神州丸ちゃんの大復讐回……果たしてどうなるのか、見ものですね
というか神州丸ってキャラほんと可愛いですよね、グッズ増えてくれ
寝ないで6時から13時くらいまで書いてたからこのキャプションのコピペ用文書いてる時は鬼眠いです今から寝ますおやすみなさい(これそのものを投稿してる時は起きた後だと思うのであんしーん(?))
では今回もゆっくり見て行ってね、すやぁ
神州丸が敬愛している陸軍の将軍が深海棲艦によって既に殺されてしまっていた事が、深海棲艦を裏切った北方棲姫により明らかになり、将軍を殺した深海棲艦に復讐する為、まずは同胞の陸軍艦娘を集めるべく、そして説得するべく舞鶴鎮守府へと向かう神州丸と北方棲姫、これらを抱えて浮遊しているタク提督の3人──
舞鶴鎮守府へ一直線に向かっていたが、その道中にて1つの旅館に集中して向かっている沢山の深海航空機を見つける。一刻も早く舞鶴鎮守府へと向かいたいが流石にこの数の深海航空機を無視する訳にもいかず、一旦奴らが向かう先に降り立つ事に。一方その旅館にて寝泊まりしていた雪風と時雨はというと、他の客や従業員を避難させつつ戦っていた──
時雨「くっ……流石に数が多い……。女将さんとか他のお客さんは無事に避難出来ただろうけど、陸での戦いだしこのままだと僕達が危ない……」
雪風「倒しても倒してもどんどん出てくる……まるで私達を確実にやっつけようとしてるみたいに……このままじゃ……!」
数の暴力で危機に陥っている2人、どうにか抵抗していると1機の深海航空機の攻撃により時雨が体勢を崩してしまう。その隙をついて他の深海航空機達が一斉に時雨の元に向かい砲撃をしようと構える。少し離れた位置で戦っていた雪風は時雨を庇おうとするも間に合いそうになく、このまま被弾か……と砲撃を受ける覚悟をしていた時雨だったが、猛ダッシュで向かって来た神州丸に庇われ、北方棲姫によって時雨を狙っていた深海航空機が倒される──
神州丸「はぁッ……危ない……ギリギリだったな」
北方棲姫「ナントカ間ニ合ッタ……」
時雨「あ……ありがとう、助かっ……って深海棲艦……!? は、早く倒さないと……!」
雪風「あれっ、しれぇもいる……というかその深海棲艦と仲良さそう……?」
タク「一旦訳をゆっくり話したいけど状況が状況だし簡易的に説明すると──」
緊急事態なのでサクッと北方棲姫が味方側にいる訳とそもそも何故自分達がここに居るかを説明をして──
時雨「なるほど……? 艦娘と仲良くしたい、裏切りの深海棲艦……。即信用出来る事ではないけど、この緊急事態だしその
雪風「しれぇが言ってる事なら大丈夫! そんな珍しい深海棲艦さんとは早くお話ししたいけど今は私達を襲ってるアイツらを倒さなきゃ……」
北方棲姫「多分コレヲ送ッテ来テル空母棲姫辺リノ深海棲艦ガ近海ニイルカモ……。マズハソッチヲ潰サナイトイツマデモ終ワラナイ……」
神州丸「ゴトシープが大活躍した前の戦いみたいだな……。深海棲艦は確実に潰したい物に対して物量で攻める作戦を好むのだろうか……、ともかく一旦海域に出るぞ」
神州丸達が来るまでは迎え打つ事しか出来なかったが、深海棲艦と戦える者が2人も来た事により大元を潰す為いざ海域へ──
襲って来る深海航空機を辿って行くと大元たる深海棲艦を発見、その深海棲艦は時雨達を迎え打つも単体でしかいなかったので袋叩きに遭って撃沈、勝利を収めたのであった──
雪風「さて! 戦いも終わったし北方棲姫ちゃんとお話ししたいけど……なんかみんな急ぎたそうだね?」
神州丸「すまない、今は一刻も早く舞鶴鎮守府に向かいたい。陸軍が乗っ取られていると熊野丸に伝えなければならない……」
時雨「陸軍が乗っ取られている……、僕のスパイ仮説とは少し違かったけどそれ以上に不味いことになってたんだね……。佐世保に最近来たあきつ丸さんにも伝えてあげてね」
タク「勿論、熊野丸の件が終わったら速攻佐世保に向かって伝える。2人も早めに帰ってその傷を入渠で治しておきなね」
