霞にコソコソしていた青葉を引き連れ艦隊を組んで出撃し、到着──

 

この辺りに居るはず、と辺りを警戒する霞。タク提督も浮遊して上空から夕立を探していると暁が遠くの方に人影を見つける

その人影が夕立ではないかと警戒を高める艦隊

様子を伺っているとその人影から提督目掛けて集中砲撃をしてきて

 

タク「おわ危なっ?! あ、あの子ホントに大暴走してる……何かを見た瞬間に攻撃とは……」

 

霞「あの雰囲気は近づいて話す事さえ難しそう……。 暴走を止める為に殺さない程度に攻撃するけど、良い?」

 

タク「良いぞ、寧ろやらなきゃやられる……いけ!」

 

 

夕立「……ぽ……ぽ…………ぽ゙い゙ぃ゙ぃ゙ぁ゙あ゙!!!」

 

 

暴走の狂犬:夕立の大咆哮と共に激戦が始まる──

大人しくなるデースと金剛が早速全力で砲撃するも、素早い夕立は回避しながら金剛に砲撃……しつつ、後ろにいた赤城と加賀に雷撃

金剛はなんとか防ぐ事が出来、加賀は魚雷に気付き回避出来たがおっとりしている赤城は3隻を同時に狙う攻撃に気付かずに被弾

 

赤城「くっ……油断していました、まさかあんな事が出来るなんて……」

 

夕立「ぽ゙い゙っ゙! がお゙ぽ゙い゙ぃ゙ぃ゙!!」

 

加賀「っ……! 危ないっ!」

 

被弾して少し体勢を崩した赤城に向かって休む暇も与えず突撃して砲撃しようとするも、加賀に庇われる

しかしならばと今度は加賀を掴んで砲台をメリケンサックに見立てて腹に物理的に殴りかかり、鉄の硬さに夕立のパワーの強さで何度も何度も高速で殴られ加賀も悶え苦しむ

殴り続ける夕立に霞と暁が横からタックルして無理矢理引き剥がす事に成功するも、今度はその2人に蹴りを加え、一旦離れて雷撃をしてきて──

 

霞「くっ、素早い……攻撃をする隙も無いし馬力も強いっ……」

 

加賀「けほっけほっ……近づいても今の私のように殴られる……。 駆逐艦とは思えない程、途轍もない強敵ね」

 

暁「……ひとつ提案っ!」

 

途方に暮れていると暁から提案が上がり、タク提督の魔法を夕立に浴びせ、効いても効かなくてもその魔法に気を取られている隙に一気に畳み掛ける、という作戦はどうかと聞く

 

加賀「良いと思うわ、見慣れない攻撃をされたらどんなベテランでも多少は気を取られると思いますし」

 

金剛「暴走している困ったちゃんにどこまで気が逸れるか分からないデスケド、やってみる価値はありマース! やっちゃってくださいテイトクー!」

 

タク「りょーかいっ! 効こうが効かなこうが我が魔法を喰らいな! 夕立ちゃんよっ!!」

 

早速作戦を実行し、タク提督は夕立に近づきながら雷の魔法サンダーを夕立目掛けて放つ

夕立の周りに無数の魔法陣を展開してそこから強烈な雷が襲いかかり、結構効いているようだがそれでもあまり動じない夕立。しかし隙は確実に生じていて──

 

金剛「今デス!! バーニング・ラーーブッ!!!!!!」

 

夕立「ぽっ……!? ぽいぎゃあー!!!」

 

全員で一斉砲撃、夕立に命中し……沈みはしないがその場に倒れて漸く暴走が収まる

 

霞「……なんとかなったわね。 魔法を放つ提督がいなかったら今頃どうなっていたのやら」

 

タク「今まで艦娘に当てた事なかったけど、私の魔法は艦娘にはそこそこ効くんだな……。 とりあえずそこに倒れてる夕立は一旦鎮守府に連れ帰って治療してやれ」

 

加賀「了解よ。 起き上がって再び暴走せぬようにしっかり見張りながら治療しておくわ」

 

霞と加賀は夕立を鎮守府まで運び始め、暁の赤城は風雲の捜索を開始

そしてタク提督はやりたい事があると言い、青葉を連れて夕立が壊した鎮守府の捜索に向かう

 

青葉「ここは夕立さんが滅ぼした……確か場所は宿毛湾泊地、……こんな滅ぼされて誰も居なさそうなところに何か御用があるんですかー……? もしかして風雲さんがここに戻ってくると思っていたり……?」

 

タク「そうじゃない。 仲間とはぐれた結果ここに戻ってくる事は無いだろう。 私がやりたい事は前の提督の死骸を……お、あったあった♪」

 

前提督の死骸を見つけて何故か機嫌の良いタク提督

気持ちの悪い焼死体を見てちょっと吐き気を催した青葉を横目に何やら怪しい術を始める提督

何をする気でいるのかと興味津々で青葉が見ていると──

 

タク「死した者よ、闇に満ち溢れた髑髏の魔物として蘇れ、そして災いの魔物たる我らに……尽くせ!!」

 

青葉「な、ななななんですっ……?! 死体が浮き上がって……余った肉片が消えて骨の色が変わってる……?」

 

