HELLSING D×D   作:愛狂者

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お待たせしました。


2話

レーティングゲーム当日、アーカード達は会場の入り口に来ていた。

 

「アーカード・ヘルシング様ですね。御一行様方達もよくぞおいでなさいました。どうぞこちらへ」

 

アーカード達が着いたと同時に迎えにきた受け付けが恭しく頭を下げ、会場へ案内していく。

観客席に立ち入るとそこに招待されていた様々な来賓の悪魔達が騒ぎたす。

 

「あれが、ヘルシング家次期当主アーカード・ヘルシングか・・・」

 

「うむ、噂に聞いていたとおり中々見所があるな・・・」

 

「ふんっ。あんな若造が・・・。何故当主は来ない?」

 

など、色々な囁き声があちらこちらから聞こえてくる。

アーカード・ヘルシングーーーーーヘルシング家。

それは、ここ数十年で拡大してきた家柄だ。爵位は伯爵である。その背景は、簡単だ。前代当主がヘルシング家の方針の切り替えでいいまでの何処にでもある経営から一転して化け物狩りを主体としたからだ。

そして声を無視しながら案内人に着いて行くと前から紅の色の髪の男が歩いてくる。

 

「これは、アーカード君。私の妹のゲームを見に来てくれたのかい?」

 

「これは、魔王サーゼクス・ルシファー様。ご機嫌麗しゅう。御招待のお手紙を頂きましてね」

アーカードが頭を下げる。それに合わせて他の一同も頭を下げる。

魔王、名の通り悪魔の王。

そして目の前の男性が魔王であるサーゼクス・ルシファーだ。

しかし、今サーゼクスはリアス・グレモリーのことを妹と言った。無論これにもわけがある。

昔に悪魔、天使、堕天使をまとめて呼称する三大勢力で戦争があった。しかしそこに二天龍と呼ばれる他のドラゴンよりも遥かに強い2頭のドラゴンが現れそこで争いを始めた。

これにより三大勢力は一先ず停戦としドラゴン達をなんとかすることになった。

そして二天龍は三大勢力の天使陣のトップである神が創り出した神器(セイクリッド・ギア)というものに封印され、戦争は終結した。

その時に4人いた魔王が亡くなり、それに慌てた悪魔達は強い悪魔を魔王に据え置いた。そのうちの1人がサーゼクス・ルシファー。つまり、ルシファーは役職名であり、本名はサーゼクス・グレモリーである。このことから、リアス・グレモリーはサーゼクス・グレモリーの兄であるということが伺える。

 

「そうか。ところでインテグラ殿は?」

 

「依頼でございます。よって私共が参上致しました。」

 

「それは御苦労。あ、そうだ。せっかくだからこっちに来て見てみないかい?噂でも有名な君のことだから少し興味を持ってね。ほら、リアスと同じ今期の若手悪魔であるから」

 

先程から変わらず優しい笑みをうかべている魔王の発言に周りの悪魔達が騒ぎ出す。

 

「なっ!魔王様!それは些か度が過ぎますぞ!いくら冥界に貢献しているからとて流石にこのようなことは見逃せませんぞ!」

 

「ええ、その通りです。私はただの悪魔ですから。流石に魔王様の御提案に乗っても目立つことは今避けたいので」

 

サーゼクスに物申した悪魔に便乗するようにアーカードも答えるが、その答えを聞いて周りの悪魔達は、

 

『いや、もう、若手悪魔が魔王様に声を掛けられている時点で無理だろ!』

 

と揃えて心の中で叫んだ。

そのあと2、3個質問がサーゼクスからアーカードへされた。

 

「それでは魔王様、私はこれにて失礼致します」

 

「うん、呼び止めてすまないね。ゆっくり楽しんでいくといい」

 

「感謝いたします。それでは」

 

サーゼクスから離れたアーカード達は自分たちの用意されてる席へと向かう。ちょうどアーカード達が席に着いたと同時にアナウンスが流れる。

 

『皆さま。このたびグレモリー家、フェニックス家のレーティングゲームの審判役を担うこととなりました、グレモリー家の使用人グレイフィアでございます。我が主、サーゼクス・ルシファーの名のもと、ご両家の戦いを見守らせていただきます。どうぞ、よろしくお願い致します。さっそくですが、今回のバトルフィールドはリアス・グレモリー様とライザー・フェニックス様の意見を参考にし、リアス様が通う人間界の学び舎『駒王学園』のレプリカを異空間に用意しました。両陣営、転移された先が本陣でございます。リアス様の本陣が旧校舎のオカルト研究部の部屋。ライザー様の本陣は新校舎の生徒会室。『兵士』の方は『プロモーション』をする際、相手の本陣の周囲まで赴いてください』

 

 

 

リアス・グレモリーはレーティングゲームの説明を聞きながら熟考していた。

今回、グレモリー家当主とフェニックス家当主がこちらの意向を無視して決めたものだ。

私だって家ののことに関することだから結婚は覚悟してるわ。けど、せめて結婚相手ぐらいは自分で選ばさせて欲しい。フェニックス家当主には悪いけど、ライザーはあまり自分のタイプでは無い。ましてやライザーは私の事をグレモリー家次期当主としてしか見ていない。私はリアス・グレモリーとしてみてほしいわ。

でも、それはゲームに、負けた時だけ。私は、ううん。私達はそうならないためにも絶対負けはしない。ライザーになんか負けて溜まるものですか。

しかも、今回のゲームに最近台頭してきたヘルシング家の若手悪魔の次期当主、アーカード・ヘルシングが見にきてるみたいじゃ無い。無様な負け姿は見せられないわね。何としてでも負けるわけにはいかない。朱乃や裕斗や子猫、イッセー、アーシアのためにも。

 

 

 

『それでは開始いたします。なお制限時間は特にございませんので・・・・・・それでは、ゲーム開始です』

 

 

 

そうしてゲームは始まる。




主人公はアーカードに近い考え方をしていますが、一応オリ主なのでアーカードとは少し違います。
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