そして3人は再び舞鶴鎮守府に向かって飛び立つ。時雨と雪風はこの襲撃によってボコボコになった旅館を出来る範囲で直してから帰還を開始
少しして3人は舞鶴鎮守府に到着……するも、こっちこっちでまた何かの襲撃に遭っており──
神州丸「……さっきは
タク「……ん、あそこに居るのダークボーンじゃん、アイツ何やってんだあそこで」
タク提督が創り出した魔物が何故か舞鶴鎮守府におり、何故か深海信者と戦っていた
とりあえず加勢して深海信者の討伐を果たす
そしてタク提督はダークボーンがここに居た訳を本人に問うと……陸軍が怪しい事をしているという情報を仕入れた為、その時の最寄の鎮守府にて陸軍である熊野丸の動向を伺っていたらしい
タク「流石ダークボーン! 陸軍の不穏な事をいち早く察知していたか!」
熊野丸「ど、どういう事だ! 神州丸殿も何か説明しろ…!」
神州丸「……残念ながら不穏なのは本当だ。そこに居るこちら側に寝返った北方棲姫から聞いた事を話そう」
神州丸は陸軍で起こっている事、将軍が深海棲艦によって既に殺されていて成り代わられている事を伝える
熊野丸「な、なんだと……!? つまり俺達は偽の将軍に騙されていた……?」
神州丸「……そういう事になる。悔しくて堪らない……。……熊野丸よ、共に将軍殿を殺した深海棲艦を殺し、仇撃ちをしないか?」
熊野丸「勿論だ、俺達を騙していた事にもイライラするしな!!」
神州丸「ありがとう。さて、次は佐世保にあきつ丸にもこの事を伝えなければならない。共に向かうぞ、あきつ丸は正直何をしでかすか分からない……」
タク「……ん、共に向かうって事は私3人を同時に持ち運ばなきゃいけないんか……?」
北方棲姫「……ガンバレ提督サン」
タク提督の負担が少し増えたが、あきつ丸が何もしない内に佐世保に向かう4人
高速で向かったが時間はすっかり夜になっており、タク提督は3人も一気に持ち運んだ事で流石に息切れ
今回は特に深海棲艦や深海信者の襲撃を受けておらず、見張りの人間に事情を話すとすんなりと中に入れてもらえた。北方棲姫の事は神州丸の服の中に隠す事でなんとか通す事に成功
あとは佐世保の鎮守府のどこかにいるあきつ丸を探すだけだが中々見つからない
途方に暮れていると北方棲姫が何者かが提督の寝室に入って行く姿を遠目で見えたと言う。それがあきつ丸かもしれない為4人も提督室に向かう
その提督室では、風邪で眠る提督を横目に拳銃を持つあきつ丸が──
あきつ丸「……これが陸軍の為、であります。将軍殿の命令は絶対……佐世保の提督を始末せよとの命令を自分が受けた以上、提督殿の死は決まったも同然……陸軍と将軍殿の為、その命……頂戴するであります」
明地提督に頭に拳銃を当て、いざ発砲をしようとした瞬間……神州丸に
あきつ丸「神州丸っ!? な、なんの真似でありますかっ……!? その手を離せッ……!」
神州丸「殺してはダメだっ! 貴様が受けたその命令は偽の将軍からの物っ……!」
神州丸は将軍が深海棲艦に殺されて成り代わられ、陸軍が乗っ取られている事を話すが、すぐには信用してもらえず……しかし将軍の事を溺愛、依存し嘘でも『もし死んだら』の様な話題に対して機嫌が悪くなる神州丸が将軍が殺されたと発言するという事は嘘臭くても本当の事か、神州丸が逆に乗っ取られているかとの事なので発言が本当である事を証明する為、別室にてあきつ丸によって身包みを全て剥がされる神州丸であった
何者かの変装では無いことが判明し、将軍が殺されて陸軍が乗っ取られている事を流石に信じたあきつ丸
あきつ丸「むむむ……ここまで嘘である証拠が無いと信じざるを得ませんねぇ……。偽物に騙されていた事が悔しいであります」
神州丸「あぁ、本当……悔しい。……明日、呉の鎮守府……今は白亜香とかいう名前で活動してるあそこに集合し、そこから陸軍本部に出撃して将軍殺しの犯人を殺しに行くぞ」
こうして陸軍艦娘の3隻が揃い、神州丸の復讐の準備は整った。今日は夜も遅く、眠気もあるので佐世保に泊まる事に
