艦娘達が演習を頑張っております。魔物の提督は観戦してマス
面白かったらなんか、いいねとかしてね
第三話【佐世保へのお出かけ、大演習!】
部屋を整えたり帰りに依頼されたお仕事で暴走した艦娘、駆逐艦夕立を止めたりしたタク提督達
そこから数日が経過した頃の深夜、夕立はまだ気絶して寝具に横たわっており──
暁「……全然起きないわねこの子。 死んではないのよね……?」
タク「息はある、生命力も感じる、つまりまだ生きてはいるんだけどそれにしても起きるのが遅い……雷の魔法をやり過ぎたか……?」
霞「あの頃から休息は殆ど無かったし、もしかしたら気絶自体は終わってるけど大爆睡している可能性もあるかもしれないわ。 だとしてもすっごく心配だけどね……」
なんて話しているうちに眠気も完全に来たので暁を夕立見張り係に任命しつつ三人は眠りに就く
それから数刻……朝日は昇り始めてはいるが朝と言うにはまだ早い、そんな時間に目覚めてしまった暁
「まだ起きてないし動いた形跡もないわね……」と夕立をジッと見ているとかすかにピクッと夕立が動き、そしてモゾモゾし始め、体を伸ばした後ゆっくりと眼を開いていき──
暁「め、目覚めた……のねっ?!」
夕立「ぽ……ぽいぃ……あなただーれっ……? なんか悪い夢を見た感じがするっぽい……そしてここはどこっぽい……??」
暴走は収まったようだがどうやら暴走していた時は悪夢を見ていたような感覚だったらしく、記憶も無さそうな様子
いきなり全ての真実を伝えると混乱させてしまいそうなのでとりあえずこの場所だけを教えることにした暁。元々呉鎮守府だった場所という事だけを一旦教えた後、夕立が起きたことを司令官へと伝えつつ夕立と会わせる
タク「初めまして夕立さん。 私がここの提督だ、よろしくねー」
夕立「よろしくっぽ……ってあれ、あの提督さん夢の中で静電気攻撃をして来た浮遊型深海棲艦みたいなヤツにそっくりっぽい!!」
暁「静電気……ってまさか提督の雷の魔法のこと? あの時のあのリアクション、雷の痛さに悶えていたのかと思ってたけどもしかして静電気程度にしか効いていなくてそれに悶えていた……?」
提督が放った得意魔法のサンダー。あの時に打ったこれが実は大して効いていなかった事にちょっとショックを受ける提督だった。しかしその反応を見て"記憶はないけどあの夢は自分が実際にした事"なんじゃないかと気づくカンの良い夕立
変に肯定して混乱させてしまう恐れもあったが嘘は付けず、恐る恐るそうだよと肯定すると──
夕立「え!! じゃあもしかして私が私の提督をぶっ殺したのも現実っぽい?! やったっぽーーーい!!!!」
……と、その他やった行為よりコレが現実だったことがよっぽど嬉しかったようで飛び跳ね始めた
「よっぽど前の提督が嫌いだったのね……」とボソッと言いつつ少々呆れる暁
しばらくして落ち着いた夕立は冷静になって帰る場所がない事に少し焦り始める
夕立「……あ、アイツ殺しちゃったから帰る場所無いかもしれないっぽい。 夢の記憶が合ってたら前の鎮守府……宿毛湾泊地もぶっ壊しちゃったかもしれないっぽい。 やべーっぽい、どーしよっぽい」
暁「あっ、帰る場所無いんだったらいっそ私達の艦隊に入ってここに住まないっ? 前の提督も死んじゃったのなら新たな提督も必要だろうし………?」
タク「そうしてくれると私も嬉しいな! すっごく強かったし、深海棲艦達もバッタバッタ倒してくれそうだし!」
この力を見せ付けられてかつ深海棲艦達をぶちのめしたい夕立は「オッケーっぽい!」と笑顔で承諾
無事に艦隊に加入したのだった
少し不安なのは暴走していない状態で戦うのはだいぶ久々という事
タイミングも良いし先日話題に出た佐世保の鎮守府の艦娘と演習をして実戦練習をしようと提案するタク提督。旅行感覚で行ってみたい艦娘も多いので皆が起きた頃に出発する事に
ついでに戦力増強兼ねて何隻か新たな艦娘を建造しておこうと明石にお願いをした。新人も佐世保の鎮守府の艦娘と演習をしてもらうために──