骨々が浮かび始め……毒々しい紫色に変色していき、そして新たな魔物として動き始める──

 

タク「……さぁダークボーンよ、深海提督の本拠地を探せ。 もしくはそこへ近づく可能性のある何かも……探せ!」

 

「カタカタ……カタカタ……」

 

タク提督が怪しい術で魔物ダークボーンを作り出し、命令を出すとダークボーンは命令に従って飛び去っていった──

 

青葉「な、なん…ですか? 今の……。 骨が動いてましたけど……」

 

タク「あれは我が災いの魔物の一族に伝わる術。 人型生物の死体に魔法をかける事で骨の魔物として復活させられるのさ。 久々に使ったけど案外上手くいけた」

 

初めて見た現象、そしてその解説に青葉は興奮。しかし驚きすぎて骨が魔物に変異したその瞬間を撮れなかった事に少し落ち込んでいた

タク提督の用事は済んだので、ついでに落ちている資材を回収しつつ帰還

暁と赤城の捜索隊はというと……居そうな雰囲気のある場所自体はとある島で見つけたものの、本人はいなかったという

たまたま入れ違って出会えなかっただけの可能性を考慮し、その場にメモ書きだけ置いて暁と赤城は一旦立ち去り、鎮守府に帰還。

 

暁「それっぽいとこは見つけたけど残念ながら風雲さんはいなかったわ……」

 

赤城「何故か2人分くらいの食料の消費跡がありましたけど、私と同じくよく食べるお方で……?

 

秋雲「あー……まぁ襲われた日から結構日が経って居るしねぇ……元の鎮守府に戻り始めた可能性はあるかも。 あの子はあんまり食べない子だったけど遭難してよく食べるようになったのかな……?」

 

2人分食料があったという謎はともかく、風雲もう既に戻った可能性があるかもということで秋雲元の鎮守府に帰ることに

 

秋雲「ホントは佐世保の時雨って子のイラストでも描こっかな〜って思ってたけど、一旦風雲と合流しなきゃね。 タク提督さんも今度佐世保に行ってみたらっ? 英雄と呼ばれる提督も居るし、ついでに演習でもしてもらって艦隊強くしてもらったりとか良いかも」

 

タク「そうだねぇ、新人達の育成や夕立が復活した際のリハビリも兼ねて今度行ってみようかな。 そっちも気をつけてお帰り、なんかあったらまた私らのところを頼ってくれ」

 

暁「いつでも歓迎よっ!」

 

そんなお話をして、秋雲は帰宅を開始

風雲と無事に合流出来ることを祈って──

そして夕立は無事に目覚めてくれるのか、目覚めたら自軍に入ってくれるのか──

 

 

次回へ続く

 

 

オマケtext

 

……………

 

「いてて……酷い目にあったなぁ……。 変な艦娘に襲われるし、秋雲ともはぐれちゃうし……そしてここどこ!!」

 

「すぐ帰りたいけど、変な艦娘に襲われた時に艤装が破損しちゃったのかな……上手く水上に乗れない……。 助けが来るまではしばらくここで暮らそうかな……。 秋雲……どこでも良いからちゃんと助けを呼んでてよね……!」

 

「なにこれ、人が住んでそうなとこ……私と同じ遭難者かな……? ……あっ! 待って待って! 私は敵じゃないし貴女(あなた)のご飯を奪うつもりはなくて……!」

 

「ふーん……貴女も同じく遭難者なのね? 艦娘じゃなくて普通の人間で……え、……別の世界から来た? そんな物語みたいな事が実際に……? え、魔法が使えた? ……情報量が多くてちょっと何言ってるか分からない」

 

「水上スケートの人型魔族……? じゃなくて私は艦娘で駆逐艦の風雲、ふううんじゃなくてかざくも! 貴女は? ……ふむふむなるほど、良い名前ね!」

 

「うーん、そろそろ秋雲の助けも来る頃かなぁ。 貴女って特に行く宛無いんだっけ? じゃあさ、秋雲が助けに来たら一緒の鎮守府に住まないっ? で一緒に同人活動! ……あれ、当初は私あんまり乗り気じゃなかった気がするけどいつの間にか他人を誘っちゃってる…………ま、いっか」

 

 

 

「何者っ! 見たところ深海棲艦みたいだけど……くっ、陸じゃまともに戦えない……なんでアイツらは陸でも普通に戦えるのよ! 逃げるよ……ちゃん!!」

 

「は…なせ……放せ! 私達に何する気……?! えっ……改造……深海棲艦に……?」

 

「いったぁ……順番が来るまでここに居ろって、牢屋にぞんざいに投げなくても良いじゃない……。 ……助けて秋雲……誰か来て……」

 

「ここから逃げる計画……? えっ……私を置いて貴女だけ逃げてどこかに助けを求めて……? む、無理よ貴女を置いて逃げるなんて…! ……私は身体能力が高いし、隠れるのは得意だから大丈夫って……だとしても……! ……分かった、じゃあ貴女のサポートで私は逃げてどこかに助けを……了解よ……頑張って逃げ切って、そして必ず貴女も助け出すから……!」

 

……………

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