そして翌日、佐世保の面々に別れの挨拶を済ませた後はタク提督が4人を抱えて白亜香までひとっ飛び、丁度帰っていたダークボーンと鎮守府で留守にしているであろうカーラを連れて復讐に行こうとしたがどうやらカーラはたまたま入った深海信者討伐依頼を引き受けて留守にしていた為、カーラ抜きで神州丸達は陸軍の本部へと向かう、全ては仇撃ちの為に──
しばらくして陸軍本部に到着するも、まだ本物の将軍が生きていると信じている無数の一般陸軍が見張りから何まで邪魔をしていて──
神州丸「……さて、どうしたものか。無関係な彼らに危害を加える訳には行かないし、かと言って本艦達はともかく海軍である提督殿や深海棲艦である北方棲姫、それに得体の知れない怪物は黙って通してはくれないだろう……」
タク「それに関しては大丈夫、我ら魔物お得意の危害を加えず無力化する眠りの魔法を使えば良い。やれダークボーン」
タク提督に命令されると徐にカタカタと音を鳴らして眠りの魔法を一般陸軍達に放ち、全員その場でバタッと眠り始める──
神州丸「流石だ……、行くぞっ」
見張りが寝ている間に潜入。中でまだ起きている人達にも漏れなく眠りの魔法で無力化し、将軍室に到着
将軍「……神州丸にあきつ丸、熊野丸か。どうした海軍の魔物を連れて来て、まだ其奴に効く銃の用意は終わっていないが……」
神州丸「……流石、演技がお上手ですね。殺人犯さん、本艦達はもう見抜いているのですよ……貴様が本物の将軍では無い事を」
北方棲姫「コノ気配ハ間違イナク深海棲艦! ……匂イ的ニ多分、
将軍の中からモワモワと抜け出て来たその影は北方棲姫の言う通り、深海擱座揚陸姫へと変化して行き──
深海擱座揚陸姫「……ヘェ、コイツガモウ死ンデル事ニヨク気ヅイタワネ! ソレトモソコニイル裏切リ者ニ教エテ貰ッタノカナ? アハハハッ、マァ良イワ……コウナッタ以上、生キテ帰スモノカヨォ……! 魔ノ提督モ陸軍ノ艦娘共モ裏切リ者モ、全テ殺シテヤルワ……!」
陸上での深海棲艦との戦いが、神州丸達の仇撃ちの戦いが今始まる──
深海擱座揚陸姫「デモオ前達ハ5人モイテ私ハ1人、コンナノ不公平ジャナイ? アハハハッ……来ナサイ、私達ニ命ヲ捧ゲシ人間達ヨ!」
深海信者達「我ら深海擱座揚陸姫様を護衛する者!! これで数は我らが有利だ!!」
深海擱座揚陸姫が号令をかけると扉からわらわらと深海信者が現れて
神州丸「援軍か、面倒だな……」
タク「面倒だけど私の自慢の魔法を容赦なくぶっ放せる相手が出て来てくれて寧ろ嬉しいわ。深海棲艦の相手は神州丸達で、コイツらは私とダークボーンが相手してやる」
熊野丸「後ろは頼んだぞっ! 俺達はアイツを集中狙いだ……!」
タク提督に深海信者達の相手をしてもらっている間に深海擱座揚陸姫に攻撃を仕掛ける艦娘達。上手い連携プレイで装甲が薄いところを的確に撃ち抜き、少しずつダメージを与えて行く──
深海擱座揚陸姫「チッ……ナカナカヤルワネ。……ジャア私ノ攻撃ハ貴女達……デハナク! 背中ヲ向ケテルアイツニ……♡」
今自分を攻撃している艦娘ではなく援軍の深海信者と戦う為に背を向けているタク提督目掛けて砲撃する深海擱座揚陸姫。「危ないっ!!」と咄嗟に神州丸がタク提督を突き飛ばす事で直撃は避けられたが両側を挟まれ、背を向け合って戦っても後ろからやられてしまう状況をどうするかと艦娘達が考えていると──
タク「……魔力消費が多いし素直に効くか分かんないからあまり使いたくはなかったけど、こんな状況にうってつけの魔法がある」
あきつ丸「うってつけの魔法でありますか……それで戦況が良い方に傾くのなら放ってみてください」
タク「なら、お前達は"出来る限り深海擱座揚陸姫ちゃんに近づいてくれ"」
神州丸「敵に近づく……?」
提督を信じてギリギリまで近づく艦娘達と北方棲姫。「何ノ意味ガ、アルノカナァ?」と挑発する深海擱座揚陸姫、そして得意気な顔をしながらタク提督はうってつけな魔法を放つ──!