数刻後……全員起床し、建造も終わって新たに金剛型の比叡、榛名、霧島の三人、初めて見る軽空母の龍驤と鳳翔を引き連れていざ佐世保に
艦娘は海を渡り、提督は空中を高速で飛んで移動したが当然呉鎮守府と佐世保の鎮守府は遠いので到着した頃にはもう昼頃になっていたが、何事もなく到着
演習の前にまずは英雄と呼ばれているらしい提督に挨拶しに行こうとすると……
明地「おや、君は確かあの鎮守府の……久しぶりだな」
タク「あっ、お前は確か明地提督……そういや佐世保で提督やっているって言ってたけどまさか英雄って明地提督……?」
??「そうだよ、この人はカッコよくて偉大で、若くして沢山の深海棲艦をやっつけた人さ……」
?「そして前の深海棲艦の親分を倒して、偉い人に勲章を貰ったりもしてます! あと私の旦那さんなのです」
提督の後ろから見慣れない三つ編みの子と見覚えはあるが口調が全然違い過ぎる電みたいな子が居て、誰だこの子達はとタク提督が言う
「この子達と会うのは初めてか」と明地提督が言うと2人を紹介してもらい、三つ編みの子は時雨でもう片方は電で……
タク「こっちは時雨って言うのか……よろしくね。 ……んで我が艦隊にも電ちゃんは居るんだけど、どうしてこんな丁寧な口調なんだ……?」
タク提督のところの電はなのですが語尾だが荒々しい口調で敵を積極的に沈めにかかるぷらずま個体だが、寧ろ自分のところの方が普通の個体と思ってしまっている提督は明地提督の電に対して"素直になるように調教された個体、実はこの提督変態なんじゃないか"とあらぬ勘違いをしてしまうがこの考えは心の奥底に閉まっておく事にして本題に入り
タク「……あ、そうそう。 君らのとこの艦娘と我が艦隊の艦娘で演習をしたいんだけど……良いかな…? 私の子達を強くして深海棲艦達を楽々ぶち倒したいのと復活した夕立のリハビリを兼ねてやりたいのさ」
明地「勿論いいとも。 戦いの訓練はやるに越した事はないからね……」
快く承諾してくれた明地提督、早速演習場に向かって艦娘達は演習を始める
こちらの演習はちゃんと本来の演習であり、実弾でも魔法でもなくペイントボールを撃ち合う戦いを行い、艦隊が全員大破判定か轟沈判定になると敗北
タク提督側の前々からいる艦娘は一旦観戦する事にして、夕立を旗艦にして先ほど入ったばかりの比叡に榛名、霧島に龍驤と鳳翔を僚艦にして演習を開始
明地提督の艦隊は彼の艦隊でも上位の強さである長門、飛龍、最上、矢矧、時雨、電という強敵揃い
あくまで戦い方を学ぶのであって勝ち負けは拘らない演習ではあるがどうせなら勝って欲しいタク提督は遠くから全力で応援を行う
夕立「なんか遠くから提督さんに応援されてるっぽい。 ……しかしこのペイントボールを撃つのもなんだか久々っぽい……てぃっ!!」
早速夕立が長門に向かって一発撃つが見えていると言わんばかりに軽々と回避されてしまい、夕立よりも遥かに強力かつ高速の長門の砲撃が飛んでくる
なんとか艤装で弾き飛ばすも、いきなり小破判定が出てしまった
そして龍驤は遠くで榛名とやり合っている時雨に向かって龍驤が艦載機を飛ばし──
龍驤「あっちでやり合ってる隙にこの子達でコッソリ攻撃やで……攻撃隊発進やー!!」
目論見通り上手く時雨に攻撃が出来そうだったが攻撃が当たる寸前に時雨に気づかれ、少し被弾判定を与える程度に抑えられる……
その時龍驤の後ろに謎の影が
龍驤「な、なんやっ?!」
「な、の、ですっ☆」
こっそり後ろから来ていた電に気が付かずに頭を思いっきり撃ち抜かれて轟沈判定に
龍驤「あかーん……後ろの警戒を怠ってしもうた……反省反省……てかこのペイントボールクサっ!」
電「初めてにしては良い作戦でしたがあっちに夢中になり過ぎましたね……」
龍驤はやられたがその龍驤の攻撃に多少は気を逸らして一瞬隙が出来た時雨に榛名が畳み掛けて
榛名「今ですっ……てぇーっっ!!」
時雨「っ…避けられない……!!」