タク「座標反転! プレイススワップ!」
気合を入れて魔法の名前を叫ぶと一瞬にしてタク提督自身と深海擱座揚陸姫の場所が入れ替わり、背を向けて戦う必要が無くなった
タク「ふぅ成功……こういう魔法は通るんだな」
神州丸「なるほど、入れ替わった後に出来るだけ距離を取れる様に近づく必要が……」
あきつ丸「地味な効果ではありますが……これは戦況が多少は良くなりましたね」
深海擱座揚陸姫「小癪ナッ……! マァイイ……コノ程度ハ然シタル問題デハナイ……ドノ道オ前達ハ死ニ行ク運命ナンダヨッ!」
怒り出した深海擱座揚陸姫は深海信者達に自分を囲う様に護衛させるも、有利になった神州丸達が"ボス戦はまず周りの雑魚から"と言わんばかりに深海信者達を討ち倒して行き、遂には深海擱座揚陸姫のみとなるが、彼女も本気を出してオーラがオレンジ色に変わり、"壊"形態と化す──
深海擱座揚陸姫「モウ許サナイ……オ前達モココデ擱座シテ死ネ……!! 動カナクナレェッ!!」
怒りに任せて先程より火力の上がった砲撃を神州丸に放ち、一部艦娘は回避するも熊野丸のみ少し命中してしまう。そして反撃として艦娘達の全力砲撃が放たれるも深海擱座揚陸姫はその艤装の硬さで全て防ぎ切ってしまう
神州丸「か、固い……」
深海擱座揚陸姫「知ラナカッタァ? コノ形態ニナルトネ陸軍ノ艦娘如キノ攻撃ナンテ喰ラワナイノヨ! アトハジックリト甚振ルダケ……!」
あきつ丸「おい魔物! こういう状況にうってつけの魔法とかはないのか……!」
タク「敵の防御力を下げる魔法はあるにはあるけど深海棲艦にこういうのは効かないんだよな……」
北方棲姫「ポ……魔法ニ頼ラナクテモ大丈夫、私ナラ分カル……多分コレハ特定ノ艦娘以外カラノ攻撃ヲ寄セテナイ、ソシテ深海棲艦以外ニハ見エナイバリアミタイナ物ヲ纏ッテル……。艦娘側カラノ解除ハ出来ナイケド深海棲艦同士ナラ解除ハ簡単……バリアニ攻撃スルダケ……!!」
深海棲艦同士なら簡単に破れるバリアを破壊する為、攻撃に乗り出す北方棲姫、しかしそう簡単に解除はさせまいと回避に専念する深海擱座揚陸姫
深海擱座揚陸姫「艦娘トノ平和ヲ望ンダアマリ、戦イ慣レテナイ裏切リ者ノ攻撃ナンカ当タンナイワヨ。ソシテコウシテ逃ゲナガラチマチマ攻撃ヲバラ撒イテオ前達ヲ疲労サセテカラ殺シテアゲル……!」
北方棲姫「ゼ、全然当タラナイ……戦闘訓練ノ時トハ全然違ウ……」
神州丸「……我らの攻撃が通らない以上、やる事は奴の動きを封じるなり鈍らせる事だが……どうするべきか」
タク「ならこうして……やるっ!」
発言と共にタク提督は深海擱座揚陸姫の元にしがみ付いて動きを封じ始める──
タク「魔法も攻撃も効かなくても、直接いやがらせをするくらいはやれるんだよ!! さぁほっぽちゃん、私ごと撃ってコイツのバリアを破壊しちゃいな!」
北方棲姫「ポ……当タッタラ結構痛イカモ……ゴメンネ……テイヤッ!」
動きを封じられた深海擱座揚陸姫は流石に攻撃を回避出来ずに北方棲姫の攻撃がタク提督の体を掠めながらも命中。「バリア……割レタ……!」と北方棲姫が言っているので見えないバリアは無事に破壊される──
深海擱座揚陸姫「ヨクモ! ヨクモヨクモ私ノバリアヲ……! トイウカオ前達ニ不意打チスル為ニ手配シタ"近場ノ深海信者ノアジトノボス"ノ奴ハ何ヲヤッテル……!?」
「その人、恐らくもうこの世にいない……」と、部屋の外から聞き覚えのある声が──
カーラ「ごめん、大事な日に依頼が入っちゃって遅れちゃった……でも、運が良かったみたいだね……たまたまこの人の手下がターゲットだったみたい……」