熟練の艦娘でも避けられず、しかし上手く体勢を変え、被害を最小限には抑えて中破判定
時雨「やるね……でも油断はしない事だよ」
榛名「えっ?」
困惑する榛名。その足元には目の前にまで来た魚雷が来ており、時雨は被弾する寸前に魚雷を撃っていたらしく──油断した榛名はひゃぁっと驚いて、被弾して大破判定に
榛名「うぅーー……龍驤さんのおかげで攻撃出来たのに、悔しいです……」
時雨「でも良くやったよ、僕を中破させたんだもん……二人の連携はたまたまだとしても上手かった」
別の場所では比叡と霧島は矢矧と最上との2対2をしており、やる気満々の比叡が全力で撃ちまくっていて──
比叡「金剛お姉様と! 提督に良いところを見せる為に! 気合い入れて砲撃ィッ!」
最上を主に狙って、当たりこそしていないものの最上が避ける先に霧島も一発発射して──命中
良いところに当たったようで大破判定を出すことが出来たが二人が攻撃しているその隙を突いて矢矧の砲撃を比叡は全部当たり轟沈判定に
比叡「ひぇーーー……最上さんを上手く倒せましたけどやられましたぁ……」
矢矧「ふぅ…しかし新人が二人がかりとはいえあの最上に大破判定か……」
最上「やるねっ……ただの乱れ撃ちと思わせて避けた先に攻撃、という作戦をその内に閃いたのは凄いことだよ」
霧島「ふふっ、計算通りです……が、矢矧さんと一人でやり合うのは少々不安ですね……」
そして遠くでは鳳翔と飛龍が艦載機同士で戦いを繰り広げていて、鳳翔は艦載機の飛ばし方こそ良かったものの艦載機自体の経験も足りず、呆気なく大破判定に
しばらくして演習は終盤戦になり、霧島はなんとか矢矧に中破判定まで出せたものの、反撃により大破判定になり夕立以外は大破か轟沈判定になってしまう。
長門「残りはお前だけか……これで終わりだッ」
フルパワーで砲撃をする長門。しかし夕立は一瞬で動いてなんとか回避をし、回避をしつつ魚雷を発射して長門に当てるが、その隙に他の艦娘による追撃までは流石に避けきれずに大破判定になり、敗北
「本番だったらあのくらい喰らってもなんとも無いのにー!! 接近戦で殴るのにっぽいぃぃ!!」と愚痴を溢しながら演習場から鎮守府に戻り、提督に結果を報告
夕立「提督さん提督さん!! コイツら強過ぎっぽい!!」
タク「強かったねぇ……。しかし……ふぅーん、英雄の名は伊達ではないと」
明地「なかなか強いだろう。 だが私の艦隊はあれが最強ではないんだ」
どうやら通称"西村艦隊"と呼ばれる明地の艦隊では最強の艦隊があるらしい
曰く西村艦隊で半年前に深海棲艦の大ボスと思われていた者を討伐し、大本営の偉い人から勲章が贈られたとか
なら今度はその西村艦隊と演習をしようとタク提督が言うが、その要たる艦娘の時雨が少々疲れたらしいので小休憩を挟むことに
タク提督が食堂の窓際にて佐世保のカレーライスを食しているとちょっと遠くに見覚えのある艦娘と目が合い──
秋雲「あれっ……タク提督さん、かな……?」
なんで居るのだ、と疑問に思いながら数日ぶりに秋雲と再開
どうやら元の舞鶴鎮守府に一度戻ったらしいがそこに風雲の姿は無く、先に佐世保に来たのではないかと訪れたらしいが──
秋雲「風雲の姿って……見た?」
タク「まだここの全艦娘とは会ってないけど、
窓越しからガックシ、みたいなリアクションを取る秋雲だった
風雲が見つからなくて不安が募るがとりあえず佐世保に来た目的である佐世保の時雨を
時雨「少し恥ずかしいけど……上手に描いてね……?」
秋雲「もちろん! しっかり描くわよ〜ふふふ〜〜〜」
ちょっとキモくなりつつも完璧に仕上げた秋雲、その姿を時雨本人に見せると本人から高評価を貰い、嬉しそうな笑顔を見せる秋雲であった
休憩を終え、タク提督の強い艦娘達と西村艦隊との演習を始めようとするがどうやら西村は7隻の遊撃艦隊じゃないと組めないらしく、6隻で艦隊を組むつもりだったタク提督はどうしようと悩む。すると「あ、じゃあ私も参加させて!! 演習とはいえ戦っている佐世保の時雨を