タク「なるほど、そいつは幸運だ……よくやったカーラちゃん」
神州丸「感謝……。……深海擱座揚陸姫よ……お前はもうここまでだ……皆、行くぞっ!!」
バリアの破れた深海擱座揚陸姫に一斉攻撃をする艦娘達。全身を砲撃され続けて最後に北方棲姫の航空機による攻撃もモロに被弾して瀕死の重傷を負って倒れ込む──
深海擱座揚陸姫「何故ダ……何故コノ私ガ……ソモソモ……北方棲姫サエココニイナケレバ……」
タク「種族上、そちら側寄りではある私なら分かるぞ、異端児は怖いよね……だからこそ大切に扱っていればこうはならなかった、という事を冥土の土産として教えといてやる」
あきつ丸「正義は必ず勝つ、であります……ではトドメを……」
神州丸「待て、あきつ丸…………」
トドメを刺そうとするあきつ丸を止め、瀕死の深海擱座揚陸姫に躙り寄る神州丸。すると懐からナイフを取り出し、深海擱座揚陸姫を仰向けにさせると敢えて的確に急所を外して滅多刺しを始める──
熊野丸「お、おいっどうした神州丸……!?」
神州丸「どうしたもこうしたもない…………この深海棲艦には簡単には死なせぬ……将軍殿の負った傷、私の心の深い深い傷、それらと同等の痛みを味合わせてから苦しみに苦しませてから殺すッ……!!」
その手に持つ拳銃の様な艤装で深海擱座揚陸姫の腕や肩に何度も発砲し、そしてナイフで手首を刺して切り落とし……耳や目にも何度も切り付ける──
あきつ丸「も、もうトドメを刺さないか……? 恨みはもう晴らしただろう……?」
神州丸「まだだ……まだまだ……本艦の大切な将軍殿を奪って行った怒りと悲しみはこの程度では収まらぬ…………」
北方棲姫「深海擱座揚陸姫チャンガ悪イトハイエ、チョットダケ可哀想……」
タク「ま、気が済むまでやらせておこう。艦娘も人間も、復讐鬼と化すとホント怖いねぇ……」
カーラ「……気持ちは分かる。大切な人を奪って行った張本人が目の前で死にかけてたら出来るだけ苦しませてから殺したくなる……。それを考えると神州丸さんは可哀想……相手が相手だから苦しませるレパートリーがあまり無い……」
深海擱座揚陸姫「モ、モウ……死ナ……ゼロ……」
数十分に渡って苦しませは続き、神州丸が満足したところで完全にトドメを刺し、深海擱座揚陸姫は討伐される──
その後眠りから目覚めた一般陸軍兵士達に事情を伝えると様々な事実に混乱し始めるも、将軍の次に偉いであろう人物が場を納め、その後将軍の葬式が行われた──
神州丸は勿論、あきつ丸や熊野丸、将軍を尊敬していた一般陸軍達は葬式中に泣いていた──
その頃タク提督と北方棲姫、カーラは将軍室に放置されていた深海擱座揚陸姫の死骸を大きな袋に入れてから海に処理しようとしていた──
タク「深海棲艦の死体って海に沈んでくれないと処理めんどくさいんだね……しかも神州丸ちゃんが滅多刺しにしたからその分処理が……」
北方棲姫「滅多刺シ、止メテオケバヨカッタトチョット後悔中……」
カーラ「艤装が……重い……」
なんて会話をしながら袋に入れ終え、近場の海に放り込む……すると放り込んだ場所から泡がボコボコと言い出して見知らぬ艦娘が姿を現す──
北方棲姫「コレハ……?」
タク「これは……前に加賀さんが言ってた艦娘のドロップ現象だっけ……。こういう状況でも起こるのか……そして君は誰? ちょっとだけ深海擱座揚陸姫に似てるけど……」
??「えぇっと……頭がボーッとしてるけど挨拶しなきゃ……、私の名前は
第百一号輸送艦こと、モモちがドロップ現象で誕生を果たす──
カーラ「私はカーラ……カーラ・ロドリゲス、よろしく」