経験の差が激しいが熱い戦いが繰り広げられる
秋雲もお絵描きでサボらないかと不安だったが描きながら砲撃や雷撃をする地味ながら離れ業を披露して戦闘
金剛「提督に良いとこ見せるデース!」
そう叫びながら相手の旗艦の山城を狙う金剛だが僚艦の朝雲に庇われ、一航戦の2人の自慢の艦載機も最上に的確に狙い撃ちされて落とされる
山城と扶桑の圧倒的火力の砲撃に暁と霞は避けることしか出来ずにおり、時雨と満潮の連携により雪風が狙われるも、持ち前の幸運で案外命中はしておらず、そして山雲がお絵描きに夢中の秋雲目掛けて砲撃し──本人は上手く交わしたものの持っていたスケッチブックに被弾して、その衝撃で海に落としてしまい──
山雲「あちゃ〜……そこに当たっちゃいましたか〜〜」
秋雲「……さない」
山雲「今なんとおっしゃいました〜〜……?」
秋雲「……許さないぃぃぃッッッ!!」
大事な大事なスケッチブックをペイントボールで汚された挙句海ポチャしてブチギレる秋雲
「いや、半分は戦場にそんなモノ持ってきたアンタが悪いんじゃない……?!」と遠くからツッコミする様に指摘する満潮
怒り狂った秋雲は全ての魚雷を一斉に発射し、時雨以外の山雲と朝雲、満潮の駆逐艦3隻に命中して大破判定にさせつつ、原因となった山雲を倒した瞬間我に返って魚雷を全て使ったことに後悔するのだった
そして演習は終盤戦になり、一航戦2人に暁と霞は大破判定で退場し、金剛と秋雲も中破判定、雪風は幸運でどうにか掠った程度に収まっており──
雪風「まだやれる私がやらなきゃっ! 雪風の雷撃を……ていっ!」
旗艦以外を目掛けて魚雷を複数発射し、最上と扶桑には命中するも、時雨は運良く回避をし、逆に雷撃されて初めてモロに攻撃が当たってしまって大破判定に
しかし幸運な自分に運で当ててくる時雨にむしろ興味を持ち始める
それを横目に秋雲も砲撃し、最上に大破判定を出す
そして金剛の全力砲撃で旗艦の山城を狙うも、扶桑に庇われて扶桑に大破判定を出すも、山城反撃により大破判定を出されて倒される──
唯一残った秋雲も時雨にしっかり砲撃され、敗北
演習の結果を提督達に報告し……タク提督達は悔しがっていたが明地提督と山城は寧ろ自分達の艦隊にここまでやれたのは凄い、自分達もまだまだ鍛えなきゃと言う
雪風は時雨にめちゃくちゃに構っており──
雪風「ねぇねぇ! 時雨ちゃんも幸運だったりするっ……?!
時雨「ま、まぁ……提督や他の艦娘達からたまに運が良いとは言われるけど……」
山城「そいつの場合は悪運よ悪運」
時雨「む……悪運じゃないもーん」
と、微笑ましい会話を繰り広げている横で秋雲はさっき全て海ポチャしてずぶ濡れになったスケッチブックを見て半泣きに
山雲「あ、あ〜〜……汚しちゃってごめんなさい」
秋雲「うーーー……今まで描いてたのはさっき念の為別の場所に除けてたからまだ良いけどぉ……」
朝雲「え、じゃあ山雲がやっちゃったのは全部まだ白紙……?」
どうやら先ほど海ポチャしたのは予備の新品スケッチブックらしく、秋雲本人は物をよく大事にする性格なようでこれまでの努力が水の泡に消えた事に対してではなく新品がいきなりダメになった事に対して、そして良い感じに描けていた描きかけの時雨が消えた事にブチギレて落ち込んでいたらしい
演習も終わり、もう夜も遅いので一泊させてもらう事になり、それぞれの寮にて女子会を開く艦娘達を横目に1人外で物思いに
そこにたまたま夜風を浴びに来たタク提督はこんな時間にどうしたのと問う
秋雲「いやー……風雲がさ、どっか行っちゃったしこれから私どうしよーって。 1人で探しに行こうかとか色々考えててね」
タク「そうか……まぁ、あれ。その風雲探しには私らも全力で協力する、元はと言えばそれも依頼された事だし……」
秋雲「ん、ありがと♪ ……そうだ、これも色々考えてるの中にあるんだけど……正式にタク提督さんの艦隊に加わらせて貰えないかな……? こう見えて秋雲さん、戦いの経験豊富だし♪」