タク「私はアイテンタクル、色んなやつからタク提督と呼ばれている。あとそこにいる北方棲姫ちゃんは良いやつだから安心してくれ。……それでモモちちゃんはこれからどうするの? 行く宛が無ければとりあえず我が鎮守府に来るか? ちょっと遠いけど……」
モモち「はいっ! 是非行かせてください! 提督のお役に立てる様がんばります! ……この深海棲艦さんは良い子と言われても少々不安ですけどね」
北方棲姫「ポ……気持チハ分カル……普通ハ私ノ様ナ奴ハ信用出来ナイッテ……。デモユックリ仲良クシテイコ〜ッ」
新たな鎮守府の仲間となったモモちを連れ、葬式終わりの神州丸達と合流し、新人のモモちを神州丸に紹介する──
神州丸「第百一号輸送艦……確かに長い呼び名。モモちという渾名は適切だな」
あきつ丸「なーんか……どこかで見た事がある様な気がするであります」
モモち「何故でしょう……神州丸さんを見ると体が震えてしまいます……」
熊野丸「大丈夫か? 神州丸は然程怖くは無いと思うが……まさか」
タク「絶対ついさっきの深海擱座揚陸姫時代の記憶少しだけ引き継いでるなコレ」
北方棲姫「アンナ殺サレ方サレチャッタラ……マァウン……チョットハ神州丸モ悪イカモ」
ドロップ現象が起こる事は知らなかったとはいえ、怖い思いをした記憶を引き継がせてしまった事に謝罪する神州丸、気にしていないと言うモモちであった
事が済んであきつ丸と熊野丸はそれぞれの鎮守府帰還し、タク提督達もモモちを連れながら白亜香へと帰還して行く……タク提督が他4人を抱き抱えながら──
神州丸「……死んでしまった将軍殿の為にも、生きていかねば……。深海棲艦の脅威を退け、世界を平和にするという意志を継いで……」
タク「世界平和にはあんま興味は無いけど、目的を達成するとそうなるからな、頑張ってこうぜっ」
カーラ「平和にも興味持って……そういうところはやっぱり他の魔物と同じだね……」
そして鎮守府に帰還。どうやら留守にしてる間もエリーが演習などの提督業を頑張っていた様で様々な艦娘が改装を終えるほど強くなっており、暁と響は改二相当へと成長を遂げていた──
響「ひび……
タク「ゔぇーる……? カッコいい名前を名乗りたくなるお年頃ってやつ……?」
暁「そういうのじゃなくて……まぁ、色々事情があるのよ事情が」
モモち「改装……いつかしたいですね……!」
エリー「いっぱい訓練して強くなったら出来ますから頑張りましょうね♪ あ、上官様、私の頑張りを自慢したいのと一部強くなった艦娘が上官様にその姿を見せたいとおっしゃてる子が居ますので少々紹介してもよろしいでしょうか?」
タク提督はエリーに連れ回され、強くなった艦娘の紹介をされて……先日から“弱かったけど強くなれた自分を自慢したい"という気持ちでいっぱいだった曙はついにタク提督にその姿を披露、その成長をすんごい褒められご機嫌な曙であった──
そしてその日の夜、早めに仕事を切り上げたタク提督はベッドに寝転がり、エリーも仕事自体は切り上げて夕立の部屋で夕立や同部屋の艦娘とのパジャマ女子会を開いていた──
翌朝──
??「やっと着いたわ、呉鎮守府……! 近場に人は……」
エリー「あら、おはようございます♪ どちら様でしょうか……?」
規則正しく早朝に起きるエリーは鎮守府の入り口の前に佇む謎の艦娘を見つける。その名前を聞くと"叢雲"というらしく、どうやら前にここの鎮守府で活動していたとの事で……
叢雲「ここの提督のお名前って聞けるかしら……?」
エリー「はい、大丈夫ですよ♪ この白亜香……あ、いえ呉鎮守府の提督はアイテンタクル様、通称タク提督ですわ♪ あとは一応タク提督様が不在の日には私エリー・バートンも代わりに提督業務をしています」
叢雲「タク……エリー……どちらも聞いた事が無いわね……。この鎮守府、前にも提督がいて前の提督の名前は青木さんって言うんですけど……知ってますかね?」
エリー「うーん……聞いた覚えはないですね……」
叢雲「……そうですか……、急に押しかけてすみませんでした、ではっ……!」
何やら暗い表情をしながら帰って行く叢雲、するとたまたま早起きした明石が青木提督とやらに聞き覚えが、そして叢雲自体にも見覚えがある様で──
明石「この子! ここが白亜香って名前じゃなくて呉鎮守府だった時代の一番の古株ですよエリー提督っ!!」
エリー「えっ、そうなんですか!?」
叢雲「貴女明石じゃない!! えっ、また会えるなんて……!」
明石が騒ぎ始めた事で普段遅めに起きるタク提督や疲れて眠っていた夕張も飛び起きて来て、そして夕張もまた叢雲の姿を見て驚く
タク「んーと、この叢雲って子は前の提督の時代の艦娘って訳か、でその人がまだ生きててここで再び提督業をしてると思って来た感じ?」
叢雲「そういう感じです。いっぱい話題を聞くし生きてると思ったんだけどな……私の旦那さん……」
エリー「旦那さん……という事は結婚してたんですか!?」
明石「ケッコンカッコカリ、ですね。元々その関係だったんですけど襲撃によって……」
夕張「カッコカリ以上に仲良かったわよね、ほんと……」
叢雲「えへへ……まぁ、ここまで来たもう一つの理由に私から幸せを奪った深海棲艦に復讐する為なのもあるし……決めた、タク提督さん! 私をここの艦娘にさせてくださいなっ!」
タク「えぇぇ急な加入希望者! 良いけども! てかまた復讐鬼!」
明石「良かったですねぇ、叢雲ちゃんはとっても強いですよ! これからの深海棲艦戦できっと役に立つはずです!」
エリー「それは頼もしいですね♪ まずは実力確認がてら早速演習のお時間です……!」
神州丸の復讐も無事終わり、そして前日の
強力な戦力が加わり、タク提督の目的である深海提督の闇を奪う事にまた一歩近づくのであった
神州丸「……ケッコンカッコカリ……か。確かアレには……」
〜次回へ続く〜
オマケtext
佐世保鎮守府にて──
あきつ丸は先日の戦いを他の艦娘達に話していて──
あきつ丸「……と、いう事がありまして」
時雨「それは大変だったね……でも、将軍さんを殺害した犯人を倒せて良かったね……」
電「もしも司令官さんが同じ目に遭ったら……と考えるとそれだけで泣きそうになってしまいそうです……」
そして舞鶴鎮守府でも、熊野丸は先日の戦いの事を他の艦娘達に話していた……が、流石に神州丸の滅多刺しを幼き提督が聞いてる可能性のある場では話せなかったとか
……………
??「まさカ深海擱座揚陸姫がやらレるトハ。ソレに北方棲姫が生きテルのはどういウ事だ」
北方棲妹「申シ訳ゴザイマセンッ……! 爆風ノ煙ガ晴レタ時ニハ姉貴ノ姿ガ見当タラズ、テッキリ爆散シタモノダト……」
??「まァ、そうイう勘違イモある……仕方ナい仕方なイ。ソレよりモあの提督共……タクと言っタか、エリーと言っタか、厄介過ぎるワネ……。どちラカを始末するナり拉致しなキャね……。トいう訳で頼んだワヨ、北方棲妹ちゃン……」
北方棲妹「勿論デス……、姉貴ノ姉貴ノ死骸ヲ使ッテ改造シタ新タナ"水鬼"ト共ニ出撃シテドッチカハ始末若シクハ拉致ヲシテ来マス……! 首ヲ洗ッテ待ッテイロ、提督共……ソシテ姉貴ッ!」