ニカッ笑いながら話す秋雲。 艦隊に入って活躍があれば風雲の耳にも何か情報が言って再開出来ないかとの算段
先の戦いで強い事は証明済み、戦力の増強もするしで喜んで受け入れるタク提督だった
秋雲「戦いも勿論だけど、何か描いて欲しい事があればいつでも言って、ね! ササーっと描くからさ」
翌朝、一泊させてくれた明地提督に感謝と別れの挨拶をし「またいつでも来てくれ、歓迎するぞ」と言ってくれたのでまた新人が来たら行こうと思ったタク提督だった
その帰り道に謎の艦娘に遭遇して──
???「そこの提督。 本艦は陸軍特種船である神州丸、貴様達の演習を遠くから見ていたが……その才能、とても気に入った」
陸軍の艦娘らしい神州丸、曰く新人提督に新人艦隊であの西村艦隊にあそこまでやれた事を凄く気に入ったらしく……
神州丸「貴様達の活躍をこれからも見たい、本艦も艦隊に加わらせてくれないだろうか……そこの
秋雲「ん……あれ、どっかで見覚えあると思ったら舞鶴時代にちょっと一緒に戦ったあの不思議な子?? なら大丈夫、不思議だけど悪い子じゃないから艦隊に入れてあげればっ??」
タク「お、おーう……別に構わないけど、艦隊に加わるからには遠征なりなんなりはして貰うぞ」
と、不思議な艦娘が仲間に加わる。彼女はどれ程の強さなのかは不明ではあるが秋雲曰く陸上型深海棲艦という特殊な深海棲艦に対して凄く強かったとの事で、そういう特殊な深海棲艦に対しては頼りになるのかもしれない
そして自分達の白亜香鎮守府に帰宅して、改装が出来る程に戦いの経験を積んだ艦娘達の改装を行い、艦隊が更に強くなったのだった
これからも長きに渡って深海棲艦と戦いは続く。深海提督を追い求めて、そして秋雲の友達で行方不明の風雲も探しながら──
次回へ続く
オマケtext
とある朝、いきなり会議室に艦娘が集められて──
タク「いきなりだが、
どうやらあの日以降夜な夜なペイントボール式演習を開始する準備をしていたらしく、
漸く実現が叶った
暁「司令官の魔法によるあの独特な演習も良いけど……やっぱ佐世保のスタイルが戦術を知れて良いわね」
霞「アレ当たると結構熱いしね。 まぁ併用なら回避術と実戦練習、両方出来てもっと強くなれそう」
秋雲「そういやこっち特有の演習したことないかも。 魔法を避けるってやつ……ちょっと興味ある! 面白いイラストが描けるかもしれないしっ??」
神州丸「本艦も興味があります、後程その演習、経験させて頂けませんか…?」
タク「ん、良いよーー。 んじゃ君らと後テキトーに4隻集めて旧演習! そしてそれが終わったらペイントボール式の新演習を古株達でやるぞーー」
提督の炎の魔法を回避する旧演習が始まり、秋雲は提督の魔法を間近で描こうとしたがそれどころじゃなく、回避に精一杯だったがなんとか被弾無しでスケッチブックも無事守り切る事に成功
神州丸に関しては余裕ある表情で回避していたが最後の最後に1発当たり……熱がった
新演習に関しても無事にペイントボールを発射する専用の艤装が上手く作動し、何事もなく演習を終えれたのだった
タク「……そういえば
と、ふと思った事をボソボソ言っているといつの間にか後ろに居た加賀さんに理由を言われ
加賀「建造資材に資源から生まれる私達艦娘は艦娘特有の御加護があって、艦娘同士の攻撃か深海棲艦からの攻撃以外の痛みなどは全て軽減するのよ。 貴方の炎も、威力が高くても私達にとっては少し熱い程度で済んだり暴漢に殴られても大した事ない……ということ」
タク「すげぇな艦娘、そういう訳があったのは初めて知った……ありがとう。 まぁでも熱い事は熱いみたいだし、間違えて高火力で撃たないようにはするわ。 ……んでなんで後ろに急にいたの?」
加賀「あぁ……後ろ髪にどこからか飛んできた葉っぱが付いていたから。 気になって取ろうとしていたところよ」
タク「ん、あぁ……そりゃどうも」
と、いうやり取りをしつつ艦娘の凄さをまた一つ知れたタク提督なのであった